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6章 脅威と勧誘そして次の街へ
6.2 魔術師に勝負を挑まれた話
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「マスクに黒衣、鎧ドレスの女と魔獣うさぎ、黒き獣を引き連れている。狩猟者ルシファーで間違いないな!」
「何の用だ?」
「貴様に複数の嫌疑がかけられている。国家憲兵署に同行してもらおう」
「何の嫌疑だ?」
「・・・説明しないと分からないとはね。まずは騎馬騎士隊の殺人容疑、フラテス候への傷害、ティグリス村民に対しての暴行、コジモ大商人への傷害、若き発明士の誘拐容疑だ!」
よく見ると憲兵団の後ろに、騎馬騎士隊の隊長が見える。下卑た笑みを浮かべているあたり、隊長はメガディパーグ討伐の際に出た被害を、俺の殺人に切り替えたようだ。
フラテス候は・・・まあ事実だがティグリス村では村長を負傷させ、家に火を付けて、襲撃を撥ね退けただけだぞ。
コジモも、話しているとは思わないが、レオハルドを殺した件はスルーで、俺の傷害事件だけになってるし、極めつけはサラーの誘拐ときたもんだ。
国家憲兵は権力と金の傀儡となっていると聞いているから、無駄だとは思うが一応話して見るか。
「騎馬騎士隊の、メンバーを殺したのはメガディパーグだ。フラテス候は先にそこの女を殺そうとしたから、正当防衛で反撃したまでだ。ティグリスの村の奴等も、金を貰って人の家に火を付けた者を制裁しただけだし、大勢で待ち構えて襲おうとしたから、吹き飛ばしただけだ。コジモも俺達を殺そうとしたから、再起不能にしただけだし、発明士を誘拐なんてしていない」
「嘘をつくな! 報酬を独り占めするために、騎馬騎士隊を襲ったと報告があるし、他も貴族と大商人直々の証言だ!」
「証拠は?」
「証拠? そんなものはないが、貴族と大商人の証言があると言っているだろ!」
「やはり無駄か」
不快感をあらわにしながら、荷馬車の上で立ち上がる。汚れきった屑どもを見ると、どうしても不快に感じる。
俺は正義の味方じゃないから、お話の中の登場人物のように、ここで事実を知ってもらおうと努力する事や、疑いを晴らそうと奔走したりはしない。
あるのは俺を邪魔する、こいつ等の排除だけだ。
「オリービア、ここで待て。サラーと自分を守れ」
「はい」
小声で指示を出すと、オリービアは後ろを向き、蛇腹の扉を少し開けて、サラーに”大丈夫”と言っている。
俺は荷馬車からルルの前まで飛び、それに反応してガルムが横に並んだ。
「お前らが汚れた人間、という事が良く分かった。死にたい奴だけ捕まえに来い」
「貴様! 国家憲兵に逆らったらどうなると思っているんだ!」
「どうなるんだ?」
「え? あ、いや・・・」
大体この脅し文句で、おとなしくさせてきたのだろうな。この先を考えていなかったようだ。
「極刑はま逃れないぞ! 場合によっては、この場で処刑という運びになる!」
「それは話が早い、早く殺しに来い」
「国家憲兵をバカにするのも・・・いい加減にしろ! かかれ!」
憲兵が剣を抜き、雄たけびを上げながら斬りかかろうとする。
サイコキネシスを発動して、全員の見動きを封じようとした矢先、ガルムが前に出て遠吠えを上げる。
走り始めた憲兵はその姿に怖じ気づき、足を止めて震えている。
「貴様等、我の主を侮辱するのもいい加減にしろ。貴様等が言ったこの度の主の行い、奥方から伺った話から、あまりにもかけ離れている」
こいつもオリービアが、奥方という認識を改めないよな。そしてこの状況でも、ドヤ顔をきめるオリービア・・・本当に尊敬するよ。
「主を侮辱するは、我の侮辱。ならば神狼族の誇りにかけて、我が主に変わり、この場の不届き者を始末してくれる!」
憲兵にさらなる動揺が走る。神狼族という単語で神獣と知り、完全に戦意を損失している奴まで居るほどだ。
人が決して及ばない領域、奇跡が起きても敵わない相手だというのは本当のようだな。
「あなた様は・・・神獣の神狼族なのですか?」
「そうだ。神獣にのみ与えられた神力、ここで見せねば分からぬか?」
「いいえ! 決してそのような事は! 何故神獣が人を主などと呼ぶのかと思いまして」
「それは貴様には関係ない事。我がこちらの御方を主と認めた。それだけだ」
母親の事を話すわけにいかないからな。でもこの淡白な返答は、こいつらにはかなり効いたんじゃないか?
「ですが・・・こんな奴に・・・」
「こんな奴とは主の事か? 無礼な。確かに貴様の言う、ただ力を持った傍若無人ならば、主と呼ぶはずもない。だが我が主と認めたという事は、そうではないという事」
「それは・・・そうかもしれませんが」
「貴様等に与えられた選択は2つ。道を開けるか、ここで我にその命を絶たれるかだ」
かなりの2択を迫ったものだ。引けば上に攻められ、行けば死は確実。
「・・・迷うまでもありません。神獣の言葉は啓示、神獣の言葉はお告げ、神獣の言葉は預言、この伝承と権威を忘れたわけではありません」
「ならば道を開けよ」
なんだ? 今の三カ条みたいなの。そんなのがあるのか。
ガルムが仲間になっていると、こんな事が起こるなんてな。
「待って下さい」
道を開けようとしていた憲兵の中から、いかにも魔法使いという格好をしたフードの男が立塞がる。
顔は見えないが、口元は笑っているように見える。
「いくら神獣のお言葉と言えど、この者をこのままいかせるわけには参りません」
「やめろ! この街唯一の、憲兵魔術師であるお前を失う訳には・・・」
「そんなことにはなりませんよ」
憲兵魔術師・・・やはり魔法使いの類ということか。やっと出会えたが、これは実力を測る良い機会だな。
「そこの黒衣の悪魔と名高い者に、一騎打ちを申し込む」
ざわつく憲兵と街民。ガルムは不機嫌になり、オリービアは俺の回答を待っている。
ルルは寝ようとしている・・・。
「構わないぞ」
「では、参ります」
ざわつく群衆の中前に進み出て、剣を抜く。
「やはり剣士ですか。不思議な力も使うようですが、私の魔法には絶対に敵いませんよ」
「それは試せば分かる。それより聞きたい事がある」
「なんでしょう?」
「何故そこまで自信がある?」
「私は王都の魔術師アカデミーを、優秀な成績で卒業し、憲兵魔術師として出世街道を走る、エリート中のエリート。そんな私が負けるなどありえません。剣を防ぐ魔法も使えますし、噂に聞いているあなたの魔法に似た力も、防ぐ手立てを持っています」
「それは良かった」
「何がです?」
「簡単に死んでくれるなよ」
「舐められたものですね」
口元の笑みは消え、エリートを自称した後に露骨に馬鹿にされた事へ、怒りの様相を呈す魔術師。
「主が一騎討ちを受けた以上、我が見届ける。この一騎打ちは、死ぬか負けを認めるまでとする。良いな?」
俺も魔術師もガルムの提案を聞き、黙って頷く。
「では、参ります」
「来い」
「何の用だ?」
「貴様に複数の嫌疑がかけられている。国家憲兵署に同行してもらおう」
「何の嫌疑だ?」
「・・・説明しないと分からないとはね。まずは騎馬騎士隊の殺人容疑、フラテス候への傷害、ティグリス村民に対しての暴行、コジモ大商人への傷害、若き発明士の誘拐容疑だ!」
よく見ると憲兵団の後ろに、騎馬騎士隊の隊長が見える。下卑た笑みを浮かべているあたり、隊長はメガディパーグ討伐の際に出た被害を、俺の殺人に切り替えたようだ。
フラテス候は・・・まあ事実だがティグリス村では村長を負傷させ、家に火を付けて、襲撃を撥ね退けただけだぞ。
コジモも、話しているとは思わないが、レオハルドを殺した件はスルーで、俺の傷害事件だけになってるし、極めつけはサラーの誘拐ときたもんだ。
国家憲兵は権力と金の傀儡となっていると聞いているから、無駄だとは思うが一応話して見るか。
「騎馬騎士隊の、メンバーを殺したのはメガディパーグだ。フラテス候は先にそこの女を殺そうとしたから、正当防衛で反撃したまでだ。ティグリスの村の奴等も、金を貰って人の家に火を付けた者を制裁しただけだし、大勢で待ち構えて襲おうとしたから、吹き飛ばしただけだ。コジモも俺達を殺そうとしたから、再起不能にしただけだし、発明士を誘拐なんてしていない」
「嘘をつくな! 報酬を独り占めするために、騎馬騎士隊を襲ったと報告があるし、他も貴族と大商人直々の証言だ!」
「証拠は?」
「証拠? そんなものはないが、貴族と大商人の証言があると言っているだろ!」
「やはり無駄か」
不快感をあらわにしながら、荷馬車の上で立ち上がる。汚れきった屑どもを見ると、どうしても不快に感じる。
俺は正義の味方じゃないから、お話の中の登場人物のように、ここで事実を知ってもらおうと努力する事や、疑いを晴らそうと奔走したりはしない。
あるのは俺を邪魔する、こいつ等の排除だけだ。
「オリービア、ここで待て。サラーと自分を守れ」
「はい」
小声で指示を出すと、オリービアは後ろを向き、蛇腹の扉を少し開けて、サラーに”大丈夫”と言っている。
俺は荷馬車からルルの前まで飛び、それに反応してガルムが横に並んだ。
「お前らが汚れた人間、という事が良く分かった。死にたい奴だけ捕まえに来い」
「貴様! 国家憲兵に逆らったらどうなると思っているんだ!」
「どうなるんだ?」
「え? あ、いや・・・」
大体この脅し文句で、おとなしくさせてきたのだろうな。この先を考えていなかったようだ。
「極刑はま逃れないぞ! 場合によっては、この場で処刑という運びになる!」
「それは話が早い、早く殺しに来い」
「国家憲兵をバカにするのも・・・いい加減にしろ! かかれ!」
憲兵が剣を抜き、雄たけびを上げながら斬りかかろうとする。
サイコキネシスを発動して、全員の見動きを封じようとした矢先、ガルムが前に出て遠吠えを上げる。
走り始めた憲兵はその姿に怖じ気づき、足を止めて震えている。
「貴様等、我の主を侮辱するのもいい加減にしろ。貴様等が言ったこの度の主の行い、奥方から伺った話から、あまりにもかけ離れている」
こいつもオリービアが、奥方という認識を改めないよな。そしてこの状況でも、ドヤ顔をきめるオリービア・・・本当に尊敬するよ。
「主を侮辱するは、我の侮辱。ならば神狼族の誇りにかけて、我が主に変わり、この場の不届き者を始末してくれる!」
憲兵にさらなる動揺が走る。神狼族という単語で神獣と知り、完全に戦意を損失している奴まで居るほどだ。
人が決して及ばない領域、奇跡が起きても敵わない相手だというのは本当のようだな。
「あなた様は・・・神獣の神狼族なのですか?」
「そうだ。神獣にのみ与えられた神力、ここで見せねば分からぬか?」
「いいえ! 決してそのような事は! 何故神獣が人を主などと呼ぶのかと思いまして」
「それは貴様には関係ない事。我がこちらの御方を主と認めた。それだけだ」
母親の事を話すわけにいかないからな。でもこの淡白な返答は、こいつらにはかなり効いたんじゃないか?
「ですが・・・こんな奴に・・・」
「こんな奴とは主の事か? 無礼な。確かに貴様の言う、ただ力を持った傍若無人ならば、主と呼ぶはずもない。だが我が主と認めたという事は、そうではないという事」
「それは・・・そうかもしれませんが」
「貴様等に与えられた選択は2つ。道を開けるか、ここで我にその命を絶たれるかだ」
かなりの2択を迫ったものだ。引けば上に攻められ、行けば死は確実。
「・・・迷うまでもありません。神獣の言葉は啓示、神獣の言葉はお告げ、神獣の言葉は預言、この伝承と権威を忘れたわけではありません」
「ならば道を開けよ」
なんだ? 今の三カ条みたいなの。そんなのがあるのか。
ガルムが仲間になっていると、こんな事が起こるなんてな。
「待って下さい」
道を開けようとしていた憲兵の中から、いかにも魔法使いという格好をしたフードの男が立塞がる。
顔は見えないが、口元は笑っているように見える。
「いくら神獣のお言葉と言えど、この者をこのままいかせるわけには参りません」
「やめろ! この街唯一の、憲兵魔術師であるお前を失う訳には・・・」
「そんなことにはなりませんよ」
憲兵魔術師・・・やはり魔法使いの類ということか。やっと出会えたが、これは実力を測る良い機会だな。
「そこの黒衣の悪魔と名高い者に、一騎打ちを申し込む」
ざわつく憲兵と街民。ガルムは不機嫌になり、オリービアは俺の回答を待っている。
ルルは寝ようとしている・・・。
「構わないぞ」
「では、参ります」
ざわつく群衆の中前に進み出て、剣を抜く。
「やはり剣士ですか。不思議な力も使うようですが、私の魔法には絶対に敵いませんよ」
「それは試せば分かる。それより聞きたい事がある」
「なんでしょう?」
「何故そこまで自信がある?」
「私は王都の魔術師アカデミーを、優秀な成績で卒業し、憲兵魔術師として出世街道を走る、エリート中のエリート。そんな私が負けるなどありえません。剣を防ぐ魔法も使えますし、噂に聞いているあなたの魔法に似た力も、防ぐ手立てを持っています」
「それは良かった」
「何がです?」
「簡単に死んでくれるなよ」
「舐められたものですね」
口元の笑みは消え、エリートを自称した後に露骨に馬鹿にされた事へ、怒りの様相を呈す魔術師。
「主が一騎討ちを受けた以上、我が見届ける。この一騎打ちは、死ぬか負けを認めるまでとする。良いな?」
俺も魔術師もガルムの提案を聞き、黙って頷く。
「では、参ります」
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