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姉様の言葉。
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この大陸は、大国三国と中小諸国で出来ている。
その大国三国の顔色を窺いながら、中小諸国は生きている。
軍事国家のアメリゴ帝国。
商業国家のチャイニ国。
宗教国家のオースト国。
この三国が、互いに牽制し合い均衡を保っていた。
詰まり、三竦みだ。
そして隣国のアメリゴ帝国からは、第二皇子と第三皇子が。チャイニ国から、第二王子と侯爵がやって来た。
一人に付き、二人の護衛が学園内では許された。
だが、ビウェルは学園の警備や接待配置に 追われていた。そして何より、邪魔者がいた 貴族令嬢である。他国の大国の高位の貴族と王族が現れたのだから、色目気だつのは仕方がなかった。
「邪魔、邪魔、邪魔だ。彼奴ら、邪魔だ。」
「まあ、仕方ないだろ。玉の輿だしな。」
「ビウェル様、これ食べていいですか? 」
ナルトが、茶を入れ始める。セルビィは、ビウェルの鞄の中からお菓子を取り出していた。
「貴様等も、邪魔だ。」
「まあ、そう言うな。茶でも、飲め。」
「クッキーも、美味しいですよ。」
ビウェルの座っている前の机に、お茶を差し出す。
セルビィも、お菓子を指で摘まんで差し出した。
「はい、あーん。」
ビウェルは遠慮無く、口に咥えた。
「阿呆様達の相手をしてくれる他国の王子に、僕は感謝してます。御陰で、此処で寛げます。」
セルビィは、お茶を飲む。
「何故、貴様はいかない。公爵だろ。」
ビウェルは口を開ける、餌付けの様にセルビィは お菓子を放り込む。
「貴族社会の事柄を、よく知らない僕は 足手まといです。もし、粗相が有ったら この国の品位を疑われます。今回は、遠くから殿下達の行いを視る事で 勉強したいと思います。」
目を うるうる させて、ビウェルを見る。
「役者だな。」
「父様は、褒めてくれます。」
セルビィは、微笑んだ。
「私は、あの阿呆達が何かを仕出かさないかと こんなに心配しているのに。」
拳を握り締めて、震える。
「まあ、茶でも飲んで 気を落ちつかせろ。」
「禿げますよ。」
「人の事だと、思いやがって。」
「人事だしな。」
「接待は、生徒会長に丸投 任せれば良いのです。」
「今、丸投げて 言ったな。」
ナルトか、聞き返す。
「適材適所です。」
セルビィは、真面目な顔で応えた。
「ビウェル様は、アメリゴ帝国の第三皇子の警備を厳重にしていれば良いのです。」
「第三皇子の警備、何故だ。」
「其れは、秘密です。」
「やはり、狙われているのか。」
ビウェルの言葉に、セルビィは微笑む。
「難癖つけられて、戦争でも吹っかけられたら 困ります 今は。」
「今は、とは? 」
ビウェルの言葉に、セルビィは 微笑むのであった。
「数ヶ月後なら、無傷で砦くらい差し上げるのに。」
セルビィは、呟く。その声は小さく、ビウェルには聞こえなかった。
が、ナルトには聞こえた。ナルトの顔が、一気に青ざめる。
(怖ぇ、怖すぎる。)
「セルビィは、立食には出るのですか。」
不意に、ビウェルは聞いてきた。
「昼の立食会には姉様達が出るので、出ます。」
「舞踏会は? 」
「夜の舞踏会は姉様達が出ないので、出ません。」
セルビィは、出席するか しないかは 姉達の出席で決めていた。
「令嬢達は、舞踏会には出ないのか。」
「出ません。エスコートしてくれる者が、いません。」
「阿呆達が、いるだろう。」
セルビィは、首を傾げた。
「今まで、阿呆様達が姉様達をエスコートしたのを視たことは有りますか。」
ビウェルは、思い出す。
「無いな。」
「そう言う事です。」
「そうか。」
セルビィは、声と同じく冷たい目をしていた。
「僕が、いる時は 姉様達を壁の花になどさせません。欠席させます。」
「いや、お前。セルビア達を男と踊らせたく無いだけだろ。」
ナルトが、核心をつく。
「婚約者と踊らないのに、他の男とは踊れないだろ。」
ビウェルが、セルビィに代わって応えた。
「そうなのか? 」
「そうだ。令嬢達は、何時も壁の花になっていたな。」
ビウェルの言葉に、恐る恐るナルトはセルビィを見る。セルビィは、微笑んでいた。目は笑っていない。
「姉様達を散々、哀しませておきながら 今更。」
セルビィは くすくす と、笑う。
「僕は、姉様達さえ幸せなら 後はどうでも良いのです。」
この国が滅びようと、戦争が起ころうと。セルビィには、どうでも良かった。
「でも、今は まだ。」
カシッ と、セルビィはクッキーを噛み締めた。
ただならぬ雰囲気のセルビィに、
「彼は、どうした? 」
「視るな、言うな、聞くな。」
ビウェルは問いかけ、ナルトは応えた。
ナルトはあからさまに怒っているセルビィを見るのは、始めてで有った。
ビウェルは納得がいかなかったが、二人でお茶をしばいた。暫くして、
「ビウェル様。何時になったら、ネルソン様を紹介して下さるのです。」
口に含んだお茶を、思い切り吹き出した。ナルトに。
「うわ!! 」
「き、急に、何を。」
ビウェルは、思い切り取り繕う。
「ビウェル様。其処まで、慌てては 丸分かりです。修行が、足りません。」
「「いや、なんの修行だ!! 」」
「心情を悟らせない、修行です。」
「どんな、修行だ? 」
セルビィは、首を捻り。
数秒。
「ネルソン様を、紹介して下さい。」
微笑んだ。
「「言いっ放しか!! 」」
二人で、突っ込んだ。
「ネルソン様を紹介してくれないと、正攻法で脅します。」
「正攻法で、脅すだと。」
ビウェルは、真面目な顔をする。
「はい。」
セルビィは、微笑む。
「夏休み前、ビウェル様は僕に 」
(迫った。)ビウェル。
(泣かした。)ナルト。
「僕を、殺そうとしました。」
セルビィは、腰に手をあてて胸を張った。
「「・・・・・・。」」
「「はぁ!? 」」
素っ頓狂な声が、二人から出た。二人は、訳が分からなかった。
「僕を、殺そうとしました。」
「「えっ!? 」」
二人は、目を合わせた。
「私は、迫ったんだが。」
ビウェルは、自分の行動を思い出す。少し懲らしめようと、迫ったはずが。
其れが何故 『殺そうとした』に、なっているのか。
ナルトも、首を傾げる。
「ビウェル様は『恋に狂った男は、相手を手に入れる為に 殺す事もある。』と、僕を殺そうとしました。」
本当に分かって無いかの様に、はっきり 言う。
((お子様か!! ))
どうやらセルビィは、迫られたとは思っていなかった様だ。殺される事に、殺されると姉を救えない事が怖かった様だった。
二人は、崩れ落ちた。
「さあ、父様に言われたくないなら ネルソン様を紹介して下さい。」
セルビィは、胸を張って言った。
(これが、正攻法の脅しなのか? セルビィ。)
ナルトは、恥ずかしくて顔を覆った。
「お前、ネルソンを紹介してやってくれ。」
「ああ、そうだな。」
ビウェルも、自分の行為がセルビィに全然伝わって無かった事が恥ずかしくて顔を覆っていた。
「て、違う!! ネルソンなんて、知らない。」
気付いたように、ビウェルは否定する。
「何、言ってるんです。毎日、ネルソン婦人の手造りお菓子を持って来ているのに。」
セルビィは きょとんと、した顔を向ける。
「何故、そう思う。」
「ネルソン商店のケーキ屋で売ってる物と同じ味がします。これ、手造りです。」
セルビィが、言う通りネルソン婦人は 感謝の気持ちをお菓子作りに明け暮れ。其れを、ビウェルに毎日持たせていたので有った。
セルビィは、クッキーを一つ口に入れた。
「同じ、味です。」
ナルトは、ビウェルの肩に手を掛ける。
「紹介して、やってくれ。」
再度、お願いする。
「分かった。」
諦めたように、ビウェルは頷いた。
ナルトは思う。あの頭の回転の何分の一でも、恋愛関係に向けば良いのにと。
「セルビィ。」
「なんです。」
ナルトは、聞いてみた。
「子供は、赤ん坊は、どうやって出来るんだ。」
「何、言ってるんです。」
セルビィは、首を傾げる。
「どうやって、出来るんだ。」
「赤ん坊は、」
「うん。」
「赤ん坊は、コウノトリが 結婚したら連れて来てくれるのです。」
「うん、そうか。」
セルビィとナルトの会話に、驚いているビウェル。
「ちなみに、誰に教わった。」
「姉様です。」
(セルビア、お前か!!)
ナルトは、心の中で叫んだ。
愛する姉の言葉を、信じて疑わないセルビィが 此処にいる。
その大国三国の顔色を窺いながら、中小諸国は生きている。
軍事国家のアメリゴ帝国。
商業国家のチャイニ国。
宗教国家のオースト国。
この三国が、互いに牽制し合い均衡を保っていた。
詰まり、三竦みだ。
そして隣国のアメリゴ帝国からは、第二皇子と第三皇子が。チャイニ国から、第二王子と侯爵がやって来た。
一人に付き、二人の護衛が学園内では許された。
だが、ビウェルは学園の警備や接待配置に 追われていた。そして何より、邪魔者がいた 貴族令嬢である。他国の大国の高位の貴族と王族が現れたのだから、色目気だつのは仕方がなかった。
「邪魔、邪魔、邪魔だ。彼奴ら、邪魔だ。」
「まあ、仕方ないだろ。玉の輿だしな。」
「ビウェル様、これ食べていいですか? 」
ナルトが、茶を入れ始める。セルビィは、ビウェルの鞄の中からお菓子を取り出していた。
「貴様等も、邪魔だ。」
「まあ、そう言うな。茶でも、飲め。」
「クッキーも、美味しいですよ。」
ビウェルの座っている前の机に、お茶を差し出す。
セルビィも、お菓子を指で摘まんで差し出した。
「はい、あーん。」
ビウェルは遠慮無く、口に咥えた。
「阿呆様達の相手をしてくれる他国の王子に、僕は感謝してます。御陰で、此処で寛げます。」
セルビィは、お茶を飲む。
「何故、貴様はいかない。公爵だろ。」
ビウェルは口を開ける、餌付けの様にセルビィは お菓子を放り込む。
「貴族社会の事柄を、よく知らない僕は 足手まといです。もし、粗相が有ったら この国の品位を疑われます。今回は、遠くから殿下達の行いを視る事で 勉強したいと思います。」
目を うるうる させて、ビウェルを見る。
「役者だな。」
「父様は、褒めてくれます。」
セルビィは、微笑んだ。
「私は、あの阿呆達が何かを仕出かさないかと こんなに心配しているのに。」
拳を握り締めて、震える。
「まあ、茶でも飲んで 気を落ちつかせろ。」
「禿げますよ。」
「人の事だと、思いやがって。」
「人事だしな。」
「接待は、生徒会長に丸投 任せれば良いのです。」
「今、丸投げて 言ったな。」
ナルトか、聞き返す。
「適材適所です。」
セルビィは、真面目な顔で応えた。
「ビウェル様は、アメリゴ帝国の第三皇子の警備を厳重にしていれば良いのです。」
「第三皇子の警備、何故だ。」
「其れは、秘密です。」
「やはり、狙われているのか。」
ビウェルの言葉に、セルビィは微笑む。
「難癖つけられて、戦争でも吹っかけられたら 困ります 今は。」
「今は、とは? 」
ビウェルの言葉に、セルビィは 微笑むのであった。
「数ヶ月後なら、無傷で砦くらい差し上げるのに。」
セルビィは、呟く。その声は小さく、ビウェルには聞こえなかった。
が、ナルトには聞こえた。ナルトの顔が、一気に青ざめる。
(怖ぇ、怖すぎる。)
「セルビィは、立食には出るのですか。」
不意に、ビウェルは聞いてきた。
「昼の立食会には姉様達が出るので、出ます。」
「舞踏会は? 」
「夜の舞踏会は姉様達が出ないので、出ません。」
セルビィは、出席するか しないかは 姉達の出席で決めていた。
「令嬢達は、舞踏会には出ないのか。」
「出ません。エスコートしてくれる者が、いません。」
「阿呆達が、いるだろう。」
セルビィは、首を傾げた。
「今まで、阿呆様達が姉様達をエスコートしたのを視たことは有りますか。」
ビウェルは、思い出す。
「無いな。」
「そう言う事です。」
「そうか。」
セルビィは、声と同じく冷たい目をしていた。
「僕が、いる時は 姉様達を壁の花になどさせません。欠席させます。」
「いや、お前。セルビア達を男と踊らせたく無いだけだろ。」
ナルトが、核心をつく。
「婚約者と踊らないのに、他の男とは踊れないだろ。」
ビウェルが、セルビィに代わって応えた。
「そうなのか? 」
「そうだ。令嬢達は、何時も壁の花になっていたな。」
ビウェルの言葉に、恐る恐るナルトはセルビィを見る。セルビィは、微笑んでいた。目は笑っていない。
「姉様達を散々、哀しませておきながら 今更。」
セルビィは くすくす と、笑う。
「僕は、姉様達さえ幸せなら 後はどうでも良いのです。」
この国が滅びようと、戦争が起ころうと。セルビィには、どうでも良かった。
「でも、今は まだ。」
カシッ と、セルビィはクッキーを噛み締めた。
ただならぬ雰囲気のセルビィに、
「彼は、どうした? 」
「視るな、言うな、聞くな。」
ビウェルは問いかけ、ナルトは応えた。
ナルトはあからさまに怒っているセルビィを見るのは、始めてで有った。
ビウェルは納得がいかなかったが、二人でお茶をしばいた。暫くして、
「ビウェル様。何時になったら、ネルソン様を紹介して下さるのです。」
口に含んだお茶を、思い切り吹き出した。ナルトに。
「うわ!! 」
「き、急に、何を。」
ビウェルは、思い切り取り繕う。
「ビウェル様。其処まで、慌てては 丸分かりです。修行が、足りません。」
「「いや、なんの修行だ!! 」」
「心情を悟らせない、修行です。」
「どんな、修行だ? 」
セルビィは、首を捻り。
数秒。
「ネルソン様を、紹介して下さい。」
微笑んだ。
「「言いっ放しか!! 」」
二人で、突っ込んだ。
「ネルソン様を紹介してくれないと、正攻法で脅します。」
「正攻法で、脅すだと。」
ビウェルは、真面目な顔をする。
「はい。」
セルビィは、微笑む。
「夏休み前、ビウェル様は僕に 」
(迫った。)ビウェル。
(泣かした。)ナルト。
「僕を、殺そうとしました。」
セルビィは、腰に手をあてて胸を張った。
「「・・・・・・。」」
「「はぁ!? 」」
素っ頓狂な声が、二人から出た。二人は、訳が分からなかった。
「僕を、殺そうとしました。」
「「えっ!? 」」
二人は、目を合わせた。
「私は、迫ったんだが。」
ビウェルは、自分の行動を思い出す。少し懲らしめようと、迫ったはずが。
其れが何故 『殺そうとした』に、なっているのか。
ナルトも、首を傾げる。
「ビウェル様は『恋に狂った男は、相手を手に入れる為に 殺す事もある。』と、僕を殺そうとしました。」
本当に分かって無いかの様に、はっきり 言う。
((お子様か!! ))
どうやらセルビィは、迫られたとは思っていなかった様だ。殺される事に、殺されると姉を救えない事が怖かった様だった。
二人は、崩れ落ちた。
「さあ、父様に言われたくないなら ネルソン様を紹介して下さい。」
セルビィは、胸を張って言った。
(これが、正攻法の脅しなのか? セルビィ。)
ナルトは、恥ずかしくて顔を覆った。
「お前、ネルソンを紹介してやってくれ。」
「ああ、そうだな。」
ビウェルも、自分の行為がセルビィに全然伝わって無かった事が恥ずかしくて顔を覆っていた。
「て、違う!! ネルソンなんて、知らない。」
気付いたように、ビウェルは否定する。
「何、言ってるんです。毎日、ネルソン婦人の手造りお菓子を持って来ているのに。」
セルビィは きょとんと、した顔を向ける。
「何故、そう思う。」
「ネルソン商店のケーキ屋で売ってる物と同じ味がします。これ、手造りです。」
セルビィが、言う通りネルソン婦人は 感謝の気持ちをお菓子作りに明け暮れ。其れを、ビウェルに毎日持たせていたので有った。
セルビィは、クッキーを一つ口に入れた。
「同じ、味です。」
ナルトは、ビウェルの肩に手を掛ける。
「紹介して、やってくれ。」
再度、お願いする。
「分かった。」
諦めたように、ビウェルは頷いた。
ナルトは思う。あの頭の回転の何分の一でも、恋愛関係に向けば良いのにと。
「セルビィ。」
「なんです。」
ナルトは、聞いてみた。
「子供は、赤ん坊は、どうやって出来るんだ。」
「何、言ってるんです。」
セルビィは、首を傾げる。
「どうやって、出来るんだ。」
「赤ん坊は、」
「うん。」
「赤ん坊は、コウノトリが 結婚したら連れて来てくれるのです。」
「うん、そうか。」
セルビィとナルトの会話に、驚いているビウェル。
「ちなみに、誰に教わった。」
「姉様です。」
(セルビア、お前か!!)
ナルトは、心の中で叫んだ。
愛する姉の言葉を、信じて疑わないセルビィが 此処にいる。
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