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第2話 『真紅の女主人亭』その1
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影に隠れていたシャドウハウンド五体が出現した瞬間。
その存在に気付いていたのは『勇者』ルークだけだった。
それで十分だった。
「【術技:光波】」
手にした剣に光属性が付与される。
ギラギラと輝く剣先。
ダンジョンの闇を隅まで晴らすような強烈な光が周囲に満ちる。
同系統上位の【術技】を習得すれば、光を直接武器として振るえるようになる。鋼の武器は最早必要ない。
最終的には手を振り回す必要すら無くなって、宙を舞う光の武器が自動的に【術技】を放つようになる。
さらに、複数起動の【術技】を組み合わせる事で……ああ、キリがないっ!
【術技】に心を向けるだけで、勝手に流れ込んでくる情報に辟易しながら、ルークは光の刃で【術技】を奮う。
「……【術技:嵐刃】」
周囲を刃の嵐で包み、目標の対象だけを細切れに変える、連撃系【術技】の奥義の一つ。
現時点、これを使える人間はルーク一人しかいない。
歴史上、これを使えた人間は【術技:嵐刃】を創り上げた一人の天才と、後は代々の『勇者』しかいない。
そして【術技】を使うのに、ルーク自身は何かを意識する必要すら無い。
【術技】自身が意志を持つように、必要な時に、必要な【術技】が、自分の出番とばかりにしゃしゃり出てくる。
目標を設定するのも容易い。
【窓】に視線を向けるだけで良い。
『勇者』となって以来、すべての物に【窓】がついた。
【窓】というのはルークがつけた呼び方だ。
それが本当は何なのかは分からない。
その物の、名前や数値化された能力、習得した【術技】等を表示した黒塗りの枠だ。
普段は名前と総合的な力量を示す数値を表示した、そう大きくない【窓】だ。
それにルークが視線を向けると、どんどん新しい【窓】を開いて様々な情報を開示する。
そして、この【窓】に【術技】を紐付ける事で、後は【術技】の方で自動的に目標を捉えてくれた。
光の刃が乱舞する。
嵐のように不規則に、徹底的に。
鋭い光が舞い踊り、刃の嵐がすべてを薙ぎ払う。
やがて、【術技:光波】の効果が切れて、ダンジョンに闇が戻ってきた。
光にくらんだ目が再び闇に慣れてきて。
そしてようやく、シャドウハウンドの細切れの死体を目にする事が出来た。
視界全部を埋め尽くす真っ白な光の中でも、シャドウハウンドの【窓】はルークの視界に映っていた。
【窓】はルーク以外には見えていないらしい。存在自体知られていない。
そして、闇夜に紛れる者も、影や鏡の中を移動する者すら、近づけば【窓】が浮かび上がる。
だから、影に潜むシャドウハウンドもルークの前には姿を晒しているのと変わらない。
「いやぁ。流石は勇者様ですな。奴らが出てくるその瞬間まで気付いた者はおりましたかな? 勇者様と、この老骨だけ?」
かっかっかと、禿頭の老人が笑い掛けて来た。
付近には、極大サイズの『イーゲルブーア』と名前が出ている【窓】が浮かんでいる。
『剣聖』イーゲルブーア。
『勇者』を教え導く、剣技を極めた仙人じみた人物で、達観した好々爺。
一見するとそのように見える。
ただ、ルークはこの老人が嫌いだった。
ルークの経験上、【窓】は持ち主の性格に似る。
やたらと存在を主張するイーゲルブーアの【窓】は、ちょっと視線を向けると次々【窓】を展開して、ルークの視界を占領しようとしてくる。
だから多分、この老人は本当はそういう奴なのだろうと、ルークは当たりをつけていた。
「牙と尻尾。後、目玉も素材になるので回収しましょう」
イーゲルブーアには視線だけを向けて、それから誰とも無く指示をする。
浮き出る【窓】が、魔物の死体に残された効能や、素材の内容も教えてくれる。
冒険者の主な収益は、倒した魔物から収集できる素材を売却する事だ。
と、言うよりも、魔物の素材を収集するためにダンジョンに潜る者達を冒険者と呼ぶ。
それが一般的な認識だ。
「流石は勇者様。博識なのですね」
「私達ですらこの魔物に関する知識はござませんのに」
語りかけて来るのは二人の女性。
同じ金の巻き髪。
同じ蒼色の瞳。
同じ白い肌。
そして、まったく同じ、いかにも気の強そうな二つの美貌。
一人はフレア。治癒と防御の魔法を得意とする『聖女』。
一人はアレア。攻撃魔法を得意とする『聖女』。
二人して、稀代の魔術の天才で、古き王家に連なる名家のご令嬢。
「早く作業してくださいな、盗賊さん」
「ええ、こういう時のために貴方はいるのですから」
さらに言うと、揃って鼻持ちならない高慢さの持ち主だ。
どれほど鼻持ちならないかと言うと、自身が高慢である事を理解していない程だ。
そんな高貴で高慢な美女二人が、ルークの左右にすり寄ってくる。
柔らかい肌や膨らみが、ルークの肩や腕に触れ、芳しい香水の匂いが漂ってくる。
そんな『勇者』らしい出来事に、ルークも心踊らせた事もあるにはあった。
しかし残念な事に、ルークの好みは甲斐甲斐しい人で。
高慢な美女が田舎者に媚びて見せるのは、何か裏がある事くらいは分かる。
さらに言うと、彼女らの【窓】には【秘密:密命】という表記まである。
そう言う訳で、せっかくの美女の誘いもルークはまるで魅力に感じられない。
「お前らさ、俺の事召使いかなんかと思ってねえか?」
顔をしかめて文句を言うのは盗賊。
刃物のような鋭い目に、高くて長い鼻先。
痩せたオオカミを思わせる顔立ちだった。
凄腕の盗賊だと言う触れ込みで『勇者』の側仕えとして雇われた男。
それ以外の情報を語らない。誰も知らない。
彼の近くに浮かぶ【窓】は、奇妙なくらいに小さくちょこまかと動く。
ルークが注目しようとすると、ふいと本人ごとどこかに消える。
しつこく【窓】を追って見て、ローケンと言う名だけは何とか見えた。
何とも奇妙な男だった。
「盗賊には相応しい仕事だろうが」
ローケンに向かって非難じみた事を言う鎧の剣士。
当代最強を謳う『魔剣士』コーザ。
『勇者』の役割は一団の仲間だけでは成り立たない。
それを補佐する数倍の数の人員が必要だ。
それら人員を指揮者として、『勇者』の補佐をする者として、彼は必要不可欠な人物ではある。
「このような汚れ仕事をする事が、貴様の下賤な仕事の償いとなるのだ」
ただし、こんな説教を愛する男という事を、ルークはどうしても好きにはなれなかった。
最近は、好きになれない人間を利用する。その事を覚え始めていた。
「手先は貴方が一番器用だから」
「へいへい。わかりましたよ。やりゃいいんでしょやりゃ」
ため息をつき、ローケンはざくざくと魔物の死体の解体を始める。
ルークもナイフを取り出して、手伝いを始める。
他の仲間たちは、それを手伝う様子も無く、あれやこれやと好き勝手話している。
最初こそ、フレアとアレアはルークが解体をするのを咎めていたが、しばらくしたら止める素振りもしなくなった。
イーゲルブーアとコーザの二人は、そもそも咎めすらしなかった。
ああ、目障りだ。
そう、ルークは思う。
【窓】は気を付けないと、そこらに次々現れて、あっと言う間に視界を覆う。
【術技】は、それ自身が意志を持っているかのように、事あるごとに自分を使えとしゃしゃり出てくる。
冒険者どもは、どいつもこいつも自己顕示欲と我欲の塊で、『勇者』をいかに利用するかしか考えていない。
目に映るどれもが、我も我もとルークの周囲を覆い尽くして、自由な行き先の邪魔をする。
冒険者になると、親友と二人で都に出たのに、待っていたのは囲いの鳥のような生活。
何度も通ったダンジョンは目を瞑っていても通れる程で。
新しい階層が発見されても、誰もが先に進もうとはせず、誰かが情報を持ち帰るのを待つばかり。
結局、確実に行って帰れる範囲でしか動かない。
食料や物資の不足に怯える事も、見知らぬ道に不安を覚える事も、一度も無い。
親友と二人で登った故郷の山が、ルークの最後の冒険の記憶だ。
ここには冒険者などいない。
言われるがまま生きている自分。
決まりきった穴ぐらに潜るばかりの自称冒険者達。
誰も彼も、深く考える事を拒絶して、ただ日々を生きている。
目障りだと思う。鬱陶しいと思う。
冒険を、したいと思う。
ダンジョンがあるのはこの街だけではないのだから。
もっと田舎の、ルークの事を誰も知らない場所もあるだろう。
今すぐ、そんな所に逃げてしまうのもいいだろう。
正体を隠して、何でもない危険や日々の生活を楽しんで。
知らない道を歩いたり、未知の世界にわくわくして。
でも、すぐに正体はバレてしまうだろうから。
知った人には「内密に」なんて言って。
それで、隠しきれないくらいの大事になったら、それを颯爽と解決して、それから姿を消せばいい。
きっと楽しいだろう。
いつも横にいる、親友と一緒なら。
シオンと一緒なら、きっとどこでも楽しいだろう。
「……シオン?」
そこで、はたと気付いた。
視界を覆う【窓】、【窓】、【窓】。
その中でいつもそっと。
密やかに、それでいて離れる事なくそこにいたはずの親友の名前の【窓】。
それが、いつの間には無くなっていた。その事に。
ルークは、今更ながらようやく気付いた。
その存在に気付いていたのは『勇者』ルークだけだった。
それで十分だった。
「【術技:光波】」
手にした剣に光属性が付与される。
ギラギラと輝く剣先。
ダンジョンの闇を隅まで晴らすような強烈な光が周囲に満ちる。
同系統上位の【術技】を習得すれば、光を直接武器として振るえるようになる。鋼の武器は最早必要ない。
最終的には手を振り回す必要すら無くなって、宙を舞う光の武器が自動的に【術技】を放つようになる。
さらに、複数起動の【術技】を組み合わせる事で……ああ、キリがないっ!
【術技】に心を向けるだけで、勝手に流れ込んでくる情報に辟易しながら、ルークは光の刃で【術技】を奮う。
「……【術技:嵐刃】」
周囲を刃の嵐で包み、目標の対象だけを細切れに変える、連撃系【術技】の奥義の一つ。
現時点、これを使える人間はルーク一人しかいない。
歴史上、これを使えた人間は【術技:嵐刃】を創り上げた一人の天才と、後は代々の『勇者』しかいない。
そして【術技】を使うのに、ルーク自身は何かを意識する必要すら無い。
【術技】自身が意志を持つように、必要な時に、必要な【術技】が、自分の出番とばかりにしゃしゃり出てくる。
目標を設定するのも容易い。
【窓】に視線を向けるだけで良い。
『勇者』となって以来、すべての物に【窓】がついた。
【窓】というのはルークがつけた呼び方だ。
それが本当は何なのかは分からない。
その物の、名前や数値化された能力、習得した【術技】等を表示した黒塗りの枠だ。
普段は名前と総合的な力量を示す数値を表示した、そう大きくない【窓】だ。
それにルークが視線を向けると、どんどん新しい【窓】を開いて様々な情報を開示する。
そして、この【窓】に【術技】を紐付ける事で、後は【術技】の方で自動的に目標を捉えてくれた。
光の刃が乱舞する。
嵐のように不規則に、徹底的に。
鋭い光が舞い踊り、刃の嵐がすべてを薙ぎ払う。
やがて、【術技:光波】の効果が切れて、ダンジョンに闇が戻ってきた。
光にくらんだ目が再び闇に慣れてきて。
そしてようやく、シャドウハウンドの細切れの死体を目にする事が出来た。
視界全部を埋め尽くす真っ白な光の中でも、シャドウハウンドの【窓】はルークの視界に映っていた。
【窓】はルーク以外には見えていないらしい。存在自体知られていない。
そして、闇夜に紛れる者も、影や鏡の中を移動する者すら、近づけば【窓】が浮かび上がる。
だから、影に潜むシャドウハウンドもルークの前には姿を晒しているのと変わらない。
「いやぁ。流石は勇者様ですな。奴らが出てくるその瞬間まで気付いた者はおりましたかな? 勇者様と、この老骨だけ?」
かっかっかと、禿頭の老人が笑い掛けて来た。
付近には、極大サイズの『イーゲルブーア』と名前が出ている【窓】が浮かんでいる。
『剣聖』イーゲルブーア。
『勇者』を教え導く、剣技を極めた仙人じみた人物で、達観した好々爺。
一見するとそのように見える。
ただ、ルークはこの老人が嫌いだった。
ルークの経験上、【窓】は持ち主の性格に似る。
やたらと存在を主張するイーゲルブーアの【窓】は、ちょっと視線を向けると次々【窓】を展開して、ルークの視界を占領しようとしてくる。
だから多分、この老人は本当はそういう奴なのだろうと、ルークは当たりをつけていた。
「牙と尻尾。後、目玉も素材になるので回収しましょう」
イーゲルブーアには視線だけを向けて、それから誰とも無く指示をする。
浮き出る【窓】が、魔物の死体に残された効能や、素材の内容も教えてくれる。
冒険者の主な収益は、倒した魔物から収集できる素材を売却する事だ。
と、言うよりも、魔物の素材を収集するためにダンジョンに潜る者達を冒険者と呼ぶ。
それが一般的な認識だ。
「流石は勇者様。博識なのですね」
「私達ですらこの魔物に関する知識はござませんのに」
語りかけて来るのは二人の女性。
同じ金の巻き髪。
同じ蒼色の瞳。
同じ白い肌。
そして、まったく同じ、いかにも気の強そうな二つの美貌。
一人はフレア。治癒と防御の魔法を得意とする『聖女』。
一人はアレア。攻撃魔法を得意とする『聖女』。
二人して、稀代の魔術の天才で、古き王家に連なる名家のご令嬢。
「早く作業してくださいな、盗賊さん」
「ええ、こういう時のために貴方はいるのですから」
さらに言うと、揃って鼻持ちならない高慢さの持ち主だ。
どれほど鼻持ちならないかと言うと、自身が高慢である事を理解していない程だ。
そんな高貴で高慢な美女二人が、ルークの左右にすり寄ってくる。
柔らかい肌や膨らみが、ルークの肩や腕に触れ、芳しい香水の匂いが漂ってくる。
そんな『勇者』らしい出来事に、ルークも心踊らせた事もあるにはあった。
しかし残念な事に、ルークの好みは甲斐甲斐しい人で。
高慢な美女が田舎者に媚びて見せるのは、何か裏がある事くらいは分かる。
さらに言うと、彼女らの【窓】には【秘密:密命】という表記まである。
そう言う訳で、せっかくの美女の誘いもルークはまるで魅力に感じられない。
「お前らさ、俺の事召使いかなんかと思ってねえか?」
顔をしかめて文句を言うのは盗賊。
刃物のような鋭い目に、高くて長い鼻先。
痩せたオオカミを思わせる顔立ちだった。
凄腕の盗賊だと言う触れ込みで『勇者』の側仕えとして雇われた男。
それ以外の情報を語らない。誰も知らない。
彼の近くに浮かぶ【窓】は、奇妙なくらいに小さくちょこまかと動く。
ルークが注目しようとすると、ふいと本人ごとどこかに消える。
しつこく【窓】を追って見て、ローケンと言う名だけは何とか見えた。
何とも奇妙な男だった。
「盗賊には相応しい仕事だろうが」
ローケンに向かって非難じみた事を言う鎧の剣士。
当代最強を謳う『魔剣士』コーザ。
『勇者』の役割は一団の仲間だけでは成り立たない。
それを補佐する数倍の数の人員が必要だ。
それら人員を指揮者として、『勇者』の補佐をする者として、彼は必要不可欠な人物ではある。
「このような汚れ仕事をする事が、貴様の下賤な仕事の償いとなるのだ」
ただし、こんな説教を愛する男という事を、ルークはどうしても好きにはなれなかった。
最近は、好きになれない人間を利用する。その事を覚え始めていた。
「手先は貴方が一番器用だから」
「へいへい。わかりましたよ。やりゃいいんでしょやりゃ」
ため息をつき、ローケンはざくざくと魔物の死体の解体を始める。
ルークもナイフを取り出して、手伝いを始める。
他の仲間たちは、それを手伝う様子も無く、あれやこれやと好き勝手話している。
最初こそ、フレアとアレアはルークが解体をするのを咎めていたが、しばらくしたら止める素振りもしなくなった。
イーゲルブーアとコーザの二人は、そもそも咎めすらしなかった。
ああ、目障りだ。
そう、ルークは思う。
【窓】は気を付けないと、そこらに次々現れて、あっと言う間に視界を覆う。
【術技】は、それ自身が意志を持っているかのように、事あるごとに自分を使えとしゃしゃり出てくる。
冒険者どもは、どいつもこいつも自己顕示欲と我欲の塊で、『勇者』をいかに利用するかしか考えていない。
目に映るどれもが、我も我もとルークの周囲を覆い尽くして、自由な行き先の邪魔をする。
冒険者になると、親友と二人で都に出たのに、待っていたのは囲いの鳥のような生活。
何度も通ったダンジョンは目を瞑っていても通れる程で。
新しい階層が発見されても、誰もが先に進もうとはせず、誰かが情報を持ち帰るのを待つばかり。
結局、確実に行って帰れる範囲でしか動かない。
食料や物資の不足に怯える事も、見知らぬ道に不安を覚える事も、一度も無い。
親友と二人で登った故郷の山が、ルークの最後の冒険の記憶だ。
ここには冒険者などいない。
言われるがまま生きている自分。
決まりきった穴ぐらに潜るばかりの自称冒険者達。
誰も彼も、深く考える事を拒絶して、ただ日々を生きている。
目障りだと思う。鬱陶しいと思う。
冒険を、したいと思う。
ダンジョンがあるのはこの街だけではないのだから。
もっと田舎の、ルークの事を誰も知らない場所もあるだろう。
今すぐ、そんな所に逃げてしまうのもいいだろう。
正体を隠して、何でもない危険や日々の生活を楽しんで。
知らない道を歩いたり、未知の世界にわくわくして。
でも、すぐに正体はバレてしまうだろうから。
知った人には「内密に」なんて言って。
それで、隠しきれないくらいの大事になったら、それを颯爽と解決して、それから姿を消せばいい。
きっと楽しいだろう。
いつも横にいる、親友と一緒なら。
シオンと一緒なら、きっとどこでも楽しいだろう。
「……シオン?」
そこで、はたと気付いた。
視界を覆う【窓】、【窓】、【窓】。
その中でいつもそっと。
密やかに、それでいて離れる事なくそこにいたはずの親友の名前の【窓】。
それが、いつの間には無くなっていた。その事に。
ルークは、今更ながらようやく気付いた。
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