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序章 VRMMO
大規模な街
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パソコン画面でグリシアをダウンロードし、ゲーム専用のハードを頭につけ、目を閉じた。
しばらくして目の前には、ニューゲームとコンテニュー、セッティングと縦に並んでおり、その背景には幻想的な背景が映し出されていた。
初めてやるから物凄く興奮した。そして、
ニューゲームを選択。
「ニューゲームで始めます。よろしいですか?」
と、はいかいいえで来たから勿論、はいを選択し
まずはキャラ設定の画面に移行した。
設定できるのは職業、髪型、肌色、身長、性別、名前、種族の六つである。
種族を軽く紹介すると、人間、ドワーフ、獣人などになれる。好きな種族で選ぶとモチベーションが上がるから重要かなと思った。そして、人間を選んだ。
まずは職業まず公開されてるのは剣士、弓士、魔道士、僧侶の四つだ。
「怯えて前線には行けないだろうし、弓士とかは、そもそも当てられないだろうな。」
と自分の哀れさを感じながらも、魔道士を選択した。魔道士を選ぶと属性を選択出来るようだ。
火、水、木、光、闇から一つ選べることができ、
後からクエストで属性手に入ると公式サイトに書いてあったから、まずは、火を選択。
「火は炎を上手く使い全体攻撃を得意とする属性です。」
「選択しますか?」
と出たからはいを選択し、次へ進んだ。
次は髪型、短髪から髪を無くすことさえ出来た。髪の無い物を選ぶと少し面白さを感じるが、髪の無い事は、俺のモチベーションが下がってしまうだろうから、俺は短髪の方がモチベーションが上がる方、短髪を選択。
髪色も変えれることが出来たから、 青にし順調にキャラクターを設定をした。
キャラクター設定が終わり、
最後に
「名前か、、どうするか、、」
悩みに悩んだ末、「シルマ」という名前に決定した。そして
「キャラクター設定を、終了してゲームをスタートしますか?」
という画面が現れたから、はいを選択して、ついにゲームスタートをした。
自分がリスポーンした所は、「マディカル」という大規模な街だった。
「ついにきた、ここは東部の街か。」「とりあえずギルドに行って冒険者の資格取りに行くか。」
この冒険者の資格がないとそもそもクエストを受託できない。必ず冒険者になるものはギルドに立ち寄ることだろう。
「おお、人多いな、流石テレビでも紹介されてることだけはあるな。」
ギルドに向かう道の途中には買い物をしてるプレイヤーや俺と同じでギルドを目指して歩いている者もいた。
「今ギルドに向かってるプレイヤーが今後のライバルになるのか、引き締めていくか!」
と自分に喝を入れ、ギルド前に到着。
大規模な街ということもあり、ギルドの建物はとても立派で少し焦ったが、まあまあ大きい扉を開いた先は想像を絶する広さだった。
中央にはカーペットが敷かれており、天井も高くその上にシャンデリアがあり、二階もあるようで、二階に上がるまるで城のような階段の横の壁には立派な窓が適切な間隔で細かく左右の階段で繊細に作られていた。
二階にはギルド長の部屋やギルド役員の休憩スペースだったり、冒険者の休憩場所にもなっているようだった。
カーペットの先に冒険者資格取得カウンター、クエスト受託報酬カウンター、クエスト一覧カウンターがあった。クエスト一覧カウンターの横には掲示板が、そこにクエスト依頼が貼ってある。
カーペットの両端には休憩できるスペースやドリンクを提供しているカウンターなどもあった。
「いや、大規模の街のギルドってこんなもんなのか、すごいな。」
と感心してしまった。とりあえず自分は冒険者資格を取得しに来たから冒険者資格取得カウンターに向かった。
向かう途中には、俺と同じプレイヤーが大勢いた。、みんなリリースしてからやり込んでいるようで、少し装備が整っているプレイヤーもいた。
冒険者にはランクが付いているFランクからSSランク。各プレイヤーはFランクから始めることになる。ランクは一定のポイントや実績によって一つランクが上がっていくシステムなようだった。とてもわかりやすい。
そして冒険者資格取得カウンターの前に行き
ギルド嬢が
「ようこそ!マディカルギルドへ!本日は冒険者資格を取得しに来たのですか?」
「そうです、冒険者資格を取得してクエストをしようと思って。」
「それなら、この用紙に名前と職業、属性を書いてください。」
「分かりました。」
書くの久しぶりだなと思いながら、書き終わった。
「魔道士なんですね!魔道士は少ないので需要があり、パーティーにも入りやすいと思いますよ。ではしばらくお待ちください。」
数分後
「カードが完成しました!早速クエストを受託しに行きますか?」
「ありがとうございます。是非俺の職業と属性でこなせるクエストがあったら教えて欲しい。」
「分かりました。こちらへどうぞ。」
そして、掲示板の前に案内され、
「最初のクエストですと、薬草採取が良いと思いますよ。」
「なるほど、やっぱり最初は薬草採取が無難か、、うーん。やろう」
「分かりました!お気をつけて!」
「行ってきます。」
こうして俺は、クエスト場所を確認するためギルドを出てマップを開き
「えーと、薬草採取の場所はと、、デュレルの森か。どんなモンスターが出てくるか、分からないから用心していくか。」
そして街を出て、数十分が経ち、デュレルの森へ到着した。
「まあまあ遠かったな、よし。」
クエスト情報によると、薬草は木の根元付近に生えるという。回復薬にも使えるらしい。
「集める個数は30か。よし、初めてのクエストだ。パパっと終わらせるぞ!」
順調に採取が進み、もう終わるという時に、突如目の前にモンスターが。
ステータスを見ると、サブレントタイガーレベル10、しかもEランク。
「え?Eランクのモンスターがここに?まじかよ、自分より上で装備も整って無い状態でどう戦えばいいんだ。焦っててもどうにもならない。そうだ、一か八か、試しに火スキルを使ってみるしかないっ!」
そして
炎の剣!
炎の剣は、一定時間の間、炎の剣を生成し、敵に持続ダメージを与えることの出来る、割と強いスキルだ。
「うおおおおおおおおお!!!くらえ!!!」
ザッ!シュ!
「ウアアアアアアアアアアア」
とモンスターの痛そうな声が周りに響き、
ドサッ
と倒れ激闘の末、初めてモンスターを討伐した。そして自分自身のステータスが、上昇した。
「システム」500Gから1500Gに増えました。レベルが1から7になりました。レベル5を超えたため追加ステータスが自動で割り振られます。体力が10から75に上昇しました。MPが20から120まで上昇しました。防御力が15から45まで上がりました。レベル5を超えたので、各ステータスに+10追加ステータスが入ります。称号「獣の討伐者」が解放されました。更に称号解放により、追加ステータス+15が追加されました。一定のポイントに達したので駆け出し初級から駆け出し一級にアップグレードすることが出来ます。尚、アップグレードはギルド内で使用可能です。
「ま、まじか、こんなステータス上がるのか、こんな上がるならモンスター狩りまくるけど、今はやめておこう。MPも極わずかだし、体力も半分しかない。まずはショップでヒールポーションでも買おう。職業アップグレードはそれからだ。」
しかし、咄嗟の判断でスキル使って良かったと心の中でとてつもなく思った。あそこでビビり散らかしてやられたら一生トラウマになってたであろう。
そして、クエスト情報にある薬草採取30は無事完了し、街「マディカル」に帰還するのであった。
《STATUS-ステータス-》
名前:シルマ
レベル:7
種族:人間
身長:173cm
所有ゴールド(G):1500
職業:駆け出し初級魔道士
称号:獣の討伐者
属性:火
スキル:火の剣
HP:75→100
MP:120→145
防御力:45→70
さらに追加ステータスや称号により各ステータスに+25。
《-------------クエスト概要-------------》
薬草を必要としている者がいるようだ。
薬草を必要個数、採取し、ギルドに持ち帰れ。
推定ランク:F 難易度:低
報酬
350G
《-------------------------------------------》
しばらくして目の前には、ニューゲームとコンテニュー、セッティングと縦に並んでおり、その背景には幻想的な背景が映し出されていた。
初めてやるから物凄く興奮した。そして、
ニューゲームを選択。
「ニューゲームで始めます。よろしいですか?」
と、はいかいいえで来たから勿論、はいを選択し
まずはキャラ設定の画面に移行した。
設定できるのは職業、髪型、肌色、身長、性別、名前、種族の六つである。
種族を軽く紹介すると、人間、ドワーフ、獣人などになれる。好きな種族で選ぶとモチベーションが上がるから重要かなと思った。そして、人間を選んだ。
まずは職業まず公開されてるのは剣士、弓士、魔道士、僧侶の四つだ。
「怯えて前線には行けないだろうし、弓士とかは、そもそも当てられないだろうな。」
と自分の哀れさを感じながらも、魔道士を選択した。魔道士を選ぶと属性を選択出来るようだ。
火、水、木、光、闇から一つ選べることができ、
後からクエストで属性手に入ると公式サイトに書いてあったから、まずは、火を選択。
「火は炎を上手く使い全体攻撃を得意とする属性です。」
「選択しますか?」
と出たからはいを選択し、次へ進んだ。
次は髪型、短髪から髪を無くすことさえ出来た。髪の無い物を選ぶと少し面白さを感じるが、髪の無い事は、俺のモチベーションが下がってしまうだろうから、俺は短髪の方がモチベーションが上がる方、短髪を選択。
髪色も変えれることが出来たから、 青にし順調にキャラクターを設定をした。
キャラクター設定が終わり、
最後に
「名前か、、どうするか、、」
悩みに悩んだ末、「シルマ」という名前に決定した。そして
「キャラクター設定を、終了してゲームをスタートしますか?」
という画面が現れたから、はいを選択して、ついにゲームスタートをした。
自分がリスポーンした所は、「マディカル」という大規模な街だった。
「ついにきた、ここは東部の街か。」「とりあえずギルドに行って冒険者の資格取りに行くか。」
この冒険者の資格がないとそもそもクエストを受託できない。必ず冒険者になるものはギルドに立ち寄ることだろう。
「おお、人多いな、流石テレビでも紹介されてることだけはあるな。」
ギルドに向かう道の途中には買い物をしてるプレイヤーや俺と同じでギルドを目指して歩いている者もいた。
「今ギルドに向かってるプレイヤーが今後のライバルになるのか、引き締めていくか!」
と自分に喝を入れ、ギルド前に到着。
大規模な街ということもあり、ギルドの建物はとても立派で少し焦ったが、まあまあ大きい扉を開いた先は想像を絶する広さだった。
中央にはカーペットが敷かれており、天井も高くその上にシャンデリアがあり、二階もあるようで、二階に上がるまるで城のような階段の横の壁には立派な窓が適切な間隔で細かく左右の階段で繊細に作られていた。
二階にはギルド長の部屋やギルド役員の休憩スペースだったり、冒険者の休憩場所にもなっているようだった。
カーペットの先に冒険者資格取得カウンター、クエスト受託報酬カウンター、クエスト一覧カウンターがあった。クエスト一覧カウンターの横には掲示板が、そこにクエスト依頼が貼ってある。
カーペットの両端には休憩できるスペースやドリンクを提供しているカウンターなどもあった。
「いや、大規模の街のギルドってこんなもんなのか、すごいな。」
と感心してしまった。とりあえず自分は冒険者資格を取得しに来たから冒険者資格取得カウンターに向かった。
向かう途中には、俺と同じプレイヤーが大勢いた。、みんなリリースしてからやり込んでいるようで、少し装備が整っているプレイヤーもいた。
冒険者にはランクが付いているFランクからSSランク。各プレイヤーはFランクから始めることになる。ランクは一定のポイントや実績によって一つランクが上がっていくシステムなようだった。とてもわかりやすい。
そして冒険者資格取得カウンターの前に行き
ギルド嬢が
「ようこそ!マディカルギルドへ!本日は冒険者資格を取得しに来たのですか?」
「そうです、冒険者資格を取得してクエストをしようと思って。」
「それなら、この用紙に名前と職業、属性を書いてください。」
「分かりました。」
書くの久しぶりだなと思いながら、書き終わった。
「魔道士なんですね!魔道士は少ないので需要があり、パーティーにも入りやすいと思いますよ。ではしばらくお待ちください。」
数分後
「カードが完成しました!早速クエストを受託しに行きますか?」
「ありがとうございます。是非俺の職業と属性でこなせるクエストがあったら教えて欲しい。」
「分かりました。こちらへどうぞ。」
そして、掲示板の前に案内され、
「最初のクエストですと、薬草採取が良いと思いますよ。」
「なるほど、やっぱり最初は薬草採取が無難か、、うーん。やろう」
「分かりました!お気をつけて!」
「行ってきます。」
こうして俺は、クエスト場所を確認するためギルドを出てマップを開き
「えーと、薬草採取の場所はと、、デュレルの森か。どんなモンスターが出てくるか、分からないから用心していくか。」
そして街を出て、数十分が経ち、デュレルの森へ到着した。
「まあまあ遠かったな、よし。」
クエスト情報によると、薬草は木の根元付近に生えるという。回復薬にも使えるらしい。
「集める個数は30か。よし、初めてのクエストだ。パパっと終わらせるぞ!」
順調に採取が進み、もう終わるという時に、突如目の前にモンスターが。
ステータスを見ると、サブレントタイガーレベル10、しかもEランク。
「え?Eランクのモンスターがここに?まじかよ、自分より上で装備も整って無い状態でどう戦えばいいんだ。焦っててもどうにもならない。そうだ、一か八か、試しに火スキルを使ってみるしかないっ!」
そして
炎の剣!
炎の剣は、一定時間の間、炎の剣を生成し、敵に持続ダメージを与えることの出来る、割と強いスキルだ。
「うおおおおおおおおお!!!くらえ!!!」
ザッ!シュ!
「ウアアアアアアアアアアア」
とモンスターの痛そうな声が周りに響き、
ドサッ
と倒れ激闘の末、初めてモンスターを討伐した。そして自分自身のステータスが、上昇した。
「システム」500Gから1500Gに増えました。レベルが1から7になりました。レベル5を超えたため追加ステータスが自動で割り振られます。体力が10から75に上昇しました。MPが20から120まで上昇しました。防御力が15から45まで上がりました。レベル5を超えたので、各ステータスに+10追加ステータスが入ります。称号「獣の討伐者」が解放されました。更に称号解放により、追加ステータス+15が追加されました。一定のポイントに達したので駆け出し初級から駆け出し一級にアップグレードすることが出来ます。尚、アップグレードはギルド内で使用可能です。
「ま、まじか、こんなステータス上がるのか、こんな上がるならモンスター狩りまくるけど、今はやめておこう。MPも極わずかだし、体力も半分しかない。まずはショップでヒールポーションでも買おう。職業アップグレードはそれからだ。」
しかし、咄嗟の判断でスキル使って良かったと心の中でとてつもなく思った。あそこでビビり散らかしてやられたら一生トラウマになってたであろう。
そして、クエスト情報にある薬草採取30は無事完了し、街「マディカル」に帰還するのであった。
《STATUS-ステータス-》
名前:シルマ
レベル:7
種族:人間
身長:173cm
所有ゴールド(G):1500
職業:駆け出し初級魔道士
称号:獣の討伐者
属性:火
スキル:火の剣
HP:75→100
MP:120→145
防御力:45→70
さらに追加ステータスや称号により各ステータスに+25。
《-------------クエスト概要-------------》
薬草を必要としている者がいるようだ。
薬草を必要個数、採取し、ギルドに持ち帰れ。
推定ランク:F 難易度:低
報酬
350G
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