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女子会ですわよ。
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「それで、新しい婚約者は如何ですの? 」
「「「「はい。仲睦まじくさせてもらっております王妃様。」」」」
「そう、それは良かったわ。」
あの家族総出の異世界転生が発覚してから半年ですわ。
あの楽しい令嬢とお馬鹿な令息はディザート国にリボンを付けてお贈りいたしましたわ。
今頃は如何していらっしゃるかしら? きっと楽しくしていらっしゃるでしょう。
「ドミニク嬢は、シャンドン公爵家の次男の方との婚姻でしたかしら? 」
「はい。」
あらまあ、もじもじしてらっしゃるわ如何したのかしら?
「実は、グラード様の事で相談をしていまして。」
あらまあ、相談をしていて好きになる事は良く有ることですわ。
「ミゲル様が婚約者でしたらどんなに良いかと思った事もあります。でも…… 」
節度あるお付き合いでしたのね、立派ですわ。
「宜しゅう御座いましたね。」
「でも、裏切りのようで。」
あらまあ、ドミニク嬢は真面目ですのね。あちらは完全に裏切ってましたのに。
「そんな事はないわドミニク様。」
「そうよ、ドミニク様は誠実にグラード様に接してましたわ。」
「私は、ドミニク様は幸せになってもいいと思いますわ。」
「私も、そう思います。」
「悪びれる事はなくってよドミニク様、わたくしはそう思いますわ。ねぇ、お母様。」
「ええ、もちろんよ。」
令嬢達の言う通りですわ、あのような下半身の緩い元婚約者の為に心を痛めるべきではありませんわ。
あのお馬鹿な令息達はディザート国で楽しくやってますわよ、きっと。
「シモーヌ嬢は、デュシェーヌ侯爵家の三男の方でしたから? 」
「はい。次男の方は既にマールボロ公爵家の婿と決まっていましたので。三男のポール様ですの私より三つ年下ですが、子犬のように慕ってくれて可愛くって。」
「それは喜ばしいですわ。」
ふふふっ、子犬のように可愛いのですね。
わたくしの陛下も二人きりの時はかまってちゃんの犬になりますのよ。ベットの上では野獣ですけどね、ふふっ。
「エステート嬢は、クリスタル嬢のもう一人の兄上かしら。」
「はい。カナール様の双子の弟のジョゼフ様です。」
「無骨者の兄ですが宜しくお願いします、エステート様。」
あらまあ、クリスタル嬢が恐縮する必要はありませんわよ。
しかし双子は趣味嗜好が似ると言いますから心配ですわ。
「双子ですの? でも無骨者とは、あのお馬鹿様は姿だけは宜しかった筈ですわ。」
そうねロゼッタ、乙女ゲームの攻略対象でしたから顔とスタイルだけは宜しかった筈ですわね。
「カナールお兄様とジョゼフお兄様は双子でも姿は全然似ていらしゃらなくって。」
「ジョゼフ様はその、私のことを好いて暮れていたと告白をしてもらいました。」
「ええ、ジョゼフお兄様はカナールお兄様とエステート様の婚約解消を聞いて喜んで戻って来て下さいましたわ。」
双子でも違いますわね、一人は一途で一人は緩くていらしゃるわ。とにかく令嬢達が皆幸せで宜しかったわ。
クリスタル嬢とマロン嬢は言わずもがなですわ。シャンパーニュとメルシャン殿の激愛は目に余りますもの。
「ロゼッタ、あなたは心に秘めた方などいないの? 」
「えっ? 」
あらまあ、ロゼッタ何を驚いているのかしら?
「わたくしは、王女ですもの。国の利益になる婚姻を致しますわ。」
あらまあ、立派な心掛けですわ。でも、母親としては娘には幸せになって欲しいと思ってますのよ。
ベジタブル帝国とディザート国は除外ですわ、他に良い国はありましたかしら?
王子の存在はありましたかしら? あったとしても少し心配ですのよ、なんと言っても此処は乙女ゲームの世界とやらですものね。
帝国とディザート国、この国でもあのような事柄がありましたでしょう。
他の国でもないとは言えませんですもの。
だとしたらロゼッタが婚約をした国に下半身の緩い王太子や楽しい尻軽なヒロインがいないとも限りませんもの。
ああ、ロゼッタに相応しいよき殿方はいらっしゃらないかしら。
「「「「はい。仲睦まじくさせてもらっております王妃様。」」」」
「そう、それは良かったわ。」
あの家族総出の異世界転生が発覚してから半年ですわ。
あの楽しい令嬢とお馬鹿な令息はディザート国にリボンを付けてお贈りいたしましたわ。
今頃は如何していらっしゃるかしら? きっと楽しくしていらっしゃるでしょう。
「ドミニク嬢は、シャンドン公爵家の次男の方との婚姻でしたかしら? 」
「はい。」
あらまあ、もじもじしてらっしゃるわ如何したのかしら?
「実は、グラード様の事で相談をしていまして。」
あらまあ、相談をしていて好きになる事は良く有ることですわ。
「ミゲル様が婚約者でしたらどんなに良いかと思った事もあります。でも…… 」
節度あるお付き合いでしたのね、立派ですわ。
「宜しゅう御座いましたね。」
「でも、裏切りのようで。」
あらまあ、ドミニク嬢は真面目ですのね。あちらは完全に裏切ってましたのに。
「そんな事はないわドミニク様。」
「そうよ、ドミニク様は誠実にグラード様に接してましたわ。」
「私は、ドミニク様は幸せになってもいいと思いますわ。」
「私も、そう思います。」
「悪びれる事はなくってよドミニク様、わたくしはそう思いますわ。ねぇ、お母様。」
「ええ、もちろんよ。」
令嬢達の言う通りですわ、あのような下半身の緩い元婚約者の為に心を痛めるべきではありませんわ。
あのお馬鹿な令息達はディザート国で楽しくやってますわよ、きっと。
「シモーヌ嬢は、デュシェーヌ侯爵家の三男の方でしたから? 」
「はい。次男の方は既にマールボロ公爵家の婿と決まっていましたので。三男のポール様ですの私より三つ年下ですが、子犬のように慕ってくれて可愛くって。」
「それは喜ばしいですわ。」
ふふふっ、子犬のように可愛いのですね。
わたくしの陛下も二人きりの時はかまってちゃんの犬になりますのよ。ベットの上では野獣ですけどね、ふふっ。
「エステート嬢は、クリスタル嬢のもう一人の兄上かしら。」
「はい。カナール様の双子の弟のジョゼフ様です。」
「無骨者の兄ですが宜しくお願いします、エステート様。」
あらまあ、クリスタル嬢が恐縮する必要はありませんわよ。
しかし双子は趣味嗜好が似ると言いますから心配ですわ。
「双子ですの? でも無骨者とは、あのお馬鹿様は姿だけは宜しかった筈ですわ。」
そうねロゼッタ、乙女ゲームの攻略対象でしたから顔とスタイルだけは宜しかった筈ですわね。
「カナールお兄様とジョゼフお兄様は双子でも姿は全然似ていらしゃらなくって。」
「ジョゼフ様はその、私のことを好いて暮れていたと告白をしてもらいました。」
「ええ、ジョゼフお兄様はカナールお兄様とエステート様の婚約解消を聞いて喜んで戻って来て下さいましたわ。」
双子でも違いますわね、一人は一途で一人は緩くていらしゃるわ。とにかく令嬢達が皆幸せで宜しかったわ。
クリスタル嬢とマロン嬢は言わずもがなですわ。シャンパーニュとメルシャン殿の激愛は目に余りますもの。
「ロゼッタ、あなたは心に秘めた方などいないの? 」
「えっ? 」
あらまあ、ロゼッタ何を驚いているのかしら?
「わたくしは、王女ですもの。国の利益になる婚姻を致しますわ。」
あらまあ、立派な心掛けですわ。でも、母親としては娘には幸せになって欲しいと思ってますのよ。
ベジタブル帝国とディザート国は除外ですわ、他に良い国はありましたかしら?
王子の存在はありましたかしら? あったとしても少し心配ですのよ、なんと言っても此処は乙女ゲームの世界とやらですものね。
帝国とディザート国、この国でもあのような事柄がありましたでしょう。
他の国でもないとは言えませんですもの。
だとしたらロゼッタが婚約をした国に下半身の緩い王太子や楽しい尻軽なヒロインがいないとも限りませんもの。
ああ、ロゼッタに相応しいよき殿方はいらっしゃらないかしら。
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