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えっ? ん?
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「さあ、シャンパーニュ殿下!! カロン子爵令嬢との婚約を!! 」
「そうです、カロン令嬢事が国母に相応しい!! 」
「妹のような悪女に、罪の鉄槌を!! 」
「シャンパーニュさま。」
さあ、なんて応えるのシャンパーニュ?
ええ、応えは分かっていますわ。その令嬢と婚約すると言うのでしょう。
「ここは本当に、乙女ゲームの世界のようですわね。」
「ああ、そうだな。」
えっ?
ん?
「今なんて言ったのだ、妃よ。」
「陛下こそ。」
確かに妃はこの世界を乙女ゲームの世界と言ったな。
今陛下は、乙女ゲームの世界を肯定なさいましたわ。
これはどう言うことでしょう。
どう言うことだ。
まさか、妃も前世の記憶が?
「妃よ。其方は、前世を信じるか? 」
「まあ、陛下。」
間違いありませんわ、陛下も前世の記憶がお有りになるのね。
でも、乙女ゲームの世界と言えばわたくしの頭を疑われるかも知れませんわ。
「陛下は、乙女ゲームと言うものをご存じですか? 」
「うむ、知っておる。前世の娘が嗜んでいたものだ。」
やはり乙女ゲームと妃は、言ったか。ここは乙女ゲームの中だと言う事なのだな、にわかに信じられぬが。
「わたくしの前世の娘も、乙女ゲームと言うものを嗜んでいましたわ。」
「うむ、そうか。」
「シャンパーニュ様。」
おお、クリスタル嬢の声が聞こえる。シャンパーニュは愚か者の質問になんと応えたのだ?
「シャンパーニュはあの楽しい令嬢と婚約をすると応えましたか? 」
「む、妃よそれはどう言うことか? 」
あら、陛下は乙女ゲームの事はご存じでも内容はご存じ無いようですわ。
「乙女ゲームの攻略者? そうですわ、シャンパーニュ達はあの楽しい令嬢に現を抜かし。悪役令嬢? と言われるクリスタル嬢を断罪し国を追放するのですわ。
そして、あの楽しい令嬢を妃と迎え幸せに暮らすと言われてますわ。」
「なんと、そんな馬鹿な事が許されるのか!? 」
なんと愚かな、そんな事がまかり通るものなのか?
それが、乙女ゲームと言うものなのか?
あまりにも現実と懸け離れている。愛だ恋だでは、国を導ける筈は無いであろう。この世界を作った作者は頭が可笑しいのか?
まあ、お互い思い合っているならそれに越したことはないがな。
だがそれはあくまで、その者が妃に相応しい者であるかどうかだ。我が妃のように。
「物語の世界であるから許される事なのでしょう。」
陛下の言うとおりですわ。
あの楽しい令嬢はこの国に相応しい聡明な者ではありませんわ。
多くの殿方に手を出し、他国の殿方にも手を出されては国の恥になりますわ。もし婚姻し生まれた子供もシャンパーニュの子だとは到底考えられませんわ。
だいたい周りの者は如何したのだ?
命張って王子に進言する者はおらなかったのか?
この国の者達は、いつから腑抜けになりましたのでしょう。
王太子の暴走を止めるのが、家臣の勤めでしょうに。
「女に現を抜かす馬鹿王子を諫める側近は…… 」
「ふふふっ、側近達も現を抜かしておりますわね。」
妃が笑っておるぞ、恐ろしい。
「シャンパーニュさま。」
あら、楽しい令嬢が息子に向かって行きますわ。
如何するのです、シャンパーニュ。その程度の令嬢でこの国の王妃になれると思っているのですか?
それはわたくしに対しての嘲りですわよ。
さあ、応えなさいシャンパーニュ。
「ふふふっ。」
「王妃よ。」
なんと恐ろしい、この状態で王妃が笑っておるぞ。
「そうです、カロン令嬢事が国母に相応しい!! 」
「妹のような悪女に、罪の鉄槌を!! 」
「シャンパーニュさま。」
さあ、なんて応えるのシャンパーニュ?
ええ、応えは分かっていますわ。その令嬢と婚約すると言うのでしょう。
「ここは本当に、乙女ゲームの世界のようですわね。」
「ああ、そうだな。」
えっ?
ん?
「今なんて言ったのだ、妃よ。」
「陛下こそ。」
確かに妃はこの世界を乙女ゲームの世界と言ったな。
今陛下は、乙女ゲームの世界を肯定なさいましたわ。
これはどう言うことでしょう。
どう言うことだ。
まさか、妃も前世の記憶が?
「妃よ。其方は、前世を信じるか? 」
「まあ、陛下。」
間違いありませんわ、陛下も前世の記憶がお有りになるのね。
でも、乙女ゲームの世界と言えばわたくしの頭を疑われるかも知れませんわ。
「陛下は、乙女ゲームと言うものをご存じですか? 」
「うむ、知っておる。前世の娘が嗜んでいたものだ。」
やはり乙女ゲームと妃は、言ったか。ここは乙女ゲームの中だと言う事なのだな、にわかに信じられぬが。
「わたくしの前世の娘も、乙女ゲームと言うものを嗜んでいましたわ。」
「うむ、そうか。」
「シャンパーニュ様。」
おお、クリスタル嬢の声が聞こえる。シャンパーニュは愚か者の質問になんと応えたのだ?
「シャンパーニュはあの楽しい令嬢と婚約をすると応えましたか? 」
「む、妃よそれはどう言うことか? 」
あら、陛下は乙女ゲームの事はご存じでも内容はご存じ無いようですわ。
「乙女ゲームの攻略者? そうですわ、シャンパーニュ達はあの楽しい令嬢に現を抜かし。悪役令嬢? と言われるクリスタル嬢を断罪し国を追放するのですわ。
そして、あの楽しい令嬢を妃と迎え幸せに暮らすと言われてますわ。」
「なんと、そんな馬鹿な事が許されるのか!? 」
なんと愚かな、そんな事がまかり通るものなのか?
それが、乙女ゲームと言うものなのか?
あまりにも現実と懸け離れている。愛だ恋だでは、国を導ける筈は無いであろう。この世界を作った作者は頭が可笑しいのか?
まあ、お互い思い合っているならそれに越したことはないがな。
だがそれはあくまで、その者が妃に相応しい者であるかどうかだ。我が妃のように。
「物語の世界であるから許される事なのでしょう。」
陛下の言うとおりですわ。
あの楽しい令嬢はこの国に相応しい聡明な者ではありませんわ。
多くの殿方に手を出し、他国の殿方にも手を出されては国の恥になりますわ。もし婚姻し生まれた子供もシャンパーニュの子だとは到底考えられませんわ。
だいたい周りの者は如何したのだ?
命張って王子に進言する者はおらなかったのか?
この国の者達は、いつから腑抜けになりましたのでしょう。
王太子の暴走を止めるのが、家臣の勤めでしょうに。
「女に現を抜かす馬鹿王子を諫める側近は…… 」
「ふふふっ、側近達も現を抜かしておりますわね。」
妃が笑っておるぞ、恐ろしい。
「シャンパーニュさま。」
あら、楽しい令嬢が息子に向かって行きますわ。
如何するのです、シャンパーニュ。その程度の令嬢でこの国の王妃になれると思っているのですか?
それはわたくしに対しての嘲りですわよ。
さあ、応えなさいシャンパーニュ。
「ふふふっ。」
「王妃よ。」
なんと恐ろしい、この状態で王妃が笑っておるぞ。
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