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新月の章 鮮血ヲ喰ライシ断罪ノ鎌
逆鱗は 気づかぬ内に 触れるもの
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裏通りを出たとき、目を疑った。あまりにも東西南北の庶民ブロックとの差があったからだ。
建造物の豪華さ、行き交う人は皆、貴族服に身を包み、馬車で移動している。遠くでは農奴達が汗水垂らして働いてる風景が目に写る。
「裏通りと繋がってるんだな、でも安全面は大丈夫なのか?」
「さすがに貴族に溶け込むことは彼らには不可能だし、仮に力で来ようと、すぐにけりがつくわよ、ここは血統だけで繁栄してきた連中がほとんど、それで能力の恩恵を受けてたり、私軍を抱えてる大物もいる、わざわざここに来る夜盗はよっぽどのバカか、力に自信がある脳筋くらいだわ」
やれやれと彼女はため息まじりに手振りを交える。
「でもこの前、貴族や要人が殺されたんだろ?」
そう言って、彼女の顔を見上げた瞬間胸ぐらを掴まれた。
さっきまで優しそうな微笑は急に鬼の形相と化し、俺を鋭く睨み付けている。
「お父様はそんな悪いお方じゃない! あなたまでそんなこと言おうと言うの!? あなたにお父様の何が分かるのよ!?」
道を馬車で進む貴族達がこちらに視線を向けているが、周囲が見えてないのか全く気にも止めず叫ぶ。
「騎士だった頃から、誰よりも民衆の声を聞いて、領内に安寧をもたらしたのに!! 侮辱するなんて許さないんだから!!!!!!」
目が回るくらい前後に揺さぶられる。
だがすぐに俺のローブから手を離す。引っ張られる力が強すぎて、呼吸ができなかったので苦しみから解放されゴホゴホと咳き込んだ。
しかし次の瞬間、シャァァッと彼女の方から音がする。視線を音の先に向けると……
抜刀していた。
「待ってくれッッ!俺はつい二日前、ここについたばかりだ。行商のおっさんが教えてくれただけなんだ。ただ帝都で貴族や要人を殺されたとしか聞いてない!」
「うるさいッッ! 口先だけでこの場を乗り切ろうだなんてさせない! 殺してやる!」
ダメだ。交渉の余地が無い。だが何故この子はこれほどまでに怒っている?悪どい評判の貴族達が殺されたはずだ。今聞いた限りだと善人ではないか。殺される理由が分からない。
恨み?
妬み?
様々な考えが浮かんでくるが、そんなことを考えている隙に構えをしていた…………。
せめて剣があれば…………。
「ん? おーーい! この前乗せたお客さんじゃねぇか。どうした? ついてから二日しか経ってねぇのに女泣かせるたぁ、相当な悪だなぁ」
パカラッ、パカラッとリズミカルに馬の蹄鉄音を鳴らし、俺達の隣に停車する。ここに来るとき、乗せてもらった御者のおっさんだった。
「嬢ちゃんや、いくらこいつが遊び目的で付き合ったクズだとしてもここで剣を出しちゃあいけねぇ。何があったんだ?」
「ちょっっ、待て待て! 俺と彼女はそんなことしてないし、さっき助けてもらっただけだ!」
例え命の危険があったとしてもあらぬ誤解は訂正しなければならない。そうでもしないとこのおっさん、絶対次の客乗せたときに、この前情けないお客さんがいてな、とか話すだろ。
「で、どうなんだ嬢ちゃん? こいつが何をしたんだ?ひとまずその物騒なもんしまってくれよ」
俺とおっさんの顔を黙って観察する。片手に剣を構えて。
「この男が、私の家を悪徳貴族と同等に見たのよ。行商の人に聞いたってその場しのぎしようとしてるの。もういいでしょう。そいつ殺せない!」
「あぁ、その行商って俺の事だよ、ここに来る前、北のロレースにいたとき耳にしたんだ。ただどこの貴族が殺されたかまでは知らないんだ。あんたのご家族が優しいのに何故殺されたか。そもそもそれは犯人が別にいるんじゃないか?」
このおっさん会話の一部を知っただけで全てを理解した答えを導くとかやっぱ頭いいなぁ。軍師になれば大出世だろ。
「……………………………」
黙りこくって下を向く。
しばらく男二人で見守ってると、
「ごめんなさい、あなたたちのような人もいるのね。私の父は何も悪いことなんかしてない。
なのに、巷で噂されてる英雄気取りの暗殺者のせいで、殺されたというだけで誰もが父を悪徳貴族扱いして馬鹿にするのよッッッッ! 私はこの無実を晴らすために暗殺者を探すわ!」
ゆっくりと物騒な得物を鞘に納める。
ふと疑問に思った。
「なぁ、君の家でお父さんが殺された時、凶器は見つかっているのか?」
「えぇ、見つかったわ。それがどうしたの?」
はたして英雄と讃えられてる暗殺者の仕業なのか?だとしたら彼女の父親は悪人ってことになるが、とてもそうは思えない。模倣犯の可能性もある。彼女の家と敵対してる貴族か何かが、汚名を着せるために犯人をカモフラージュした場合も頭に入れる必要がある。だが今の俺には情報が少ない。
手伝っても俺にメリットはないが、さっき命を助けてもらった恩だ。今ここで返すべきだろう。
「えぇと、君の名前を教えてもらってもいいかな?」
「カレン。カレン・ノスタルジアよ」
「カレンか、いい名前だな。俺はアベル。普段はその日生きるために働いてるから無理だが、空いた時間ならその事件解決に貢献したいと思う。この一件手伝うぞ」
カレンは目をぱちくりとさせる。意味を理解したカレンは、
「私はあなたに刃を向けたのよ!?!? どうしてそんな女のために手伝おうとするのよッッ!」
確かに今までのいきさつを振り返れば理解に苦しむだろう。無理もないな。
「でも勘違いだったろ?
誰にだってあるさ。それに俺は戦力としては期待できないが、一度は助けてもらった身だ。あんたに恩を返すのが普通の考えだと思うぜ」
おっさんが隣で「ヒューヒュー、若いって罪だなあ」とか言ってる。ただ助けるのをプロポーズとわざと曲解してちょっかいだすなよ……
俺も恥ずかしいから黙っててくれ。
「……こういうとき、……どうすればいいのか私はよく……わからないわ……。何て言えば……いい…の…………かしら?」
「ありがとうって言えばいいんだよ、嬢ちゃん」
おっさんが微笑んでアドバイスをくれる。
それを聞いて
「あ…………あり……が…とう、それと……ごめんなさい。誤解だったのに私は危うく……あなたを…………傷つけるところだったわ」
普段目下の階級の人間には言わないだろうから言いづらいんだろう。頭ひとつ分くらい俺より小さいので上目遣いで見上げてくる。なんか小刻みに震えてるとこ見るとウサギの様に見える。
「そ、それでその、この後何か予定はあるの?」
「今日は特に無いけど、どうしたんだ?」
カレンは指をいじってチラチラとこちらを見ている。様子がおかしい。顔が赤くなってる。風邪か?
するとおっさんは俺を後ろに引っ張り肩を組んで野太いボイスで囁く。カレンまで聞こえるのでは?
「おいおい、あの仕草見りゃ分かるだろ? 食事か何かに誘おうとしてんだよ。カレンちゃん、普段は強がってるけど、実は友達がいなさそうだし。貴族があんま好きそうにねぇな。自分から同年代の令嬢をなるべく避けてんだろ。ただ勘違いしないように、あれは恋じゃない。ただ人を誘うのが恥ずかしいだけだ。この気に友達作りたいんだろ」
分かってますよ。恋愛じゃないくらい。悲しいけど現実ってそんなもんだよ。でもそれは置いといて素晴らしいぐらいの分析。何でそこまでわかんだろ?天才なのか!?
「目を見りゃなんとなく?」
え!? 今俺の心読んだ…………!?
「ま、頑張れよ、俺は仕事に戻るぜ。お偉いさんに商品売りさばかねぇとな。貴族様々だぜ」
俺の肩を強く二回叩き、馬車に戻って行った。
「まだしばらく滞在するからよぉ。今度合ったらなんか食おうぜ」
「あぁ、分かった。元気でな」
その言葉を合図に馬車が走り出す。
さて、カレンに視線を戻した。
「すまん、男と男の大事な話をしていた。本題に戻ろう」
「え………………。男と……男?」
なんだろう。ものすごいひかれてる。まるで汚物を見るような眼差し。もしかして最近本屋にならび始めたと言われる伝説のその手の本を想像したのか?
「始めに言っておくが、俺は健全な男子だ。そういう趣味はない」
「そう、それは良かったわ!」
まぶしいくらいの笑顔がひまわりを彷彿させる。コロコロと表情が変わるんだな。カレンって。つか、その手を想像したんだね…………。
「で、話がずれたが。本題は?」
「あ、そうだったわ。………………そ、その食事に……行かないかしら?」
恥ずかしそうに俺に伝える。
けれどカレンは精一杯自分の意思を言葉にした。ならば返答はひとつ。
「いいぞ」
その一言がカレンの笑顔を更に眩しくさせた。
建造物の豪華さ、行き交う人は皆、貴族服に身を包み、馬車で移動している。遠くでは農奴達が汗水垂らして働いてる風景が目に写る。
「裏通りと繋がってるんだな、でも安全面は大丈夫なのか?」
「さすがに貴族に溶け込むことは彼らには不可能だし、仮に力で来ようと、すぐにけりがつくわよ、ここは血統だけで繁栄してきた連中がほとんど、それで能力の恩恵を受けてたり、私軍を抱えてる大物もいる、わざわざここに来る夜盗はよっぽどのバカか、力に自信がある脳筋くらいだわ」
やれやれと彼女はため息まじりに手振りを交える。
「でもこの前、貴族や要人が殺されたんだろ?」
そう言って、彼女の顔を見上げた瞬間胸ぐらを掴まれた。
さっきまで優しそうな微笑は急に鬼の形相と化し、俺を鋭く睨み付けている。
「お父様はそんな悪いお方じゃない! あなたまでそんなこと言おうと言うの!? あなたにお父様の何が分かるのよ!?」
道を馬車で進む貴族達がこちらに視線を向けているが、周囲が見えてないのか全く気にも止めず叫ぶ。
「騎士だった頃から、誰よりも民衆の声を聞いて、領内に安寧をもたらしたのに!! 侮辱するなんて許さないんだから!!!!!!」
目が回るくらい前後に揺さぶられる。
だがすぐに俺のローブから手を離す。引っ張られる力が強すぎて、呼吸ができなかったので苦しみから解放されゴホゴホと咳き込んだ。
しかし次の瞬間、シャァァッと彼女の方から音がする。視線を音の先に向けると……
抜刀していた。
「待ってくれッッ!俺はつい二日前、ここについたばかりだ。行商のおっさんが教えてくれただけなんだ。ただ帝都で貴族や要人を殺されたとしか聞いてない!」
「うるさいッッ! 口先だけでこの場を乗り切ろうだなんてさせない! 殺してやる!」
ダメだ。交渉の余地が無い。だが何故この子はこれほどまでに怒っている?悪どい評判の貴族達が殺されたはずだ。今聞いた限りだと善人ではないか。殺される理由が分からない。
恨み?
妬み?
様々な考えが浮かんでくるが、そんなことを考えている隙に構えをしていた…………。
せめて剣があれば…………。
「ん? おーーい! この前乗せたお客さんじゃねぇか。どうした? ついてから二日しか経ってねぇのに女泣かせるたぁ、相当な悪だなぁ」
パカラッ、パカラッとリズミカルに馬の蹄鉄音を鳴らし、俺達の隣に停車する。ここに来るとき、乗せてもらった御者のおっさんだった。
「嬢ちゃんや、いくらこいつが遊び目的で付き合ったクズだとしてもここで剣を出しちゃあいけねぇ。何があったんだ?」
「ちょっっ、待て待て! 俺と彼女はそんなことしてないし、さっき助けてもらっただけだ!」
例え命の危険があったとしてもあらぬ誤解は訂正しなければならない。そうでもしないとこのおっさん、絶対次の客乗せたときに、この前情けないお客さんがいてな、とか話すだろ。
「で、どうなんだ嬢ちゃん? こいつが何をしたんだ?ひとまずその物騒なもんしまってくれよ」
俺とおっさんの顔を黙って観察する。片手に剣を構えて。
「この男が、私の家を悪徳貴族と同等に見たのよ。行商の人に聞いたってその場しのぎしようとしてるの。もういいでしょう。そいつ殺せない!」
「あぁ、その行商って俺の事だよ、ここに来る前、北のロレースにいたとき耳にしたんだ。ただどこの貴族が殺されたかまでは知らないんだ。あんたのご家族が優しいのに何故殺されたか。そもそもそれは犯人が別にいるんじゃないか?」
このおっさん会話の一部を知っただけで全てを理解した答えを導くとかやっぱ頭いいなぁ。軍師になれば大出世だろ。
「……………………………」
黙りこくって下を向く。
しばらく男二人で見守ってると、
「ごめんなさい、あなたたちのような人もいるのね。私の父は何も悪いことなんかしてない。
なのに、巷で噂されてる英雄気取りの暗殺者のせいで、殺されたというだけで誰もが父を悪徳貴族扱いして馬鹿にするのよッッッッ! 私はこの無実を晴らすために暗殺者を探すわ!」
ゆっくりと物騒な得物を鞘に納める。
ふと疑問に思った。
「なぁ、君の家でお父さんが殺された時、凶器は見つかっているのか?」
「えぇ、見つかったわ。それがどうしたの?」
はたして英雄と讃えられてる暗殺者の仕業なのか?だとしたら彼女の父親は悪人ってことになるが、とてもそうは思えない。模倣犯の可能性もある。彼女の家と敵対してる貴族か何かが、汚名を着せるために犯人をカモフラージュした場合も頭に入れる必要がある。だが今の俺には情報が少ない。
手伝っても俺にメリットはないが、さっき命を助けてもらった恩だ。今ここで返すべきだろう。
「えぇと、君の名前を教えてもらってもいいかな?」
「カレン。カレン・ノスタルジアよ」
「カレンか、いい名前だな。俺はアベル。普段はその日生きるために働いてるから無理だが、空いた時間ならその事件解決に貢献したいと思う。この一件手伝うぞ」
カレンは目をぱちくりとさせる。意味を理解したカレンは、
「私はあなたに刃を向けたのよ!?!? どうしてそんな女のために手伝おうとするのよッッ!」
確かに今までのいきさつを振り返れば理解に苦しむだろう。無理もないな。
「でも勘違いだったろ?
誰にだってあるさ。それに俺は戦力としては期待できないが、一度は助けてもらった身だ。あんたに恩を返すのが普通の考えだと思うぜ」
おっさんが隣で「ヒューヒュー、若いって罪だなあ」とか言ってる。ただ助けるのをプロポーズとわざと曲解してちょっかいだすなよ……
俺も恥ずかしいから黙っててくれ。
「……こういうとき、……どうすればいいのか私はよく……わからないわ……。何て言えば……いい…の…………かしら?」
「ありがとうって言えばいいんだよ、嬢ちゃん」
おっさんが微笑んでアドバイスをくれる。
それを聞いて
「あ…………あり……が…とう、それと……ごめんなさい。誤解だったのに私は危うく……あなたを…………傷つけるところだったわ」
普段目下の階級の人間には言わないだろうから言いづらいんだろう。頭ひとつ分くらい俺より小さいので上目遣いで見上げてくる。なんか小刻みに震えてるとこ見るとウサギの様に見える。
「そ、それでその、この後何か予定はあるの?」
「今日は特に無いけど、どうしたんだ?」
カレンは指をいじってチラチラとこちらを見ている。様子がおかしい。顔が赤くなってる。風邪か?
するとおっさんは俺を後ろに引っ張り肩を組んで野太いボイスで囁く。カレンまで聞こえるのでは?
「おいおい、あの仕草見りゃ分かるだろ? 食事か何かに誘おうとしてんだよ。カレンちゃん、普段は強がってるけど、実は友達がいなさそうだし。貴族があんま好きそうにねぇな。自分から同年代の令嬢をなるべく避けてんだろ。ただ勘違いしないように、あれは恋じゃない。ただ人を誘うのが恥ずかしいだけだ。この気に友達作りたいんだろ」
分かってますよ。恋愛じゃないくらい。悲しいけど現実ってそんなもんだよ。でもそれは置いといて素晴らしいぐらいの分析。何でそこまでわかんだろ?天才なのか!?
「目を見りゃなんとなく?」
え!? 今俺の心読んだ…………!?
「ま、頑張れよ、俺は仕事に戻るぜ。お偉いさんに商品売りさばかねぇとな。貴族様々だぜ」
俺の肩を強く二回叩き、馬車に戻って行った。
「まだしばらく滞在するからよぉ。今度合ったらなんか食おうぜ」
「あぁ、分かった。元気でな」
その言葉を合図に馬車が走り出す。
さて、カレンに視線を戻した。
「すまん、男と男の大事な話をしていた。本題に戻ろう」
「え………………。男と……男?」
なんだろう。ものすごいひかれてる。まるで汚物を見るような眼差し。もしかして最近本屋にならび始めたと言われる伝説のその手の本を想像したのか?
「始めに言っておくが、俺は健全な男子だ。そういう趣味はない」
「そう、それは良かったわ!」
まぶしいくらいの笑顔がひまわりを彷彿させる。コロコロと表情が変わるんだな。カレンって。つか、その手を想像したんだね…………。
「で、話がずれたが。本題は?」
「あ、そうだったわ。………………そ、その食事に……行かないかしら?」
恥ずかしそうに俺に伝える。
けれどカレンは精一杯自分の意思を言葉にした。ならば返答はひとつ。
「いいぞ」
その一言がカレンの笑顔を更に眩しくさせた。
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