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8章 獣操と招集そして神獣
8.12 神竜族の話を聞いた話
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「まあ・・・聞いてやるよ」
「ありがとう、助かった・・・」
急にしたしみやすい話し方を始めたな。偉そうに喋っていたのは何だったんだ?
「あ・・・でも、どんどん寒くなってきてる気が・・・」
「出血多量による新陳代謝の低下だ。死期が近いんだろうよ」
「しんちんたいしゃ? 良く分からないけど、折角神域の者を見つけたのに、死んじゃうなんて、おいらは何のためにここに来たのか、分からないくなっちゃう・・・」
「はぁ・・・。なあ、こいつと契約でもするか?」
「契約? そっちの人間のメスと?」
「オリービアと契約すれば、傷は全て癒えるし話をする事もできる。その変わり、お前はオリービアに付き従うことになるが」
「私と契約するという事は、私の旦那様であるルシファー様にも、従うことになりますけどね!」
ドヤ顔で何を言っているんだ? こいつは。
「生き残れるのなら、契約でも何でもするよ!」
「オリービア、頼む」
「はい」
その時、エルシドの言葉を思い出す。
”「契約出来る獣の数は、獣操師に備わっている命力の総量に比例する。オリービア君の命力は驚異的で、まだまだ余裕があるようだが、契約する獣の数が多くなると負担も大きくなるから気を付けるんだな。もしオリービア君の睡眠時間が長くなったり、直ぐに疲労を感じるようになったら、要注意だと思ってくれ」”
契約をしようとするオリービアの肩を掴み、自分の元に引き寄せる。
「ど!? どうしたんですか?」
「現状疲労を感じたり、睡魔をいつも以上に感じたりしていないか?」
「ええ、いつも通りですけど。寧ろガルムさんとルルさんと契約した時から、調子が良いくらいです」
「そうか・・・今言った異常が出たら、俺に直ぐ言うように」
「はい・・・。あの、抱き寄せて頂いたのは嬉しいのですが、ここで子作りはちょっと・・・みんな見てますし。でも、ルシファー様がそういうご趣味でしたら、私は拒むつもりは・・・あああああ!」
また訳の分からない事を言い出したので、サイコキネシスを発動してオリービアをレグナの前に運んだ。
「くぅ・・・もうちょっとだったのに。何がいけないのかしら、もっと露出度を上げたほうがいいのかも。それに、もっと精力の付く食べ物をたくさん用意して・・・」
「あの・・・人間のメス? 契約っていうのを早くしてくれないと、流石に死にそうなんだけど・・・。もう目もあまり見えなくなってきたし・・・」
「あ! すいません! ちょっと考え事を! あとメスって言うの止めてもらえます?」
「止めるから! 止めるから! 止めるから早くして! だんだん何も感じなくなってきてるから!」
このやりとりいつまで見ないといけないんだか。
それにしても死にかけなのに元気だから、全く切羽詰まった感じが伝わってこないな。
「では、始めます。・・・ガルムさん! どうすればいいんでしたっけ?」
「うお~い! おいら本当に死んじゃうよ!」
だから死にそうな感じしないっての。
「奥方は憶えていないのも当然か。レグナとやら、我の後に言葉を紡ぐのだ」
「分かったから早くして!」
レグナはガルムに続いて契約の言葉を口にし、オリービアは戦いでできた切り傷の血を、レグナの流れ出る血と混ぜ合わせた。
ルルの時と同じように、金色の光がオリービアとレグナを包み、それが収まるころには無傷になった状態で現れる。
ガルムの傷も癒えたようで、とりあえずは怪我の心配はなくなった。
「オリービアとガルムの怪我も治ったな」
「はい。もしかして、ルシファー様は私達の傷を治すために、契約をするよう進めたのですか?」
「・・・違う」
「え? なんて?」
「・・・絶対に違う」
「そうですか」
違うと否定しているのに、何でそんな笑顔で”分かってます”みたいな感じを出しているんだ。
違う・・・筈なんだが。
「凄い! 怪我が全部治ってる!」
「治っただけではない。我も含めて、奥方と繋がるものは命力の循環が強くなり、総合的に強くなっている」
「本当だよ! 体が更に軽くなった気がするよ!」
「お前は太りすぎな気もするが・・・」
「酷いよ!」
本当に話が脱線するよな、こいつらは・・・。
「で? お前が俺と戦った理由は?」
「あう、それは・・・」
「早くしろ」
「えっと・・・神域の者を見つけて、その者に・・・今度開かれる竜闘祭で手伝ってもらいたいなと思って」
いまいち要領を得ないな。これはこっちから聞いていかないと駄目のようだ。
「まずその竜闘祭っていうのは何だ?」
「竜闘祭っていうのは、族長が死ぬと行われる祭りで、次期族長立候補者どうしが勝ち抜きで戦って、次の族長を決める催し物なんだ」
「そんな催し物があるのか。じゃあ次だが、何を手伝ってほしいんだ?」
「えっと、おいらが戦う時に・・・陰ながら援護して欲しいなって」
「は?」
「だから、優勝したいから・・・みんなに分からないように、手伝ってほしいんだ!」
優勝したいから手伝ってほしい? つまりこいつは神竜族の中でも弱いほうってことか。
面倒ごとに巻き込まれるのも嫌だし、ここは断ったほうがいいだろうな。
「断る」
「え! お願いだから手伝ってくれよ!」
「面倒だ。断る」
「取り付く島もない感じじゃないか・・・」
「そもそも、自身が無いなら出なければいい話だろ」
「そういう訳には、いかないんだ」
「何故?」
「死んだ前族長は、おいらのお父さんなんだ」
「そうか。族長にまで昇りつめた父親の強さが、遺伝しなかったのは残念だな。まあ諦めろ」
「そういうわけにいかないんだ!」
だから何でだ。
「出なければいけない理由を話せ」
「おいらのお父さんは、死んだんじゃない。殺されたんだ。神竜族内部にいる、急進派によって」
「急進派?」
「そう。神緑の森を出て、人間を支配するべきだという考えを持つ連中さ」
人間を支配だって? まあ神竜族であればそれも可能なのだろうが。
「人間を支配してどうするんだ?」
「それは、知らないけど。なんか翼の生えた人間にそそのかされたのは知っている」
レグナのその言葉を聞き、全員に衝撃が走る。
「おい、その翼の生えた人間の名前は分かるか?」
「確か・・・カマエルって言っていた気がする」
カマエル・・・確かガブリエルやウリエルに並ぶ大天使の1人だった気がする。
自分の名前を調べた時に見た、聖書関連の知識がこんなところで役に立つのがなんだか腹立たしいが。
これまでの経緯からも、こいつはほぼ確実に大天使の1人の筈だ。
全く・・・次から次へと、面倒ごとが起きてくれるものだ。
「ルシファー様、契約もしてしまったことですし、そのカマエルという者を調べてみてはどうでしょうか」
「それはそうだが、その竜闘祭というのには関わらなくてもいいんじゃないか?」
「おにいちゃん! その急進派を止めないと、人間が支配されてしまうです!」
「別に良くないか? 俺には関係ないし」
「流石に神竜族に支配されたら、今の生活は続けられないと思うです」
「まあどこかの街に定住するつもりは無かったからな。どこかでひっそり暮らせればそれでいい」
「駄目です・・・説得難易度最大です」
別に助けなくてもいい気がするのだが、何故そこまで食い下がるのか。
「ルシファー様・・・」
「なんだ?」
「その・・・とりあえず急進派とカマエルの情報を集めて、その上でどうするか決めてはどうでしょう?」
「・・・オリービア、お前はそれがいいと思うのか?」
「はい。現時点で神竜族が、どういう支配をするかは分かりませんし、今までと違って天使に対して、先手を取れるかもしれませんし」
確かにカマエルという天使の動きも気になる。ここはオリービアの案でいってみるか。
「ではそれでいこう」
「ルシファー様! 私の意見を聞いてくれたのですね!」
「・・・まあ、別に良い案だと思ったからだけだ」
「それでも嬉しいです!」
そんなに大はしゃぎすることか? でも・・・人の意見を聞いたのは、これが初めてかもな。
「で? その竜闘祭はいつ行われるんだ?」
「2日後だけど」
「思ったより時間がない。細かい事は道中聞くとして、とりあえず今日は出発の準備を整えるか。レグナが味方になったと、ゴモラの狩猟組合に報告しなくてはならないからな」
「はい! ルシファー様!」
「おにいちゃんと今度は、神竜族の所へ冒険です!」
「主の行く先が、我の行く先だ」
「ご主人といるといろんな所行けるけど、危ないところばかりだよ」
「これで神竜族の未来は明るくなった。本当に良かった」
みんな前向きだな・・・レグナなんかもう手伝ってもらえると思っているようだし、やっぱり断るべきだったかな。
物思いにふけながら、ゴモラの城壁へ歩き始めるのだった。
「ありがとう、助かった・・・」
急にしたしみやすい話し方を始めたな。偉そうに喋っていたのは何だったんだ?
「あ・・・でも、どんどん寒くなってきてる気が・・・」
「出血多量による新陳代謝の低下だ。死期が近いんだろうよ」
「しんちんたいしゃ? 良く分からないけど、折角神域の者を見つけたのに、死んじゃうなんて、おいらは何のためにここに来たのか、分からないくなっちゃう・・・」
「はぁ・・・。なあ、こいつと契約でもするか?」
「契約? そっちの人間のメスと?」
「オリービアと契約すれば、傷は全て癒えるし話をする事もできる。その変わり、お前はオリービアに付き従うことになるが」
「私と契約するという事は、私の旦那様であるルシファー様にも、従うことになりますけどね!」
ドヤ顔で何を言っているんだ? こいつは。
「生き残れるのなら、契約でも何でもするよ!」
「オリービア、頼む」
「はい」
その時、エルシドの言葉を思い出す。
”「契約出来る獣の数は、獣操師に備わっている命力の総量に比例する。オリービア君の命力は驚異的で、まだまだ余裕があるようだが、契約する獣の数が多くなると負担も大きくなるから気を付けるんだな。もしオリービア君の睡眠時間が長くなったり、直ぐに疲労を感じるようになったら、要注意だと思ってくれ」”
契約をしようとするオリービアの肩を掴み、自分の元に引き寄せる。
「ど!? どうしたんですか?」
「現状疲労を感じたり、睡魔をいつも以上に感じたりしていないか?」
「ええ、いつも通りですけど。寧ろガルムさんとルルさんと契約した時から、調子が良いくらいです」
「そうか・・・今言った異常が出たら、俺に直ぐ言うように」
「はい・・・。あの、抱き寄せて頂いたのは嬉しいのですが、ここで子作りはちょっと・・・みんな見てますし。でも、ルシファー様がそういうご趣味でしたら、私は拒むつもりは・・・あああああ!」
また訳の分からない事を言い出したので、サイコキネシスを発動してオリービアをレグナの前に運んだ。
「くぅ・・・もうちょっとだったのに。何がいけないのかしら、もっと露出度を上げたほうがいいのかも。それに、もっと精力の付く食べ物をたくさん用意して・・・」
「あの・・・人間のメス? 契約っていうのを早くしてくれないと、流石に死にそうなんだけど・・・。もう目もあまり見えなくなってきたし・・・」
「あ! すいません! ちょっと考え事を! あとメスって言うの止めてもらえます?」
「止めるから! 止めるから! 止めるから早くして! だんだん何も感じなくなってきてるから!」
このやりとりいつまで見ないといけないんだか。
それにしても死にかけなのに元気だから、全く切羽詰まった感じが伝わってこないな。
「では、始めます。・・・ガルムさん! どうすればいいんでしたっけ?」
「うお~い! おいら本当に死んじゃうよ!」
だから死にそうな感じしないっての。
「奥方は憶えていないのも当然か。レグナとやら、我の後に言葉を紡ぐのだ」
「分かったから早くして!」
レグナはガルムに続いて契約の言葉を口にし、オリービアは戦いでできた切り傷の血を、レグナの流れ出る血と混ぜ合わせた。
ルルの時と同じように、金色の光がオリービアとレグナを包み、それが収まるころには無傷になった状態で現れる。
ガルムの傷も癒えたようで、とりあえずは怪我の心配はなくなった。
「オリービアとガルムの怪我も治ったな」
「はい。もしかして、ルシファー様は私達の傷を治すために、契約をするよう進めたのですか?」
「・・・違う」
「え? なんて?」
「・・・絶対に違う」
「そうですか」
違うと否定しているのに、何でそんな笑顔で”分かってます”みたいな感じを出しているんだ。
違う・・・筈なんだが。
「凄い! 怪我が全部治ってる!」
「治っただけではない。我も含めて、奥方と繋がるものは命力の循環が強くなり、総合的に強くなっている」
「本当だよ! 体が更に軽くなった気がするよ!」
「お前は太りすぎな気もするが・・・」
「酷いよ!」
本当に話が脱線するよな、こいつらは・・・。
「で? お前が俺と戦った理由は?」
「あう、それは・・・」
「早くしろ」
「えっと・・・神域の者を見つけて、その者に・・・今度開かれる竜闘祭で手伝ってもらいたいなと思って」
いまいち要領を得ないな。これはこっちから聞いていかないと駄目のようだ。
「まずその竜闘祭っていうのは何だ?」
「竜闘祭っていうのは、族長が死ぬと行われる祭りで、次期族長立候補者どうしが勝ち抜きで戦って、次の族長を決める催し物なんだ」
「そんな催し物があるのか。じゃあ次だが、何を手伝ってほしいんだ?」
「えっと、おいらが戦う時に・・・陰ながら援護して欲しいなって」
「は?」
「だから、優勝したいから・・・みんなに分からないように、手伝ってほしいんだ!」
優勝したいから手伝ってほしい? つまりこいつは神竜族の中でも弱いほうってことか。
面倒ごとに巻き込まれるのも嫌だし、ここは断ったほうがいいだろうな。
「断る」
「え! お願いだから手伝ってくれよ!」
「面倒だ。断る」
「取り付く島もない感じじゃないか・・・」
「そもそも、自身が無いなら出なければいい話だろ」
「そういう訳には、いかないんだ」
「何故?」
「死んだ前族長は、おいらのお父さんなんだ」
「そうか。族長にまで昇りつめた父親の強さが、遺伝しなかったのは残念だな。まあ諦めろ」
「そういうわけにいかないんだ!」
だから何でだ。
「出なければいけない理由を話せ」
「おいらのお父さんは、死んだんじゃない。殺されたんだ。神竜族内部にいる、急進派によって」
「急進派?」
「そう。神緑の森を出て、人間を支配するべきだという考えを持つ連中さ」
人間を支配だって? まあ神竜族であればそれも可能なのだろうが。
「人間を支配してどうするんだ?」
「それは、知らないけど。なんか翼の生えた人間にそそのかされたのは知っている」
レグナのその言葉を聞き、全員に衝撃が走る。
「おい、その翼の生えた人間の名前は分かるか?」
「確か・・・カマエルって言っていた気がする」
カマエル・・・確かガブリエルやウリエルに並ぶ大天使の1人だった気がする。
自分の名前を調べた時に見た、聖書関連の知識がこんなところで役に立つのがなんだか腹立たしいが。
これまでの経緯からも、こいつはほぼ確実に大天使の1人の筈だ。
全く・・・次から次へと、面倒ごとが起きてくれるものだ。
「ルシファー様、契約もしてしまったことですし、そのカマエルという者を調べてみてはどうでしょうか」
「それはそうだが、その竜闘祭というのには関わらなくてもいいんじゃないか?」
「おにいちゃん! その急進派を止めないと、人間が支配されてしまうです!」
「別に良くないか? 俺には関係ないし」
「流石に神竜族に支配されたら、今の生活は続けられないと思うです」
「まあどこかの街に定住するつもりは無かったからな。どこかでひっそり暮らせればそれでいい」
「駄目です・・・説得難易度最大です」
別に助けなくてもいい気がするのだが、何故そこまで食い下がるのか。
「ルシファー様・・・」
「なんだ?」
「その・・・とりあえず急進派とカマエルの情報を集めて、その上でどうするか決めてはどうでしょう?」
「・・・オリービア、お前はそれがいいと思うのか?」
「はい。現時点で神竜族が、どういう支配をするかは分かりませんし、今までと違って天使に対して、先手を取れるかもしれませんし」
確かにカマエルという天使の動きも気になる。ここはオリービアの案でいってみるか。
「ではそれでいこう」
「ルシファー様! 私の意見を聞いてくれたのですね!」
「・・・まあ、別に良い案だと思ったからだけだ」
「それでも嬉しいです!」
そんなに大はしゃぎすることか? でも・・・人の意見を聞いたのは、これが初めてかもな。
「で? その竜闘祭はいつ行われるんだ?」
「2日後だけど」
「思ったより時間がない。細かい事は道中聞くとして、とりあえず今日は出発の準備を整えるか。レグナが味方になったと、ゴモラの狩猟組合に報告しなくてはならないからな」
「はい! ルシファー様!」
「おにいちゃんと今度は、神竜族の所へ冒険です!」
「主の行く先が、我の行く先だ」
「ご主人といるといろんな所行けるけど、危ないところばかりだよ」
「これで神竜族の未来は明るくなった。本当に良かった」
みんな前向きだな・・・レグナなんかもう手伝ってもらえると思っているようだし、やっぱり断るべきだったかな。
物思いにふけながら、ゴモラの城壁へ歩き始めるのだった。
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