1 / 5
平凡モブのオメガがアルファに狙われています。
しおりを挟む
アルファ、ベータ、オメガの第二の性が存在する世界では、中学2年になるとバース性別の診断を国から受けるように義務付けられていた。
「え―――……はぁ。オメガか……」
性別判断であるバース診断書をみると、俺の診断結果には《近藤 満 オメガ》と記されていた。
別にたいして驚かなかった。昔から小柄だったし、何より勉強も運動も頑張っても人並み以下。
でも、改めて結果を見るとガッカリする。
「せめて、これでモブ顔じゃなくて美少年だったらよかったんだけどなぁ」
そう、俺の見た目は、低めの鼻、一重だけど小さすぎない目、大きすぎない口、ザ・普通! ザ・モブ顔! 脇役そのものだった。
自分でも特徴がないなぁと鏡を見る度、ため息が出る。
これから発情期とかあるんだよなぁ。俺のモブ顔で発情って……。自分で言うのもあれだけど、気持ち悪い。
丁度、同学年の奴らもバース診断に沸いていた。とはいえ、この学校では、ほとんどベータばかりだった。
その中で、いつもクラスの中心で穏やかに笑っている工藤 縁がアルファだという事は、すぐに知れ渡った。
その事実を、皆、やっぱりな。と感じていただろう。
アルファらしい優秀さと運動神経を兼ね備え、見た目は高身長で超が付くほどイケメン。
でも、高圧的な態度をとることもなく爽やかで、人当たりがよい。
一言でいうと、“出木杉君”みたいな奴だ。
工藤 縁は、俺みたいなモブにもいつも優しい。
「近藤は、放課後何してるの? よかったら、皆と勉強会するんだけど、どうかな?」
こんな風に誰にでも気軽に誘ってくれる、優しい奴だ。
勉強会……。ぐ、学期末のテストも近いしな。行きたい。行きたいけど。
チラリと工藤が誘ったクラスメイト達を横目に見る。
男も女も見目好く、勉強会なんかしなくてもそこそこに勉強が出来る奴らばかりだ。そんな中に混じって勉強会って……。絶対に置いてけぼりになるだろう。恥だっ恥っ!!!
「いや、誘ってくれて嬉しいけど、遠慮しておくよ。ありがとう」
「そう? 気が変わったらいつでも来て? 放課後、僕の家だから」
断っても嫌な顔一つせず、にこりと笑う。
こりゃあ、女の子も男の子? もほっとかないだろうな。
ま、モブには関係ないか。
けれど、工藤は一向に恋人らしきものを作らなかった。
こんないい男なら彼女の一人や二人いても可笑しくないのに、今までそういった噂は一度もない。
真面目な硬派な奴として、男からの支持を得ている。無敵じゃん。工藤がいるとあっという間に人だかりになる。
人間吸引機みたいな奴……。モブにとって益々近寄りがたくなっていくのに、俺にもやっぱり優しい。
「あ、ゴミ当番お疲れ様。重そうだから、片っぽ持つよ」
「えー、いいよ。これくらい、俺だって持てるって」
「そう言わずに」
両手で持っていたゴミ袋の片方を持ってくれる。いや、パンパンに重そうに見えるけど、実際は紙とかだから、全然重くない。
「いいって!」
「えー?、逆にお断りかなー。僕もたまには癒しが欲しいもん」
なんだ? 癒し? ゴミ捨て場に癒しなんてないぞ?
???マークが浮かぶ俺の顔をフフフと笑う工藤。
ゴミ捨て場行った後で、結構ケバイ系の女子が「工藤君どこー? また避けられたっ」なんて追いかけに来ていた。あぁ、そういう事か。
ケバイ系女子が立ち去るまで、モブを盾にして隠れようと……。
「屋上なら今の時間空いてるぞ」
「……そういう情報よく知っているよね」
「モブは人気のないところを察知するのも上手いからな!」
自信満々でいうと、工藤は声をあげて笑う。派手な見た目と人気だけど、本質的には、静かで穏やかに過ごしていたい奴なのかもしれない。
それから俺たちは、時折、図書館や屋上でのんびりと過ごすような関係になった。何かを話す事が目的ではなくて、ただのんびり時を過ごす関係。
「近藤は、どこの高校へ進学するの?」
「N校。俺の学力だとそこが精いっぱいだよ」
中学生活もあと少し。
中学卒業したら、関わる事もなくなるだろうと思っていた。
「やぁ、近藤! 高校もよろしくね!」
N高校の入学式。桜散る中、輝くイケメンが。
「く、工藤!? え!? 同じ高校!? は? なんでいるの???」
「あぁ、家から一番近かったから? 朝、その分眠れていいよね」
嘘だろ!? そんな理由? 工藤ならどう考えてもあと2ランク上の学校は目指すことが出来たハズ。
「また、一緒だね。三年間よろしくね」
「あ、あぁ……」
何故だか、握られた手が思ったより力強く感じて少し嫌だった。
俺は、工藤とは違うクラスだったので、これを機に距離を置こうと思った。
違うクラスなら会う機会も少ない筈だ。その筈なのに廊下でも屋上でもよくすれ違って、その度声をかけられる。
まぁ、話し出してもすぐに周りの人に呼ばれて、どっか行っちゃうんだけどな。
工藤は高校になっても当たり前のように人気だ。
高校生にもなれば、バース性を意識しないわけにはいかない。こんな冴えない高校にはアルファなんて殆どいないからな。それに加え、工藤の優しい人柄。
工藤は色んな性別からアプローチされていた。
俺は、見た目からしてオメガだと言われることはない。でも、発情期がきて1週間も休めばクラスメイトには確実に発情期休みだとバレてしまうわけで。それって、恥ずかしい個人情報が駄々洩れみたいな感じで憂鬱だ。
出来ればこのままベータのように平穏でいたかった。
ある放課後、廊下の隅の方で女子2人が話し合っている声が聞こえた。
一人は、同じ中学の派手目の女子、もう一人は一年で一番かわいいと言われる女子だった。
「ねぇ、工藤 縁ってアルファだよね?」
「そうだよ。私、中学の頃、同じ学校だったから診断結果を横で見ていたから間違いなしだよ!」
「そう……。でも、私オメガでヒートしていたけど、全然反応しなかったの……」
一般的にオメガがヒートすると、アルファは欲情すると言われている。
だけど、欲情しなかった?
考えられるのは、アルファ用の抑制剤を普段から服用していて、オメガのヒートにも対応できるようにしているという事だ。
そうすることで不運な事故が少なくなると言われていて、一流になればなるほどそういったアルファ用の抑制剤を服用していた。
女子たちは、あぁ、そう簡単に落とせるモノでもないわよねぇっとガッカリしていた。
え……それってわざと工藤の前でヒートしたってこと!? 女子って怖い……。
「抑制剤……? あぁ、僕、そういった薬は全く効かないんだよ」
抑制剤の噂を聞いた誰かが、工藤に直接聞いた。
工藤は、抑制剤は服用していないそうだ。
その情報を聞いた肉食系女子が群がって、何人もが玉砕していく。どんな美女でも工藤は全く興味を示さなかったらしい。
『実はホモ・・・』『他に番がいる』などと噂が立ったが、どうやら、どれも違うらしい。
そして、最終的に流れ着いた噂は、『工藤縁は、ED(勃起不全)である』という事。
あんなに格好良くて優秀なのに、ED……。
工藤はやたらと目立つ存在だったので、あっという間にその噂が広まった。
「あのアルファ、EDだってよ」
「えー!? あんなにカッコいいのに。残念すぎぃ!」
そんな噂がたったら、俺だったら学校行きたくないなぁ。逆にイジメみたいな感じだよな。
でも、当の本人は噂なんか気にも留めていなかった。
相変わらず人当りがよくて何でもこなして……すげぇ強いヤツだ。アルファとか関係なく一人の人間としてとても尊敬できる奴。
それが、恋だと意識したのは、高校2年の初めての発情期だった。
朝起きると、身体が異常にだるかった。初めはちょっと風邪かと思ったが、学校への登校中にこれは違うなと感じた。
熱では股間にくることはないけど、明らかに下半身がムズムズする。
あー……、ついに来たか。
これは、発情期に違いないと学校を休んで、家で身体を休ませた。身体が重くて股間がうずいて仕方なかった。ズボンを下ろして自身のモノを扱いて発散させる。
堕落的な一週間を過ごした。意識がぼーっとしている時にはずっと工藤縁の事ばかりが浮かんだ。
入れて欲しい。抱いてほしいって……。頭の中工藤だらけになってしまっていた。
あぁ、俺ってもしかしなくても、工藤縁が好きだったんだな……。
モブの初恋、高望みすぎだろ。
初めて発情期明け。行くことが億劫だ。一週間も休めば俺がオメガだという事も知れ渡っているわけで……。
モブ顔がオメガ!? 笑うわーとか噂される妄想をして一人落ち込んだ。
「あ、近藤、おはよう」
工藤が爽やかな顔をして挨拶をする。
工藤とは違うクラスだけど、登校は同じタイミングになる事が多く、靴箱までの短距離を一緒に歩く。
「あぁ……おはよう」
工藤を目に入れると気まずさが勝ってしまって目を伏せた。オナニーネタに使ってすみません。
工藤から一歩離れようとした時だった。
「あぁ、すごい……。いい匂い」
俺の首筋に工藤の吐息がかかった。びっくりして、身体が飛び跳ねる。
「えっ!? な、なに!?」
「ううん。ずっと待っていたことが現実になって嬉しいなと思って」
一瞬とても鋭い視線になって、俺の体が震え上がった。
だけど、その次にはいつものように優しく微笑まれていた。
「授業始まるよ?」
「え―――……はぁ。オメガか……」
性別判断であるバース診断書をみると、俺の診断結果には《近藤 満 オメガ》と記されていた。
別にたいして驚かなかった。昔から小柄だったし、何より勉強も運動も頑張っても人並み以下。
でも、改めて結果を見るとガッカリする。
「せめて、これでモブ顔じゃなくて美少年だったらよかったんだけどなぁ」
そう、俺の見た目は、低めの鼻、一重だけど小さすぎない目、大きすぎない口、ザ・普通! ザ・モブ顔! 脇役そのものだった。
自分でも特徴がないなぁと鏡を見る度、ため息が出る。
これから発情期とかあるんだよなぁ。俺のモブ顔で発情って……。自分で言うのもあれだけど、気持ち悪い。
丁度、同学年の奴らもバース診断に沸いていた。とはいえ、この学校では、ほとんどベータばかりだった。
その中で、いつもクラスの中心で穏やかに笑っている工藤 縁がアルファだという事は、すぐに知れ渡った。
その事実を、皆、やっぱりな。と感じていただろう。
アルファらしい優秀さと運動神経を兼ね備え、見た目は高身長で超が付くほどイケメン。
でも、高圧的な態度をとることもなく爽やかで、人当たりがよい。
一言でいうと、“出木杉君”みたいな奴だ。
工藤 縁は、俺みたいなモブにもいつも優しい。
「近藤は、放課後何してるの? よかったら、皆と勉強会するんだけど、どうかな?」
こんな風に誰にでも気軽に誘ってくれる、優しい奴だ。
勉強会……。ぐ、学期末のテストも近いしな。行きたい。行きたいけど。
チラリと工藤が誘ったクラスメイト達を横目に見る。
男も女も見目好く、勉強会なんかしなくてもそこそこに勉強が出来る奴らばかりだ。そんな中に混じって勉強会って……。絶対に置いてけぼりになるだろう。恥だっ恥っ!!!
「いや、誘ってくれて嬉しいけど、遠慮しておくよ。ありがとう」
「そう? 気が変わったらいつでも来て? 放課後、僕の家だから」
断っても嫌な顔一つせず、にこりと笑う。
こりゃあ、女の子も男の子? もほっとかないだろうな。
ま、モブには関係ないか。
けれど、工藤は一向に恋人らしきものを作らなかった。
こんないい男なら彼女の一人や二人いても可笑しくないのに、今までそういった噂は一度もない。
真面目な硬派な奴として、男からの支持を得ている。無敵じゃん。工藤がいるとあっという間に人だかりになる。
人間吸引機みたいな奴……。モブにとって益々近寄りがたくなっていくのに、俺にもやっぱり優しい。
「あ、ゴミ当番お疲れ様。重そうだから、片っぽ持つよ」
「えー、いいよ。これくらい、俺だって持てるって」
「そう言わずに」
両手で持っていたゴミ袋の片方を持ってくれる。いや、パンパンに重そうに見えるけど、実際は紙とかだから、全然重くない。
「いいって!」
「えー?、逆にお断りかなー。僕もたまには癒しが欲しいもん」
なんだ? 癒し? ゴミ捨て場に癒しなんてないぞ?
???マークが浮かぶ俺の顔をフフフと笑う工藤。
ゴミ捨て場行った後で、結構ケバイ系の女子が「工藤君どこー? また避けられたっ」なんて追いかけに来ていた。あぁ、そういう事か。
ケバイ系女子が立ち去るまで、モブを盾にして隠れようと……。
「屋上なら今の時間空いてるぞ」
「……そういう情報よく知っているよね」
「モブは人気のないところを察知するのも上手いからな!」
自信満々でいうと、工藤は声をあげて笑う。派手な見た目と人気だけど、本質的には、静かで穏やかに過ごしていたい奴なのかもしれない。
それから俺たちは、時折、図書館や屋上でのんびりと過ごすような関係になった。何かを話す事が目的ではなくて、ただのんびり時を過ごす関係。
「近藤は、どこの高校へ進学するの?」
「N校。俺の学力だとそこが精いっぱいだよ」
中学生活もあと少し。
中学卒業したら、関わる事もなくなるだろうと思っていた。
「やぁ、近藤! 高校もよろしくね!」
N高校の入学式。桜散る中、輝くイケメンが。
「く、工藤!? え!? 同じ高校!? は? なんでいるの???」
「あぁ、家から一番近かったから? 朝、その分眠れていいよね」
嘘だろ!? そんな理由? 工藤ならどう考えてもあと2ランク上の学校は目指すことが出来たハズ。
「また、一緒だね。三年間よろしくね」
「あ、あぁ……」
何故だか、握られた手が思ったより力強く感じて少し嫌だった。
俺は、工藤とは違うクラスだったので、これを機に距離を置こうと思った。
違うクラスなら会う機会も少ない筈だ。その筈なのに廊下でも屋上でもよくすれ違って、その度声をかけられる。
まぁ、話し出してもすぐに周りの人に呼ばれて、どっか行っちゃうんだけどな。
工藤は高校になっても当たり前のように人気だ。
高校生にもなれば、バース性を意識しないわけにはいかない。こんな冴えない高校にはアルファなんて殆どいないからな。それに加え、工藤の優しい人柄。
工藤は色んな性別からアプローチされていた。
俺は、見た目からしてオメガだと言われることはない。でも、発情期がきて1週間も休めばクラスメイトには確実に発情期休みだとバレてしまうわけで。それって、恥ずかしい個人情報が駄々洩れみたいな感じで憂鬱だ。
出来ればこのままベータのように平穏でいたかった。
ある放課後、廊下の隅の方で女子2人が話し合っている声が聞こえた。
一人は、同じ中学の派手目の女子、もう一人は一年で一番かわいいと言われる女子だった。
「ねぇ、工藤 縁ってアルファだよね?」
「そうだよ。私、中学の頃、同じ学校だったから診断結果を横で見ていたから間違いなしだよ!」
「そう……。でも、私オメガでヒートしていたけど、全然反応しなかったの……」
一般的にオメガがヒートすると、アルファは欲情すると言われている。
だけど、欲情しなかった?
考えられるのは、アルファ用の抑制剤を普段から服用していて、オメガのヒートにも対応できるようにしているという事だ。
そうすることで不運な事故が少なくなると言われていて、一流になればなるほどそういったアルファ用の抑制剤を服用していた。
女子たちは、あぁ、そう簡単に落とせるモノでもないわよねぇっとガッカリしていた。
え……それってわざと工藤の前でヒートしたってこと!? 女子って怖い……。
「抑制剤……? あぁ、僕、そういった薬は全く効かないんだよ」
抑制剤の噂を聞いた誰かが、工藤に直接聞いた。
工藤は、抑制剤は服用していないそうだ。
その情報を聞いた肉食系女子が群がって、何人もが玉砕していく。どんな美女でも工藤は全く興味を示さなかったらしい。
『実はホモ・・・』『他に番がいる』などと噂が立ったが、どうやら、どれも違うらしい。
そして、最終的に流れ着いた噂は、『工藤縁は、ED(勃起不全)である』という事。
あんなに格好良くて優秀なのに、ED……。
工藤はやたらと目立つ存在だったので、あっという間にその噂が広まった。
「あのアルファ、EDだってよ」
「えー!? あんなにカッコいいのに。残念すぎぃ!」
そんな噂がたったら、俺だったら学校行きたくないなぁ。逆にイジメみたいな感じだよな。
でも、当の本人は噂なんか気にも留めていなかった。
相変わらず人当りがよくて何でもこなして……すげぇ強いヤツだ。アルファとか関係なく一人の人間としてとても尊敬できる奴。
それが、恋だと意識したのは、高校2年の初めての発情期だった。
朝起きると、身体が異常にだるかった。初めはちょっと風邪かと思ったが、学校への登校中にこれは違うなと感じた。
熱では股間にくることはないけど、明らかに下半身がムズムズする。
あー……、ついに来たか。
これは、発情期に違いないと学校を休んで、家で身体を休ませた。身体が重くて股間がうずいて仕方なかった。ズボンを下ろして自身のモノを扱いて発散させる。
堕落的な一週間を過ごした。意識がぼーっとしている時にはずっと工藤縁の事ばかりが浮かんだ。
入れて欲しい。抱いてほしいって……。頭の中工藤だらけになってしまっていた。
あぁ、俺ってもしかしなくても、工藤縁が好きだったんだな……。
モブの初恋、高望みすぎだろ。
初めて発情期明け。行くことが億劫だ。一週間も休めば俺がオメガだという事も知れ渡っているわけで……。
モブ顔がオメガ!? 笑うわーとか噂される妄想をして一人落ち込んだ。
「あ、近藤、おはよう」
工藤が爽やかな顔をして挨拶をする。
工藤とは違うクラスだけど、登校は同じタイミングになる事が多く、靴箱までの短距離を一緒に歩く。
「あぁ……おはよう」
工藤を目に入れると気まずさが勝ってしまって目を伏せた。オナニーネタに使ってすみません。
工藤から一歩離れようとした時だった。
「あぁ、すごい……。いい匂い」
俺の首筋に工藤の吐息がかかった。びっくりして、身体が飛び跳ねる。
「えっ!? な、なに!?」
「ううん。ずっと待っていたことが現実になって嬉しいなと思って」
一瞬とても鋭い視線になって、俺の体が震え上がった。
だけど、その次にはいつものように優しく微笑まれていた。
「授業始まるよ?」
応援ありがとうございます!
53
お気に入りに追加
2,483
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる