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第二章 夏一族( 建安九年・西暦ニ〇四年 )
不老不死ではない!?
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呂強は、司馬懿が温県にいる間に、遼東半島へ先回りし、公孫淵陣営の様子を探らせた。公孫淵が、どれほど司馬懿のことを知っているのか分からないが、諸葛孔明と互角に渡り合った策士だという噂は聞いているはずだ。その男が攻めてくるとなると、それ相当な準備をしているに違いない。いくら三国一の策士、司馬懿だとしても、討伐に相当手こずるはずである。
曹叡は副将として毌丘倹をつけたが、彼は昨年、公孫淵にまんまとしてやられ、雒陽に逃げ帰った男だ。そんな男が副将では、司馬懿にとってはお荷物でしかない。
徐熊と徐福は、馬韓から船で大河の河口にある渤海に向かった。呂強の計らいである。役所での手続きは、武器の持ち込みに関しては厳しかったが、そうでなければ簡単なものだった。御用商人、呂強の船だということも、幸いしたのかもしれない。
役所を出ると、門の前で呂強が待っていた。
「熊叡様、お久しぶりです」
百八十年ぶりの再会である。「お久しぶり」という言葉に、徐熊は思わず笑ってしまったが、他に適当な言葉が浮かばず、徐熊も「お久しぶりです」と同じ言葉を返した。
「呂強殿、お変りもなくお元気そうでなによりです」
「熊叡様こそ、お元気そうで安心しました」
不老不死の秘薬のおかげで、数えきれない友人、知人を看取ってきた人生だったが、百八十年ぶりに同じ人物と会えた喜びは、他の誰にも分かるはずがない。
早速、徐熊は後ろに控えていた徐福を呂強に紹介した。
「この方は徐福様です。始皇帝にお仕えし、あの不老不死の秘薬を手に入れた方です」
予想もしなかった人の紹介で、呂強は驚いた。徐福という名を聞いたことはあったが、中国では、伝説の人物である。始皇帝の命を受け、不老不死の秘薬を探しに東方に旅立ったと言われているが、その人が今、呂強の目の前にいる。
「徐福様のお名前は、聞いたことがあります。お会いできるとは夢にも思いませんでした」
これが、三人の長いつき合いの始まりである。
呂強は早速、重要な話があるといって、港にある呂強の支店に案内した。
呂強は、この百八十年の間に、中国のいたるところに支店を設け、間諜を配置した。盛衰を繰り返す朝廷よりも、強力な情報網を持っているといってもよい。
支店の一室に案内された徐熊と徐福は、改めて呂強の財力に驚いた。支店とはいえ、豪華な物ばかりで囲まれている。交易で得たと思われる国内外の品々である。
二人が驚いている様子を楽しそうに眺めながら、「西域から取り寄せた果物です」といって、二人の前に、薄紫の丸い粒のついた小枝を器に乗せて差し出した。
「葡萄と申します。曹丕の大好物でございました」と紹介した。曹丕は先の皇帝である。皇帝が食するものも、今の呂強には簡単に手に入るもののようだ。
「ところで、重要な話とは?」と徐熊が尋ねた。当然、公孫淵に関する情報だと思い、身を乗り出しが、呂強が話したのは意外なことだった。
「徐熊様、私の髪をご覧ください」
そう言って、指さしたのは呂強の右の耳にかかる、一本の白髪だった。
「徐熊様から頂いた不老不死の秘薬を飲んだときは、白髪は一本もこざいませんでした」
徐熊と徐福は顔を見合わせた。徐熊はまだ若く、徐福は初老になってから秘薬を飲んだものだから、呂強のような体の変化には気がつかなかった。呂強の体の変化は、秘薬がもたらすのは不老不死ではないということだ。
少なくとも不老ではないことはがはっきりした。確かに、怪我をしてもすぐに回復する。十年や二十年経っても、顔形は変わらない。
しかしそれは、年をとるのが普通の人間より、はるかに遅いというだけでやはり年はとっていたことになる。
では、不死でもないのだろうか。
「もし、秘薬の力で二百年が普通の人の一年と考えると、二千年たてば十歳年をとるということで、いずれ七十、八十の年齢を迎えことになります。八十歳の体で二百年過ごすことになれば……」徐熊は言葉に詰まった。
聞いていた徐福と呂強の顔から笑顔が消えた。
体の自由が利かない年になってからの、百年、二百年は地獄の責め苦でしかない。徐熊は自分の言った言葉で、呂強と徐福の顔色が変わったことに責任を感じた。
「まだ、そうと決まったわけではありませんし、考える時間はたっぷりとあります。私が責任をもって対策を考えます。今は、公孫淵と司馬懿の件について集中しましょう」
そのとおりだと、呂強も徐福も気持ちを切り替えた。
「間諜の報告によりますと、公孫淵は遼隧に七十里(二十八キロメートル)にも渡る柵を設けて、防御を固めています。ここで司馬懿の軍を足止めにし、兵糧が尽きるのを待つ作戦のようです」
司馬懿軍は四万人、これだけの兵糧を確保するのは大変である。長引けば当然、司馬懿には不利である。
「司馬懿の弱みはそこですね」徐熊は呂強の言っていた、つけ込む隙が分かった。
「今、司馬懿は温県で家族や旧友と旧交を温めていますが、間諜を放って公孫淵の様子を探っているところです。防御柵の件も聞いているはずです。司馬懿はこれまで、蜀漢との戦いで時間を費やしてきたので、東方に関しては多くの情報を持っていません。しかも、副将が毌丘倹では、作戦の立てようがないでしょう」
ここで、呂強は一枚の紙きれを二人の前に置いた。
「これは先日、間諜が手に入れたものです。公孫淵が呉の孫権に宛てた密書です。中身は、兵を送ってほしいという救援の要請です。これを使って司馬懿に近づきましょう」
その後、三人は呂強が用意した遼河付近の地図を見ながら策略を立てた。
ようやく、温県を後にして司馬懿は遼東に入った。曹叡と約束を交わして、もう半年が過ぎている。司馬懿は、毌丘倹に先発隊を任せて状況を調べさせることにした。
すぐに、毌丘倹から報告があった。襄平に通じる道には一つだけ橋が架かっているが、この橋を中心に南北七十里に渡り、防御柵が築かれているという。柵の後ろには、幾重にも弓矢隊が控えており、突破するのは容易ではないと言ってきた。
司馬懿は、毌丘倹に橋の突破を命じた。
毌丘倹は暗闇に紛れて攻撃をかけたが、橋を渡り切る前に兵士たちは弓矢で射殺された。三度繰り返したが、渡り切る兵士が一人も出ない間に三百人の兵士を失った。そして、「強行突破は無理です」と、報告してきた。
「やはりだめか」
司馬懿は、もともと正面突破など無理だと分かっていた。昨年、おめおめと逃げ帰ってきた毌丘倹がどれほどの能力かを確かめたかったのだ。予想通り、毌丘倹は無策の指揮官だった。
曹叡は副将として毌丘倹をつけたが、彼は昨年、公孫淵にまんまとしてやられ、雒陽に逃げ帰った男だ。そんな男が副将では、司馬懿にとってはお荷物でしかない。
徐熊と徐福は、馬韓から船で大河の河口にある渤海に向かった。呂強の計らいである。役所での手続きは、武器の持ち込みに関しては厳しかったが、そうでなければ簡単なものだった。御用商人、呂強の船だということも、幸いしたのかもしれない。
役所を出ると、門の前で呂強が待っていた。
「熊叡様、お久しぶりです」
百八十年ぶりの再会である。「お久しぶり」という言葉に、徐熊は思わず笑ってしまったが、他に適当な言葉が浮かばず、徐熊も「お久しぶりです」と同じ言葉を返した。
「呂強殿、お変りもなくお元気そうでなによりです」
「熊叡様こそ、お元気そうで安心しました」
不老不死の秘薬のおかげで、数えきれない友人、知人を看取ってきた人生だったが、百八十年ぶりに同じ人物と会えた喜びは、他の誰にも分かるはずがない。
早速、徐熊は後ろに控えていた徐福を呂強に紹介した。
「この方は徐福様です。始皇帝にお仕えし、あの不老不死の秘薬を手に入れた方です」
予想もしなかった人の紹介で、呂強は驚いた。徐福という名を聞いたことはあったが、中国では、伝説の人物である。始皇帝の命を受け、不老不死の秘薬を探しに東方に旅立ったと言われているが、その人が今、呂強の目の前にいる。
「徐福様のお名前は、聞いたことがあります。お会いできるとは夢にも思いませんでした」
これが、三人の長いつき合いの始まりである。
呂強は早速、重要な話があるといって、港にある呂強の支店に案内した。
呂強は、この百八十年の間に、中国のいたるところに支店を設け、間諜を配置した。盛衰を繰り返す朝廷よりも、強力な情報網を持っているといってもよい。
支店の一室に案内された徐熊と徐福は、改めて呂強の財力に驚いた。支店とはいえ、豪華な物ばかりで囲まれている。交易で得たと思われる国内外の品々である。
二人が驚いている様子を楽しそうに眺めながら、「西域から取り寄せた果物です」といって、二人の前に、薄紫の丸い粒のついた小枝を器に乗せて差し出した。
「葡萄と申します。曹丕の大好物でございました」と紹介した。曹丕は先の皇帝である。皇帝が食するものも、今の呂強には簡単に手に入るもののようだ。
「ところで、重要な話とは?」と徐熊が尋ねた。当然、公孫淵に関する情報だと思い、身を乗り出しが、呂強が話したのは意外なことだった。
「徐熊様、私の髪をご覧ください」
そう言って、指さしたのは呂強の右の耳にかかる、一本の白髪だった。
「徐熊様から頂いた不老不死の秘薬を飲んだときは、白髪は一本もこざいませんでした」
徐熊と徐福は顔を見合わせた。徐熊はまだ若く、徐福は初老になってから秘薬を飲んだものだから、呂強のような体の変化には気がつかなかった。呂強の体の変化は、秘薬がもたらすのは不老不死ではないということだ。
少なくとも不老ではないことはがはっきりした。確かに、怪我をしてもすぐに回復する。十年や二十年経っても、顔形は変わらない。
しかしそれは、年をとるのが普通の人間より、はるかに遅いというだけでやはり年はとっていたことになる。
では、不死でもないのだろうか。
「もし、秘薬の力で二百年が普通の人の一年と考えると、二千年たてば十歳年をとるということで、いずれ七十、八十の年齢を迎えことになります。八十歳の体で二百年過ごすことになれば……」徐熊は言葉に詰まった。
聞いていた徐福と呂強の顔から笑顔が消えた。
体の自由が利かない年になってからの、百年、二百年は地獄の責め苦でしかない。徐熊は自分の言った言葉で、呂強と徐福の顔色が変わったことに責任を感じた。
「まだ、そうと決まったわけではありませんし、考える時間はたっぷりとあります。私が責任をもって対策を考えます。今は、公孫淵と司馬懿の件について集中しましょう」
そのとおりだと、呂強も徐福も気持ちを切り替えた。
「間諜の報告によりますと、公孫淵は遼隧に七十里(二十八キロメートル)にも渡る柵を設けて、防御を固めています。ここで司馬懿の軍を足止めにし、兵糧が尽きるのを待つ作戦のようです」
司馬懿軍は四万人、これだけの兵糧を確保するのは大変である。長引けば当然、司馬懿には不利である。
「司馬懿の弱みはそこですね」徐熊は呂強の言っていた、つけ込む隙が分かった。
「今、司馬懿は温県で家族や旧友と旧交を温めていますが、間諜を放って公孫淵の様子を探っているところです。防御柵の件も聞いているはずです。司馬懿はこれまで、蜀漢との戦いで時間を費やしてきたので、東方に関しては多くの情報を持っていません。しかも、副将が毌丘倹では、作戦の立てようがないでしょう」
ここで、呂強は一枚の紙きれを二人の前に置いた。
「これは先日、間諜が手に入れたものです。公孫淵が呉の孫権に宛てた密書です。中身は、兵を送ってほしいという救援の要請です。これを使って司馬懿に近づきましょう」
その後、三人は呂強が用意した遼河付近の地図を見ながら策略を立てた。
ようやく、温県を後にして司馬懿は遼東に入った。曹叡と約束を交わして、もう半年が過ぎている。司馬懿は、毌丘倹に先発隊を任せて状況を調べさせることにした。
すぐに、毌丘倹から報告があった。襄平に通じる道には一つだけ橋が架かっているが、この橋を中心に南北七十里に渡り、防御柵が築かれているという。柵の後ろには、幾重にも弓矢隊が控えており、突破するのは容易ではないと言ってきた。
司馬懿は、毌丘倹に橋の突破を命じた。
毌丘倹は暗闇に紛れて攻撃をかけたが、橋を渡り切る前に兵士たちは弓矢で射殺された。三度繰り返したが、渡り切る兵士が一人も出ない間に三百人の兵士を失った。そして、「強行突破は無理です」と、報告してきた。
「やはりだめか」
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