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3章 制裁そして帰還
3.8 街へ戻って狩猟達成した話
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その後誰も追ってくることなく、村を抜けて街道まで来れた。
まああんな力見せられたら、追ってこようと思う奴などいないか。
もう日が傾き始めている。結構長い事、押し問答をして戻ってきたようだ。
何とか今日中に持って帰り、宿屋でゆっくり休みたい。
荷車自体を浮かせて、自分は飛んで帰れるか試してみるか。
「ルシファー様、何かお手伝い出来る事は?」
「ない」
落ち込むオリービアをよそに、メガディパーグを荷車ごと浮かせる。
そういえば忘れていたが、問題はオリービアだが・・・やはりああするしかないか。
「準備は出来た。もうここに用は無いな?」
「はい、今度こそもう村に戻る事はないかと」
その言葉を聞き、再び俺はオリービアをお姫様抱っこする。
「ルシファー様!」
すっごい嬉しそうにしてるのが、何とも言えない・・・。
自分が飛びあがった後、荷車が追従するイメージをすると、ゆっくりと同じ高度まで上がってきた。
「落とさないで下さいね! 落とさないで下さいね! ルシファー様!」
「そう言われると、集中できなくなるから止めてくれ」
オリービアは口を閉じたが、何故か息も止めていたようで窒息しそうになり息切れをしていた。
夕日になる前にバビロアに着くよう、速度を上げ始める。
「そういえば、1つだけ疑問が解消しなかったな」
「なんですか?」
「その鎧ドレスと剣だ。フラテス候も、その鎧ドレスを見ても無反応だったし、一体お前の母はどこから持ってきたのだろうな?」
「そういえば分かりませんでしたね。物事態は結構良い物に見えますし、母が買えたとは思えません」
「バビロアの防具屋で、鑑定でもしてもらうか」
ここまで関わると、気になった事が解消されないとなんかスッキリしないからな。
小一時間ほど飛び続け、バビロアの外れに降り立つ。
もうあまり人目を気にしないと言っても、飛んでるというインパクトは凄いからな。
と思ったからの行動だったが、メガディパーグが乗った荷車を引いていれば、嫌でも目を引く。
恒例のような、3度目の凱旋状態になっている。
オリービアが一番恥ずかしそうにしているが、お前の場合は黄色い声援のせいだろ。
まあここではオリービアを知る者がいないから、容姿に惹かれて男も普通に声をかけるわけだが。
「そこの美少女! うちのパーティーにおいで!」
「うちの息子の嫁に来てくれ!」
「またてめぇか! マスク野郎! その子を寄こせ!」
また1人違う奴が紛れているな。
獣市にメガディパーグを持って行き、競の登録を依頼する。
「もう・・・驚きませんよ」
受付の兄ちゃんが、もはや真顔でリアクションを取らなくなってしまった。
今日の分の競りに間に合ったようで、最後の商品として出品してくれるようだ。
荷車から旅の荷物を下ろし、荷車は獣市で処分の依頼をした。
「組合に報告するか」
「はい」
狩猟組合を訪れると、中でいくつかのパーティーが俺を待っている状態だった。
「あなたがルシファーさんだね。ちょっといいかな?」
細身の剣士風の男が、代表して話しかけてくる。
「なんの用だ?」
「あんたに礼を言いたくてな」
「礼?」
「騎馬騎士隊の事さ」
あいつらの事で礼?
「今回の件、組合に報告されたから聞いている。ルシファーさんが、人の命を見捨てたとか喚いてたらしいが、どう考えてもあれは自業自得だ」
「それで何故、俺に礼を言う事になるんだ?」
「今ここであなたを待っていたパーティーの面々は、あいつらの被害者なんだよ」
「被害者?」
「そうなんだ。仕留めた獲物を横取りされたり、連盟で依頼を受けて売値の分配を渋ったり、組合に嘘の報告をして信頼度を下げたり、やりたい放題だったんだよ」
「なるほど。結果的に俺は厄介払いをしたってことか」
「そうだ。あんたにそんな意図があったとは思わないが、結果的に被害者の心を晴らした」
それでも人が死んでいるのには変わりないのだが。
騎馬騎士隊って、どんだけ嫌われていたのだろうか。
つまり、俺に絡んできたのも元から既定路線だったって訳だ。
「礼はいらない。俺の好きにさせてもらっただけだからな」
「なら我々は好きに礼を言わせてもらう」
「そうか・・・」
強引に受付に歩き出すと、集まったパーティーは慌てて道を開ける。
「君は、彼のパーティーメンバーかい?」
「そうなれると嬉しいんですけど。メンバーになれなくても、妻とかであれば・・・」
丸聞こえだぞ、オリービアよ。
”仲間にして欲しい”から、要求水準が大分上がっているじゃないか。
そんなオリービアを放って、受付嬢に狩猟者証を渡す。
「今回は3日で狩猟完了ですか?」
「狩猟自体ははすぐ完了していたのだが、寄り道したら遅くなってしまった」
「寄り道してたとしても・・・3日で狩猟完了っていうのは、本当に・・・どうやって・・・」
「帰りは超急いだので」
「帰りは超急いだのですか」
魔法陣で狩猟完了と履歴が更新され、獣市にようすを見に行く為に組合を後にした。
獣市に戻ると、昨日よりも早く競が終わっていたので、金を受け取る事が出来た。
今度は金貨39枚になったが、未だ物価が分からないので、これがどれ程の稼ぎか分からない。
こういう時に、この世界の知識がない事を思い知らされる。
とりあえず街を出る為の、金貨100枚までもう少しだ。
明日に実入りの狩猟依頼があれば、フラテス候の執事の忠告通りにも、街を出れるだろう。
もう日も暮れてきたし、宿屋に戻る事にするか。
「ルシファー様・・・」
宿屋の前でオリービアが不安げに立ち止まり、声をかけてくる。
しまった・・・、こいつの事を忘れていた。
「・・・安心しろ、俺が宿代を出してやる」
「それは仲間にして頂けるという事ですか?」
「その件も・・・、とりあえず部屋で話そう」
「はい!」
ホテルマン風の男に促され、カウンターで部屋の変更を申し出る。
「上位の2人部屋に変えてくれないか?」
「お帰りなさいませ。お戻りにならないので心配しておりました。お部屋は空いておりますが、追加で金貨1枚が必要になります」
「問題ない」
金貨1枚を支払、案内係が部屋まで案内してくれる。
オリービアと部屋に入り、並んでいるベッドにそれぞれ腰かけた。
なぜかオリービアは顔を赤らめている。
「ルシファー様・・・、いきなり同じ部屋なんて・・・ですが準備は出来ています。私はもう子を産めますし」
「だからなんだ」
「・・・すいません」
今度は酷い落ち込みようだ。
正直好意を寄せられているのは自覚しているが、俺はあの母親を見て育っているせいか、とてもその気になれない。
「まずは今後の事を話そうか」
オリービアは顔を上げ、不安と期待が入り混じった目で、俺を見てきた。
まああんな力見せられたら、追ってこようと思う奴などいないか。
もう日が傾き始めている。結構長い事、押し問答をして戻ってきたようだ。
何とか今日中に持って帰り、宿屋でゆっくり休みたい。
荷車自体を浮かせて、自分は飛んで帰れるか試してみるか。
「ルシファー様、何かお手伝い出来る事は?」
「ない」
落ち込むオリービアをよそに、メガディパーグを荷車ごと浮かせる。
そういえば忘れていたが、問題はオリービアだが・・・やはりああするしかないか。
「準備は出来た。もうここに用は無いな?」
「はい、今度こそもう村に戻る事はないかと」
その言葉を聞き、再び俺はオリービアをお姫様抱っこする。
「ルシファー様!」
すっごい嬉しそうにしてるのが、何とも言えない・・・。
自分が飛びあがった後、荷車が追従するイメージをすると、ゆっくりと同じ高度まで上がってきた。
「落とさないで下さいね! 落とさないで下さいね! ルシファー様!」
「そう言われると、集中できなくなるから止めてくれ」
オリービアは口を閉じたが、何故か息も止めていたようで窒息しそうになり息切れをしていた。
夕日になる前にバビロアに着くよう、速度を上げ始める。
「そういえば、1つだけ疑問が解消しなかったな」
「なんですか?」
「その鎧ドレスと剣だ。フラテス候も、その鎧ドレスを見ても無反応だったし、一体お前の母はどこから持ってきたのだろうな?」
「そういえば分かりませんでしたね。物事態は結構良い物に見えますし、母が買えたとは思えません」
「バビロアの防具屋で、鑑定でもしてもらうか」
ここまで関わると、気になった事が解消されないとなんかスッキリしないからな。
小一時間ほど飛び続け、バビロアの外れに降り立つ。
もうあまり人目を気にしないと言っても、飛んでるというインパクトは凄いからな。
と思ったからの行動だったが、メガディパーグが乗った荷車を引いていれば、嫌でも目を引く。
恒例のような、3度目の凱旋状態になっている。
オリービアが一番恥ずかしそうにしているが、お前の場合は黄色い声援のせいだろ。
まあここではオリービアを知る者がいないから、容姿に惹かれて男も普通に声をかけるわけだが。
「そこの美少女! うちのパーティーにおいで!」
「うちの息子の嫁に来てくれ!」
「またてめぇか! マスク野郎! その子を寄こせ!」
また1人違う奴が紛れているな。
獣市にメガディパーグを持って行き、競の登録を依頼する。
「もう・・・驚きませんよ」
受付の兄ちゃんが、もはや真顔でリアクションを取らなくなってしまった。
今日の分の競りに間に合ったようで、最後の商品として出品してくれるようだ。
荷車から旅の荷物を下ろし、荷車は獣市で処分の依頼をした。
「組合に報告するか」
「はい」
狩猟組合を訪れると、中でいくつかのパーティーが俺を待っている状態だった。
「あなたがルシファーさんだね。ちょっといいかな?」
細身の剣士風の男が、代表して話しかけてくる。
「なんの用だ?」
「あんたに礼を言いたくてな」
「礼?」
「騎馬騎士隊の事さ」
あいつらの事で礼?
「今回の件、組合に報告されたから聞いている。ルシファーさんが、人の命を見捨てたとか喚いてたらしいが、どう考えてもあれは自業自得だ」
「それで何故、俺に礼を言う事になるんだ?」
「今ここであなたを待っていたパーティーの面々は、あいつらの被害者なんだよ」
「被害者?」
「そうなんだ。仕留めた獲物を横取りされたり、連盟で依頼を受けて売値の分配を渋ったり、組合に嘘の報告をして信頼度を下げたり、やりたい放題だったんだよ」
「なるほど。結果的に俺は厄介払いをしたってことか」
「そうだ。あんたにそんな意図があったとは思わないが、結果的に被害者の心を晴らした」
それでも人が死んでいるのには変わりないのだが。
騎馬騎士隊って、どんだけ嫌われていたのだろうか。
つまり、俺に絡んできたのも元から既定路線だったって訳だ。
「礼はいらない。俺の好きにさせてもらっただけだからな」
「なら我々は好きに礼を言わせてもらう」
「そうか・・・」
強引に受付に歩き出すと、集まったパーティーは慌てて道を開ける。
「君は、彼のパーティーメンバーかい?」
「そうなれると嬉しいんですけど。メンバーになれなくても、妻とかであれば・・・」
丸聞こえだぞ、オリービアよ。
”仲間にして欲しい”から、要求水準が大分上がっているじゃないか。
そんなオリービアを放って、受付嬢に狩猟者証を渡す。
「今回は3日で狩猟完了ですか?」
「狩猟自体ははすぐ完了していたのだが、寄り道したら遅くなってしまった」
「寄り道してたとしても・・・3日で狩猟完了っていうのは、本当に・・・どうやって・・・」
「帰りは超急いだので」
「帰りは超急いだのですか」
魔法陣で狩猟完了と履歴が更新され、獣市にようすを見に行く為に組合を後にした。
獣市に戻ると、昨日よりも早く競が終わっていたので、金を受け取る事が出来た。
今度は金貨39枚になったが、未だ物価が分からないので、これがどれ程の稼ぎか分からない。
こういう時に、この世界の知識がない事を思い知らされる。
とりあえず街を出る為の、金貨100枚までもう少しだ。
明日に実入りの狩猟依頼があれば、フラテス候の執事の忠告通りにも、街を出れるだろう。
もう日も暮れてきたし、宿屋に戻る事にするか。
「ルシファー様・・・」
宿屋の前でオリービアが不安げに立ち止まり、声をかけてくる。
しまった・・・、こいつの事を忘れていた。
「・・・安心しろ、俺が宿代を出してやる」
「それは仲間にして頂けるという事ですか?」
「その件も・・・、とりあえず部屋で話そう」
「はい!」
ホテルマン風の男に促され、カウンターで部屋の変更を申し出る。
「上位の2人部屋に変えてくれないか?」
「お帰りなさいませ。お戻りにならないので心配しておりました。お部屋は空いておりますが、追加で金貨1枚が必要になります」
「問題ない」
金貨1枚を支払、案内係が部屋まで案内してくれる。
オリービアと部屋に入り、並んでいるベッドにそれぞれ腰かけた。
なぜかオリービアは顔を赤らめている。
「ルシファー様・・・、いきなり同じ部屋なんて・・・ですが準備は出来ています。私はもう子を産めますし」
「だからなんだ」
「・・・すいません」
今度は酷い落ち込みようだ。
正直好意を寄せられているのは自覚しているが、俺はあの母親を見て育っているせいか、とてもその気になれない。
「まずは今後の事を話そうか」
オリービアは顔を上げ、不安と期待が入り混じった目で、俺を見てきた。
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