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第5話「ざまぁとダンスを」
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わたくしの名前はハンナ・プレスコット。
才色兼備、華やかさに彩られた令嬢とまで言われたこのわたくしは
つい先日、伯爵家のご次男と結婚し、晴れて伯爵夫人となりました。
美貌だけでなく高貴な方との結婚までしてしまってこれ以上、女としての幸せ手に入れてしまったら
わたくしどうなってしまうのでしょう。
最近なんか学院のご学友たちのひがみそねみといった嫌味がとても心地よく、最高の賛辞に聞こえてなりません。
おまけに地味で私の背後霊のようにしていた姉もどこぞのうつけ男爵に貰われていきましたし、とても愉快にございます。
こうしてわたくしは今日も鏡を見つめて自分の美しさにうっとりとしているのです。
『美しい』
そうそう。
麗しの旦那様からこのお言葉をいただきたかった。
『とても美しい』
あん。とてもだなんて照れます。
『なんと美しい!』
やめてぇ。
だけどもっと言ってぇ。
『俺の上腕二頭筋』
「は?」
カール・プレスコット伯爵。
プレスコット家に婿入りしたわたくしの旦那様
わたくしの旦那様は上半身裸で鏡の前に立ち、自分の肉体を見るのが日課です。
「マッスル、マッスル」
「だ、旦那様! ご自分の肉体を見るのも良いですが少しはハンナのことも見てください」
「おっとすまない」
あら、急にそのような凛々しいお顔で見つめてしまって。
さすがのわたくしも照れます。
さきほどからポーズをとったりはしてますけど。
やはりこの方を選んで正解でした。
「⋯⋯」
そうでしょそうでしょ。あまりの美しさに言葉もでないでしょ?
この世でもっとも美しいのはこのハンナ・プレスコットなんです。
「ダメだ。ダメだ。全然美しくない!」
「はぁ⁉︎」
「なんなんだこのたるんだ二の腕は。さっきからプルンプルン言ってるぞ!
もっと美しくなるためには鍛えないとダメだ。ハンナ俺と一緒に鍛えて美を極めよう」
「は?」
「さぁまずは腕立て伏せからだ。さぁ一緒に」
『いやああああッ!』
***
「ハンナ! 今日の朝食は俺が振る舞おう!」
「カール様、料理などわたくしにお任せください。
こう見えても料理はとても得意なのですよ。この間もご学友たちからすごく美味しいと褒められましてよ」
「だったらわかった。しかしハンナ、俺たちはせっかく結婚して一緒になったんだ。今日のところは料理も一緒につくろう」
「カール様ぁ」
なんと素敵なことをおっしゃる殿方なのでしょう。
やはりこの殿方との結婚は間違っていなかったーー
「ハンナ、今朝獲ってきたウサギから内臓を引きずり出すのを手伝ってくれ」
『いやああああッ!』
***
俺はデルモス・プレスコット。
今は隠居の身だが、かつてはこのプレスコット領の領主をしていた。
伯爵家からムコ殿が来てくれたおかげでワシは楽隠居でき、プレスコット家も伯爵家と格が上がった。
こうして穏やかな気持ちでイザベラと庭を散歩できるのもムコ殿のおかげ。
醜いアヒルの子のような長女も野蛮なうつけ男爵のところに貰われていったし。
余生をゆっくりと生きるだけだ。
我が屋敷の自慢は目の前に森林と小さな湖があること。
自然の香りを楽しみながらゆったりと過ごせる。
「ああそうだイザベラ。久々にあそこに行ってみないか?」
「あそことは?」
「俺たちが出会ったあの大きな馴れ初めの木だよ」
「ああ!あそこですね。久々に行ってみましょう」
***
「あったあったあそこだ!」
我が庭にありながら久々に見る思い出の木。
若い頃を思い出して身体が勝手に駆け出す。
「⁉︎」
すると木が“ミシミシ”っと大きな音を立てて俺たちのほうに倒れてきた。
『うあああああ!』
「な、なんだ⁉︎」
俺はパニックだった。
『ふぅ』
「?」
見やると切り株のところには斧を手にしたムコ殿の姿。
『ムコ殿ォ⁉︎』
「これはこれは父上と母上」
「ムコ殿こんなところでなにをなさっているのですか?」
「そうですよ。ムコ殿」
「この木が邪魔だったんで伐採したんですよ。ハッハッハ」
『ムコ殿ォオオオ⁉︎』
「どうかされましたか父上」
「いや、その、この木は私たちの⋯⋯」
「父上、ちゃんとこの木はベンチにして男女の憩いの場としますからから安心してください」
「そ、そうじゃなくて⋯⋯」
「あら素敵」
「イザベラ~」
「さて、次はこの辺りの木を切ろうか」
「まってくださいムコ殿。さっきからなにをはじめようとなさっているのですか?」
「俺はここに野宿場をつくろうと思ってまして」
「野宿場⁉︎」
「趣味でして。俺がこの湖を見つけたとき、ぜひこの家に婿入りして野宿場をつくりたい思いました」
⁉︎ そうかそれで伯爵家の次男が急にうちに婿入りしたいと言いだしてきたのか!
「ム、ムコ殿、野宿や鷹狩りが好きだとは聞いていたんですが、さすがにこの庭を野宿場にするのはいかがかと⋯⋯
屋敷もありますし手狭では?」
「なにをおっしゃいます父上。あの屋敷は壊すつもりですよ」
『ムコ殿ォ⁉︎』
「今日にも着工しますのでご安心してください」
「ちょ、ちょっと待ってくれ。イザベラが倒れたぞ!俺たちはどうやって暮らせばいいんだよ」
「ハッハッハ。ご安心ください。雰囲気でる小さなログハウスを俺がつくりますから一緒に暮らしましょう」
「はぁ? そんな丸太小屋に私たちが住むのですか⁉︎」
「ログハウスで暮らすのは俺の夢でして。木の香りが漂っていてとてもいいですぞぉ。ログハウス」
『ムコ殿ォオオオ⁉︎』
***
わたくしの名前はハンナ・プレスコット。
才色兼備、華やかさに彩られた令嬢とまで言われたこのわたくしは
夜もこうして鏡を見つめて自分の美しさにうっとりとしているのです。
「⁉︎」
う、うそ⋯⋯
「ち、力コブが⋯⋯わ、私の二の腕に⋯⋯はっ⁉︎ ふ、腹筋が割れている⋯⋯」
「だいぶ美しくなったなハンナ。今夜は一緒に生卵を飲もうか」
『いやああああッ!』
***
今宵は招待されたうつけ男爵と姉の結婚パーティー。
王都からも招待客がいるそうですけど、みんな私の美しさに驚くわ。
「カール様はグランドール男爵とご学友だったのですか?」
「そうだ。それで今日はアイツが喜びそうなルビーの原石を持ってきた」
「姉の結婚相手はどのような方なのでしょう?」
「周りからは俺たちの雰囲気がよく似てると言われるが」
「⁉︎」
「俺はそう思ったことがない。むしろアイツは変わっている」
「そ、そうなのですね」
少し安心しました。
やっぱりカール様との結婚は間違いではなかった。
「そろそろ新郎新婦が出てくる時間だな」
「そのようですね」
『ちょっとなにアレ?』
さっそく私の美しさに注目が。
ラーナごめんなさい。
私の美しさで今日も主役を差し置いて注目を集めてしまうわ。
『あんなに宝飾品ばかり身につけちゃって品がない』
「は?」
『ドレスもなんか古くさい』
『メイクも濃いしなんかね』
『田舎ものって感じね』
な、なんなのあの小娘たち。
私の美しさがわからないってどれだけ美しさに疎いのよ。
いいわ。私の美しさをわからせてあげる。
「カール様、踊りましょう」
「待て。主役のお出ましだ」
「⁉︎」
息を呑んだ。
会場に漂った一瞬の静寂。
そして湧き上がる会場中の人たちの歓声と拍手。
ここにいる人たちの注目が一気に階段の上を歩くふたりに集まった。
『う、うそでしょ⁉︎⋯⋯あの華やかで美しい女性がラーナ⁉︎』
つづく
才色兼備、華やかさに彩られた令嬢とまで言われたこのわたくしは
つい先日、伯爵家のご次男と結婚し、晴れて伯爵夫人となりました。
美貌だけでなく高貴な方との結婚までしてしまってこれ以上、女としての幸せ手に入れてしまったら
わたくしどうなってしまうのでしょう。
最近なんか学院のご学友たちのひがみそねみといった嫌味がとても心地よく、最高の賛辞に聞こえてなりません。
おまけに地味で私の背後霊のようにしていた姉もどこぞのうつけ男爵に貰われていきましたし、とても愉快にございます。
こうしてわたくしは今日も鏡を見つめて自分の美しさにうっとりとしているのです。
『美しい』
そうそう。
麗しの旦那様からこのお言葉をいただきたかった。
『とても美しい』
あん。とてもだなんて照れます。
『なんと美しい!』
やめてぇ。
だけどもっと言ってぇ。
『俺の上腕二頭筋』
「は?」
カール・プレスコット伯爵。
プレスコット家に婿入りしたわたくしの旦那様
わたくしの旦那様は上半身裸で鏡の前に立ち、自分の肉体を見るのが日課です。
「マッスル、マッスル」
「だ、旦那様! ご自分の肉体を見るのも良いですが少しはハンナのことも見てください」
「おっとすまない」
あら、急にそのような凛々しいお顔で見つめてしまって。
さすがのわたくしも照れます。
さきほどからポーズをとったりはしてますけど。
やはりこの方を選んで正解でした。
「⋯⋯」
そうでしょそうでしょ。あまりの美しさに言葉もでないでしょ?
この世でもっとも美しいのはこのハンナ・プレスコットなんです。
「ダメだ。ダメだ。全然美しくない!」
「はぁ⁉︎」
「なんなんだこのたるんだ二の腕は。さっきからプルンプルン言ってるぞ!
もっと美しくなるためには鍛えないとダメだ。ハンナ俺と一緒に鍛えて美を極めよう」
「は?」
「さぁまずは腕立て伏せからだ。さぁ一緒に」
『いやああああッ!』
***
「ハンナ! 今日の朝食は俺が振る舞おう!」
「カール様、料理などわたくしにお任せください。
こう見えても料理はとても得意なのですよ。この間もご学友たちからすごく美味しいと褒められましてよ」
「だったらわかった。しかしハンナ、俺たちはせっかく結婚して一緒になったんだ。今日のところは料理も一緒につくろう」
「カール様ぁ」
なんと素敵なことをおっしゃる殿方なのでしょう。
やはりこの殿方との結婚は間違っていなかったーー
「ハンナ、今朝獲ってきたウサギから内臓を引きずり出すのを手伝ってくれ」
『いやああああッ!』
***
俺はデルモス・プレスコット。
今は隠居の身だが、かつてはこのプレスコット領の領主をしていた。
伯爵家からムコ殿が来てくれたおかげでワシは楽隠居でき、プレスコット家も伯爵家と格が上がった。
こうして穏やかな気持ちでイザベラと庭を散歩できるのもムコ殿のおかげ。
醜いアヒルの子のような長女も野蛮なうつけ男爵のところに貰われていったし。
余生をゆっくりと生きるだけだ。
我が屋敷の自慢は目の前に森林と小さな湖があること。
自然の香りを楽しみながらゆったりと過ごせる。
「ああそうだイザベラ。久々にあそこに行ってみないか?」
「あそことは?」
「俺たちが出会ったあの大きな馴れ初めの木だよ」
「ああ!あそこですね。久々に行ってみましょう」
***
「あったあったあそこだ!」
我が庭にありながら久々に見る思い出の木。
若い頃を思い出して身体が勝手に駆け出す。
「⁉︎」
すると木が“ミシミシ”っと大きな音を立てて俺たちのほうに倒れてきた。
『うあああああ!』
「な、なんだ⁉︎」
俺はパニックだった。
『ふぅ』
「?」
見やると切り株のところには斧を手にしたムコ殿の姿。
『ムコ殿ォ⁉︎』
「これはこれは父上と母上」
「ムコ殿こんなところでなにをなさっているのですか?」
「そうですよ。ムコ殿」
「この木が邪魔だったんで伐採したんですよ。ハッハッハ」
『ムコ殿ォオオオ⁉︎』
「どうかされましたか父上」
「いや、その、この木は私たちの⋯⋯」
「父上、ちゃんとこの木はベンチにして男女の憩いの場としますからから安心してください」
「そ、そうじゃなくて⋯⋯」
「あら素敵」
「イザベラ~」
「さて、次はこの辺りの木を切ろうか」
「まってくださいムコ殿。さっきからなにをはじめようとなさっているのですか?」
「俺はここに野宿場をつくろうと思ってまして」
「野宿場⁉︎」
「趣味でして。俺がこの湖を見つけたとき、ぜひこの家に婿入りして野宿場をつくりたい思いました」
⁉︎ そうかそれで伯爵家の次男が急にうちに婿入りしたいと言いだしてきたのか!
「ム、ムコ殿、野宿や鷹狩りが好きだとは聞いていたんですが、さすがにこの庭を野宿場にするのはいかがかと⋯⋯
屋敷もありますし手狭では?」
「なにをおっしゃいます父上。あの屋敷は壊すつもりですよ」
『ムコ殿ォ⁉︎』
「今日にも着工しますのでご安心してください」
「ちょ、ちょっと待ってくれ。イザベラが倒れたぞ!俺たちはどうやって暮らせばいいんだよ」
「ハッハッハ。ご安心ください。雰囲気でる小さなログハウスを俺がつくりますから一緒に暮らしましょう」
「はぁ? そんな丸太小屋に私たちが住むのですか⁉︎」
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才色兼備、華やかさに彩られた令嬢とまで言われたこのわたくしは
夜もこうして鏡を見つめて自分の美しさにうっとりとしているのです。
「⁉︎」
う、うそ⋯⋯
「ち、力コブが⋯⋯わ、私の二の腕に⋯⋯はっ⁉︎ ふ、腹筋が割れている⋯⋯」
「だいぶ美しくなったなハンナ。今夜は一緒に生卵を飲もうか」
『いやああああッ!』
***
今宵は招待されたうつけ男爵と姉の結婚パーティー。
王都からも招待客がいるそうですけど、みんな私の美しさに驚くわ。
「カール様はグランドール男爵とご学友だったのですか?」
「そうだ。それで今日はアイツが喜びそうなルビーの原石を持ってきた」
「姉の結婚相手はどのような方なのでしょう?」
「周りからは俺たちの雰囲気がよく似てると言われるが」
「⁉︎」
「俺はそう思ったことがない。むしろアイツは変わっている」
「そ、そうなのですね」
少し安心しました。
やっぱりカール様との結婚は間違いではなかった。
「そろそろ新郎新婦が出てくる時間だな」
「そのようですね」
『ちょっとなにアレ?』
さっそく私の美しさに注目が。
ラーナごめんなさい。
私の美しさで今日も主役を差し置いて注目を集めてしまうわ。
『あんなに宝飾品ばかり身につけちゃって品がない』
「は?」
『ドレスもなんか古くさい』
『メイクも濃いしなんかね』
『田舎ものって感じね』
な、なんなのあの小娘たち。
私の美しさがわからないってどれだけ美しさに疎いのよ。
いいわ。私の美しさをわからせてあげる。
「カール様、踊りましょう」
「待て。主役のお出ましだ」
「⁉︎」
息を呑んだ。
会場に漂った一瞬の静寂。
そして湧き上がる会場中の人たちの歓声と拍手。
ここにいる人たちの注目が一気に階段の上を歩くふたりに集まった。
『う、うそでしょ⁉︎⋯⋯あの華やかで美しい女性がラーナ⁉︎』
つづく
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