86 / 115
お付き合いの真相
朝、目覚めると視界は紺色に包まれていた。
(あ、シバの寝間着か…。)
それは紛れもなく昨夜俺が着せたものであり、彼はまだ夢の中だ。
(あったかい。)
俺は今シバと向き合って寝ており、目線はちょうどシバの胸あたりだ。シバは腕を俺の首の下に敷き、その手で俺を抱きしめている。まるで離れるなというような体勢に、嬉しいような恥ずかしいような、なんとも言えない気持ちになる。
(いや、喜んだら駄目だろ!)
今日は、シバと真剣に話し合わなければならない。しかも、付き合えないとはっきり言わなければならないのだ。好きな相手が自分を好いていてくれるかもしれないのに、断るというのは辛いが、命には代えられない。
(これからは、こういうお泊りもできないんだよなぁ…。)
そう思うと、この腕の中にまだ居たいような気分になってくる。とりあえずは、話し合いも彼が起きてからのことだ。俺は目を瞑ってシバの目覚めを待つことにした。
「んぁ…っ」
「起きたか?」
遅刻を実感しながら目覚めた時のような焦りと共に、バチッと目を見開いた。目の前にはシバのドアップ。俺は驚いて起き上がる。
「わ…ッ!」
「セラ、急に身体を起こすと良くない。」
「俺、寝ちゃったのか…。」
「別に良いだろう。今日は休みだ。」
俺がボソッと呟いた言葉に返事をし、シバは「こっちへ来い。」と寝ている自分の方へ腕を引く。
「あの、もう起きましょう。話があるんです。」
「……今は頭が回っていない。後にしよう。」
「え、でも…」
「上司命令だ。こっちへ来い。」
「そんな…命令だなんて。」
ぐいっと腕を引かれ、ぽすんとシバの隣に戻る。
(早く話をしたいんだけど…。)
俺は満足そうに頭を撫でてくるシバにどう接してよいか分からず、その胸元に視線を向けていた。
「セラ、話は昼食を食べてからにしよう。それまでは、今まで通り接するように。」
「それも…命令ですか?」
「ああ。セラは逆らうことはできない。」
はぁ…と観念し、俺は目の前の大きな胸の中へと戻った。
(上司の命令だし、しかたないよね…。)
本心では、ずっと離れていたシバとこうやってくっついていたい。もし俺がアックスと恋人同士になる必要がなければ、喜んでそうしていただろう。そして今日は最高の1日になったはずだ。
「分かりました。」
「良い子だ。」
シバは俺の前髪を分け、そこにちゅっと口付けた。
「シバ…ッ!」
「なんだ。2か月前はしていただろう。」
「で、でも。」
「セラもしてくれ。朝の挨拶を怠るな。」
「え…っと、」
(これも命令だから、いい…のか?)
自分でも分からなくなってきた。アックスに申し訳ないと思いながら、まだ彼とは恋人ではないのだから…という気分にもなってくる。
(とりあえず、ご飯を食べるまでは今まで通りにするって約束したし。)
俺はシバのおでこが届く位置にズリッとベッドを蹴って上がる。しかし予想とは違い、眉より少し上に唇が乗ってしまった。緊張して目的の場所にできなかった上、離すタイミングが遅れ長めに口付けてしまう。
「えっと、」
「やり直し。」
結局、ちゃんとした位置に口付けができるまで、シバは何度も俺に朝の挨拶をさせた。
遠征に長く出ていたシバの家には食料が何もなく、出前を取ってリビングで食べた。シバはこの食事が終わるまでは以前のように過ごせと言っていたので、俺も気を抜いて沢山笑うことができた。そして、食後のお茶を淹れたタイミングで、自分の持ってきた紙袋が視界に入った。
(気まずくなる前に渡しておこうかな。)
「あの、シバに渡したい物があって。」
「私に?…何だ。」
部屋の隅に置いていた紙袋から、約2か月前に用意していたプレゼントを取り出す。
「開けていいか?」
「はい。…そんなに立派な物じゃないので、期待しないでくださいね。」
シバは青いリボンを上品な手つきで解くと、包みからキャンドルを取り出した。
「これは。」
「キャンドルです。柑橘の香りがして、リラックスできるらしいので……シバに。」
「セラが選んでくれたのか?」
「はい。良かったら使ってください。」
「もちろんだ。…ありがとう。」
まじまじとオレンジ色のキャンドルを見つめるシバ。シュリや俺でも買えるような雑貨店で売っているものであり、そんなにじっくりと鑑賞されると恥ずかしくなってくる。
「シバ、もうしまってください…。」
「飾っておく。」
シバはそれを大事そうに抱えるとガラスの器に入れてテーブルの真ん中に置いた。
「これを付けて今夜一緒に過ごしたいが、話をしないとな。」
「はい…。」
やっと本題に入るのだと、安心しつつも、この穏やかな時間は最後かもしれないと思うと辛い。
テーブルの下でグッと拳を握り、俺は目の前に座るシバに疑問に思っていたことを尋ねた。
「あの、私達はいつから、その…こい、びと、なんでしょうか。」
「キスをしただろう。あの日だ。」
「えっと、私が助けてもらって、雪の上でした…あれですか?」
イベント④の誘拐事件。シバに助けてもらったあの日、雪が舞う寒空の下で俺達はキスをした。
(いや、確かにあれは俺にとってもシバにとっても初めてではあったけど…。)
記憶をさかのぼっている俺に、シバは「違う。」と言った。
「その夜、ベッドの中でしただろう。事件直後は君も混乱していたし、あのキスで恋人にとは思っていない。」
「…はい。」
「ただ、あの時に私の気持ちは伝えたつもりだ…。」
(気持ちって、「初めてをくれないか」って言葉だよね。)
俺の気持ちを落ち着ける為に言ったのだと思っていたが、あれは本心だったと…今になってようやく分かった。
「その夜したキスは、想い合ったものだと思っていた。」
「それは…。」
シバの言う通りだ。俺は彼が好きで、その夜も一緒に居たくてキスされたのも嬉しくて…。
(でも駄目だ。今はっきりと『違う』って言わないと。)
「それは、シバの勘違いです。」
俺は自分の心を殺して、きっぱりと言った。
「あれは事件の後で、私も感覚がおかしくなっていたんです。その後のキスも…上司だから、拒めなかっただけです。」
俺は言い切ってギュッと目を瞑った。本心ではない感情を伝えるのは難しく、胸はグッと重力がかかり苦しくなる。
シバを傷つけただろうか…と、瞑った目をゆっくり開くと、彼は真剣な顔をしていた。
「嘘をつくな。」
「…え?」
きっと優しい上司は、俺に怒らず「分かった。」と言ってこの話は終わりだろうと思っていた。そしてまた上司と部下、それだけの関係になるのだと覚悟していた。しかし、彼は傷ついた様子もなく俺を嘘つきだと判断した。
「あの…嘘、とは?」
「何が君をそうさせているのかは分からないが、セラは今、私に嘘をついた。」
「何言ってッ、私は本当にそう、」
「好きだ…。」
シバは、焦って早口になっていく俺の手を優しく両手で包むと、もう一度「好きだ」と言った。
「…ッ。」
どうしろというのだ。覚悟を決めて突き放したというのに、また流されそうになる。
俺は、シバの両手を振り払った。
「アインラス様は、私の上司で…それだけです。」
今まで親しく名前を呼べていたのも奇跡なのだ。よくよく考えれば、彼は皆に慕われる文官棟で2番目に偉いシバ・アインラス。許されたからといって、気軽にその名を呼んでいい相手ではないのだ。
「…分かった。」
(納得、したのか…。)
ホッとしているのに悲しい、なんとも不思議な気分でシバを見ると、彼は腕を組んで俺を見下ろしていた。
「…アインラス、様?」
「私はこれから、毎日セラに告白をする。」
「はい…?」
(今、「分かった。」って言わなかった?)
シバはそう言うと、「これから準備をする。君は帰るんだ。」と言って立ち上がる。そして俺のカバンを拾って手渡すと、玄関へぐいぐいと連れていき、「明日、午後3時に君に会いに行く。」と告げた。
「あ、あの…。」
「午後3時に部屋に行く。」
シバはそう言って俺を玄関から押し出すと、バタンと扉を閉めた。
「…な、なんで?」
俺は訳が分からずに、玄関の扉を見ながら立ち尽くした。
(あ、シバの寝間着か…。)
それは紛れもなく昨夜俺が着せたものであり、彼はまだ夢の中だ。
(あったかい。)
俺は今シバと向き合って寝ており、目線はちょうどシバの胸あたりだ。シバは腕を俺の首の下に敷き、その手で俺を抱きしめている。まるで離れるなというような体勢に、嬉しいような恥ずかしいような、なんとも言えない気持ちになる。
(いや、喜んだら駄目だろ!)
今日は、シバと真剣に話し合わなければならない。しかも、付き合えないとはっきり言わなければならないのだ。好きな相手が自分を好いていてくれるかもしれないのに、断るというのは辛いが、命には代えられない。
(これからは、こういうお泊りもできないんだよなぁ…。)
そう思うと、この腕の中にまだ居たいような気分になってくる。とりあえずは、話し合いも彼が起きてからのことだ。俺は目を瞑ってシバの目覚めを待つことにした。
「んぁ…っ」
「起きたか?」
遅刻を実感しながら目覚めた時のような焦りと共に、バチッと目を見開いた。目の前にはシバのドアップ。俺は驚いて起き上がる。
「わ…ッ!」
「セラ、急に身体を起こすと良くない。」
「俺、寝ちゃったのか…。」
「別に良いだろう。今日は休みだ。」
俺がボソッと呟いた言葉に返事をし、シバは「こっちへ来い。」と寝ている自分の方へ腕を引く。
「あの、もう起きましょう。話があるんです。」
「……今は頭が回っていない。後にしよう。」
「え、でも…」
「上司命令だ。こっちへ来い。」
「そんな…命令だなんて。」
ぐいっと腕を引かれ、ぽすんとシバの隣に戻る。
(早く話をしたいんだけど…。)
俺は満足そうに頭を撫でてくるシバにどう接してよいか分からず、その胸元に視線を向けていた。
「セラ、話は昼食を食べてからにしよう。それまでは、今まで通り接するように。」
「それも…命令ですか?」
「ああ。セラは逆らうことはできない。」
はぁ…と観念し、俺は目の前の大きな胸の中へと戻った。
(上司の命令だし、しかたないよね…。)
本心では、ずっと離れていたシバとこうやってくっついていたい。もし俺がアックスと恋人同士になる必要がなければ、喜んでそうしていただろう。そして今日は最高の1日になったはずだ。
「分かりました。」
「良い子だ。」
シバは俺の前髪を分け、そこにちゅっと口付けた。
「シバ…ッ!」
「なんだ。2か月前はしていただろう。」
「で、でも。」
「セラもしてくれ。朝の挨拶を怠るな。」
「え…っと、」
(これも命令だから、いい…のか?)
自分でも分からなくなってきた。アックスに申し訳ないと思いながら、まだ彼とは恋人ではないのだから…という気分にもなってくる。
(とりあえず、ご飯を食べるまでは今まで通りにするって約束したし。)
俺はシバのおでこが届く位置にズリッとベッドを蹴って上がる。しかし予想とは違い、眉より少し上に唇が乗ってしまった。緊張して目的の場所にできなかった上、離すタイミングが遅れ長めに口付けてしまう。
「えっと、」
「やり直し。」
結局、ちゃんとした位置に口付けができるまで、シバは何度も俺に朝の挨拶をさせた。
遠征に長く出ていたシバの家には食料が何もなく、出前を取ってリビングで食べた。シバはこの食事が終わるまでは以前のように過ごせと言っていたので、俺も気を抜いて沢山笑うことができた。そして、食後のお茶を淹れたタイミングで、自分の持ってきた紙袋が視界に入った。
(気まずくなる前に渡しておこうかな。)
「あの、シバに渡したい物があって。」
「私に?…何だ。」
部屋の隅に置いていた紙袋から、約2か月前に用意していたプレゼントを取り出す。
「開けていいか?」
「はい。…そんなに立派な物じゃないので、期待しないでくださいね。」
シバは青いリボンを上品な手つきで解くと、包みからキャンドルを取り出した。
「これは。」
「キャンドルです。柑橘の香りがして、リラックスできるらしいので……シバに。」
「セラが選んでくれたのか?」
「はい。良かったら使ってください。」
「もちろんだ。…ありがとう。」
まじまじとオレンジ色のキャンドルを見つめるシバ。シュリや俺でも買えるような雑貨店で売っているものであり、そんなにじっくりと鑑賞されると恥ずかしくなってくる。
「シバ、もうしまってください…。」
「飾っておく。」
シバはそれを大事そうに抱えるとガラスの器に入れてテーブルの真ん中に置いた。
「これを付けて今夜一緒に過ごしたいが、話をしないとな。」
「はい…。」
やっと本題に入るのだと、安心しつつも、この穏やかな時間は最後かもしれないと思うと辛い。
テーブルの下でグッと拳を握り、俺は目の前に座るシバに疑問に思っていたことを尋ねた。
「あの、私達はいつから、その…こい、びと、なんでしょうか。」
「キスをしただろう。あの日だ。」
「えっと、私が助けてもらって、雪の上でした…あれですか?」
イベント④の誘拐事件。シバに助けてもらったあの日、雪が舞う寒空の下で俺達はキスをした。
(いや、確かにあれは俺にとってもシバにとっても初めてではあったけど…。)
記憶をさかのぼっている俺に、シバは「違う。」と言った。
「その夜、ベッドの中でしただろう。事件直後は君も混乱していたし、あのキスで恋人にとは思っていない。」
「…はい。」
「ただ、あの時に私の気持ちは伝えたつもりだ…。」
(気持ちって、「初めてをくれないか」って言葉だよね。)
俺の気持ちを落ち着ける為に言ったのだと思っていたが、あれは本心だったと…今になってようやく分かった。
「その夜したキスは、想い合ったものだと思っていた。」
「それは…。」
シバの言う通りだ。俺は彼が好きで、その夜も一緒に居たくてキスされたのも嬉しくて…。
(でも駄目だ。今はっきりと『違う』って言わないと。)
「それは、シバの勘違いです。」
俺は自分の心を殺して、きっぱりと言った。
「あれは事件の後で、私も感覚がおかしくなっていたんです。その後のキスも…上司だから、拒めなかっただけです。」
俺は言い切ってギュッと目を瞑った。本心ではない感情を伝えるのは難しく、胸はグッと重力がかかり苦しくなる。
シバを傷つけただろうか…と、瞑った目をゆっくり開くと、彼は真剣な顔をしていた。
「嘘をつくな。」
「…え?」
きっと優しい上司は、俺に怒らず「分かった。」と言ってこの話は終わりだろうと思っていた。そしてまた上司と部下、それだけの関係になるのだと覚悟していた。しかし、彼は傷ついた様子もなく俺を嘘つきだと判断した。
「あの…嘘、とは?」
「何が君をそうさせているのかは分からないが、セラは今、私に嘘をついた。」
「何言ってッ、私は本当にそう、」
「好きだ…。」
シバは、焦って早口になっていく俺の手を優しく両手で包むと、もう一度「好きだ」と言った。
「…ッ。」
どうしろというのだ。覚悟を決めて突き放したというのに、また流されそうになる。
俺は、シバの両手を振り払った。
「アインラス様は、私の上司で…それだけです。」
今まで親しく名前を呼べていたのも奇跡なのだ。よくよく考えれば、彼は皆に慕われる文官棟で2番目に偉いシバ・アインラス。許されたからといって、気軽にその名を呼んでいい相手ではないのだ。
「…分かった。」
(納得、したのか…。)
ホッとしているのに悲しい、なんとも不思議な気分でシバを見ると、彼は腕を組んで俺を見下ろしていた。
「…アインラス、様?」
「私はこれから、毎日セラに告白をする。」
「はい…?」
(今、「分かった。」って言わなかった?)
シバはそう言うと、「これから準備をする。君は帰るんだ。」と言って立ち上がる。そして俺のカバンを拾って手渡すと、玄関へぐいぐいと連れていき、「明日、午後3時に君に会いに行く。」と告げた。
「あ、あの…。」
「午後3時に部屋に行く。」
シバはそう言って俺を玄関から押し出すと、バタンと扉を閉めた。
「…な、なんで?」
俺は訳が分からずに、玄関の扉を見ながら立ち尽くした。
あなたにおすすめの小説
異世界転移した元コンビニ店長は、獣人騎士様に嫁入りする夢は……見ない!
めがねあざらし
BL
過労死→異世界転移→体液ヒーラー⁈
社畜すぎて魂が擦り減っていたコンビニ店長・蓮は、女神の凡ミスで異世界送りに。
もらった能力は“全言語理解”と“回復力”!
……ただし、回復スキルの発動条件は「体液経由」です⁈
キスで癒す? 舐めて治す? そんなの変態じゃん!
出会ったのは、狼耳の超絶無骨な騎士・ロナルドと、豹耳騎士・ルース。
最初は“保護対象”だったのに、気づけば戦場の最前線⁈
攻めも受けも騒がしい異世界で、蓮の安眠と尊厳は守れるのか⁉
--------------------
※現在同時掲載中の「捨てられΩ、癒しの異能で獣人将軍に囲われてます!?」の元ネタです。出しちゃった!
魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました
タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。
クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。
死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。
「ここは天国ではなく魔界です」
天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。
「至上様、私に接吻を」
「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」
何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?
処刑される悪役令息に転生したらなぜか推しの騎士団長がグイグイ近づいてくる
猫に小判
BL
交通事故で死んだはずの会社員・田中悠人は、気がつくとBL小説『恋と陰謀~はじまりは夜に~』の世界に転生していた。
しかも転生先は、原作で処刑される悪役令息エリオット。
当然そんな未来は回避したい。
原作知識を頼りに慎重に立ち回るつもりだったのに、気づけば王宮を揺るがす事件に巻き込まれていき――。
さらに困ったことに、原作で一番の推しだった騎士団長ガイウスがやたらと距離を詰めてきて……?
平穏に生きたい元悪役令息と、過保護な騎士団長がじれじれ距離を縮める話。
ガイウス(騎士団長)×エリオット(元悪役令息)
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬下諒
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 造語、出産描写あり。前置き長め。第21話に登場人物紹介を載せました。
★お試し読みは第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
普段「はい」しか言わない僕は、そばに人がいると怖いのに、元マスターが迫ってきて弄ばれている
迷路を跳ぶ狐
BL
全105話*六月十一日に完結する予定です。
読んでいただき、エールやお気に入り、しおりなど、ありがとうございました(*≧∀≦*)
魔法の名手が生み出した失敗作と言われていた僕の処分は、ある日突然決まった。これから捨てられる城に置き去りにされるらしい。
ずっと前から廃棄処分は決まっていたし、殺されるかと思っていたのに、そうならなかったのはよかったんだけど、なぜか僕を嫌っていたはずのマスターまでその城に残っている。
それだけならよかったんだけど、ずっとついてくる。たまにちょっと怖い。
それだけならよかったんだけど、なんだか距離が近い気がする。
勘弁してほしい。
僕は、この人と話すのが、ものすごく怖いんだ。
恋愛騎士物語1~孤独な騎士の婚活日誌~
凪瀬夜霧
BL
「綺麗な息子が欲しい」という実母の無茶な要求で、ランバートは女人禁制、男性結婚可の騎士団に入団する。
そこで出会った騎兵府団長ファウストと、部下より少し深く、けれども恋人ではない微妙な距離感での心地よい関係を築いていく。
友人とも違う、部下としては近い、けれど恋人ほど踏み込めない。そんなもどかしい二人が、沢山の事件を通してゆっくりと信頼と気持ちを育て、やがて恋人になるまでの物語。
メインCP以外にも、個性的で楽しい仲間や上司達の複数CPの物語もあります。活き活きと生きるキャラ達も一緒に楽しんで頂けると嬉しいです。
ー!注意!ー
*複数のCPがおります。メインCPだけを追いたい方には不向きな作品かと思います。
【新版】転生悪役モブは溺愛されんでいいので死にたくない!
煮卵
BL
ゲーム会社に勤めていた俺はゲームの世界の『婚約破棄』イベントの混乱で殺されてしまうモブに転生した。
処刑の原因となる婚約破棄を避けるべく王子に友人として接近。
なんか数ヶ月おきに繰り返される「恋人や出会いのためのお祭り」をできる限り第二皇子と過ごし、
婚約破棄の原因となる主人公と出会うきっかけを徹底的に排除する。
最近では監視をつけるまでもなくいつも一緒にいたいと言い出すようになった・・・
やんごとなき血筋のハンサムな王子様を淑女たちから遠ざけ男の俺とばかり過ごすように
仕向けるのはちょっと申し訳ない気もしたが、俺の運命のためだ。仕方あるまい。
クレバーな立ち振る舞いにより、俺の死亡フラグは完全に回避された・・・
と思ったら、婚約の儀の当日、「私には思い人がいるのです」
と言いやがる!一体誰だ!?
その日の夜、俺はゲームの告白イベントがある薔薇園に呼び出されて・・・
ーーーーーーーー
この作品は以前投稿した「転生悪役モブは溺愛されんで良いので死にたくない!」に
加筆修正を加えたものです。
リュシアンの転生前の設定や主人公二人の出会いのシーンを追加し、
あまり描けていなかったキャラクターのシーンを追加しています。
展開が少し変わっていますので新しい小説として投稿しています。
続編出ました
転生悪役令嬢は溺愛されんでいいので推しカプを見守りたい! https://www.alphapolis.co.jp/novel/687110240/826989668
ーーーー
校正・文体の調整に生成AIを利用しています。
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。