荒れた草原の彼方

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一章

ことの始まりは

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 若い門衛が、同僚と退屈な気持ちを押し殺して任に当たっているときだった。ひっきりなしに人が往来しているが、王侯貴族が使用する門とは対極に、この一般人向けの門はある程度気楽に見張れる場所だった。資材や人の流入は複製不可能の通行手形で、確認はすぐに済む。不審物の確認は少ない門衛の手に余るので別の部署が行っている。
 つまりやることはほとんどないのである。
 名誉な仕事ではあるが、暇な時間になると肩が凝り固まるので時々うんざりする。頭の中で、今日の仕事の帰りに食べるものを同僚と物色していると、ちょっと違和感を感じて正面の大通りを注視した。そして、首を傾げた。
 一人の女性が粗末なドレスに土で汚れたブーツで立派な石畳をまっすぐ歩いていた。多くの馬車と人で賑わう大通りだ。目指す先には煉瓦造りの重厚な城壁が高くそびえている。この国の中心部、ウィトラス城。門は鉄か鋼か、惜しげもなく使われている。
 中年の女性は迷わず門衛に近づいてきたのである。ただのみすぼらしい婦人であり、特別手形を持っているわけではなさそうだった。もちろん門衛は忠実に職務を全うしようとした。
「待て」
 二人の門衛は槍を女の前で交差させ、行く手を阻んだ。しかし彼女はその前に足を止めていた。榛色の視線が静かに門衛に注がれていた。それは何となく彼らを落ち着かなくさせた。怯えるでもなく、慌てるでもなく、彼女は沈黙していた。
「お前、手形は」
「持っていません」
「なんだと」
 一瞬正気を疑った二人だった。堂々たる態度で、女は城を眺めた。身分の証明なく入城など不可能であり、破ればただでは済まされない。自分たちはからかわれているのかと思った。ならよそへ行けと憤慨して言おうとした門衛よりも早く、女は有無を言わさぬ目で伝言を頼んだ。
 「約束を、果たしに来た」と。
 送り先は、この城の―ひいてはこの国の主。


 王都の中でもとりわけ王城周辺で、ある噂が半日で一気に広がった。十年前までおよそ半世紀続いた内乱の中で最も輝いた英雄の話だった。鎮静される直前に命を落とした彼は、名も素性もしれず、親しい者はわずかばかりであり、みんな固く口を閉ざしていた。つまり業績のほかは謎しかない英雄である。こういった場合には流言飛語が飛び交い、英雄の名誉が貶められることが多々あるものだが、彼だけは違った。誰もが心から讃え、崇拝したのである。
 そんな英雄にも、呼ぶ為のあだ名は存在していた。しかし城下町の人々は十年もするとめったにその名を口にしたりしない。過ぎ去った過去だからだ。それが取り沙汰されているのは、その英雄の母が現れたという門衛やたまたま聞いていた民衆の言があったからだった。
 どこの場末の女だと、伝言を頼まれた門衛が怒って女を突っぱねようとした時だった。なにせ相手は国王だ。そこら辺の優男とは違うのである。頭のおかしくなった人だと同情もした。
 しかし、実際は英雄の母はたしかにそのあだ名を告げて、その母と言って城に入ったそうな。
 誰もが憶測を交わし、虚言ではないかとも囁かれたが、この国の主はとっくに諸手を上げて彼女を歓待していたのである。
 城の中でもほとんど国王の腹心だけを集めて夜会を催し、次の日に、彼女はある場所へ行きたいと言ったので、反対する部下を退け、国王自らが案内した。恐るべし好待遇である。しかし女性はそれで思い上がるようなかわいい性格ではなかったし、国王もそれを承知していた。
 国王と女性と、わずか数人の護衛は馬車から徒歩になり、都の外れの森に分け入った。人跡の残る道を踏みしめ、そう経たないうちに一行は二本の墓標の前にたどり着いた。ちょっと厚い木でできた簡素な墓標だ。大部分を苔が覆い、よく見れば墓標に文字は無く、飾り彫がされるばかりだった。
 女性にとってその意味は一目瞭然だった。右手側の墓標の前にドレスの汚れも気にせず跪き、そっと彫刻をなでた。
「……ここにあったのね…………」
 声は僅かばかり震えていた。
 彼女は、気が済むまでその場にずっと佇んだ。


「…………よろしいのですか、わたくしが頂いても」
 さすがに躊躇いを見せた女性に、国王は朗らかに笑いかけた。
「もちろん。貰ってやってください。あいつの為というより、俺の為なんだが……。これまでいつ化けて出るかと思ってたんだが、これでようやく枕を高くして寝られます」
 冗談めかして言う国王に、彼女は覚悟を固めたようだった。
 細い腕を伸ばして差し出された剣を受け取り、ゆっくりと引き抜く。慣れた手つきだった。よく手入れされた刀身が、傾く西日に鮮やかに反射した。
 刃をとっくりと眺めた女性はいい剣だと思った。さすが国宝だ。
 再び鞘にしまい、国王を正面からまっすぐ見つめた。
「では、頂きます」
 雫が葉から落ちるように静かに礼を言った。


 黒鬼団のアジトは森の中にある。木造りで脆く、元々は誰のものともしれぬ廃屋だったらしい。それを勝手に借り修理して、他所と同じように依頼を受けて仕事をしている、ただのいち傭兵団である。
 すぐ近くの街で用を足していると、面白い噂があったのでそれも仕入れてアジトへ帰ったのが、三日前。
 もうすぐ十七になるカイトはそれを話したときの団長の態度を思い出していたが、その頭の上にミラの声がかかった。
「何ぼさっとしてる。来たぞ」
 冷水を頭からぶっかけるような声だった。カイトはちょっとむっとした。しかしある意味これはいつものことなので、いちいち気にしてはいられない。アジトに続く一本道に目を向けた。程なくして、目を凝らすカイトにも一つの馬車の姿が認識できるようになった。目を見張った。……本当に来た。
(相変わらず、すごいなぁ)
 さっきまでの嫌な気持ちも忘れて、感心して心の中で呟いた。
 ミラは遠くまでくっきりと見渡せられる、良い目を持っている。偵察でも危険が少なくて済むということで誰もが重宝している娘である。カイトは口が悪くても、多少(どころではなく)性格がねじ曲がっていても、この年上の同僚を尊敬していた。
 馬車は見たところ造りが頑丈で、馬も農耕馬ではなく軍馬のように思えた。ぽくぽくと長閑に一本道を辿り、装飾が少ないが立派な屋根付きの馬車は、アジトの入り口の、二人がいた見張り台まで来て止まった。きれいな身なりの御者以外は様子が見えなかった。
大人5つ分くらいの高さにいるカイトは、片膝を立てていたが立ち上がってミラの横に並んで見下ろした。
 御者の男がちょうど、馬車の中に声をかけている時だった。カイトたちに気づいていないようなので、指示を仰いでいるのだろう。
 一本道はアジトで途切れず、後ろにも延々と伸びている。やはり馬車の中の人はここに用があって来たのだ。
 そう待つことなく、中から男二人と女一人が姿を現した。カイトは目を見張った。全員剣を佩いている。
 男たちは見るからに護衛の身なりで、女の方は質素なドレスであった。なぜか華奢な体にいかつい剣が違和感なく思えた。持ち主はカイトの母親と同じぐらいの年に見えるのも印象的だった。
「…………二人か。ミラはどっちに行く?」
「右」
 女が御者と話をしている最中だった。短い打ち合わせを終えた二人が台から飛び降りた。
 軽々と着地すると、護衛の男たちに襲いかかった。
「なっ」
 その声が上がるか上がらないかのうちに、カイトは男のみぞおちに過たず剣の柄を当て、崩折れるのを待たずに剣を抜き喉元に突きつけた。一瞬で抵抗できなくなった男を尻目にミラはと思ってみると、容赦なく顎に蹴りを入れて昏倒させていた。
 たった一瞬の出来事だったが、女は音に驚いて振り向き、一部始終を見届けていた。目を丸くしている後ろで、御者の男が「で……出たぁ!」と悲鳴に近い声を上げた。
「うるさい」
 ミラは一言でそれを一刀両断してから依頼人に声をかけた。
「ようこそ、黒鬼団ヘ」
 一人の護衛は倒れ、もう一人は剣を突きつけられている。女性を守る者がいない中でどういった反応を示すのか、カイトもミラも見定めようとした。ちなみに御者は勘定に入っていない。
 これは依頼人が来たら必ず行われる恒例行事だった。これしきのことで恐れをなすなら他を当たったほうがいい。普通なら音を上げても上げたりないほど厄介な人材ばかりがこの団に揃っているので依頼者と反りが合わない場合が多い。正確に言えば、自由すぎる団員の振る舞いが気に入らなくて衝突がしょっちゅうなのだ。しかし団員はやたらと肝が図太く、依頼者が声の限りを尽くして訴えたところでどこ吹く風と受け流し、仕舞には依頼人のほうが疲れ切ってしまう。
 結局、団の中では比較的人格者の部類に入る副団長が見るに見かねて、折衷案として提示したのがこのやり方である。最初に脅して反応を見て、この人物が黒鬼団に耐えうるか否か選別をかけるのである。
 カイトが黒鬼団に所属するようになってからはとっくにそうなっていたので、初めて見たときは唖然としたものだ。
 しかも、この方法で自分たちの腕も魅せるという大雑把な目的もあった。
 このようにして、世間から悪評ばかりが立つと思いきや、確実に仕事をこなすことで(物好きな)一部の人間が高い評価をつけているので実入りはいいのであった。
 果たして、女は上品に、朗らかに笑った。
「威勢のいい挨拶ね。名乗ってくれて助かったわ。ここまで来たはいいけど自信がなかったものだから……。でも、ちょっとやり過ぎじゃないかしら、彼を離してくれない?」
 微笑むその口端にあるえくぼが初見よりも女の年齢を若く見せた。この場局でここまで嬉しそうに笑う人はあまり見ない。
 とにかく、この人は賭けに勝ったのだ。合格か、と思い、ミラと頷き合うと剣を鞘に収めた。
 ずっと失態で赤くなったり青くなったりしていた護衛に声をかけて、立つのを手伝ってやった。襲撃するときは冷静に相手を叩きのめすが、実を言うと申し訳なさがかなりある。躊躇わないのは剣を教えてくれた団長から「刃を相手に向けたら迷うな」と叩き込まれた為である。しかし自分がこの立場だったら率直に見栄を張ることもなく嫌だなと思うのだ。だって護衛の人たちにしてみればとんだとばっちりである。護衛士の職種からも基本的に嫌われる、なんとも敵が多い傭兵団でもあるのだった。
「すいませんね。これがうちのやり方なんで」
 気絶からようやく意識を取り戻した男の介抱もしている間、当の元凶は全く悪びれず女性に話しかけていた。
「あなたも、できるの?」
 女性は端的な質問にいったん首を傾げたが、目が腰の長剣へ向いているので納得した笑みを浮かべた。
「少しだけね。もうずっと扱ってないから心配だけど」
「ふうん」
「ところで、あなたたちのお名前は?」
 聞くともなしに簡潔な会話を聞きながら、まだ立てない男を気遣いつつもカイトは言った。
「おれがカイトで、そっちが」
「……ミラ」
 カイトは一瞬送られた物言いたげな同僚の視線を無視した。たまには出しゃばってもいいだろう。
「そう。よろしくね」
 女性は自分から聞いておきながら名乗らず、護衛たちに指示を出した。
「ここまでの道中、ありがとう。体調が戻らないようだったら街に戻って休んで、それから帰りなさい」
「……しかし奥様、まだ……」
「ここまでがあの方との約束だったはずよ。優秀な護衛のおかげで安全な旅だったと、あなたたちの主人にお伝えして」
 カイトは感心した。年端の行かない子どもにいいようにあしらわれたのに、なんの含みもなく『優秀』と言い切るとは。しかもここで護衛を帰そうとは、随分肝の座った人である。何せ黒鬼団はある意味伏魔殿であり、自分たちの脅し方はまだ優しい方だったからだ。難色を示す彼らのほうが正しい。忠告しようとしたが、依頼が入ることは嬉しいから黙っておくことにした。見たほうが早いのもあるし。


 渋る彼らをなんとか説得し、小さな荷物をおいた馬車が来た道を戻っていくのを見届けた女性は、吹っ切れたように明るく言った。
「さぁ、カイトくんにミラちゃん。私の名前はエレミナ。あなたたちの団長に会わせてくれない?」
「そこにいますよ」
 カイトは入り口の門の脇に立っている人に気づいて指を指した。
「え?」
 エレミナは勢い良く振り返った。相当驚いたらしい。
 カイトもミラも全く気づかなかったのだから当然だ。
「団長」
 ミラが駆け寄るのに続いた。
 団長は今日も変わらず真っ黒な出で立ちだった。髪と目も炭のように黒いので、特に夜は気配を消されると全く気づかない。
 団長が客を出迎えに来るのは珍しいことだった。
「団長、三ヶ月ぶりのお客さんですよ」
 話しかけても反応をしなかった。ぴくりとも動かないのを訝しんで顔を見上げると、団長は一点を見つめていた。視線を追うと、エレミナのあの剣だった。
 エレミナも、同様に固まっていた。二人の間だけ時が止まったかのような沈黙が場を支配した。客の歓待は期待していなかったが(日頃からかなりの無愛想なので)、この雰囲気はそれを差し引いてもおかしい。恐る恐る尋ねる。
「……団長?」
 団長はやっと動いたかと思うと、長い足を伸ばしてずかずかとエレミナとの距離を詰めた。
カイトとミラは訳がわからず顔を見合わせた。
「どこでそれを手に入れた」
 ミラの声が氷水なら、団長のそれは氷の槍だった。やや掠れた低い声が、動揺する女性を刺し貫いた。口数が少ない団長だが、こんな凍てつく声を出すことは滅多にない。
 エレミナは金縛りが解けたようだった。静かに笑った。どこか挑戦的にも見える笑みだった。
「もらったのです」
 その一言がきっかけで団長の周囲で尋常じゃない怒りが渦巻いた。それを敏感に感じ取った年若い団員は、また顔を見合わせた。よくわからないが、この二人には何か因縁があるようだった。
「ケインを呼んでくる」
 さっと身を翻してアジトへ走るミラは物々しい空気にカイトと同じことを考えたようだった。さっき言ったように、仕事の依頼は実に三ヶ月ぶりで、ここを逃せばいつ新しい依頼が入るかわからない。実入りがいいと言っても働かないと金はないのだ。貯金があるからまだいいが、いつまでも切り崩していては生活が立ち行かなくなる。ここで収入源をみすみす逃す真似はしたくないと、唯一団長を諌めることができる副団長を呼ぼうというのである。
 一人になったカイトは、ひとまず成り行きを見守ることにした。怖くて口は出せないが。
「その剣は、あいつが……リュナンが持っていたものだ。どうしてお前なんかが我が物顔で手にしている」
 怒気も露わに詰問するのに対し、
「『お前』とはご挨拶ですね。……頂いたのですよ、王から。私はリュナンの母です」
 せせら笑うように言い返す。ここで挑発してどうすると外野から内心で突っ込んだが、同時に尊敬した。自分にはこの人をそうやってあしらう勇気はない。
 そして、それとは別に、カイトは耳を疑った。
「リュナン⁉」
 思わず叫んだのも無理がない話だった。
 そうそうどこにでも転がっているわけがない名前だった。先の大戦の英雄の仮の名として誰もが名付けを憚るからだ。しかも、エレミナは『王』と言った。そして、リュナンの『母』だと―。
 二人はカイトの叫び声で我に返ったようだった。ぱっと緊張の糸が緩まった。
 エレミナはためつ眇めつ団長だという男を観察して、呟いた。
「…………まるで喪服のようですね」
 一方の団長はまだ怒っているようで、忌々しいという顔で苛立たしげに舌打ちした。
「あの馬鹿、手放したのか。一体何を考えているんだ」
「フルーナ」
 その時、ようやく副団長が到着した。ミラが後ろにくっついている。副団長が不穏な空気をいち早く察してどういうことか説明を求めようとした矢先、呼ばれた団長はその脇を通り過ぎて馬小屋へ向かった。ほとんど走るような足取りである。普段彼の突飛な行動に慣れているケインも、これには面食らった。慌てて追いすがった。
「フルーナ?」
「出てくる」
 団長は愛馬に鞍もつけずに飛び乗ると、一声簡潔に言って門から飛び出した。
 すでに遠くなる馬影を、その場にいた全員がしばらく唖然として見送った。
「……カイト。彼女が?」
 深い深いため息をついた副団長はそれで気を取り直した。
「はい。でも、団長は…………」
 どうしたのかと聞きたかった。ミラも同じだ。しかしケインは構う暇がなかったのである。
 女性に目を向けると自然に視界に入る、彼女の腰のものにはっとして、しばらく沈黙した。
「………………まぁ、彼の気持ちも多少はわかるな」 
 どうやら一瞬で悟ったようだった。「さて」と気を取り直したように、朗らかに話しかけた。
「団長は明日になるまで帰ってこないが、どうします?依頼の内容は、彼が戻るまで待ちますか?」
 エレミナは嬉しい誘いににっこりと頷いた。
「カイト、ミラ。戻って他の連中に寝床の用意をするように言っておけ。部屋は……そうだな、ミラの隣だ」
「わかった」
「はい」
「あとはフルーナが帰ったら詳しいことを話してやるから、今は何も聞くな。誰にもだ。いいな」
「……はい」
 不本意だが、副団長の言うことだ。渋々二人は頷いた。
 エレミナは副団長の気遣いに淑やかに頭を下げていた。
「恐れ入ります」
 さっきまでの不敵な表情もなく、声も至って柔らかだった。これまでのやり取りは錯覚かと見紛うほど明確な落差であった。
 エレミナが副団長に誘導されてアジトへ歩いていく後ろから、カイトは、この、腰に古くとも立派な剣を下げた女性はどういった人なのだろうと考えていた。
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