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今からここを飛び降りるんだからさ
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「今からここを飛び降りるんだからさ」
そう言って君は飛ばなかった
高校の忙しい受験期真っ盛りの三学期が始まった
夢なんてない私は登校することに意味を見い出せずにいた
下を向きながら交差点を曲がった時に学校のチャイムがうっすらきこえた 遅刻だ。
いつものことだから急ぐつもりもなかった。
新学期初日に遅刻している奴はおそらく私だけだと思った矢先に、後ろからなにか叫びながら走ってくる奴がいた。
「待って!置いていかないで!」
白だった。
白は幼稚園の頃からの幼なじみで、その名前の通り髪の毛が真っ白で、綺麗な青色の瞳をしている女の子だ。
一緒に行く約束もしていないのに、置いていかないでと言われて戸惑ったが、無視して歩いた
チャイムはとっくに鳴り終わっていた
校門に着く頃には横には白がいて、なんで待ってくれなかったのやら、約束してなくても分かるでしょやら、面倒臭い彼女の様な言い分でキーキーしていた。
2人仲良く遅刻だ。
私の学校は人数が少なかった
3年生は2クラスしかなくて1クラス20人しかいない
白とは別のクラスだ
私はクラスでは触れられない方だ、それに比べ白は人気者で、遅刻をしてもヘラヘラしている声が教室の壁越しにきこえた
昔からだ。昔から私と白は二人でいることがおおかった、だから周りからは静かで黒い方が私、明るくて白い方が白と、よく見られていた。
高校では変わろうと思っていたんだが、3年生になってもかわれていない自分がいた。
机に伏しているだけでお昼休みの時間になった
急に白が「学校の屋上に来て」っていうから足早に階段を駆け上るとそこに白はいた
立ち入り禁止の看板を越えて飛び降り防止のフェンスに腰掛けながら、弾けもしないエレキギターをアンプにも繋がずに弾いている振りをしていた。
なんだか前にも見たような光景だった。
白は笑顔で言った。
「碧はやっぱり青空が似合うね」
私には今目の前にうつるごちゃごちゃした格好の白と澄み渡るくらい青色の空のツーショットの方が綺麗だろうと思った
急に呼び出したかと思えば、白はぎこちなく話し出した。
「私がもし居なくなっても探してくれる?」
断るはずないと分かっていて聞いてくるところがずるいと思った。
白は人気者で周りには友達がたくさんいるのに寂しがり屋でかまってちゃんだ。
はっきり言ってめんどくさい。でも嫌じゃない
わざわざそれを私に問いかける心配性な所も嫌じゃない。
私の周りには友達も数人しかいない、仲のいい親友のような人なんてもっといない。
分かっていて聞いてくるところがずるいと思った。
「もうすぐ最後の文化祭だね」
少し沈黙が続いた後また白が話し出した。
白は勉強やゲームやアウトドアな事、スポーツなど出来なくはないが好きではなさそうだった。
でも、歌う事だけはどこかそれらとは違う興味を示していた。
私の学校には軽音部も吹奏楽部もなかった。
でも白は歌いたいんだろうなあという事は格好から、それ以外からも伝わってきた。
白は鼻歌をよく歌っていて、大体が物騒な歌詞のものが多かったけど、その声はとても綺麗で透き通っていて、私が好きだと伝えてからは歌う回数が倍に増えた。
私はそんな白に文化祭、歌で出てみたらいいんじゃないかと伝えた。
白はそれを待っていたかのように照れながら出てみようかなともじもじ言い出した。
そう言って君は飛ばなかった
高校の忙しい受験期真っ盛りの三学期が始まった
夢なんてない私は登校することに意味を見い出せずにいた
下を向きながら交差点を曲がった時に学校のチャイムがうっすらきこえた 遅刻だ。
いつものことだから急ぐつもりもなかった。
新学期初日に遅刻している奴はおそらく私だけだと思った矢先に、後ろからなにか叫びながら走ってくる奴がいた。
「待って!置いていかないで!」
白だった。
白は幼稚園の頃からの幼なじみで、その名前の通り髪の毛が真っ白で、綺麗な青色の瞳をしている女の子だ。
一緒に行く約束もしていないのに、置いていかないでと言われて戸惑ったが、無視して歩いた
チャイムはとっくに鳴り終わっていた
校門に着く頃には横には白がいて、なんで待ってくれなかったのやら、約束してなくても分かるでしょやら、面倒臭い彼女の様な言い分でキーキーしていた。
2人仲良く遅刻だ。
私の学校は人数が少なかった
3年生は2クラスしかなくて1クラス20人しかいない
白とは別のクラスだ
私はクラスでは触れられない方だ、それに比べ白は人気者で、遅刻をしてもヘラヘラしている声が教室の壁越しにきこえた
昔からだ。昔から私と白は二人でいることがおおかった、だから周りからは静かで黒い方が私、明るくて白い方が白と、よく見られていた。
高校では変わろうと思っていたんだが、3年生になってもかわれていない自分がいた。
机に伏しているだけでお昼休みの時間になった
急に白が「学校の屋上に来て」っていうから足早に階段を駆け上るとそこに白はいた
立ち入り禁止の看板を越えて飛び降り防止のフェンスに腰掛けながら、弾けもしないエレキギターをアンプにも繋がずに弾いている振りをしていた。
なんだか前にも見たような光景だった。
白は笑顔で言った。
「碧はやっぱり青空が似合うね」
私には今目の前にうつるごちゃごちゃした格好の白と澄み渡るくらい青色の空のツーショットの方が綺麗だろうと思った
急に呼び出したかと思えば、白はぎこちなく話し出した。
「私がもし居なくなっても探してくれる?」
断るはずないと分かっていて聞いてくるところがずるいと思った。
白は人気者で周りには友達がたくさんいるのに寂しがり屋でかまってちゃんだ。
はっきり言ってめんどくさい。でも嫌じゃない
わざわざそれを私に問いかける心配性な所も嫌じゃない。
私の周りには友達も数人しかいない、仲のいい親友のような人なんてもっといない。
分かっていて聞いてくるところがずるいと思った。
「もうすぐ最後の文化祭だね」
少し沈黙が続いた後また白が話し出した。
白は勉強やゲームやアウトドアな事、スポーツなど出来なくはないが好きではなさそうだった。
でも、歌う事だけはどこかそれらとは違う興味を示していた。
私の学校には軽音部も吹奏楽部もなかった。
でも白は歌いたいんだろうなあという事は格好から、それ以外からも伝わってきた。
白は鼻歌をよく歌っていて、大体が物騒な歌詞のものが多かったけど、その声はとても綺麗で透き通っていて、私が好きだと伝えてからは歌う回数が倍に増えた。
私はそんな白に文化祭、歌で出てみたらいいんじゃないかと伝えた。
白はそれを待っていたかのように照れながら出てみようかなともじもじ言い出した。
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