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愛しきアナル妻
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藤沢の妻は三十歳という若さで先の大災害の犠牲となった。お腹の子供と一緒に、遺体は見つかっていない。
大きな喪失感から立ち直れず、自堕落な生活を続けていた藤沢に病魔が襲った。
ようやく妻と子供の所へ行ける……。
そんな藤沢の元に、医療コディネーターの川崎が妻の桃香を連れて現れた。
手渡された丸い帽子を被り、ゴーグル眼鏡を着けた藤沢は、ギョッとして、
「桃香! 生きていたのか!」
思わず立ち上がり、そう叫んでしまったほど、仮想現実の桃香に愕然とした。
分厚い契約書を前に、仮想現実の技術を終末医療に役立てる……とか何とか、川崎は色々と説明していたが、藤沢の耳にはその半分も届いていない。
映像でしか会えなかった桃香は、今、再び触れ合うことのできる存在として、藤沢の目の前にいる……。
桃香は、よくしゃべりよく笑う。
付合い始めた時からそうだっだが、今も変わらない。
二人で思いで話に花を咲かせるうちに、十年間のブランクは嘘のように消えていた。
楽しかった記憶が、桃香の口から湧き水のように溢れ出てくる。最後は、藤沢が聞き役になってしまった。
桃香を黙らせるには、その唇をキスで塞ぐしかないようだ……。
桃香は恥ずかしがり屋のくせに、セックスに対しては大胆だ。
「あまり、ジロジロ見ないで……恥ずかしいわ……」
全裸になった桃香は、恥ずかしそうに頬を赤らめながらも、丸くて白い双臀を藤沢の前に向けた。尻の穴も、女の秘穴も丸出しだ。
当時、下の毛を処理するのは社会的風潮として一般的になっていたが、藤沢があまり良い顔をしなかったため、桃香は刈りそろえる程度の処理しかしていない。
淡い春草のような陰毛で縁取られた桃香の蜜壺が、藤沢の勃起を根元まで包み込んだ。
スベスベとした肌触りも、胎内に収まった勃起を刺激する締め付け具合も昔のままだ。
程よくたわわな乳房を、背後から両手にかかえ、腰の動きに合わせて激しく揺らした。
雄の唸り声と共に欲情の証を注ぎ込むと、桃香は甘い呻き声を漏らして崩れ落ちた。
仮想と現実の世界の区別など、藤沢には分かりようがない。
藤沢が忘れていた事まで、桃香は覚えていたのには驚いた。桃香に言われ、思い出す事も多いのだ。
コーディネーターの川崎に言わせると、藤沢が忘れていたわけではなく、記憶の引き出しを開けようとしなかっただけだと言う。
楽しかった頃の記憶を、AIが掘り起こしていたのだ。
桃香を失った悲しみにばかり囚われて、もっと多くの楽しい思い出があったことに改めて気付かされた。
新婚時代に戻ったような生活は、藤沢の心を徐々に癒していった。
目が覚めると、女性の恥部が丸見えの、妖艶な下着姿の桃香が、心配そうな顔で寄り添っていた。
二日も寝ていたようだ。
「介助スーツで体が楽になったとはいえ、余り激しい性行為は、なるべく自重してくださいね」
眼鏡をかけた中年の医師に、やんわりと注意されて、藤沢は桃香と初めて経験したアナルセックスを思い出した。
桃香との性生活を最後まで続けたいと願った藤沢に、川崎が提案したのが介助スーツの着用だった。
病気や高齢で弱ってきた足腰の機能を補助する、近年発売された商品だ。
ドラッグストアなどでも売っている汎用タイプでなく、国の認定した医療用の介助スーツは保険が使えず高額だったが、その効果は予想以上だった。
いつものように、仰向けに寝た桃香の尻の下に枕を差し込んで腰を浮かせると、足首を掴んで股を大きく広げた。
上を向いた桃香の秘穴が目の前にあった。
柔らかな陰毛の感触を楽しみながら、ほころび始めた秘穴に指を這わせたが、藤沢の勃起はわずか数センチ下のシワを刻んだ肛門に狙いを定めた。
「あ、あなた、そこは……お尻の穴……」
「力を抜きなさい、桃香……」
「でも、ひっ……」
藤沢の分身は、排泄用の肉穴に埋没した。
形の良いお椀型の乳房が激しく揺れ、結合部分の括約筋が、悲鳴を上げるようにめくれあがる。
お預けにした秘穴には、無造作に指をねじ込んだ。
二本、三本と胎内に潜り込んだ指が、薄い粘膜を通して直腸内の勃起を探り当てた。
前と後ろから胎内に侵入した陵辱が、桃香の中で擦れ合った。
破壊衝動に似た悪魔的な欲情は、脳が爆発するようなエクスタシーとなって、藤沢を襲ったのだ。
体力が回復すると桃香を求めた。命のロウソクが尽きかけ、生き急ぐように桃香の全ての肉穴に欲情を注ぎ込んだ。
「桃香の尻の穴の味を、もっと早くに知っておけばよかった……」
愛する女の柔らかい手を自分の股間に誘いながら呟くように言った藤沢は、安らかな匂いが漂う光の中で、桃香が嬉しそうにクスリと笑った気がした。
大きな喪失感から立ち直れず、自堕落な生活を続けていた藤沢に病魔が襲った。
ようやく妻と子供の所へ行ける……。
そんな藤沢の元に、医療コディネーターの川崎が妻の桃香を連れて現れた。
手渡された丸い帽子を被り、ゴーグル眼鏡を着けた藤沢は、ギョッとして、
「桃香! 生きていたのか!」
思わず立ち上がり、そう叫んでしまったほど、仮想現実の桃香に愕然とした。
分厚い契約書を前に、仮想現実の技術を終末医療に役立てる……とか何とか、川崎は色々と説明していたが、藤沢の耳にはその半分も届いていない。
映像でしか会えなかった桃香は、今、再び触れ合うことのできる存在として、藤沢の目の前にいる……。
桃香は、よくしゃべりよく笑う。
付合い始めた時からそうだっだが、今も変わらない。
二人で思いで話に花を咲かせるうちに、十年間のブランクは嘘のように消えていた。
楽しかった記憶が、桃香の口から湧き水のように溢れ出てくる。最後は、藤沢が聞き役になってしまった。
桃香を黙らせるには、その唇をキスで塞ぐしかないようだ……。
桃香は恥ずかしがり屋のくせに、セックスに対しては大胆だ。
「あまり、ジロジロ見ないで……恥ずかしいわ……」
全裸になった桃香は、恥ずかしそうに頬を赤らめながらも、丸くて白い双臀を藤沢の前に向けた。尻の穴も、女の秘穴も丸出しだ。
当時、下の毛を処理するのは社会的風潮として一般的になっていたが、藤沢があまり良い顔をしなかったため、桃香は刈りそろえる程度の処理しかしていない。
淡い春草のような陰毛で縁取られた桃香の蜜壺が、藤沢の勃起を根元まで包み込んだ。
スベスベとした肌触りも、胎内に収まった勃起を刺激する締め付け具合も昔のままだ。
程よくたわわな乳房を、背後から両手にかかえ、腰の動きに合わせて激しく揺らした。
雄の唸り声と共に欲情の証を注ぎ込むと、桃香は甘い呻き声を漏らして崩れ落ちた。
仮想と現実の世界の区別など、藤沢には分かりようがない。
藤沢が忘れていた事まで、桃香は覚えていたのには驚いた。桃香に言われ、思い出す事も多いのだ。
コーディネーターの川崎に言わせると、藤沢が忘れていたわけではなく、記憶の引き出しを開けようとしなかっただけだと言う。
楽しかった頃の記憶を、AIが掘り起こしていたのだ。
桃香を失った悲しみにばかり囚われて、もっと多くの楽しい思い出があったことに改めて気付かされた。
新婚時代に戻ったような生活は、藤沢の心を徐々に癒していった。
目が覚めると、女性の恥部が丸見えの、妖艶な下着姿の桃香が、心配そうな顔で寄り添っていた。
二日も寝ていたようだ。
「介助スーツで体が楽になったとはいえ、余り激しい性行為は、なるべく自重してくださいね」
眼鏡をかけた中年の医師に、やんわりと注意されて、藤沢は桃香と初めて経験したアナルセックスを思い出した。
桃香との性生活を最後まで続けたいと願った藤沢に、川崎が提案したのが介助スーツの着用だった。
病気や高齢で弱ってきた足腰の機能を補助する、近年発売された商品だ。
ドラッグストアなどでも売っている汎用タイプでなく、国の認定した医療用の介助スーツは保険が使えず高額だったが、その効果は予想以上だった。
いつものように、仰向けに寝た桃香の尻の下に枕を差し込んで腰を浮かせると、足首を掴んで股を大きく広げた。
上を向いた桃香の秘穴が目の前にあった。
柔らかな陰毛の感触を楽しみながら、ほころび始めた秘穴に指を這わせたが、藤沢の勃起はわずか数センチ下のシワを刻んだ肛門に狙いを定めた。
「あ、あなた、そこは……お尻の穴……」
「力を抜きなさい、桃香……」
「でも、ひっ……」
藤沢の分身は、排泄用の肉穴に埋没した。
形の良いお椀型の乳房が激しく揺れ、結合部分の括約筋が、悲鳴を上げるようにめくれあがる。
お預けにした秘穴には、無造作に指をねじ込んだ。
二本、三本と胎内に潜り込んだ指が、薄い粘膜を通して直腸内の勃起を探り当てた。
前と後ろから胎内に侵入した陵辱が、桃香の中で擦れ合った。
破壊衝動に似た悪魔的な欲情は、脳が爆発するようなエクスタシーとなって、藤沢を襲ったのだ。
体力が回復すると桃香を求めた。命のロウソクが尽きかけ、生き急ぐように桃香の全ての肉穴に欲情を注ぎ込んだ。
「桃香の尻の穴の味を、もっと早くに知っておけばよかった……」
愛する女の柔らかい手を自分の股間に誘いながら呟くように言った藤沢は、安らかな匂いが漂う光の中で、桃香が嬉しそうにクスリと笑った気がした。
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