【R18. 1/29完結】元同期の天才魔術師に″処女は抱かない″と言われたので処女を捨てたらキレられました。

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元同期の天才魔術師を我慢させたら、地獄の絶頂我慢からの仲直りらぶらぶえっちする話。

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ハイドの家に連れられてからは何日も軟禁されていたからか、当たり前の日々がなんだか新鮮に感じた。今夜は久しぶりに会うし、酒は飲ましたくないと言われたから控えるけどいつもの酒場でぎゃあぎゃあ話すのも悪くないなーと思う。
後輩の子と打ち解けられたのは初めてのことで、少し心が浮ついていた。

「お疲れ様、ベルちゃん」

石造りの古めかしい宿舎に似合わない豪奢な馬車が止まって、ハイドが降りてくる。
数日振りに見たハイドはどこか疲れている気がした。

「ハイドもお疲れ様、なんか元気ない?」
「…んー、ベルちゃん不足かも。癒してよ」
「茶化すならもう心配しない」

王宮魔術師を纏める魔術長なんだから、やっぱり苦労もあるんだろう。
協議会との話し合いや、魔力も回路も優秀な魔術師たちの取り纏め。貴族出の人たちも多いから政治的な揉め事なんかもあるんだろうか。
私の管轄ではないから実際の苦労は分からないし、ハイドも任されている身として役割へのプライドが高いから、苦労話を口になんて絶対しないんだろうけど。

「……大丈夫だよ。それより、久しぶりの生活は楽しかった?」

元気なさげに笑う顔に、少し胸を締め付けた。

「別に楽しいとかじゃないけど、遠征がない期間は期間で仕事があるしいつまでもサボれないしね。
 あ、そういえば腕のいい後輩がいてさぁ、前までは話したことなかったんだけど最近ちょっと懐いてくれてめっちゃ可愛いんだよね」


そんな話しをしているとハイドの訪問に気がついたのか、ザワザワと宿舎の方が騒がしくなる。
人が集まってくる気配を感じて、ベルは慌ててハイドの手を引いて馬車に乗り込もうとした。
その瞬間、

すとん、と。
突然、腰が抜けたように足から体勢が崩れ身体が倒れた。
『え?』と声を出す間もなく前に倒れそうになったのを、ハイドの手に腹を押され助けられる。そのまま彼の両腕に抱きしめられて何が起こっているのか分からないまま、衆人の環境だというのに彼の顔が近づいてきて唇が重なり、背後の宿舎の方から絶叫に近い悲鳴が聞こえた。
両手足に、ぴくりとも力が入らない。
身体を人形に挿げ替えられたようなこの感覚は、よく知ってる。
人間の身体を魔力操作するなんて芸当が出来るやつは、一人しかいないことも。


「楽しい平日を過ごせたみたいでよかったよ。
 俺には手紙もなーんにも寄越さないで」

シンと冷えた声。

「いいんだよ。別にベルちゃんが俺のこと放っておくのなんて今に始まったことじゃないし、予定を合わせんのもプレゼントあげるのもぜーんぶ俺だったからねぇ。今更こんなことで寂しいとか思わないからさ?」

力の入らない左手をハイドが持って、薬指を撫でる。

「ね、ベルちゃん。俺頑張ったからさぁ。
 ベルちゃんも頑張って、俺を″癒して″よ。」

重なった視線が絡み合ったまま、彼の青い瞳がぐるりと歪む感覚がして
反応する間もなく、ベルは意識を手放した。










——————





「~~~———ッ″‼︎⁉︎♡♡♡———♡♡、ぃ″♡、ぅ、———ッ″ッ″ッ″⁉︎‼︎♡♡♡♡♡♡♡」

呼吸が出来ないほどの過ぎた″愛情″というのを体感するのは、初めてだった。

ガタガタ揺れる馬車の中、椅子に腰掛けるハイドの上に座らされ衣服もそのままにスカートをたくしあげられその股に彼の手が埋まっていた。

手足は筋肉を切断されたみたいにぴくりとも動かないのに感覚がある腰はハイドの手から逃げようと無様に跳ね回る。
自分の意思を離れて勝手に腰が跳ね、逃げて、でも手足が動かないから逃げられるはずがなくて、まな板にのせられた魚みたいにビタビタと痙攣を繰り返す。
息も碌に吸えていないのに、喉はひゅーひゅーと音を鳴らすだけで、酸素不足で顔を真っ赤にして涙をぼたぼたと流している。
そんなベルの様子をハイドの青い目が見ていた。

(イけな″い″、の、つら″ぃ″のに、……‼︎‼︎)

本来なら、もう何度も絶頂してるはずの暴力じみた快楽。
なのに熱が身体の中心に溜まるように、絶頂する寸前の追い詰められ研ぎ澄まされた感覚のままなぜか絶頂出来ず、一向に解放されない熱が体内でぐるぐると渦巻いていた。
イきたい、もう、気持ちいいことされなくない、つらい、くるしい、はやく解放されたい。なんで、こんな、声、だしたらだめだ。だめなのに、イきたい。イきたいのに、イけない。しぬ、いっそ、ころしてほしい。
吐きそうなほど目が回って、チカチカと視界が点滅する。
頭に絶えずバチバチと火花が散って、どろどろに脳が溶けていく。
ハイドの魔力で″なにか″自分の身体を弄られていることは明白なのに。それを解術するすべなんてベルは持っていない。
馬車の外に誰がいるかなんて分からない。
今はただ、与えられるものから逃げることも反抗することも出来ず歯をガタガタ揺らしながら声を押し殺していた。

酸素不足で揺れる視界の中、こちらを見る青い瞳と目が合う。
——、なんで、こんな拷問うけてんだろ、私…。



(とでも、思ってんのかな。)

額に脂汗をじっとり滲ませて、苦しそうだね。
眉間に見たことないくらい皺を寄せてて、辛そうだね。
こめかみに青筋をたてて歯を食いしばって、なのにぼろぼろ大粒の涙を滝みたいにこぼして、ベルちゃんは忙しいね。

(忙しい、うん。
 忙しかったなら仕方ないよね。
 俺のこと忘れてても。
 だって忘れられる程のことだったんだから。)

毎日毎日協議会のクソジジイどもに呼び出されて、やれ高貴な血がどうだのやれ魔力量がどうだのと俺が選んだ女に文句を付けられては自分の息が掛かった女との見合い話を持ち出されるクソみてぇな毎日。
俺がベルと婚姻するって言ってんだから黙って頷けばいいものを、″魔力量の少ない魔術師との子を成すことは認めない″とか舐めたことほざきやがるし。
は?お前らに認められなくても俺はこいつの胎に俺の子孕ませますけど。
そういうお前らは戦闘で使えるほどの魔力はあんのかよ。魔術回路も発達してねーやつが魔力だけあったってなんにもなんねーから。クソジジイ。

と、言いたいのは我慢して、あくまでもにこやかにベルと婚姻するための条件の折り合いを話し合う。
俺だって侯爵家を継いだ者として、理性をもって話し合わないといけない。たとえ相手が猿以下の知能しかないクソジジイだとしてもだ。
″魔力量が足りない″、だから認められない。
戦闘経験もなければ魔術回路もちっせぇ娘と孫の魔力量だけが自慢のジジイ共から出た最終的な条件はコレだった。
魔力量は産まれた時から最大量が決まっている。
だからベルとの婚姻は何があっても同意されることはなくて、
代わりにベルより魔力だけはあるジジイの孫と婚姻しろと、
そういうわけだ?




てめぇの脳みそ俺の魔力で焼いてやろうか?
腐った金狸クソジジイ共がよ。










ねぇ、俺頑張ってんだよ。

ベルちゃんも頑張ったんだよね、討伐魔術隊として。

……でもさ?

俺ら夫婦になるわけじゃん

恋人でもあるわけじゃん?

週末に帰ってきたらいいとは確かに言ったよ?

でも、それまではじゃあ、俺の存在はお前の中から消えてんだ?

そんなに平気で、毎日楽しく過ごせんだ?




だから俺思ったんだよね。

じゃあベルが俺から離れても、離れられないようにしようって。
だからまず、俺が居ないと生きられない身体に、作り変えよっか♡








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