親切な王子様は僕のおともだち。

モト

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「おはよう」

「……ん、……んはぁ、春く、ん? 何やっているのぉ?」


昨日の夜、春君と夜遅くまで沢山話しした後、眠ったんだけど。おかしいな。
僕は春君のベッドの下に敷かれた布団で寝ていたのに、春君が隣で寝ている。
その春君に腕枕されて、また耳やらを甘噛みされている。手は僕の服の中。お腹に手を置かれて撫でられている。


「小間ちゃんの寝顔が可愛くてつい。小間ちゃんの肌、すべすべで肌触りがよくて癖になっちゃったみたい」

僕の寝顔をこんな間近で見つめられて、耳を甘噛みされていただなんて。

「春くん……、僕は美味しくないよ~」
「美味しいよ? あ、朝の準備してあげる。ほら、起きて」


春君はとても、寝起きがいいみたい。僕は夜更かしして、まだ頭がぼんやりしている。春君に起こされて目をこすった。
朝の準備ってなんだろう……。

「まだ、眠い? 朝弱いんだ。大丈夫。俺が全部してあげるから」
「?」

すると、バンザイしてねと子供のように言われて、上半身裸にされる。

「わっ?」
「やっぱり肌白くてキレイ。おっぱいもちっちゃくて小間ちゃんのおっぱいって感じだよね」
「春君、何を……」

とても恥ずかしいことを言っている。気にしたことない胸を腕で隠すと、春君が笑う。
「ほら、シャツ着せてあげる」

腕から前開きのシャツを着せてくれる春君。

「っ、もう目覚めたよ。服着替えるから」

プチプチと前ボタンを留めていく春君の手を掴んだ。すると、チュッと頭にキスされる。

「せっかく小間ちゃんが泊まりにきてるのに、もてなすのは当たり前だよ」

もてなす……、昨日、春君にお風呂場でしたことを思い出して、顔が赤くなる。お泊り初体験の僕には春君のおもてなしはハードルが高すぎる。

「ん~、小間ちゃんから俺と同じシャンプーの匂いするの、堪らない」
「春君ってば、ダメだよ」
「どうして?」
「……春君が優しいから、凄く甘えたくなるもん」

昨日も一日、彼があれやこれやと僕にもてなしてくれるし、気付いたら、後ろから抱きしめられてるし、優しく触ってくれるから腰から蕩けそうだった……って、春君、またその目を閉じてぎゅむッとした顔になってる。

よくそういう顔するけど、僕の反応がおかしいのかな?

春君はハッとして表情を整える。その変な表情に焦ってる? なんでいつもそんな顔するんだろう? ……そう考えている間にスルリと彼が僕のズボンを下げた。

「……ズボンも履き替えようか。と、小間ちゃんの犬のパンツはどこで買ってくるの? 可愛い」
「あっ……、見ないでっ」

パンツ……、パンツは母さんが買ってくるのをそのまま履いているんだよぉ。

「似合ってる」

真顔で言われても嬉しくないよ。春君、それは褒めなくていいところだよぉ。
恥ずかしがっているのに、そのまま上下服を着せられて、さらに髪の毛まで梳かしてくれる。

い、いたせり尽くせりだ……。

朝食を食べて、公園でブラブラ散歩する。
「そう言えば、再来週期末テストだね」
「うん……。週明けたら図書館で勉強かなぁ」
「それなんだけど、テスト期間は図書館人混みになるから、俺としては小間ちゃんと家で勉強したいんだ。一人だと集中が飛んでしまいそうだしさ」

春君が両手を顔の前に出してお願いとポーズをする。

「小間ちゃんの家には、ちゃんと送っていくし、勉強も教えるし損はないから」
「……春君に損ばかりだと思うけど」
「得しかないよ!」

得しかないことはないと思うけど……。

「春君がそれでいいなら、僕も得しかないよ」
「やった!」

春君の反応が嬉しくて、ふふって笑っちゃう。










僕は、春君の家にお邪魔することが多くなった。
初めは勉強するためだったけど、テストが終わった後も、放課後、彼の家でのんびりするようになった。
本を読んだりだとか、テレビやゲームしたりだとか。


春君との時間は楽しくてすぐに消えてしまう。

「ふふ……ふっ……あっはっ、くすぐった、あ……」

いつもどおり春君にじゃれつかれていた。
彼の手が服の中に入って、くすぐってくる。
僕がくすぐられるの弱いって分かっているのに、春君はよくこうするんだ。
その手が、胸をカリっと横切った時だ……、なんか。僕の身体がビリッとした。

「ん……?」

気のせいかなって思ったけど、また別の日も、春君に触られると変な感覚に陥った。

一度そう感じてしまうと、なんでか、耳を甘噛みされることにも、くすぐったいのと同時に変な気持ちになる。

耳を甘噛みされて、気持ちいいみたいな……。

それだけじゃなくて、彼が普通に太股や腰を触ってきても、変な気持ちになる。じゃれてるだけなのに、ムラムラするような気持になるんだ。


「あんっ……」

その変な声を両手で急いで塞いだ。

「ん、小間ちゃんどうしたの? ……あぁ、膨らんでるね」

春君の手がするりと、ズボンの膨らみを触る。

「っ!!」

ただじゃれつかれているだけなのに、勃っちゃっていたたまれない。

「春君、触ったら、やだよぉ」

これ以上、刺激されたくなくて首を横に振った。

「可哀想だよ。腫れてる。俺が触ってそうなったんだから、ちゃんと責任とるから。それに前にお泊りした時に、ここ、こうして擦って気持ちよかったでしょ?」
「恥ずかしいよ」

恥ずかしいと言っているのに、春君が僕を膝に乗せて背後から胸を触ってくる。シャツの上から撫でてくるだけだったのに、その感覚にもゾクゾクしてしまう。

「ここもほら、尖ってきた」
「あ……、変……だよぉ」

「変じゃないよ。触られたら感じるのは当たり前だから」

ピンと勃ちあがった乳首を優しく摘ままれ、捏ねるように指の腹で撫でられる。そこを弄られた途端、腰が跳ねるように感じてしまう。

「ん、ふぅん……」

声が出ないように目と口を閉じる。でも、目を閉じると益々、彼がどこを触っているのか気になってしまう。尖った乳首を指で軽く引っ張るように擦られたら、腰が跳ねてしまう程、快感が溢れてくる。

「あ……うぅ~~」
「ん? 小間ちゃん、どうしたの?」
「も、やだぁ……、……っ、気持ち、いいから、イっちゃいそう……だもん」

友達に乳首を弄られただけでイっちゃいそうになってる。
そんなの恥ずかしすぎて涙が出そうになる。

後ろを振り向くと、またぎゅむッとした顔の春君が……。その顔は、やっぱりおかしさを我慢している顔なの?

僕の視線に気づいた春君は急いで、顔を戻す。

「あぁ、ごめん。変な顔になってたね。そうだね。男の子だからチンチンでイきたいよね」

春君が、そういいながら、僕の股間の膨らみを優しく手で触れてくれる。この前みたいに大きな手で擦られると思うとドキドキする。ジィー……っとファスナーを下ろされる。

「小間ちゃん、気持ちよくなろうね」


それが、春君が僕に触れる時の合言葉になった。






春君に触られると、何故かムラムラしちゃう僕に、彼はすぐに気づいて触ってくれる。

それが恥ずかしくて春君の家に行くのが嫌だと言うと、春君が本当に悲しそうな顔をする。その顔を見ると、胸がキュウって苦しくて「また今度」と言うと、それが、次の日になってしまったりする。


「小間ちゃん、気にしないで。もっと気持ちよくなっていいんだよ」
「え……、もう充分すぎるから……ん、あぁん」

最初は触るだけだったのに、今は胸を弄る時に指だけじゃなくて舌や唇でも触れるようになった。チュウと吸われて舐められると、目から涙が溢れてくる。

「気持ちいい?」
「……っ」
「言えないくらい、気持ちいいの?」

気持よくて、春君が触る所全部、蕩けそうなの。どうしていいのか、分からなくて返事が出来ない。
春君がヨシヨシと頬を撫でてくれる。キュンっと胸の奥が痛くなるのを感じてしまう。
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