鬼畜過ぎる乙女ゲームの世界に転生した俺は完璧なハッピーエンドを切望する

かてきん

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最後の夜だから*

ベッドの上で横に並び、シバが俺を寝かせようと抱き寄せたところで、あるお願いをした。

「シバ、もっとキスしてください。」
「…セラ?どうしたんだ。」

(さっきもしたのに…って思ってるのかな。)

俺は顔が熱くなるのを感じながらも、したいものはしたいのでしょうがない…と、無理やり羞恥に蓋をした。

(シバと過ごせるのは今日だけかもしれないし。)

俺は今日、アックスとの待ち合わせに行っていない。つまり告白イベントは発生せず終わった。ルートに入ってからの失敗、しかも一番メインとなるイベントを放棄している状態だ。

バッドエンドは失敗した次の日…。つまり明日俺は何らかの形でゲーム失敗の報復を受けるだろう。告白イベントまで辿り着いて放棄した、もしくは断った例は知らないので何が起こるかは予想できない。しかし、この城に居られなくなることは確かだ。これが最後なら思い出に残る夜にしたいと思った。

「ずっと、我慢していたので。」
「…ッ、」

俺はシバの頬に手を置き、こちらを向くように誘導すると唇を重ねた。ちゅ…と音がして離れた後、また口を寄せる。

シバは俺の好きなようにさせており、時々答えるように自らも口を寄せてくる。

(もっと…。)

柔らかい唇同士が触れるのは気持ちが良いものの、シバがこれ以上をしてこないことに少し物足りなさを感じた。

「シバ、中にもキスしたいです。」
「中?」

シバが困った顔でこちらを見ている。助けを求めるその表情が可愛くて、俺はゆっくり近づいてその唇を舐めた。

「…セ、」
「シバ、好きです。」

ちゅ…と唇を合わせて、俺はシバの口の中に舌を伸ばす。ディープキスの正しいやり方など知らない。ただシバを好きで、もっと奥まで自分の物にしたいという気持ちで舌を差し込んだ。

「、ん…好き」

キスの合間に呟いて舌で唇を舐め、誘い出すように舌先を相手の口内で動かしていると、堅くなっていたシバの舌が徐々に柔らかくなり、俺のものと重なった。

「セラ…、」

シバは俺の首に手を回し固定させると、今度はこちらの口内に侵入してきた。

「セラ、」
「んんっ…ンむ。」
「はぁ、…可愛い。セラ。」
「…はぁ…ッ、んぁ」

初めてだというのに、実践型のシバはもうキスを会得したのか、自分の思うように俺の口の中で動き回る。

(あ、気持ちいいかも。)

自分からしていた時は『好き』という感情と緊張だけだったのが、シバに口内を優しく犯されるうちに、気持ちいいと感じるようになってきた。

「セラの口は小さいな…俺のでいっぱいになってる。」
「あの……言い方が恥ずかしい、んですけど。」

俺が「やめて」という意味を込めて見上げると、シバがくつくつと笑った。俺が主導権を握っていたのは最初だけのようで、今ではすっかりシバがリードしている。

「私は、恥ずかしがる君も好きだ。」

シバの頬に両手を添えて顔を離そうとしていた俺だったが、その手は優しく退かされ、また唇を近づけてくる。

「セラの中も、ちゃんと愛したい。」
「その言い方やめてください。」

シバはまた楽し気に笑うと、俺をベッドに押し倒した。

「今日はずっとキスしていよう。」

(ずっと…って。)

どうなってしまうのか不安に思いつつ頷くと、シバが俺に覆いかぶさるようにキスをした。



「ん…シバぁ…ッ」
「セラ…苦しいか?」
「……苦しいです。」

シバは顔を離すと、俺の上から退いて心配するように顔を覗き込んだ。

「大丈夫か?重たかったな。」

シバは膝を立てた状態で被さっており、ちっとも重たくは無かった。俺は彼が勘違いをしていると気付いて、その手を取ると自分のソコへ導いた。

「セラ…これは。」
「……あの、ここが苦しいん、です。」

シバは明らかに動揺していた。俺のソレは緩く勃ちあがっており、大きな手の平に擦れて少し揺れた。

いつもと違う俺の様子を心配げに見ているシバだが、添えていた俺の手が外れているにも関わらず、ソコから手を退けない。そして俺が「触って。」と頼むと、確かめるようにスリ…と撫でてきた。

「ふッ、…ん、」
「セラ、キスで興奮したのか?」

(な、なにその質問。)

見たら分かるだろうと思いつつ頷くと、シバが俺のアソコをズボン越しに軽く擦った。

「ァ…あ、」
「私だけかと思った。セラも同じで嬉しい。」

シバはそう言い、座った体勢のまま寝転がる俺のアソコを撫でている。

「シ、シバも?…本当ですか?」
「ああ。少し苦しい。」

(シバも興奮してるんだ。どうしよう……見てみたい。)

性的な欲が溢れ、身体がジンと熱くなるのを感じた。

「俺も……触りたいです。」
「…そうか。」

上ずっているシバの声が嬉しい。「まだ早い」と断るかもしれないと思っていただけに、彼が予想以上に興奮しているのだと分かって、早くその熱を触りたくなった。
シバは俺が触りやすいように側に寝転がり、向かい合う形になる。おずおずと手を伸ばしズボン越しに触れてみると、そこは予想以上に固くなっていた。

「あ、かたぃ…。」
「…言わなくていい。」
「だって、もう限界そうで…。」

初めて触る他人のモノだが、その硬度が今にも射精してしまいそうなほどだということは分かる。「早く出した方が、」と言ったところで、顎をグイッと上げられ、上から覆うように口付けられた。

「ん、ん…ッッ」

ちゅ…ッと水音が響き、シバの手が緩く俺のソコを撫でていく。思わず声が出そうになるが、俺の口はシバでいっぱいで、声にならないくぐもった音が洩れる。

(シバ、絶対辛いよね。)

俺はキスでぼーっとした頭で無意識にシバのズボンに手を掛けた。

「…つッ、セラ。」
「直接触りたいです。…あの…私のも、一緒に。」
「ッ分かった…。」

シバはフーッと浅く息を零すと、自分と俺のズボンを下げて腰を近づけた。
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