鬼畜過ぎる乙女ゲームの世界に転生した俺は完璧なハッピーエンドを切望する

かてきん

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青い石に想いを込めて*

キスを続けていると、中のシバのモノがさらに大きくなった気がして驚く。

(え、まだおっきくなるの…?)

「シバ、もう動いても大丈夫だと思います。」
「…ゆっくり動くからな。」

シバは上半身を起こして俺の足をグッと開く。見下ろされている俺は全てをさらけ出しており、恥ずかしくて顔を横へ向けた。
そして、シバは俺の太ももを掴むと微かに揺らす。くちゅ…と下から水音がし、反り返った大きなモノが中を擦っていく。

「ん、あつぃ…ッ」

中は敏感にシバの熱を感じ取って、溶けてしまいそうだと思った。
シバは体勢を整え、俺の太ももを掴んだままゆっくりと腰を揺らし続ける。十分慣らしたおかげで痛みもなく、時々敏感な所を擦られ声が漏れた。

「ん、んんッ、」

(シバはどうなんだろう…。)

自分は徐々に快感を拾うようになったが、黙って目を瞑ったままの彼がちゃんと気持ちよくなれているのかが気になってしまう。

「シバ、あの…中は、どうですか?」

(おい…もっと他に言い方あるだろ、俺のばか…。)

ムードの無い聞き方をしてしまったと若干後悔したが、シバは目を開けて俺を見下ろした。

「最高に気持ちがいい。」
「…あ、そ、それなら…良かったです。」

気持ちがいいと、吐息交じりに言われて戸惑う。俺が顔を赤くして返事をすると、シバは困ったような顔をした。

「気を抜くと達してしまいそうだ。」

シバはそう呟くと、これ以上のおしゃべりは難しいと、無言で腰を動かした。


ぐちゅっ、ぐちゅっ…
何度もストロークが続く。気持ち良い部分を擦れる頻度が増え、抜けていくのも挿れられるのも気持ちがいい。しかし中だけでは射精するほどではなく、イきたいのに出せない苦しさを感じ始めた。
それに気付いてか否か、シバは俺の揺れる中心にそっと触れ、掴むと優しく上下に扱き始める。

「…ひぅ、あ、…ンっ!」

指のごつごつした感触が堪らない。そして、シバの指の動きに合わせて「あ、あ、」と声が零れた。
急に与えられた竿への快感に、内ももが痙攣し中が逞しいシバのモノをぴったりと締め付ける。

そして、ぐちゅんっ…と扱かれ声をあげたと同時に、シバは腰を両手で掴み急に激しく腰を動かした。
我慢できない様子で前後に揺さぶられ、さっきまでの動きは俺に無理がないよう合わせていたのだと分かる。

(やば…出ちゃうかも…! )

「んぁあ、これ、…あ、はげしッ、でちゃ、押されてでちゃう、」
「は…ッ、セラ、…気持ちがいい。」

余裕のないシバの顔から伝った汗がポタポタと肌に落ちる。必死に腰を揺する彼に、求められているのだと胸がいっぱいになった。

「シバぁ、も、もう…」
「ッこれが好きか?」
「うん、うん…!奥が、ゴシゴシってなって……あッ、なんでこんな…気持ち、いいの?」
「…セラ、」

頭がフワフワしておかしくなりそうだ。どうしてこんなに感じてしまうのかと、何も考えずにシバに聞いてしまう。
シバはその言葉を聞いて、グリグリとそこを狙って押し上げていく。

「んやッ、ああ、気持ちぃ…!これ、すきぃ…ッ!」
「セラ、初めてなのにこんなに感じて…、」

シバはギュッと目を瞑って、腰を揺する。余裕のない声色が、お互いにもう達してしまいそうだと告げる。

「やらッ、も、いっちゃ、…イくッ…!」

(い、一緒に…。)

瞑っていた目を開くと、快感で涙が溜まっているのか、ぼやけて映るシバの顔。

「しば、いっしょ、一緒に…!」
「ああ、ッ私も限界だ。」

はしたなく開いていた太ももを限界まで広げシバのモノを求めて腰を反らせると、中の硬い竿がドクッと脈打ち、力強く腰を打ち付けられる。

「あ、あ、いっちゃ…ンンっ、ああああッ!!」
「…ッく、、」

ビュクッ…
ぎゅっと双球が収縮した感覚がし、竿から精子が散る。そしてシバもほぼ同時に精を吐き出したのか、耐えるような声と共に、中のソレがビクビクと脈打った。



ズルっと中から大きなモノが抜けていく感覚にビクッと肩が揺れる。くぽっ…と音を立てる穴からは、ローションが垂れていく感覚がした。

「はぁ…セラ…、」
「シバ…こっち、来て下さい。」

激しい動きのせいで、お互いに息が上がっている。シバは俺を愛おしそうに見下ろしているが、何だか急に彼を抱きしめたい気持ちでいっぱいになり手を広げる。

「ああ。」

返事が聞こえたかと思うと、ぐったりとベッドに仰向けに寝転がる俺の腕の中にシバが乗るように倒れてきた。

「うわ…ッ!」
「…すまない。」

シバも疲れて力が抜けているようだ。予想外に倒れ込んでしまったといった様子で謝る彼に、笑いが零れる。

「可愛い、シバ。」

倒れてきた彼の頭をクシャっと力なく撫でると、シバは少し恥ずかしそうに「可愛くはないだろう。」と反論した。
すぐに上から退こうとする彼の手を引き、しばらくこのままでいようと抱きしめる。

「重たいだろう。」
「いえ。なんだかこうしてると幸せを感じます。」
「…そうか。」

シバはフッと笑って、遠慮なく俺の上に体重を掛けた。ズンと急にのしかかる重みに、大げさに「ぐぇ、」と声が出る。

「ちょッ、シバ!…重たいです!やっぱり退いてください。」
「駄目だ。セラを幸せにしなければ。」

そう言って俺を見つめるシバの表情は楽しそうだ。

「降りてください。このままじゃ潰れちゃいます。」
「遠慮するな。」

ククッと喉の奥で笑うシバに、必死で「退いて」とお願いするが聞き入れてもらえない。
そうして何度もそのやり取りが続くと、何だか可笑しくなってきて笑いが零れた。

さっきまであんなに激しいセックスをしていたのが嘘のように、俺達は裸のまま、ベッドの上でずっと笑い合っていた。






「…セラ。」
「…んぅ、…はい。」

聞きなれた低い声が俺の名前を呼ぶ。瞼越しに見える色はまだ薄暗く、朝ではないだろう。返事はしたものの、まだ眠たいのだと肩を揺する手を掴むと、それを布団の中へ入れる。

「こら、起きろ。」
「…ん、はい。」

とりあえずの返事をしながら、俺は彼の胸に擦り寄って寝やすい体勢を探す。

「フッ、セラはいつもこんな調子だな。」

ちゅっとおでこに柔らかい感触がし、おはようのキスをされたと分かるが、それでも瞼が重くて開かない。

「しば…。まだ寝ましょう。」
「…しかし、もう昼過ぎだ。夜眠れなくなるぞ。」

シバの言葉に、ん?と頭が覚醒してくる。
今週末は俺の部屋に、そして昨日はシバの部屋に泊まった。ということは、休みは終わり今日は週初め。

(し、仕事!!!)

バッと起き上がると、シバは「急に起きるなといつも言うだろう。」と言って笑っていた。

「シバ、笑いごとじゃないです!遅刻ですっ!」

慌ててベッドを降りようと布団をめくると、その手を掴まれた。

「シバ?早く支度をしないと…!」

(今からすぐ部屋に帰って着替えて、)

「今日は休みを取った。セラの分もだ。」
「…え?」

「だからベッドに居てもいい。」と言って俺を布団の中へ入れる。
シバの後ろに見える窓のカーテンは閉まった状態であり、それが俺の睡眠を手助けしてくれていたのだと分かった。

「えっと…休みって…シバがですが?」
「そうだ。」

俺は驚いて固まる。
この1年と少し、休みの日に働くことはあっても、シバが仕事を休んだことは一度もない。通勤時間でさえ遅れたことのないというシバが休暇を取ったのだ。

(しかも、俺と…!)

「勝手に決めたが、良かったか?」
「俺はいいですけど…シバは困りませんか?」
「今まで一度も休暇を申請したことはないんだ。今日くらいはいいだろう。」
「い、一度も?!」

シバは驚く俺に頷くと、ぎゅっと抱きしめてきた。

「だから、今日はずっと2人でいよう。」

眠気はすっかり覚め、ポカンとシバを見つめる。彼はフッと笑うと、「挨拶がまだだが。」と言って自らおでこを差し出した。





「セラ、いいか?」
「えっと…まだ待ってください。」
「渡す時の言葉を考えてなかったのか。」

シバと俺は朝食兼昼食を済ませると、ネックレスを交換することにした。
そして、どうせなら恰好良く渡したいと言った俺の希望により、何かお互いに相手への想いを告げてから…ということになった。

(だってどうせだったらムードあるシチュエーションを演出して、かっこいい恋人だって思われたい。)

ネックレスの箱を片手に、立って俺を待っていたシバだったが、俺があまりに台詞について考え込むので、座椅子にじっと座っていた。

「セラ、もう私から渡していいか?」
「だ、駄目です!だってシバ絶対ドキドキするようなこと言うから、俺のが薄れます。」
「なんだその心配は。」

納得のいってない様子だったが、俺の好きにさせようと、シバはまた黙って俺を待つ。
そして、そんな彼の後ろ姿を見て、俺はピンと閃いて近寄ると、手に持ったネックレスを後ろからシバの首に回した。

「…セラ?」
「付けますね。」

後ろに回ったチェーンを繋げると、そのうなじにネックレスごと口付ける。シバは前を向いたままビクッと少し揺れた。

「ッ、」
「シバ、大好きです。…ずっと俺のシバでいて下さい。」

そう言いきると急に恥ずかしくなり、誤魔化すように後ろから首元に手を回してぎゅっと引っ付いた。

「へへ…、恥ずかしいですね。」

かっこよく決まっただろうかとシバの顔を後ろから覗き込むと、両腕を伸ばされ、そのまま座椅子を超えてボスンとシバの膝に乗せられる。

「…し、ば?」
「セラ、可愛い。」

(え、かっこいいじゃなくて…?)

できるだけ低い声で決めたつもりでいたが、シバはいつも俺を可愛いと言う時の甘い表情で頬を撫でる。

「今日は人生で一番嬉しい日だ。」
「え、そんなに…?」
「ああ。一番は告白された時だったが、今更新された。」

シバは真面目な声でそう言うと、目を細める。

「セラはいつも私に幸せをくれる。私も君にとってそういう存在になりたい。」

嬉しくて恥ずかしくて、いつもなら目を背けてしまうが今はシバの目を見つめていたいと思った。

「セラ、ずっと私のセラでいてくれ。」
「…はい。」

その真剣な声に、思わず返事をしてしまう。
真っ赤になって動けない俺の首に、ネックレスを通してカチッと付けると、シバは俺をぎゅっと抱きしめた。

「好きだ。」
「俺もです…。」

あれだけ悩んだ俺より、結局はシバの方がずっとロマンチックな台詞を言ってきた。そこに悔しい気持ちもあるが、シバが本当に思っていることを素直に伝えているから、こんなに胸が高鳴るのだと分かっている。


「綺麗。俺のもこんなに光ってますか?」
「ああ。綺麗だ。」

小さな青い石の中にはいくつもの光の色が見える。俺達はお互いの首に光るその輝きを、ずっと見つめていた。
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