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たしかにここでは不適切
寒い日が続き、毎朝ベッドから出るのが億劫だ。雪はたまに降るが、積もるほどではない。
そして、空に舞う白い雪を見るとエルのことやシバとしたキスを思い出し、それを頭から退けるのが大変だ。
あの誘拐事件から、1か月が経った。
仕事は以前と変わらず順調。そして時間がある時には馬小屋へアックスに会いに行っており、好感度の心配もなさそうだ。
シバの仕事は徐々に忙しくなり、以前のように休日返上で働き始めた。そうなると必然的に俺達が過ごす時間も無くなるわけで、職場以外でシバと会うことはほとんど無くなってしまった。
さすがのシバも執務室で俺にキスをすることはなく、ほのぼのと話をして弁当を食べて、束の間のお茶の時間を楽しんでーーと、いたって平和な時を過ごした。
(シバの中でスキンシップブームが去ったのかな。)
彼のするキスは友情からくるものと思っていたが、単に興味本位だったのかもしれない。現にここ1か月は全くそういうことをされていないし、してくる素振りもない。
(まぁ、職場でしか会ってないし、さすがに執務室じゃ無理か。……って俺、何考えてるんだ!)
脳内で自分にツッコミを入れながら、冷静になろうと息を深く吐いた。
「ーーということで、君に付いて来てもらいたいんだが。」
「……え。」
とりあえず、俺の悩みの1つであったシバのキスの件も自然と解決し、あとはアックスとのハッピーエンドを待つばかりだ……と、のんびり考えていた俺は、シバのこの言葉を聞いて久々に焦りを感じた。
数分前、仕事をしていた俺はシバの執務室に呼ばれた。シバは3日後から2週間、ダライン文官長の命で急遽出張へ行くことになったらしい。そこで2人の文官を補助として連れて行くことになり、その1人を俺にしようと言うのだ。
「あの、私は文官ではないので、別の方が良いと思います。」
「ダライン様は、人選は私に任せるとおっしゃった。」
「それは『文官の中で』という意味だと思いますが……。」
「そうだとしても関係ない。」
(駄目だよ。っていうか、こんな我儘通す人じゃないのに、どうしたんだろ一体。)
仲の良い俺と行けば、修学旅行みたいで楽しいとは思うが、今回は仕事であり、お手伝い風情の自分が同行して良いとは、とても思えない。
「私では力不足です。」
「……私と行くのが、嫌か?」
拗ねたような表情に、キュンとする。
(……か、可愛い。でも駄目なんだ。)
この2週間の間にも、アックスとの小さいイベントが存在するのだ。
(最後の告白までに、好感度はできるだけ高い方がいい。)
「ち、違います。」
言いながらも、行きたくないというのが本音であるため、気まずさに少し視線を逸らす。
シバが俺の様子に「君は、」と何かを言いかけたところで、扉が開く。
「決まったか?」
ダライン文官長が、そう言ってシバへ近寄る。
「今、彼に同行できるか窺ったところです。」
「ふむ。シバよ、マニエラを候補に入れる事はできん。」
「……なぜですか。」
「『文官を3名』と先方からお達しがあった。陛下直々にあちらの意図に沿うようにと言われている。従うしかあるまい。」
「……分かりました。」
シバはグライラ文官長の言葉に頷くと、眼鏡先輩ともう1人の文官の名前を挙げた。
(とりあえず、ゲームの舞台であるこの1年間は城を離れるわけにはいかない。)
俺は胸を撫でおろし、シバは俺に仕事に戻るように言った。
「あのさ、セラ何かした?」
「何か、というのは?」
俺と入れ替わりでシバの執務室へ呼ばれた眼鏡先輩は、この短時間でげっそりとしている。
俺はシュリと戸棚の整理をしていたため、重たい本を両手に持ったまま振り向いた。
「アインラス様がお怒りだ。」
「お怒り……ですか。」
(さっきの事かな。もしかしてまだ拗ねてるのか。)
「何か言われました?」
「いや、そうじゃないし、一見いつものアインラス様だが、空気が……凍っていた。」
「……。」
俺が黙っていると、シュリが間に入ってくる。
「最近またお忙しそうだし、私達には分からない苦労がおありなんですよ!」
「はぁ……アインラス様との出張が、今から心配だよ。」
「え!アインラス様と出張?!代わって下さいよ!」
シュリは興奮した様子で眼鏡先輩に詰め寄る。
「遊びじゃないんだよ。しかも2週間もここを離れることになるし……。」
その言葉に、ピタッと黙るシュリ。
(もしかして、眼鏡先輩と長期間会えないから寂しい……のかな?)
そう感じたのは先輩も同じらしく、横から期待のオーラが見える。
「う、羨ましい~!!!」
シュリは大きな声でそう言うと、本当にそう思っているようで、どういう選抜基準だったのかを先輩に聞き始めた。
「どうにかして、私も一緒に行けないかな。」
そう言って、うーん……と悩むシュリ。眼鏡先輩は明らかにガックリと落ち込み、俺は「ドンマイ。」と心の中で呟いた。
「失礼します。」
仕事終わりにシバの執務室に寄ると、眼鏡先輩の言う通り、凍りそうなほど冷たい雰囲気だった。
「お茶を淹れますね。」
「……。」
返事は無いが気にせず準備をする。今日は心が落ち着くようなお茶にしてあげようと、真剣に茶葉を選ぶ。
(なんか懐かしいな、この感じ。)
出会った頃のシバは、愛想が無くて冷たくて、何を考えているのか分からなかった。今みたいに黙っていることも多く、その度に、早くこの部屋から出たいと思っていた。
お茶をカップに淹れ、仕事机にそれを置くと、シバが顔を上げた。
「なぜ笑っている。」
(やばい。にやけた顔のままだった。)
「すみません。」
「いや、いい。」
シバは少し呆れたようにそう言って、カップに口を付ける。
「私は君が、来たいと言うと思っていた。」
(さっきの出張のこと?やっぱりあれが原因で機嫌が悪かったのか!)
「出張のことですか?」
「ああ。だが、違っていたようだ。」
怒ったように、俺からフイッと顔をそむける姿は、懐かない猫のようで癒される。
「だから……なぜ笑うんだ。」
「笑っていません。ただ、俺と一緒に行けなくて拗ねてるんだと思ったら、可愛くて。」
上司にこの言い方は失礼だと思うが、思ったことを素直に伝えた。
「……拗ねているわけではない。私だけが浮かれていたと気付いただけだ。」
「私も付いて行きたいですよ。一緒ならきっと楽しいでしょうし。」
(本当は行きたいに決まってるじゃん!好きな人と遠出だよ?)
ただ、ダライン様の話を聞き、俺が付いて行くことは本当に不可能だと分かったし、俺の未来の為には城にいなくてはならない。
「……そうは見えなかった。」
「私は文官では無いですからね。あくまでお手伝いです。」
「……分かっている。」
シバは、はぁ~……と溜息をつくと、「もういい。」と言って俺を手招きした。俺は机を回って横へ立つ。
「拗ねていたと認める。」
シバは、横に立つ俺の手を引き腰を両手で掴むと、自分の膝に向かい合うように乗せた。
「ア、アインラス様?!」
「シバだ。」
「……シバ、降ろしてください。」
「駄目だ。」
(いや、「駄目だ。」じゃない!理由を言って、理由を!)
俺は硬いシバの太ももの感触に、緊張してくる。
(しかも、今誰か来たらどうするの?言い逃れできない体勢なんだけど。)
固まる俺を見て、シバが愉快そうにしている。
「この部屋に許可なく入れるのはダライン様だけだ。」
「ですが……、」
文官長は先程出掛けたばかりで、まだ帰っては来ないだろう。それでも誰かがノックをしシバが返事をすれば入れてしまう部屋でこの体勢は、ハードルが高すぎる。
「私を慰めようとは思わないのか。」
「慰めるって……どうやって、」
「こうだ。」
シバが俺の顎に手を掛けて上を向かせる。
(あ、また!)
俺はその手を取って、バッと下を向いた。
(今こそ言うんだ!これは恋人とするものだって。)
「あの、こういうことをしてはいけません。」
「……駄目か?」
「はい。」
シバが黙る。なぜいけないのかを説明しようとすると、シバは、そうかと1人で納得した。
「たしかに、ここでは不適切だな。」
その声に、俺は顔を上げる。
(そ、そういう意味じゃ無いんだけど。)
「どこまでならいい?」
(『友達』ならどこまでOKかってこと…?)
「えっと……抱き合うまでなら。」
「そうか。」
シバは、腰に添えていた手をスッと背中へ移動させると、身体を寄せてぎゅっと抱きしめてきた。久々の感触に、顔に熱が集まる。
「セラ、これから私達は2週間も会えない。」
「お仕事してたら、あっという間ですよ。」
「……。」
シバは俺を抱いたまま、肩に顎を乗せてくる。顔がぐっと近づき恥ずかしいが、シバが寂しそうな雰囲気を醸し出しているため、なんだかつっぱねることができない。
「電話下さい。……きっと俺、寂しくなるので。」
「分かった。」
俺の言葉は正解だったのか、シバがぎゅーっと腕に力を込めた。厚い胸のー感触に、ドキドキと落ち着かない。
「セラ。」
自分の名前を呼ぶ甘い声に応えるように、俺は広い背中にぎこちなく腕を回した。
そして、空に舞う白い雪を見るとエルのことやシバとしたキスを思い出し、それを頭から退けるのが大変だ。
あの誘拐事件から、1か月が経った。
仕事は以前と変わらず順調。そして時間がある時には馬小屋へアックスに会いに行っており、好感度の心配もなさそうだ。
シバの仕事は徐々に忙しくなり、以前のように休日返上で働き始めた。そうなると必然的に俺達が過ごす時間も無くなるわけで、職場以外でシバと会うことはほとんど無くなってしまった。
さすがのシバも執務室で俺にキスをすることはなく、ほのぼのと話をして弁当を食べて、束の間のお茶の時間を楽しんでーーと、いたって平和な時を過ごした。
(シバの中でスキンシップブームが去ったのかな。)
彼のするキスは友情からくるものと思っていたが、単に興味本位だったのかもしれない。現にここ1か月は全くそういうことをされていないし、してくる素振りもない。
(まぁ、職場でしか会ってないし、さすがに執務室じゃ無理か。……って俺、何考えてるんだ!)
脳内で自分にツッコミを入れながら、冷静になろうと息を深く吐いた。
「ーーということで、君に付いて来てもらいたいんだが。」
「……え。」
とりあえず、俺の悩みの1つであったシバのキスの件も自然と解決し、あとはアックスとのハッピーエンドを待つばかりだ……と、のんびり考えていた俺は、シバのこの言葉を聞いて久々に焦りを感じた。
数分前、仕事をしていた俺はシバの執務室に呼ばれた。シバは3日後から2週間、ダライン文官長の命で急遽出張へ行くことになったらしい。そこで2人の文官を補助として連れて行くことになり、その1人を俺にしようと言うのだ。
「あの、私は文官ではないので、別の方が良いと思います。」
「ダライン様は、人選は私に任せるとおっしゃった。」
「それは『文官の中で』という意味だと思いますが……。」
「そうだとしても関係ない。」
(駄目だよ。っていうか、こんな我儘通す人じゃないのに、どうしたんだろ一体。)
仲の良い俺と行けば、修学旅行みたいで楽しいとは思うが、今回は仕事であり、お手伝い風情の自分が同行して良いとは、とても思えない。
「私では力不足です。」
「……私と行くのが、嫌か?」
拗ねたような表情に、キュンとする。
(……か、可愛い。でも駄目なんだ。)
この2週間の間にも、アックスとの小さいイベントが存在するのだ。
(最後の告白までに、好感度はできるだけ高い方がいい。)
「ち、違います。」
言いながらも、行きたくないというのが本音であるため、気まずさに少し視線を逸らす。
シバが俺の様子に「君は、」と何かを言いかけたところで、扉が開く。
「決まったか?」
ダライン文官長が、そう言ってシバへ近寄る。
「今、彼に同行できるか窺ったところです。」
「ふむ。シバよ、マニエラを候補に入れる事はできん。」
「……なぜですか。」
「『文官を3名』と先方からお達しがあった。陛下直々にあちらの意図に沿うようにと言われている。従うしかあるまい。」
「……分かりました。」
シバはグライラ文官長の言葉に頷くと、眼鏡先輩ともう1人の文官の名前を挙げた。
(とりあえず、ゲームの舞台であるこの1年間は城を離れるわけにはいかない。)
俺は胸を撫でおろし、シバは俺に仕事に戻るように言った。
「あのさ、セラ何かした?」
「何か、というのは?」
俺と入れ替わりでシバの執務室へ呼ばれた眼鏡先輩は、この短時間でげっそりとしている。
俺はシュリと戸棚の整理をしていたため、重たい本を両手に持ったまま振り向いた。
「アインラス様がお怒りだ。」
「お怒り……ですか。」
(さっきの事かな。もしかしてまだ拗ねてるのか。)
「何か言われました?」
「いや、そうじゃないし、一見いつものアインラス様だが、空気が……凍っていた。」
「……。」
俺が黙っていると、シュリが間に入ってくる。
「最近またお忙しそうだし、私達には分からない苦労がおありなんですよ!」
「はぁ……アインラス様との出張が、今から心配だよ。」
「え!アインラス様と出張?!代わって下さいよ!」
シュリは興奮した様子で眼鏡先輩に詰め寄る。
「遊びじゃないんだよ。しかも2週間もここを離れることになるし……。」
その言葉に、ピタッと黙るシュリ。
(もしかして、眼鏡先輩と長期間会えないから寂しい……のかな?)
そう感じたのは先輩も同じらしく、横から期待のオーラが見える。
「う、羨ましい~!!!」
シュリは大きな声でそう言うと、本当にそう思っているようで、どういう選抜基準だったのかを先輩に聞き始めた。
「どうにかして、私も一緒に行けないかな。」
そう言って、うーん……と悩むシュリ。眼鏡先輩は明らかにガックリと落ち込み、俺は「ドンマイ。」と心の中で呟いた。
「失礼します。」
仕事終わりにシバの執務室に寄ると、眼鏡先輩の言う通り、凍りそうなほど冷たい雰囲気だった。
「お茶を淹れますね。」
「……。」
返事は無いが気にせず準備をする。今日は心が落ち着くようなお茶にしてあげようと、真剣に茶葉を選ぶ。
(なんか懐かしいな、この感じ。)
出会った頃のシバは、愛想が無くて冷たくて、何を考えているのか分からなかった。今みたいに黙っていることも多く、その度に、早くこの部屋から出たいと思っていた。
お茶をカップに淹れ、仕事机にそれを置くと、シバが顔を上げた。
「なぜ笑っている。」
(やばい。にやけた顔のままだった。)
「すみません。」
「いや、いい。」
シバは少し呆れたようにそう言って、カップに口を付ける。
「私は君が、来たいと言うと思っていた。」
(さっきの出張のこと?やっぱりあれが原因で機嫌が悪かったのか!)
「出張のことですか?」
「ああ。だが、違っていたようだ。」
怒ったように、俺からフイッと顔をそむける姿は、懐かない猫のようで癒される。
「だから……なぜ笑うんだ。」
「笑っていません。ただ、俺と一緒に行けなくて拗ねてるんだと思ったら、可愛くて。」
上司にこの言い方は失礼だと思うが、思ったことを素直に伝えた。
「……拗ねているわけではない。私だけが浮かれていたと気付いただけだ。」
「私も付いて行きたいですよ。一緒ならきっと楽しいでしょうし。」
(本当は行きたいに決まってるじゃん!好きな人と遠出だよ?)
ただ、ダライン様の話を聞き、俺が付いて行くことは本当に不可能だと分かったし、俺の未来の為には城にいなくてはならない。
「……そうは見えなかった。」
「私は文官では無いですからね。あくまでお手伝いです。」
「……分かっている。」
シバは、はぁ~……と溜息をつくと、「もういい。」と言って俺を手招きした。俺は机を回って横へ立つ。
「拗ねていたと認める。」
シバは、横に立つ俺の手を引き腰を両手で掴むと、自分の膝に向かい合うように乗せた。
「ア、アインラス様?!」
「シバだ。」
「……シバ、降ろしてください。」
「駄目だ。」
(いや、「駄目だ。」じゃない!理由を言って、理由を!)
俺は硬いシバの太ももの感触に、緊張してくる。
(しかも、今誰か来たらどうするの?言い逃れできない体勢なんだけど。)
固まる俺を見て、シバが愉快そうにしている。
「この部屋に許可なく入れるのはダライン様だけだ。」
「ですが……、」
文官長は先程出掛けたばかりで、まだ帰っては来ないだろう。それでも誰かがノックをしシバが返事をすれば入れてしまう部屋でこの体勢は、ハードルが高すぎる。
「私を慰めようとは思わないのか。」
「慰めるって……どうやって、」
「こうだ。」
シバが俺の顎に手を掛けて上を向かせる。
(あ、また!)
俺はその手を取って、バッと下を向いた。
(今こそ言うんだ!これは恋人とするものだって。)
「あの、こういうことをしてはいけません。」
「……駄目か?」
「はい。」
シバが黙る。なぜいけないのかを説明しようとすると、シバは、そうかと1人で納得した。
「たしかに、ここでは不適切だな。」
その声に、俺は顔を上げる。
(そ、そういう意味じゃ無いんだけど。)
「どこまでならいい?」
(『友達』ならどこまでOKかってこと…?)
「えっと……抱き合うまでなら。」
「そうか。」
シバは、腰に添えていた手をスッと背中へ移動させると、身体を寄せてぎゅっと抱きしめてきた。久々の感触に、顔に熱が集まる。
「セラ、これから私達は2週間も会えない。」
「お仕事してたら、あっという間ですよ。」
「……。」
シバは俺を抱いたまま、肩に顎を乗せてくる。顔がぐっと近づき恥ずかしいが、シバが寂しそうな雰囲気を醸し出しているため、なんだかつっぱねることができない。
「電話下さい。……きっと俺、寂しくなるので。」
「分かった。」
俺の言葉は正解だったのか、シバがぎゅーっと腕に力を込めた。厚い胸のー感触に、ドキドキと落ち着かない。
「セラ。」
自分の名前を呼ぶ甘い声に応えるように、俺は広い背中にぎこちなく腕を回した。
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転生悪役令嬢は溺愛されんでいいので推しカプを見守りたい! https://www.alphapolis.co.jp/novel/687110240/826989668
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