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阿鼻叫喚。
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壁にぶつかった物が、ゴロリと足元に転がった。ゴロゴロとその場で赤い液体をばら撒きながらくるくると回っている。それが止まると、その物と目が合った。
見知った顔であった。
「「「ヒィ!! 」」」
「「「ぎゃあああああ!! 」」」
その場にいた者は悲鳴をあげ、年若い令嬢は気を失って倒れた。
この会場の入場扉の前で扉を開ける係の使用人の頭である。ここまで、かなりの距離を飛んで来たことになる。
「なんだ!! どういうことだ!! 」
「衛兵、衛兵、現状を知らせろ!! 」
王と公爵が叫んだ。
「「「ぎゃあああああ!! 」」」
「「「うわああああ!! 」」」
「「「いゃああああ!! 」」」
「「「助けてくれ!! 」」」
扉の近くの方で悲鳴があがる。貴族たちが逃げ惑うように、此方にやってくる。
「おね、」
「いのち、」
「金なら、」
「助け、」
次々と命乞いの言葉が切れる、最後まで言う前に命を刈られている。命を刈る者は、命乞いを発する言葉さえ許さなかった。
どたばたと逃げ惑う貴族や使用人たち。
王の入退場する扉から会場を出ようと殺到する。テラスからも逃げようと、窓方へに殺到する者たちもいた。倒れた者の上を逃げるために踏みつけていく。
「衛兵、衛兵はどうした!! 」
「何が起こっているの? 」
「母上。」
「殿下。」
「ええい!! 誰か状況を説明しろ!! 」
王族たちを除けて、後ろの扉に殺到する貴族たち。誰も彼もが、王たちを構っている暇はなかった。いち早く逃げなければ、命はない。だが、この王都に逃げおおせる場所など何処にも無いことを彼らはわかっていなかった。
「くそっ、敵をここまで招き入れると。何をやっているんだ、ジョルノ公爵!! 」
「申し訳ありません、陛下。」
軍事を司るジョルノ公爵を国王陛下は叱咤した。王の後ろでは王妃と王太子妃を庇うように王太子が立っている。
ガチャガチャと音をたてて鎧の騎士が逃げようとする者たちに逆らって、国王たちのいる場所にたどり着いた。
「ご無事ですが!! 陛下!! 」
「遅いぞ、フランネル隊長!! 状況を説明しろ!! 」
「申し訳ありません、閣下!! 」
やっと現れた近衛騎士の隊長を叱咤して、説明を求めた。
「現在、敵は城内と貴族街を侵略中です。各場から連絡が入った時点には、既に城内に入られた後でした。」
「何故連絡が遅れた!! 」
「はっ。気づくと共に首を斬られ、連絡を入れられなかった模様です。」
隊長は素早く、状況を説明する。連絡をしようにも連絡を入れる者自体が直ぐに刈られていたため、刈られる前にその場を逃げ出すのに人数を要した。
「敵は、帝国か!? 」
「分かりません、旗印はありません。」
王の言葉に、フランネル隊長は応えた。
「人数は!? 」
「城内に入り込んだ者は、数十人かと。」
「たったそれだけか、直ぐに対処しろ!! 」
「今、総力をもってあたっております。」
状況の説明を聞いているその間にも、阿鼻叫喚と逃げ惑う人間たち。近衛騎士たちは、王族たちを守るように何重にも囲った。悲鳴と共に、敵が近づいてくる。
「酷いですわ!! わたくしの婚約披露を滅茶苦茶にして、許しませんわ!! 」
「簡単に殺さず、痛めつけてください国王陛下。」
近衛騎士たちに護られ、気を大きくしたアマージョ王女とアフォガード王子は、国王にお願いをする。
「無論だ。我が国に仇なす者には見せしめために、城外にさらしてくれる。」
王も強気に言い放った。
「あなた方は何をしたのだ!! 」
悲鳴がする方から逃れてきた、他国の王子がシュガーレ国の王に向かって叫んだ。
「ソルトルアーは、同盟国ではないのか!! なぜ、辺境伯が此処に攻め入って惨殺をしているのだ!! 」
青ざめた顔で、王に言い放った。
「「な、なんだと!! 」」
彼らはこの時、敵が誰だか知った。
「これは、国際問 」
目の前で、この王子の首が飛んだ。
見知った顔であった。
「「「ヒィ!! 」」」
「「「ぎゃあああああ!! 」」」
その場にいた者は悲鳴をあげ、年若い令嬢は気を失って倒れた。
この会場の入場扉の前で扉を開ける係の使用人の頭である。ここまで、かなりの距離を飛んで来たことになる。
「なんだ!! どういうことだ!! 」
「衛兵、衛兵、現状を知らせろ!! 」
王と公爵が叫んだ。
「「「ぎゃあああああ!! 」」」
「「「うわああああ!! 」」」
「「「いゃああああ!! 」」」
「「「助けてくれ!! 」」」
扉の近くの方で悲鳴があがる。貴族たちが逃げ惑うように、此方にやってくる。
「おね、」
「いのち、」
「金なら、」
「助け、」
次々と命乞いの言葉が切れる、最後まで言う前に命を刈られている。命を刈る者は、命乞いを発する言葉さえ許さなかった。
どたばたと逃げ惑う貴族や使用人たち。
王の入退場する扉から会場を出ようと殺到する。テラスからも逃げようと、窓方へに殺到する者たちもいた。倒れた者の上を逃げるために踏みつけていく。
「衛兵、衛兵はどうした!! 」
「何が起こっているの? 」
「母上。」
「殿下。」
「ええい!! 誰か状況を説明しろ!! 」
王族たちを除けて、後ろの扉に殺到する貴族たち。誰も彼もが、王たちを構っている暇はなかった。いち早く逃げなければ、命はない。だが、この王都に逃げおおせる場所など何処にも無いことを彼らはわかっていなかった。
「くそっ、敵をここまで招き入れると。何をやっているんだ、ジョルノ公爵!! 」
「申し訳ありません、陛下。」
軍事を司るジョルノ公爵を国王陛下は叱咤した。王の後ろでは王妃と王太子妃を庇うように王太子が立っている。
ガチャガチャと音をたてて鎧の騎士が逃げようとする者たちに逆らって、国王たちのいる場所にたどり着いた。
「ご無事ですが!! 陛下!! 」
「遅いぞ、フランネル隊長!! 状況を説明しろ!! 」
「申し訳ありません、閣下!! 」
やっと現れた近衛騎士の隊長を叱咤して、説明を求めた。
「現在、敵は城内と貴族街を侵略中です。各場から連絡が入った時点には、既に城内に入られた後でした。」
「何故連絡が遅れた!! 」
「はっ。気づくと共に首を斬られ、連絡を入れられなかった模様です。」
隊長は素早く、状況を説明する。連絡をしようにも連絡を入れる者自体が直ぐに刈られていたため、刈られる前にその場を逃げ出すのに人数を要した。
「敵は、帝国か!? 」
「分かりません、旗印はありません。」
王の言葉に、フランネル隊長は応えた。
「人数は!? 」
「城内に入り込んだ者は、数十人かと。」
「たったそれだけか、直ぐに対処しろ!! 」
「今、総力をもってあたっております。」
状況の説明を聞いているその間にも、阿鼻叫喚と逃げ惑う人間たち。近衛騎士たちは、王族たちを守るように何重にも囲った。悲鳴と共に、敵が近づいてくる。
「酷いですわ!! わたくしの婚約披露を滅茶苦茶にして、許しませんわ!! 」
「簡単に殺さず、痛めつけてください国王陛下。」
近衛騎士たちに護られ、気を大きくしたアマージョ王女とアフォガード王子は、国王にお願いをする。
「無論だ。我が国に仇なす者には見せしめために、城外にさらしてくれる。」
王も強気に言い放った。
「あなた方は何をしたのだ!! 」
悲鳴がする方から逃れてきた、他国の王子がシュガーレ国の王に向かって叫んだ。
「ソルトルアーは、同盟国ではないのか!! なぜ、辺境伯が此処に攻め入って惨殺をしているのだ!! 」
青ざめた顔で、王に言い放った。
「「な、なんだと!! 」」
彼らはこの時、敵が誰だか知った。
「これは、国際問 」
目の前で、この王子の首が飛んだ。
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