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6.供述
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王城へと戻り、夜の舞踏会に備えてそれぞれの部屋へと向かった。
「なんであんなことしたんですか?」
思わず口について出た。話しかけられる立場でもないのに、イリスの部屋で二人きりになった途端しゃしゃり出てしまった。
「……抱いたあと馴れ馴れしくなるのはなんでなんだろうね……立場は変わってないのに」
イリスは両手をあげ、目的はどうした?とばかりに呆れた目を向けてきた。召し替えは俺の仕事だ。
「申し訳ございません。イリス様のことが心配で……まことに勝手なことでありますが」
「心配? 俺の命を狙った張本人が?」
イリスは皮肉げに口元を吊り上げ、上着を脱がせ始めた俺を覗き込んできた。
「……断罪される覚悟はあります」
「へえ。じゃああの毒針を持って近衛兵のもとへ行きなよ」
あっさりと言われて面食らう。
毒針さえ手に入れたら逃げおおせることになるが、いいのだろうか。万が一捕まったとしても、証拠がないとなれば、言い逃れることができる。
本気で俺のことなんてどうでもいいのだろうか。
暗殺未遂を見破られた直後に抱かれて、それ以降もイリスは俺を近衛兵に突き出そうとしなかった。なにか裏があるものと考えてそばにいたものの、誰に告げるでもなく行動を起こす気配もない。
「……承知いたしました」
バレた時点で逃げることなど不可能だと覚悟していたが、本気で自首を促しているのならとんずらするチャンスだ。
もしかしたら、クリステルは愚鈍だから、渡したとして逃げ出すことはないと考えているのかもしれない。
確かに前世の記憶を取り戻さなければ、逃げても露頭に迷うことになっただろう。しかし、いまなら田舎でスローライフくらい……いや、それはさすがにラノベの読み過ぎか。どこかの下男に雇ってもらうくらいが関の山だ。それでも、事務作業なんかでのし上がれるかもしれない。そんなラノベもあったと思い出しつつ、意外に生きていけるかもと希望が見えてきた。
「どこやったっけ?」
考えていたところ、着替えを終えたイリスがベッドのサイドテーブルへと行って、なにごとかとがさがさやっている。
「何をお探しなのですか?」
「毒針だよ」
「イリス様はデスクの中に仕舞われておられました」
「ああ、そうだ」
イリスはサイドテーブルの引き出しを閉め、デスクのある部屋へと向かい出した。
「鍵のない場所に入れていたのに、なんで持ち出さなかったの?」
「……イリス様のものに勝手はできません」
「俺のじゃない。きみのだろ? ……はい」
戻ってきたイリスから、不要品のようにそっけなく手渡される。
「……あ……りがとうございます」
呆気なくも自由の身となった。
「最後にもう一度抱きたかったけど、まあいいや。きみくらいの相手なら他にもいるし」
きょとんとしていた俺の耳に、抑揚のない声が突き刺さった。
イリスはもう一度抱いてくれるつもりだったのだろうか。あの快感をもう一度? いやいや期待に熱くなっている場合じゃない。
「あとはもういいよ。舞踏会にはブルーノについてきてもらうし……じゃあ、よい絞首刑を」
呆然と間抜け面をしている俺に、イリスはひらひらと手を振って洗面所のほうへ消えていった。
このまま部屋から出ていけば、終わりだ。誰に追われることもないし、暗殺未遂という罪から解放される。王城を出るにしてもイリスからの用事だなんだと適当に言えばいいわけで、王都へ出てしまえば誰にも顔を知られていない。
まごつきながらも毒針をポケットの中へと滑らせ、ドアのほうへと向かおうとした俺は、しかし途中で足を止めた。
「……イリス様」
止めた足を、俺はなぜか反対のほうへと動かした。洗面所のほうへと行き、きょとんとした顔のイリスと目を合わせ、これまたなぜか頭を下げた。
「なにやってんの?」
まったくだ。俺はなにをやっているんだ?
「あの……わたしがお供します」
「どこに?」
「ご予定の舞踏会であります」
「なんで?」
イリスの眉根が訝しげに寄る。俺も寄せたいくらいだ。わけがわからない。しかし、止まらない。
「……イリス様のお命をお護りするためです」
口から出た言葉に、自分でびっくりした。イリスも虚を突かれたようで、はあ?と呆れ顔になった。
「おまえの警護なんて必要ない。俺より弱いのだし……というか、剣など握れるのか?」
「いえ。身体を張るくらいしか……ですが、陰謀を探る程度のことはできるかと」
「陰謀?」
「イリス様はお命を狙われております。わたしが言う立場ではありませんし、弁明するつもりではないのですが……」
「俺の命が狙われるのは当然だろう。誰だと思ってる? 男娼と勘違いするほど阿呆なわけではあるまい?」
勘違いはしていないがアホではある。逃げないばかりか、従者の仕事を逸脱するような世迷言を口にしているのだから。
「わたしに毒針を渡してきたのはウルヤナです」
「……誰?」
「エデュアルド様の従者をしております」
ぴんとこない様子のイリスに説明したものの、ふうんと興味がなさそうにつぶやいただけだった。実行犯の俺を逃がすだけでなく、黒幕の正体に関してもどうでもいいらしい。
「イリス様は、なぜ俺を逮捕させないのですか?」
「え?」
「騒ぎにして、護衛が強化されるのを面倒と感じたからですか?」
「いきなりなに?」
「わたし以外にもイリス様のお命を狙う者がいるかもしれません」
「……よく喋るね。抱いたせいで調子に乗っちゃった?」
調子に乗っているのは少しあるかもしれない。クリステルがいくら愚鈍でも、こんな口を効いたりはしなかった。しかし、止めようにも抑えられないのである。
逃げ出せばいいし、身を滅ぼすことだとわかっている。それなのに、支配されてしまった。
好奇心という、抑えがたいほどの欲求に突き動かされてしまっている。
「ユングストレーム公爵の怒りを煽るような真似をされたのはなぜですか? わたしにはイリス様自らが敵をつくっていらっしゃるように見受けられました」
ゲームの世界へ転生したというラノベでは、先の展開を回避しようと主人公が行動するドラマが展開される。しかし多くがゲームの強制力なるものによって、危機的状況には必ず追い込まれてしまう。盛り上げるためのスパイスであろう虚構の話だが、現実に虚構的な世界に生きている現状、可能性があると考えた。
つまり、俺がイリスを殺さなかったとしても、他の誰かによって殺されるのではないかと思いついたのだ。
「敵なんてたくさんいるよ」
「イリス様のお立場では当然のことと存じますが、わたしが申し上げたいのは、ご自身でわざわざ敵意を引き出されているように感じられたということです」
「うん。そうだね」
イリスは当然とばかりの顔で、あっさりと肯定した。
「敵はつくらなきゃ現れないじゃないか。俺が優秀過ぎるせいだけど、父上が名君のせいで近隣諸国と戦争を起こすのも一苦労だし、スリルを楽しむには恨みを買って狙われるくらいしないと」
「……申し訳ございません。理解が追いつかないのですが、イリス様が自ら恨みを買うような真似をされて、暗殺させるよう仕向けられているとおっしゃられているように聞こえてしまいました」
「理解してるじゃん。そのとおりだよ。誰だっけ……ウラヤナ?」
「……ウルヤナです」
「そのエデュアルドの従者のも、俺が手を回したやつの差し金だと思う。毒草の話はネーヤにしていたから、おそらくそれを生成したものなんじゃないかな」
目が点になるとはこのことだ。イリスの話が事実なら、暗殺の黒幕とはつまり殺される本人ということになる。
「……そういうこと」
俺を見ておかしげに噴き出したイリスは、「そろそろ行かないと」と言ってドアへと向かい出した。
なぜそんなことを? 困惑する話だが、嘘をついているようには見えない。そもそもがつく必要などないし、事実とするなら俺を突き出さなかった理由にも頷ける。先に暗殺される可能性を考慮して、早い所炙り出そうという魂胆なのだろうか。凶器のアイデアを持ち出したのも、回避するための事前策としてなら考えられなくもない。
「きみが逃げないんなら、ブルーノのことは呼ばないけど……どうする?」
やれやれといった様子でイリスに言われ、とりあえず考えるのは後だと頷き、後を追うことにした。
「なんであんなことしたんですか?」
思わず口について出た。話しかけられる立場でもないのに、イリスの部屋で二人きりになった途端しゃしゃり出てしまった。
「……抱いたあと馴れ馴れしくなるのはなんでなんだろうね……立場は変わってないのに」
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本気で俺のことなんてどうでもいいのだろうか。
暗殺未遂を見破られた直後に抱かれて、それ以降もイリスは俺を近衛兵に突き出そうとしなかった。なにか裏があるものと考えてそばにいたものの、誰に告げるでもなく行動を起こす気配もない。
「……承知いたしました」
バレた時点で逃げることなど不可能だと覚悟していたが、本気で自首を促しているのならとんずらするチャンスだ。
もしかしたら、クリステルは愚鈍だから、渡したとして逃げ出すことはないと考えているのかもしれない。
確かに前世の記憶を取り戻さなければ、逃げても露頭に迷うことになっただろう。しかし、いまなら田舎でスローライフくらい……いや、それはさすがにラノベの読み過ぎか。どこかの下男に雇ってもらうくらいが関の山だ。それでも、事務作業なんかでのし上がれるかもしれない。そんなラノベもあったと思い出しつつ、意外に生きていけるかもと希望が見えてきた。
「どこやったっけ?」
考えていたところ、着替えを終えたイリスがベッドのサイドテーブルへと行って、なにごとかとがさがさやっている。
「何をお探しなのですか?」
「毒針だよ」
「イリス様はデスクの中に仕舞われておられました」
「ああ、そうだ」
イリスはサイドテーブルの引き出しを閉め、デスクのある部屋へと向かい出した。
「鍵のない場所に入れていたのに、なんで持ち出さなかったの?」
「……イリス様のものに勝手はできません」
「俺のじゃない。きみのだろ? ……はい」
戻ってきたイリスから、不要品のようにそっけなく手渡される。
「……あ……りがとうございます」
呆気なくも自由の身となった。
「最後にもう一度抱きたかったけど、まあいいや。きみくらいの相手なら他にもいるし」
きょとんとしていた俺の耳に、抑揚のない声が突き刺さった。
イリスはもう一度抱いてくれるつもりだったのだろうか。あの快感をもう一度? いやいや期待に熱くなっている場合じゃない。
「あとはもういいよ。舞踏会にはブルーノについてきてもらうし……じゃあ、よい絞首刑を」
呆然と間抜け面をしている俺に、イリスはひらひらと手を振って洗面所のほうへ消えていった。
このまま部屋から出ていけば、終わりだ。誰に追われることもないし、暗殺未遂という罪から解放される。王城を出るにしてもイリスからの用事だなんだと適当に言えばいいわけで、王都へ出てしまえば誰にも顔を知られていない。
まごつきながらも毒針をポケットの中へと滑らせ、ドアのほうへと向かおうとした俺は、しかし途中で足を止めた。
「……イリス様」
止めた足を、俺はなぜか反対のほうへと動かした。洗面所のほうへと行き、きょとんとした顔のイリスと目を合わせ、これまたなぜか頭を下げた。
「なにやってんの?」
まったくだ。俺はなにをやっているんだ?
「あの……わたしがお供します」
「どこに?」
「ご予定の舞踏会であります」
「なんで?」
イリスの眉根が訝しげに寄る。俺も寄せたいくらいだ。わけがわからない。しかし、止まらない。
「……イリス様のお命をお護りするためです」
口から出た言葉に、自分でびっくりした。イリスも虚を突かれたようで、はあ?と呆れ顔になった。
「おまえの警護なんて必要ない。俺より弱いのだし……というか、剣など握れるのか?」
「いえ。身体を張るくらいしか……ですが、陰謀を探る程度のことはできるかと」
「陰謀?」
「イリス様はお命を狙われております。わたしが言う立場ではありませんし、弁明するつもりではないのですが……」
「俺の命が狙われるのは当然だろう。誰だと思ってる? 男娼と勘違いするほど阿呆なわけではあるまい?」
勘違いはしていないがアホではある。逃げないばかりか、従者の仕事を逸脱するような世迷言を口にしているのだから。
「わたしに毒針を渡してきたのはウルヤナです」
「……誰?」
「エデュアルド様の従者をしております」
ぴんとこない様子のイリスに説明したものの、ふうんと興味がなさそうにつぶやいただけだった。実行犯の俺を逃がすだけでなく、黒幕の正体に関してもどうでもいいらしい。
「イリス様は、なぜ俺を逮捕させないのですか?」
「え?」
「騒ぎにして、護衛が強化されるのを面倒と感じたからですか?」
「いきなりなに?」
「わたし以外にもイリス様のお命を狙う者がいるかもしれません」
「……よく喋るね。抱いたせいで調子に乗っちゃった?」
調子に乗っているのは少しあるかもしれない。クリステルがいくら愚鈍でも、こんな口を効いたりはしなかった。しかし、止めようにも抑えられないのである。
逃げ出せばいいし、身を滅ぼすことだとわかっている。それなのに、支配されてしまった。
好奇心という、抑えがたいほどの欲求に突き動かされてしまっている。
「ユングストレーム公爵の怒りを煽るような真似をされたのはなぜですか? わたしにはイリス様自らが敵をつくっていらっしゃるように見受けられました」
ゲームの世界へ転生したというラノベでは、先の展開を回避しようと主人公が行動するドラマが展開される。しかし多くがゲームの強制力なるものによって、危機的状況には必ず追い込まれてしまう。盛り上げるためのスパイスであろう虚構の話だが、現実に虚構的な世界に生きている現状、可能性があると考えた。
つまり、俺がイリスを殺さなかったとしても、他の誰かによって殺されるのではないかと思いついたのだ。
「敵なんてたくさんいるよ」
「イリス様のお立場では当然のことと存じますが、わたしが申し上げたいのは、ご自身でわざわざ敵意を引き出されているように感じられたということです」
「うん。そうだね」
イリスは当然とばかりの顔で、あっさりと肯定した。
「敵はつくらなきゃ現れないじゃないか。俺が優秀過ぎるせいだけど、父上が名君のせいで近隣諸国と戦争を起こすのも一苦労だし、スリルを楽しむには恨みを買って狙われるくらいしないと」
「……申し訳ございません。理解が追いつかないのですが、イリス様が自ら恨みを買うような真似をされて、暗殺させるよう仕向けられているとおっしゃられているように聞こえてしまいました」
「理解してるじゃん。そのとおりだよ。誰だっけ……ウラヤナ?」
「……ウルヤナです」
「そのエデュアルドの従者のも、俺が手を回したやつの差し金だと思う。毒草の話はネーヤにしていたから、おそらくそれを生成したものなんじゃないかな」
目が点になるとはこのことだ。イリスの話が事実なら、暗殺の黒幕とはつまり殺される本人ということになる。
「……そういうこと」
俺を見ておかしげに噴き出したイリスは、「そろそろ行かないと」と言ってドアへと向かい出した。
なぜそんなことを? 困惑する話だが、嘘をついているようには見えない。そもそもがつく必要などないし、事実とするなら俺を突き出さなかった理由にも頷ける。先に暗殺される可能性を考慮して、早い所炙り出そうという魂胆なのだろうか。凶器のアイデアを持ち出したのも、回避するための事前策としてなら考えられなくもない。
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だがそれはやがて、国を揺るがす陰謀と、甘く激しい恋の始まりを告げる序曲に過ぎなかった――。
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