記憶を失った半年間で俺の身に何が起きた!? ~俺の彼氏は調査団の中にいる!?~

モト

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2 なぜ身体が疼くんだ※

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「────俺のアナル、開発した奴があそこ職場にいるのか?」



 眉間にシワを寄せたまま、ベッド下にある段ボールを取り出した。
 そこに入っているのは、艶やかな黒いアナルスティックだ。ここにあるということは記憶にはないが俺の持ち物なのだろう。


 何年も前に別れた恋人は赤毛巨乳のジェシカという女性だ。その前に付き合った恋人も女性。女性としか恋愛したことがない。

 ──なのにだ。
 木目な丸さを見て厭らしい気分になるってどういうことだよ。
 ムラッとすると何故か尻……アナルが疼くとか……おかしいだろう。
 そうなのだ、おかしすぎるんだ。

 ダンジョンで事故して病院で目覚めてから、俺の身体がおかしい。
 服が胸を擦れると乳首がジンジンするし、以前より乳首が腫れている気がする。
 何よりおかしいのは俺の反応だ。
 
 なぜ、乳首擦れただけで勃起しているんだ……。

 膨らんだ股間を見てどんな気持ちだったか。
 軽く死にたくなった。だが、さらに勃起すると下腹部というか……尻側だな、穴。直腸全体がソワソワする感じがしたんだ。

 もどかしいようななんとも言い表せない気分。

 
 欲求不満かと思い、入院中は筋トレに励んだ。
 勿論医者に怒られたが、考えないようにするためには必然策だった。乳首も擦れないようにピッチリした服を着てやり過ごした。


 驚いたのは身体の異変だけじゃない。

 一昨日のこと、退院して家に戻ってくると、記憶にないものが置いてあったんだ。
 ベッド下にこれアナルスティック


 ノーマルセックスしかしたことがない俺のベッド下から何故コンナモノガ出て来たのか。
 いつの間にか恋人が出来て、彼女がそういう趣味嗜好でそれで使っていたのかとも考えた。

 だけど、禍々しい黒さを眺めていると、考えまいとしていた尻の疼きを感じた。
 その瞬間、──これは自分が使っていたものだ。これの気持ちよさを知っている。
 恐ろしい事に身体の疼きでそれを自覚したんだ。


 半年間で一体自分の身に何があったのか。もはやパニック状態だった。40手間でアナルオナニーにでもハマったのかと自己嫌悪でしばらく泣いた。
 すずっと鼻水が垂れてくるので、顔を横向きにすると、シーツに俺じゃない黒髪の毛が落ちているのに気がついた。俺は茶髪。
 服にでも付いていたのかと髪の毛を持ったとき、脳裏に変なものが浮かび上がった。


『ダリアさん……っ、俺のチンコでイって』

『あっひぃ、いっ、……いぁ、っ、おくぅ、ああぁいっ、ひぃ、イ、げないっ、ムリだっ』

『チンコ擦っちゃ駄目だよ。……代わりに乳首は触ってあげるから』

『ひゃら、乳首、引っ張っ────……ぁああうぅ。出てる、出てるっ、おし、り、ぅ、は……も、……こす、らないで、くれっあぅう』


 脳裏の映像は生々しかった。
 このベッドでおっさんがアナルにチンコを挿れられて揺さぶられていたんだ。

 相手の顔はモザイクでぼやけて、声はザァーザァー砂が入って壊れたスピーカーみたいなおかしな映像。
 なのに、相手のビキビキ血管が浮き出たドでかいチンコと調査団の制服だけはリアルだった。

 単なる想像だと思いたい。でも男同士を想像出来るほど想像力は豊かじゃない。


 色々なことから真実はただ一つ──半年の間に男とセックスしていたこと。

 多分、チンコの反り方からして相手は若い。制服から職場の誰かとは思うのだが、覚えている同僚達にゲイはいないし、そういう関係に縺れるやつがいるとは到底思えない。

 にわかに信じがたいが、新入団員の誰かだ。



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