遺言

小倉千尋

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第十章

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 暫く豆乳を飲んでくつろいでいると、由香里の携帯が鳴った。

「もしもし、山本さんそんなに焦ってどうかしたの、はいいいわよちょっと待って。
「あなた、山本さんが話があるそうよ、慌ててるわスピーカー通話にするわね」
「俺ですどうしました?」
「それがですね、島村組の組長から電話が入りまして、お前らが緋村の相棒を雇ったのかとか喚いてまして、現場でもわしの土地を返せって作業員に突っかかったらしいです。なんとかなりませんか?」
「ああ、それは俺のせいです、被害が出ないように今日一日だけ事務所を休みに出来ませんか? 俺がなんとかします」
「わかりました一日だけでいいんですか?」
「はい、今日中に片付けます」
「社長もよろしいですか?」
「ええ、構わないわガラスを割られると嫌だからシャッターも締めて帰って頂戴」
「ありがとうございます、では荒木さんよろしくお願いします」

 電話を切った。

「やれやれだ、ヒステリー爺さんに電話するか」

 江口の携帯で島村に電話する。すぐに応答があった。

「俺だ、いろんなとこでヒステリー起こして騒ぐな」
「誰が契約書を偽造していつ入れ替えたんだ金庫の番号はわししか知らんはずだ」

 息を切らしながら騒いでいる。

「偽造して入れ替えたのはあんたのとこの組員だ」
「山中か? 斎藤か?」
「答える必要はない、お前は年寄りだから見逃してやろうと思ったが気が変わった、近い内に山中や江口の様にしてやろう、その日まで怯えて暮らせ
「待て、わかった。もう手を引くわずかな老後を過ごさせてくれ」
「もう手遅れだ、姫野不動産や現場の作業員みたいな一般人に迷惑をかけるじじいは許さない」
「金ならやる、いくら用意すれば見逃してくれる?」
「生憎だが金なら使い切れないほど持っている、はした金に興味はない」
「ならなにがいい? 何でもするから助けてくれ」
「言っただろ、気が変わったと」
「そこを何とか」
「ひつこいね、これ以上あんたと話しても時間の無駄だ。切るぞ」

 一方的に電話を切った、電源も落とす。

「面倒だが、今から爺さんを黙らせに行く」
「今から?」
「ああ、すぐ戻るよ。晩飯は久しぶりにレストランに行こう、待っててくれ」
「わかったわ、いってらっしゃい」

 すぐに車に乗り島村の家に向かった。少し離れた場所に車を止めて歩いて行く。入り口の門は開いていたので勝手に入る、庭の方から掛け声がするので覗くと日本刀を振り回している島村がいた。

「頑張って何をしてるんだい?」

 ビクリとしてこっちを見る。

「誰だ、勝手に入ってくるな」
「おいおい、俺の声を忘れたのか? ボケるには早いんじゃないか?」
「お前は、電話の」
「そうだ、俺だ」

 日本刀を大きく振り上げ襲ってくる、軽く避けた。刀を振り回すというより刀に振り回されている感じだ。片手で十分だろう左手をポケットに入れ右手で来いと合図する。刀を振り上げた瞬間に一気に間を詰め右フックを入れる。骨が何本か折れる感触があった。

 数メートルぶっ飛んで倒れ痙攣している、

 紐で両手足を縛り上げ頬を叩くと目を覚ました。体は小刻みに震えている。

「肋骨が何本か折れた、もう気が済んだだろう、見逃してくれ」
「緋村を江口に殺させたのも姫野不動産の親父さんを殺させたのもあんたの指示だろ?」
「仕方がなかった」

 顎にパンチを打ち始める。三十分で泣き始め失禁した、脆すぎる。またパンチを打っていく、三十分で血の涙を流し始めるブツブツ呟いている耳を近づけた。

「ブーンブーンお空は広いよブーンブーン」

 もう壊れてしまった、呆気ない。とりあえずとどめを刺す、顔を見られているからだ。

 パンチを打ち始めて十分で鼻血が吹き出した。早く帰ってレストランに行かないといけない。門から顔を出し誰もいないのを確認し車まで歩いて行く。

「緋村、仇も討ってやったぞ」

 呟いて車に乗り込みマンションに戻った。

「あら、早かったのね。あと二時間くらい待つのかと思ってたところよ」
「老人は脆すぎる、あっけなかったよ。これで事件は全て終わった。お前からの依頼もこれで終わった」
「そうねありがとう。報酬どうしましょ?」
「もう貰ってる」
「どういう事?」
「由香里と言う女を戴いた」
「キザな言い方ね」
「そうか? ともかくお前は俺の物だ」
「そうよ」
「それが報酬だ」
「わかったわ」
「じゃあレストランに行こうか」
「行きましょ」

 二人肩を並べて歩いて行った。
 レストランに入った。依頼完了の記念日だが言わなかった。カルボナーラとグラタンとガーリックライスを頼む、由香里も同じものを頼んだ。

「記念日なのに言わなかったのね」
「ああ、そんな気分じゃなかったからな」
「まあいいわ、明日にでも会社を辞めるわ、連れて行って」
「いいぞ」
「これで多少なら一人で出掛けても大丈夫かしら?」
「近所ならいいだろう」
「よかったわ」

 料理が運ばれて来る、頼んでなかったが特製ダレも付いてきた。料理に均等に入れて食べた。会計を頼んだ時に特製ダレの作り方を聞いてみた、新鮮なおろしにんにくと卵と唐辛子と自然薯だった、匂いを消すのにレモン汁を入れてるそうだ。ありがとうといい店を出た。

「特製ダレの素材は一緒だったわね、何が違うのかしら?」
「ああいう店だ超新鮮なのを仕入れてるんだろう」
「そうかもね」
「俺は昨日と今日の昼に食ったお前のスタミナ丼の方が好きだな」
「ありがとう、食べたくなったら何時でも作るわ」

 家に帰ると豆乳を飲みおかわりを持ってリビングに行き床に座ったノートパソコンを開き調べておいた緋村沙知代の口座に一億円振り込み沙知代に電話した。

「もしもし、荒木です。亡くなった緋村の仇は俺が討ちましたよ、依頼の成功報酬を沙知代さんの口座に振り込んだので明日にでも見ておいて下さい。緋村もこれで成仏出来るんじゃないでしょうか。では失礼します」

 側で聞いていた由香里が聞いてくる。

「いくら振り込んだの?」
「一億円だけさ、保険金も貰ってるから息子と二人暮らしていくには十分だろ」
「そうね妥当な金額だと思うわ、命を賭けてくれたんですもの。それにしてもあなたちゃんと敬語使えるじゃないびっくりしたわ」
「社会人を十年経験してきたんだ、使えて当然だろう」
「まあいいわ、粗暴で荒っぽい事しか出来ないんじゃ私が困るから、普段はいつも通りでいいわ。普段のあなたの方が私は好きだし」
「山本さんに電話しとかなくていいのか?」
「忘れてたわ、すぐに掛けるわスピーカー通話にするからあなたからも伝えて頂戴」

 由香里が電話を始めた。

「もしもし、山本さん事件は全部片付いたわよ」
「そうですか、全部荒木さんが?」
「ああ、すぐに片付けたよ。島村不動産も島村組も潰したから安心してください」
「ありがとうございます、明日から通常営業に戻れますよ」
「山本さん、明日事務所に行くから社長交代の準備をして待ってて頂戴
「本当に私でいいんでしょうか?」
「構わないわ、それに私が会長でしょ?」
「是非お願いします」
「じゃあ明日はお願いね」
「はい、では失礼します」

 電話が切れた

「何だか長い一日だったわ、ゆっくり湯船に浸かりましょ」
「そうだな二日ぐらいシャワーだけだったもんな」
「じゃ入りましょ」
「そうしよう」

 湯船に浸かると疲れが抜けて行くような気分だった。


 風呂から上がるとテレビをつけた、ニュース番組が始まる頃だ。

 暫く政治の話題が流れその後に今日の事件が大きく取り上げられた。

 島村組の江口と島村の話題はヤクザ同士の抗争扱いだった、江口の右手の傷は拳銃が動作不良で暴発したことになっている、そして二人共両手足が壊死して切断されること、気が狂って話も聞けない状態であること、特に島村は肋骨が殆ど折れていて手術も難しいらしい。命に別状はないが一生元に戻らないことが取り上げられ、コメンテーター達が揃ってプロの犯行に間違いがないと言っている。とりあえず人殺しにならずに済んだことに安堵しテレビを消した。

「あなたがプロに間違われてるわ、でもこれで捜査のターゲットになることはないわね」
「ああ」
「この街からヤクザが消えたわ、少しは治安も良くなるかもね」
「ああ」
「あなた、どうしたの? さっきから空返事ばかりよ」
「すまない、約束通り人殺しにならなかった事と出来るはずが無いと思っていた事件の完全解決が出来て安心感で放心状態になってたんだ」
「あなたにもそんな感情を抱くことがあるのね、少し安心したわ」
「達成感で胸がいっぱいだ」
「そうね、私も同じ気分よ。他に言うことはないの?」
「ああ、それだけだが不満があるのか?」
「事件のことじゃないわ」
「何だよ、はっきり言ってくれよ」
「はっきり言って欲しいのは私よ、もう知らない」
「参ったな、初めて怒らせて……あっわかった、怒らないでこっちを向いてくれ」
「一度だけのチャンスよ、はい向いたわ」

 心の準備が出来ていないが言うしか無い、何で忘れてたんだろう? だが今しかない。

「事件が全て解決した、だから俺と結婚してくれないか? 心から愛している」

 ムスッとしてた顔がみるみる笑顔になる。

「喜んでお受けします、こんな私ですが私も心から愛してます、幸せにしてください」

 深々と頭を下げる。顔をあげると涙を流していたが、飛びついてきて俺の顔を両手で挟み、キスをしてきた。

「ありがとう、あなたに出会わなければ一生独身を貫いてたかもしれないわ。私幸せよ」
「俺もお前じゃなければこんな事言わずにいたかもな、由香里に出会えて俺も幸せだ」
「最近事件のせいもあったけど、抱いてもくれないしキスすらしてくれなかったわ」
「それは許してくれよ、毎日命がけで戦ってきたんだ」
「わかってるわ、だから何も言わなかったのよ、私は毎晩ほっぺにチューしてたけどね」

 知ってたが言わなかった。

「これからいろいろ決めなくちゃ」
「プロポーズはしたんだ焦らなくてもいい、ゆっくり考えよう」
「それもそうね」
「さっきは怒らせてしまって悪かったな」
「本気で怒ってたわけじゃないわ、ちょっと大袈裟に言ってみただけよ」
「騙したな」
「ごめんなさい、怒らないで」
「怒っちゃいないさ」
「でもこれで堂々とあなたと結婚するって言えるわ、誰から報告しようかしら?」
「お前友達とかいないのか?」
「いないわ、男も女も私がお金を持ってるとわかるとみんなお金目当てに寄って来たわ、だから私はみんなと縁を切ったの、普通に接してくれたのは緋村と山本さんくらいよ」
「そうか、大変だったな」
「あなたは?」
「俺もいない、親友と呼べる奴は二人いたが二人共死んでしまった、一人は緋村だ」
「もう一人は?」
「村田って男でな、生まれつき心臓が弱かった、ペースメーカーを入れていたが機械の故障で死んだよ」
「そう、悲しいわね」
「この歳で新しく友達なんか出来そうにもないしな」
「じゃあ、式は二人だけで挙げましょ」
「いいのか?」
「ええ、その方が気楽でいいわ、どちらにせよお互い呼べる相手もいないことだし」
「そうだな、お前のやりたいようにすればいい、俺は結婚指輪だけ用意する」
「結婚指輪も要らないわ、この指輪を婚約兼結婚指輪にしましょ」
「ダイヤの指輪とか要らないのか?」
「ええ、元々貴金属に興味は無いの気に入ったのはこの指輪が初めてなの、だからこれで十分よ」
「そう言えば出会った時からネックレスも何も付けてなかったな」
「チャラチャラしたものは好きじゃないの」
「わかった、じゃあその代わりを何か探しておくよ、一応記念日だしな」
「わかった、あなたの好きにすればいいわ、シックで落ち着いた物にしてちょうだい」
「わかったよ」
「それと式はウエディングドレスを一度着てみたいわ、これは二人で決めましょ」
「わかった、他に要望はあるか?」
「ないわ、籍は何時入れるか決めてるの?」
「いや、俺は何時でも構わまい」
「じゃあ私が決めちゃっていいのね?早い方がいいわ」
「いいぞ、明日は社長交代の手続きがあるんだろ? そろそろ寝よう」
「そうね、話し込んでる間に日付が変わったわ、あなたも眠そうな顔をしているわ」
「二人も相手したからな」
「お疲れ様、じゃあ寝室に行きましょ」

 残った豆乳を一気に飲んで立ち上がり、ベッドへ潜り込んだ。すぐに睡魔が着て眠りに落ちていく。

 いつものアラームで二人共目を覚ます。大きく伸びをしてリビングに移る。昨夜のコップを流しに持っていき新しいコップに豆乳を注ぎテーブルに付いた。
「あなた、そういう事は私がするから言ってちょうだい」
「これくらい自分でやるさ」

 軽く食事を終わらすと、リビングに移る。
 コーヒーと豆乳がテーブルに置かれる。
 新聞に目を通す、島村組の記事も書かれていたがテレビの内容と殆ど一緒だった。新聞を閉じて、豆乳を飲む。

「今日は何時に出掛けるんだ?」
「九時にまず市役所に寄ってから事務所に連れて行って」
「じゃあ用意しておくよ」

 もう八時半だ、急いで着替えたが由香里の方が早かった。早速車に乗り込み市役所へ向かう、市役所に着くと由香里は窓口に行き。

「婚姻届を下さい」

 と言った、予想はついていた。

「おめでとうございます」

 と職員に紙を渡される。

「あなた印鑑は持ってる?」
「ああ持ってるぞ」
「じゃあ、もう書いて出しましょ」
「ここでか?」
「そうよ、ここでよ。それに今日は大安よ」
「俺は構わないが、急がなくてもいいんじゃないか?」
「焦ってるわけじゃないわ、今日の社長交代の手続きに必要なの」

 と言って由香里は記入をし始めた。まあいいだろうと思い俺も記入する、最後に判を押す。由香里が窓口に持っていき提出した。

「今この瞬間から私は姫野由香里ではなく荒木由香里よ」

 嬉しそうに微笑んでいる。

「たかが紙切れ一枚で名前が変わる、おかしな制度だ」
「紙切れ一枚だけど重要な事よ、土地の権利書だってそうでしょ? 書類一冊で大金が動くのよ」
「そうだったな、これで今からお前は俺の正式な嫁だ」
「そうよ、嬉しいわ。事務所に行きましょ」

 車で事務所に着くと山本と知らない顔の男が出迎えてくれた。

「お早うございます社長、もし不備があったらいけないので山野さんに同席をお願いしました」
「ちょうどいいわ、私も山野さんに聞きたいことがあったの、それと今朝婚姻届を出してきたわ今日から私は姫野じゃなく荒木よ」

 全員から拍手が挙がった。

「あなた、紹介してなかったわね。こちら顧問弁護士の山野さんよ」

 山野が名刺を出してくる、いかにも切れ者といった顔付きだ、するどい目付きもしているが、腰は低かった。

「とりあえず書類を書きましょ」

 山本から出された書類に由香里が署名捺印していく。三枚で終わった。

「山野さんに聞きたかったのは私名義の残りの土地の書類は結婚して姓が変わってもそのままでいいのかしら?」
「問題ないです、何かあれば私が処理しましょう」
「お願いね。山本さん今からあなたがここの社長よ、私は名前だけ会長として貸すわ」
「ありがとうございます」
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