26 / 115
冬の騎士棟前にて
あれから数日が経ち、俺は久しぶりにシバの執務室に呼ばれた。
扉を開けて中を見ると、いつもの整理が行き届いた空間とは違い、まるで別の部屋のようになっていた。
何も乗っていなかった大きなテーブルには、書類や物が乱雑に置かれており、お茶をすることもできない。仕事机もこれまた汚くなっており、これがあのシバの机か……?と疑ってしまうほどだ。
「あれ?誰もいないな……。」
部屋を見渡すがシバの姿は見えない。
どうするべきかと悩んでいると、廊下からバタバタと足音が聞こえた。
(……誰だ?)
文官棟の皆は上品な者が多く、こんなに粗野な足音を聞いたのは久しぶりだ。俺が気になって扉の方をじっと見ていると、ある人物が入ってきた。
ここへノックなしに入れるのは、文官長マクゼン・ダラインとこの部屋の主のみだ。
「マニエラッ……!」
「アインラス様?」
ドタドタと煩く入ってきたのは、冷戦沈着上司シバだった。
「待たせたな。」
「い、いえ、そんなに急いで来られなくても……」
「私が会いたかったんだ。」
歩きながら俺に近づいてくる。ストレートに告げられ、俺は少し恥ずかしくなったが、同時に嬉しいとも思う。
(俺達、最近すっかり仲良しだからな。)
上司に対して『仲良し』と言うのはどうかと思うが、距離が近くなっていることは明らかだ。
俺は最初の頃、仕事場でシバに会うのが嫌で溜息を漏らしていた。しかし、今では会えない時間を『寂しい』と思うようになっている。
(お助けキャラとこうも打ち解けれるなんて、俺の未来は明るいな。)
俺は久々のシバとの再会に喜びを露わにした。
「私も、アインラス様にお会いしたかったです。」
「マニエラ。」
「お忙しいと聞きましたが、どうされました?」
「ダライン様から君の話を聞いたんだ。」
「私の?」
俺は何のことか分からず首を傾げる。
「君が王子訪問の際、エヴァン殿下と行動を共にすると聞いた。」
(ああ、俺が最近考えないようにしてたやつ……。)
「なぜそんなことになったんだ。」
「それは……、」
俺は、先日の改装する部屋の下見の際に、急にエヴァンから頼まれたのだと説明した。そもそも騎士と文官から1名ずつ側に置くつもりだったらしく、近くにいた俺が選ばれたのだろう。
それを伝えると、シバは低い声で「なんだと」と怒りを露わにした。
(わ、表情はあまり変わらないけど、怒ってますって全身から伝わってくる。)
「こんな話は受けられない。別の者を付けると私から伝えよう。」
「あ、ちょ……駄目ですよ!」
今にも執務室から出てエヴァンの元へ向かおうとしているシバを止める。
「もう決定したことですし、特に難しい内容ではなさそうでした。」
「そんなことは問題ではない。」
シバは俺を振り切って扉から出ようとしている。
「待ってください!!断ってエヴァン殿下のご気分を害したら……私はここで働けなくなります!!」
「……。」
(もしこれがエヴァンのイベントだったら……最悪、斬首される!)
俺は「仕事を失う」「国から追い出される」と、シバが踏みとどまってくれそうなワードを並べる。
(始まったストーリーに逆らって、俺と父が死んでしまったらどうしてくれんだ!)
俺の血走った目を見て狼狽えたシバが、少し冷静になったのか「……分かった。」としぶしぶ了解した。
「いつでも代われる者を手配しておく。何かあった場合は連絡するように。」
「はい!ありがとうございます。」
なんでそんなに必死なんだ……と言いたげに見てくるシバに、俺は心の片隅にあった本心を伝える。
「せっかくアインラス様とこういう仲になれたのに、離れ離れは嫌です……。」
「……。」
俺は言って少し後悔した。返事がなく、馴れ馴れしすぎたか?と心配になった時、シバが俺の言葉に答えた。
「私もそう思う。」
それを言うと、俺の身体を寄せ、抱きしめてくる。
(え……どうして……?)
俺はその身体の熱さに、一緒に目覚めた朝を思い出す。起きたばかりで寝ぼけたシバは、俺を湯たんぽのように抱きしめてそのまま眠った。
「違和感を感じたら……すぐ私に言え。」
「はい。」
俺達は少しの間、執務室の真ん中で黙って抱き合っていた。
仕事終わり。
風が少し冷たい中、俺は遠回りして騎士棟の前を通って帰っていた。
(うーん、そろそろだと思うんだけどなぁ。)
俺の攻略ノートには、『秋の終わり・騎士棟前の木の葉は全部落ちている』と時期を予測するためのメモが書いてある。
俺の予想だと、おそらく今週か来週、小さいイベントがある。
そのために俺は、騎士棟へ通う父に、毎日正面の門にある木の葉の様子を聞いていた。一昨日、「もうすぐ全部無くなりそうだよ~。」と聞いて、遠回りして帰るようにしていたのだ。
「あ、全部落ちてる。」
俺は大きな木の下に広がった葉っぱを見ながら、イベントについて考えた。
ここでは、気分転換に遠回りして帰る主人公が木を見上げる。そこで門から出てきたアックスと偶然会うのだ。そこで話をしていると、虫が飛んできて、驚いた主人公はアックスに抱きついてしまう。少しの間沈黙が流れ、主人公がアックスから離れようとすると、グイッと引っ張られる。
また胸に抱き着くことになって照れて顔を赤くする主人公に「びっくりしたか?」といじわるそうに聞いてくるアックス。2人は寒空の下、じゃれ合いながら一緒に帰るのだ。
(俺、アックスにひっついたくらいで顔赤くなれるかな?いや、そこは気合で……。)
俺が「よし!」と拳を握ると、後ろから聞きなれた声がした。
「何が『よし!』なんだ?」
「アックス!」
アックスは俺の決意の言葉に笑っている。
「ははっ……セラ、久しぶりだな。」
「本当ですね。仕事が忙しくてなかなか馬小屋に行けなかったんです。」
「この時期は忙しいみたいだな。」
「アックスは大丈夫ですか?」
「騎士が忙しいのは冬を越えてからだな。変な奴が増える。」
(どこの世界でも、暖かくなると変質者が出るんだな。)
俺は「分かります。」と返事をした。
騎士達がちらほら門を出て宿舎へと向かっている。それを見ながら、アックスも帰るところだったのではないかと尋ねる。
「そうだな。剣を部屋に置いたら飲み会に行かないといけない。」
「楽しそうですね。」
「いや、騎士の飲み会なんてうるさいだけだ。酔うと脱ぐ奴が多いから目の毒だしな。」
はぁ~、と息をつくアックス。俺がそれに笑っていると、ゲームの通り虫が飛んできた。
(え、結構でかいな。しかも見た目グロ……ッ!)
俺は虫は平気な方だが、こっちの虫は大きく形も気持ちが悪い。完全に俺の許容範囲を超えていた。
「ぅわあああッ」
俺が割と本気で驚きアックスの腕を掴む。
(あ、抱き着かなきゃ。)
俺は一瞬シナリオ通りに……と考えたが、まだ飛んで迫ってくる虫に「ぎゃー!」と言いながら逃げた。
すると、下に落ちていた木の葉で滑り、前に倒れる……
(こける……ッ)
俺が目を瞑った瞬間、アックスが俺を抱きとめた。
「セラ、大丈夫か?」
俺を抱き込むと、身に着けていたマントを俺に覆うようにかぶせる。
俺は虫の姿を思い出しブルッと震えてアックスの胸に顔を埋める。
少しの間そうしていたが、アックスが「行ったぞ。」と言ったため、マントから顔を出す。
「もういませんか?」
「ああ。怖かったか?」
「……少し。」
本当はだいぶ怖かったが、強がってみる。
とりあえず、笑っているアックスから離れようと俺がマントを捲って距離をとろうとした。しかし腕をとられグイッと引っ張られる。
(あ、ゲーム通りの展開。)
「びっくりしたか?」
「……アックス。」
アックスは再び胸に埋もれた俺を見下ろして、いたずらっぽい表情をしている。
たった虫一匹にあんなにギャーギャー騒いだのだ。俺は狙わずとも顔が赤くなっていた。
(よし……あとは、『2人は寒空の下、じゃれ合いながら一緒に帰る』で終わりだな。)
アックスが、ハハッ……と笑って俺をマントから出す。
俺は全ての会話選択を終え、今回は完璧にイベント達成だと心の中でガッツポーズをした。
「セラさん?何してるんですか?」
後は2人で帰るだけ……というのは、突然現れた騎士ラルクによって叶わなかった。
「奇遇ですね!一緒に帰りましょうよ!」
(えー……ここでラルクさん来ちゃうかぁ……。)
ゲームの主人公と俺の交友関係は少し違うのだ。
本来では何か特別なルートに入らない限り話すことさえないシークレット攻略キャラのラルク。序盤から仲良くなってしまったことが、こうやってイベントに影響を及ぼしてくるとは……。
シバに妨害されることには気を付けていたが、ラルクの登場は予期できなかった。
俺はイベント中は常に油断してはいないと、改めて気を引き締めた。
扉を開けて中を見ると、いつもの整理が行き届いた空間とは違い、まるで別の部屋のようになっていた。
何も乗っていなかった大きなテーブルには、書類や物が乱雑に置かれており、お茶をすることもできない。仕事机もこれまた汚くなっており、これがあのシバの机か……?と疑ってしまうほどだ。
「あれ?誰もいないな……。」
部屋を見渡すがシバの姿は見えない。
どうするべきかと悩んでいると、廊下からバタバタと足音が聞こえた。
(……誰だ?)
文官棟の皆は上品な者が多く、こんなに粗野な足音を聞いたのは久しぶりだ。俺が気になって扉の方をじっと見ていると、ある人物が入ってきた。
ここへノックなしに入れるのは、文官長マクゼン・ダラインとこの部屋の主のみだ。
「マニエラッ……!」
「アインラス様?」
ドタドタと煩く入ってきたのは、冷戦沈着上司シバだった。
「待たせたな。」
「い、いえ、そんなに急いで来られなくても……」
「私が会いたかったんだ。」
歩きながら俺に近づいてくる。ストレートに告げられ、俺は少し恥ずかしくなったが、同時に嬉しいとも思う。
(俺達、最近すっかり仲良しだからな。)
上司に対して『仲良し』と言うのはどうかと思うが、距離が近くなっていることは明らかだ。
俺は最初の頃、仕事場でシバに会うのが嫌で溜息を漏らしていた。しかし、今では会えない時間を『寂しい』と思うようになっている。
(お助けキャラとこうも打ち解けれるなんて、俺の未来は明るいな。)
俺は久々のシバとの再会に喜びを露わにした。
「私も、アインラス様にお会いしたかったです。」
「マニエラ。」
「お忙しいと聞きましたが、どうされました?」
「ダライン様から君の話を聞いたんだ。」
「私の?」
俺は何のことか分からず首を傾げる。
「君が王子訪問の際、エヴァン殿下と行動を共にすると聞いた。」
(ああ、俺が最近考えないようにしてたやつ……。)
「なぜそんなことになったんだ。」
「それは……、」
俺は、先日の改装する部屋の下見の際に、急にエヴァンから頼まれたのだと説明した。そもそも騎士と文官から1名ずつ側に置くつもりだったらしく、近くにいた俺が選ばれたのだろう。
それを伝えると、シバは低い声で「なんだと」と怒りを露わにした。
(わ、表情はあまり変わらないけど、怒ってますって全身から伝わってくる。)
「こんな話は受けられない。別の者を付けると私から伝えよう。」
「あ、ちょ……駄目ですよ!」
今にも執務室から出てエヴァンの元へ向かおうとしているシバを止める。
「もう決定したことですし、特に難しい内容ではなさそうでした。」
「そんなことは問題ではない。」
シバは俺を振り切って扉から出ようとしている。
「待ってください!!断ってエヴァン殿下のご気分を害したら……私はここで働けなくなります!!」
「……。」
(もしこれがエヴァンのイベントだったら……最悪、斬首される!)
俺は「仕事を失う」「国から追い出される」と、シバが踏みとどまってくれそうなワードを並べる。
(始まったストーリーに逆らって、俺と父が死んでしまったらどうしてくれんだ!)
俺の血走った目を見て狼狽えたシバが、少し冷静になったのか「……分かった。」としぶしぶ了解した。
「いつでも代われる者を手配しておく。何かあった場合は連絡するように。」
「はい!ありがとうございます。」
なんでそんなに必死なんだ……と言いたげに見てくるシバに、俺は心の片隅にあった本心を伝える。
「せっかくアインラス様とこういう仲になれたのに、離れ離れは嫌です……。」
「……。」
俺は言って少し後悔した。返事がなく、馴れ馴れしすぎたか?と心配になった時、シバが俺の言葉に答えた。
「私もそう思う。」
それを言うと、俺の身体を寄せ、抱きしめてくる。
(え……どうして……?)
俺はその身体の熱さに、一緒に目覚めた朝を思い出す。起きたばかりで寝ぼけたシバは、俺を湯たんぽのように抱きしめてそのまま眠った。
「違和感を感じたら……すぐ私に言え。」
「はい。」
俺達は少しの間、執務室の真ん中で黙って抱き合っていた。
仕事終わり。
風が少し冷たい中、俺は遠回りして騎士棟の前を通って帰っていた。
(うーん、そろそろだと思うんだけどなぁ。)
俺の攻略ノートには、『秋の終わり・騎士棟前の木の葉は全部落ちている』と時期を予測するためのメモが書いてある。
俺の予想だと、おそらく今週か来週、小さいイベントがある。
そのために俺は、騎士棟へ通う父に、毎日正面の門にある木の葉の様子を聞いていた。一昨日、「もうすぐ全部無くなりそうだよ~。」と聞いて、遠回りして帰るようにしていたのだ。
「あ、全部落ちてる。」
俺は大きな木の下に広がった葉っぱを見ながら、イベントについて考えた。
ここでは、気分転換に遠回りして帰る主人公が木を見上げる。そこで門から出てきたアックスと偶然会うのだ。そこで話をしていると、虫が飛んできて、驚いた主人公はアックスに抱きついてしまう。少しの間沈黙が流れ、主人公がアックスから離れようとすると、グイッと引っ張られる。
また胸に抱き着くことになって照れて顔を赤くする主人公に「びっくりしたか?」といじわるそうに聞いてくるアックス。2人は寒空の下、じゃれ合いながら一緒に帰るのだ。
(俺、アックスにひっついたくらいで顔赤くなれるかな?いや、そこは気合で……。)
俺が「よし!」と拳を握ると、後ろから聞きなれた声がした。
「何が『よし!』なんだ?」
「アックス!」
アックスは俺の決意の言葉に笑っている。
「ははっ……セラ、久しぶりだな。」
「本当ですね。仕事が忙しくてなかなか馬小屋に行けなかったんです。」
「この時期は忙しいみたいだな。」
「アックスは大丈夫ですか?」
「騎士が忙しいのは冬を越えてからだな。変な奴が増える。」
(どこの世界でも、暖かくなると変質者が出るんだな。)
俺は「分かります。」と返事をした。
騎士達がちらほら門を出て宿舎へと向かっている。それを見ながら、アックスも帰るところだったのではないかと尋ねる。
「そうだな。剣を部屋に置いたら飲み会に行かないといけない。」
「楽しそうですね。」
「いや、騎士の飲み会なんてうるさいだけだ。酔うと脱ぐ奴が多いから目の毒だしな。」
はぁ~、と息をつくアックス。俺がそれに笑っていると、ゲームの通り虫が飛んできた。
(え、結構でかいな。しかも見た目グロ……ッ!)
俺は虫は平気な方だが、こっちの虫は大きく形も気持ちが悪い。完全に俺の許容範囲を超えていた。
「ぅわあああッ」
俺が割と本気で驚きアックスの腕を掴む。
(あ、抱き着かなきゃ。)
俺は一瞬シナリオ通りに……と考えたが、まだ飛んで迫ってくる虫に「ぎゃー!」と言いながら逃げた。
すると、下に落ちていた木の葉で滑り、前に倒れる……
(こける……ッ)
俺が目を瞑った瞬間、アックスが俺を抱きとめた。
「セラ、大丈夫か?」
俺を抱き込むと、身に着けていたマントを俺に覆うようにかぶせる。
俺は虫の姿を思い出しブルッと震えてアックスの胸に顔を埋める。
少しの間そうしていたが、アックスが「行ったぞ。」と言ったため、マントから顔を出す。
「もういませんか?」
「ああ。怖かったか?」
「……少し。」
本当はだいぶ怖かったが、強がってみる。
とりあえず、笑っているアックスから離れようと俺がマントを捲って距離をとろうとした。しかし腕をとられグイッと引っ張られる。
(あ、ゲーム通りの展開。)
「びっくりしたか?」
「……アックス。」
アックスは再び胸に埋もれた俺を見下ろして、いたずらっぽい表情をしている。
たった虫一匹にあんなにギャーギャー騒いだのだ。俺は狙わずとも顔が赤くなっていた。
(よし……あとは、『2人は寒空の下、じゃれ合いながら一緒に帰る』で終わりだな。)
アックスが、ハハッ……と笑って俺をマントから出す。
俺は全ての会話選択を終え、今回は完璧にイベント達成だと心の中でガッツポーズをした。
「セラさん?何してるんですか?」
後は2人で帰るだけ……というのは、突然現れた騎士ラルクによって叶わなかった。
「奇遇ですね!一緒に帰りましょうよ!」
(えー……ここでラルクさん来ちゃうかぁ……。)
ゲームの主人公と俺の交友関係は少し違うのだ。
本来では何か特別なルートに入らない限り話すことさえないシークレット攻略キャラのラルク。序盤から仲良くなってしまったことが、こうやってイベントに影響を及ぼしてくるとは……。
シバに妨害されることには気を付けていたが、ラルクの登場は予期できなかった。
俺はイベント中は常に油断してはいないと、改めて気を引き締めた。
あなたにおすすめの小説
異世界転移した元コンビニ店長は、獣人騎士様に嫁入りする夢は……見ない!
めがねあざらし
BL
過労死→異世界転移→体液ヒーラー⁈
社畜すぎて魂が擦り減っていたコンビニ店長・蓮は、女神の凡ミスで異世界送りに。
もらった能力は“全言語理解”と“回復力”!
……ただし、回復スキルの発動条件は「体液経由」です⁈
キスで癒す? 舐めて治す? そんなの変態じゃん!
出会ったのは、狼耳の超絶無骨な騎士・ロナルドと、豹耳騎士・ルース。
最初は“保護対象”だったのに、気づけば戦場の最前線⁈
攻めも受けも騒がしい異世界で、蓮の安眠と尊厳は守れるのか⁉
--------------------
※現在同時掲載中の「捨てられΩ、癒しの異能で獣人将軍に囲われてます!?」の元ネタです。出しちゃった!
魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました
タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。
クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。
死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。
「ここは天国ではなく魔界です」
天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。
「至上様、私に接吻を」
「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」
何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?
処刑される悪役令息に転生したらなぜか推しの騎士団長がグイグイ近づいてくる
猫に小判
BL
交通事故で死んだはずの会社員・田中悠人は、気がつくとBL小説『恋と陰謀~はじまりは夜に~』の世界に転生していた。
しかも転生先は、原作で処刑される悪役令息エリオット。
当然そんな未来は回避したい。
原作知識を頼りに慎重に立ち回るつもりだったのに、気づけば王宮を揺るがす事件に巻き込まれていき――。
さらに困ったことに、原作で一番の推しだった騎士団長ガイウスがやたらと距離を詰めてきて……?
平穏に生きたい元悪役令息と、過保護な騎士団長がじれじれ距離を縮める話。
ガイウス(騎士団長)×エリオット(元悪役令息)
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬下諒
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 造語、出産描写あり。前置き長め。第21話に登場人物紹介を載せました。
★お試し読みは第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
普段「はい」しか言わない僕は、そばに人がいると怖いのに、元マスターが迫ってきて弄ばれている
迷路を跳ぶ狐
BL
全105話*六月十一日に完結する予定です。
読んでいただき、エールやお気に入り、しおりなど、ありがとうございました(*≧∀≦*)
魔法の名手が生み出した失敗作と言われていた僕の処分は、ある日突然決まった。これから捨てられる城に置き去りにされるらしい。
ずっと前から廃棄処分は決まっていたし、殺されるかと思っていたのに、そうならなかったのはよかったんだけど、なぜか僕を嫌っていたはずのマスターまでその城に残っている。
それだけならよかったんだけど、ずっとついてくる。たまにちょっと怖い。
それだけならよかったんだけど、なんだか距離が近い気がする。
勘弁してほしい。
僕は、この人と話すのが、ものすごく怖いんだ。
恋愛騎士物語1~孤独な騎士の婚活日誌~
凪瀬夜霧
BL
「綺麗な息子が欲しい」という実母の無茶な要求で、ランバートは女人禁制、男性結婚可の騎士団に入団する。
そこで出会った騎兵府団長ファウストと、部下より少し深く、けれども恋人ではない微妙な距離感での心地よい関係を築いていく。
友人とも違う、部下としては近い、けれど恋人ほど踏み込めない。そんなもどかしい二人が、沢山の事件を通してゆっくりと信頼と気持ちを育て、やがて恋人になるまでの物語。
メインCP以外にも、個性的で楽しい仲間や上司達の複数CPの物語もあります。活き活きと生きるキャラ達も一緒に楽しんで頂けると嬉しいです。
ー!注意!ー
*複数のCPがおります。メインCPだけを追いたい方には不向きな作品かと思います。
【新版】転生悪役モブは溺愛されんでいいので死にたくない!
煮卵
BL
ゲーム会社に勤めていた俺はゲームの世界の『婚約破棄』イベントの混乱で殺されてしまうモブに転生した。
処刑の原因となる婚約破棄を避けるべく王子に友人として接近。
なんか数ヶ月おきに繰り返される「恋人や出会いのためのお祭り」をできる限り第二皇子と過ごし、
婚約破棄の原因となる主人公と出会うきっかけを徹底的に排除する。
最近では監視をつけるまでもなくいつも一緒にいたいと言い出すようになった・・・
やんごとなき血筋のハンサムな王子様を淑女たちから遠ざけ男の俺とばかり過ごすように
仕向けるのはちょっと申し訳ない気もしたが、俺の運命のためだ。仕方あるまい。
クレバーな立ち振る舞いにより、俺の死亡フラグは完全に回避された・・・
と思ったら、婚約の儀の当日、「私には思い人がいるのです」
と言いやがる!一体誰だ!?
その日の夜、俺はゲームの告白イベントがある薔薇園に呼び出されて・・・
ーーーーーーーー
この作品は以前投稿した「転生悪役モブは溺愛されんで良いので死にたくない!」に
加筆修正を加えたものです。
リュシアンの転生前の設定や主人公二人の出会いのシーンを追加し、
あまり描けていなかったキャラクターのシーンを追加しています。
展開が少し変わっていますので新しい小説として投稿しています。
続編出ました
転生悪役令嬢は溺愛されんでいいので推しカプを見守りたい! https://www.alphapolis.co.jp/novel/687110240/826989668
ーーーー
校正・文体の調整に生成AIを利用しています。
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。