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3. 謎の鳥居
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カーステレオからは一昔前の懐メロが流れている。
コンビニで権田はレジの女性店員と暫くの間楽しそうに話したのち、店の前で呑気にタバコをふかして戻ってきた。遅いと文句を言う僕に向かって、「いやぁ、レジの姉ちゃんが可愛くてつい話し込んじまってよ~」とへらへら返す奴のアフロに煙草の燃えカスを突っ込んでやりたい。
苛立ちのあまり曲がるべき角を通り過ぎた僕は深くため息をついた。一方通行だからUターンすることもできず大通りに出ようと右に曲がり左に曲がりしているうちに、山に囲まれた旧道のような場所に出て、小さな祠のある赤い鳥居の前を通り過ぎた。
「おい、お参りしてこうぜ!」
そう言い出したのは権田だった。
「俺今無職でさ、良い仕事見つかるようにお参りしようかなって」
正直また戻るのが面倒だったがあまりに権田がうるさいので、仕方なく戻って鳥居の前に車を停めた。奥には祠があり、可愛らしい小さな神様が祀られていた。
「仕事見つかりますよーに!」
権田は口に出して言って二回手を叩いた。
「お前も何か願い事しろよ」と権田に促され、流れで手を合わせ目を瞑ったところで考えた。
——僕は何をしたいんだ?
願い事が浮かばなかった僕は、やりたいことが見つかりますようにとだけお願いした。
コンビニで権田はレジの女性店員と暫くの間楽しそうに話したのち、店の前で呑気にタバコをふかして戻ってきた。遅いと文句を言う僕に向かって、「いやぁ、レジの姉ちゃんが可愛くてつい話し込んじまってよ~」とへらへら返す奴のアフロに煙草の燃えカスを突っ込んでやりたい。
苛立ちのあまり曲がるべき角を通り過ぎた僕は深くため息をついた。一方通行だからUターンすることもできず大通りに出ようと右に曲がり左に曲がりしているうちに、山に囲まれた旧道のような場所に出て、小さな祠のある赤い鳥居の前を通り過ぎた。
「おい、お参りしてこうぜ!」
そう言い出したのは権田だった。
「俺今無職でさ、良い仕事見つかるようにお参りしようかなって」
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