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第三章 真実への足取り
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こぽこぽこぽ、と湯が沸く音が部屋に響く。
ふわ、と鼻腔を掠めるのはどこか懐かしい気持ちを思い起こさせるかつお節のにおい。火にかけられた鍋の中で、パックから染み出た味がふわりと溶け出し、その中の色を濃くしていく。
瞳は鍋の様子を見ながら、ファスナー付きのビニル袋に入れて冷凍しておいた野菜を二つ、取り出した。ほどよい色味になったのを確かめると、パックを取り除き、冷凍野菜をその中へとチャポリ、落とす。
沸騰していた湯の中で、じわじわと凍った野菜が溶け出した。
音を消しているテレビが、そろそろ七時を告げようとしている。昨晩も寝るのが遅かったせいでいまだソファで寝たまま動かない人物を、流石にそろそろ起こした方がいいだろうかと、瞳が視線を鍋から横へと流した瞬間、もぞりとタオルケットの擦れる音が背後で響いた。
肩越しに見遣れば、団子のように丸まっていたタオルケットから僅かに黒い頭が垣間見える。
「あ、葛原くん。起きた?」
「んー、ぁー、んん……あー」
少し掠れた常よりも低めの声――呻き声とも形容できるものがタオルケットから零れたかと思った瞬間、ガバッ、とその中に埋もれていた人物が上体を起こした。瞳がぱちくりと睫毛を上下させながら見つめていると、勢いをつけて起き上がった彼と視線が交わる。
「ちょ、俺、寝て……ッ!?」
「あ、えと……、うん。あの、おは……ようゴザイマス?」
「……あ、はい。オハヨウゴザイマス……」
盛大に寝癖のついた髪を乱暴に掻きながら、葛原が視線を横へとずらしていく。へらり、と貼り付けられた笑みは、寝ぼけていたことの気まずさ故か。瞳は唇に三日月を刷きながら、クスと喉の奥で笑うと肩越しに彼へと寄越していた視線を再びキッチンへと向けた。
鍋の中では溶けてバラバラになった野菜が踊っており、火の通りも良さそうだ。そろそろ味噌を溶いてもいい頃合いだろう。
「あ、葛原くん。そろそろご飯出来ると思うから、先シャワー浴び、」
「ひゃー。すっげ、朝から味噌汁作んの!?」
突然、頭上から降ってきた声に、瞳の唇は言葉の終わりを紡ぐことなく、ヒュ、という息を吸い込む音でその動きを止めた。次の瞬間、ふわりと鼻腔に届くのは胃の腑を刺激する出汁のにおいではなく、スゥと清涼感が突き抜けるマリン。
記憶の中にあるものよりも、やや輪郭が丸くなっているのはきっと時間の経過によって香りがかなり飛んでしまっているからだろう。
「……っ!?」
瞳が、反射的にバッと振り返ると、いつの間にここまで近づいたのか、先ほどまでソファでタオルケットを被っていた同期が真後ろに立っていた。そして呑気に彼女の頭越しに鍋を覗き込み、平均よりもやや大きい双眸を殊更丸くしている。
「あー、そーいや昨日おかーさんとよく料理してたとか言ってたねー。早川さん、料理得意なん?」
「と、くい、というか……! ただ、作れるってだけで……」
「いや、それ得意っていうんだよ。朝から味噌汁作るとか、聞いたことないもん。俺」
瞳からすれば「作る」ことと「得意」なことは別問題だと思うのだが、まぁ確かに、一分一秒が大切な平日の朝、インスタントならばともかくとして味噌汁を作る人間というのはあまりいないのかもしれない。
「昔から、朝食に味噌汁があったから……バイオリズム的にも、朝味噌汁飲まないとなんか落ち着かなくて」
「ぶっは!! バ、バイオリズムって……ッ!」
「や、あれ? えと、あの……生活習慣? あってる??」
「いやいや、いいですよ。相変わらずその感性は、よろしいかと思いますよ」
「……う、ヤな感じ……」
「ぶはははははっ」
先ほどまでの眠そうな姿はどこへやら。やたらとテンション高く、天井へと面を上げ笑う葛原へと向ける瞳の双眸に、やや険が刻まれ始める。む、と口をへの字に曲げ見遣る彼女へと、葛原の視線が落ちてきて、重なり合った瞬間どちらからともなく「プ」と唇で笑いを弾けさせた。
「はー。でも味噌汁のいいにおい。落ち着くわー」
「まだ味噌、入れてないけど……」
「うるさいな。なんつーの? ダシ? のにおい?」
「あ、でしょう? これね、うちの食品部門で取り扱ってるメーカーさんのお出汁なの」
瞳は、パッと面に笑みを割かせると、調理台に置かれたままになっていたパウチ型の銀色の袋を軽く掲げる。そして、「じゃーん」とパッケージシールの貼られている前面を彼へと向けた。
「一部スーパーと、あとはネット通販メインのメーカーさんだから、一般的な知名度ってあんまないんだけど、ネットとかではおいしいって、結構評判いいの」
「でも……お高いんでしょう?」
「それがなんと! 弊社に勤務しておりますと、社割で低下の六掛けで購入出来たり……あと、商品部ならサンプル直接貰えたりするもするのです……ってやらせないでよ、もうっ!」
テレビショッピングじゃない! と突っ込むと、隣の葛原はなにがそんなに面白いのか、再び天井へと笑い声を響かせる。それを半眼で見つめていた瞳の頬も、いつしかふわりと柔らかな感情が滲んでいた。
こぽこぽと鍋の沸騰する音が木霊する中で、つけたままになっていたテレビ画面が、パ、とその映像を切り替え、真面目な顔をした壮年のアナウンサーが朝の挨拶と共に時刻を紡ぐ。
「あ、葛原くんっ! もう七時……先、シャワー浴びてきてっ」
「え、あー、……いいの?」
「いやだって、そのまま会社行くのとか嫌じゃない?」
季節的にもそこまで汗をかいてはいないだろうが、頭からコーヒーをぶっかけられた状態だ。男性は女性ほどその辺り神経質になるわけでもないと聞くが、いつも清潔にしてそうな葛原は少なくともそういう人種ではないだろう。
「ぶはっ、そらまぁ嫌だね」
笑いながらも「先にいーの?」と訊ねてくる葛原へと、唇の端を持ち上げ返事をする。昨夜――というよりも、数時間前といった表現の方が正しいが――着替えをしたので風呂場の位置はわかっているのか、そのまま「悪ぃね」と背中を向けた彼へと「タオルとか出してあるから」と声をかけると、ひらひらと手を振られた。
野菜が泳ぐ沸騰した鍋が、こぽこぽと音を立てる。
ふわ、と一瞬強く香ったマリンが遠ざかり、出汁のにおいが色濃く漂う。
そして、引き戸がパタリ、と閉じられ、完全に彼の姿が脱衣所に消えたのを見計らって、瞳は頬に浮かべていた笑みをハラリハラリと剥がした。
自他ともに共通認識であるらしい、彼の他者との距離の詰め方。
元よりスキンシップが多いチャラい男だということも知っていたし、それに他意があるわけでないというのは昨夜の話からも明確だ。
けれど。
(――――っっっくりしたぁぁあああ……っ!!)
流石にあれほどの至近距離で、背後から突然声をかけられると心臓がよくない弾み方をしてしまう。
(わかってる。わかってるのよ)
彼に、他意などないことは。
昔から男女問わず、友人が多かったと言っていた。
あの距離に、他意などないのだ。
(でも……でもっ!!)
瞳はシンクに指をかけながら、はーっと長いため息を零した。耳にかけていた癖のない髪が、だらりと化粧を落とした顔へと垂れてくる。
頬が熱い。
他意などないとわかっているが、それでもその後の会話も瞳にとってはヨロシクない。
(あんなのまるで……)
同棲しているカップル、もしくは新婚さんのようではないか。
(いや、違うのかもしれないけどっ! 私が本当の恋愛を知らないからそう思うだけかもしれないけどっ!!)
こぽこぽこぽ。
鍋の中で、野菜が泳ぐ。
ピピー、と炊飯が終わった合図を炊飯器が響かせる。
午前七時十分。
テレビでは世間を賑わせる事件について新たにわかったことなどを、アナウンサーが読み上げている。
普通の、朝。
ありふれた、冬に向かおうとする季節の朝だ。
けれど――。
引き戸一枚隔てた向こうで、水がタイルを叩く音がする。
こぽこぽこぽ。
未だ味噌の入れられていない鍋の中で、沸騰するその様が、自身の脳内状況に似ているな、と火照る頬へと手のひらを添えながら瞳はひとりごちた。
ふわ、と鼻腔を掠めるのはどこか懐かしい気持ちを思い起こさせるかつお節のにおい。火にかけられた鍋の中で、パックから染み出た味がふわりと溶け出し、その中の色を濃くしていく。
瞳は鍋の様子を見ながら、ファスナー付きのビニル袋に入れて冷凍しておいた野菜を二つ、取り出した。ほどよい色味になったのを確かめると、パックを取り除き、冷凍野菜をその中へとチャポリ、落とす。
沸騰していた湯の中で、じわじわと凍った野菜が溶け出した。
音を消しているテレビが、そろそろ七時を告げようとしている。昨晩も寝るのが遅かったせいでいまだソファで寝たまま動かない人物を、流石にそろそろ起こした方がいいだろうかと、瞳が視線を鍋から横へと流した瞬間、もぞりとタオルケットの擦れる音が背後で響いた。
肩越しに見遣れば、団子のように丸まっていたタオルケットから僅かに黒い頭が垣間見える。
「あ、葛原くん。起きた?」
「んー、ぁー、んん……あー」
少し掠れた常よりも低めの声――呻き声とも形容できるものがタオルケットから零れたかと思った瞬間、ガバッ、とその中に埋もれていた人物が上体を起こした。瞳がぱちくりと睫毛を上下させながら見つめていると、勢いをつけて起き上がった彼と視線が交わる。
「ちょ、俺、寝て……ッ!?」
「あ、えと……、うん。あの、おは……ようゴザイマス?」
「……あ、はい。オハヨウゴザイマス……」
盛大に寝癖のついた髪を乱暴に掻きながら、葛原が視線を横へとずらしていく。へらり、と貼り付けられた笑みは、寝ぼけていたことの気まずさ故か。瞳は唇に三日月を刷きながら、クスと喉の奥で笑うと肩越しに彼へと寄越していた視線を再びキッチンへと向けた。
鍋の中では溶けてバラバラになった野菜が踊っており、火の通りも良さそうだ。そろそろ味噌を溶いてもいい頃合いだろう。
「あ、葛原くん。そろそろご飯出来ると思うから、先シャワー浴び、」
「ひゃー。すっげ、朝から味噌汁作んの!?」
突然、頭上から降ってきた声に、瞳の唇は言葉の終わりを紡ぐことなく、ヒュ、という息を吸い込む音でその動きを止めた。次の瞬間、ふわりと鼻腔に届くのは胃の腑を刺激する出汁のにおいではなく、スゥと清涼感が突き抜けるマリン。
記憶の中にあるものよりも、やや輪郭が丸くなっているのはきっと時間の経過によって香りがかなり飛んでしまっているからだろう。
「……っ!?」
瞳が、反射的にバッと振り返ると、いつの間にここまで近づいたのか、先ほどまでソファでタオルケットを被っていた同期が真後ろに立っていた。そして呑気に彼女の頭越しに鍋を覗き込み、平均よりもやや大きい双眸を殊更丸くしている。
「あー、そーいや昨日おかーさんとよく料理してたとか言ってたねー。早川さん、料理得意なん?」
「と、くい、というか……! ただ、作れるってだけで……」
「いや、それ得意っていうんだよ。朝から味噌汁作るとか、聞いたことないもん。俺」
瞳からすれば「作る」ことと「得意」なことは別問題だと思うのだが、まぁ確かに、一分一秒が大切な平日の朝、インスタントならばともかくとして味噌汁を作る人間というのはあまりいないのかもしれない。
「昔から、朝食に味噌汁があったから……バイオリズム的にも、朝味噌汁飲まないとなんか落ち着かなくて」
「ぶっは!! バ、バイオリズムって……ッ!」
「や、あれ? えと、あの……生活習慣? あってる??」
「いやいや、いいですよ。相変わらずその感性は、よろしいかと思いますよ」
「……う、ヤな感じ……」
「ぶはははははっ」
先ほどまでの眠そうな姿はどこへやら。やたらとテンション高く、天井へと面を上げ笑う葛原へと向ける瞳の双眸に、やや険が刻まれ始める。む、と口をへの字に曲げ見遣る彼女へと、葛原の視線が落ちてきて、重なり合った瞬間どちらからともなく「プ」と唇で笑いを弾けさせた。
「はー。でも味噌汁のいいにおい。落ち着くわー」
「まだ味噌、入れてないけど……」
「うるさいな。なんつーの? ダシ? のにおい?」
「あ、でしょう? これね、うちの食品部門で取り扱ってるメーカーさんのお出汁なの」
瞳は、パッと面に笑みを割かせると、調理台に置かれたままになっていたパウチ型の銀色の袋を軽く掲げる。そして、「じゃーん」とパッケージシールの貼られている前面を彼へと向けた。
「一部スーパーと、あとはネット通販メインのメーカーさんだから、一般的な知名度ってあんまないんだけど、ネットとかではおいしいって、結構評判いいの」
「でも……お高いんでしょう?」
「それがなんと! 弊社に勤務しておりますと、社割で低下の六掛けで購入出来たり……あと、商品部ならサンプル直接貰えたりするもするのです……ってやらせないでよ、もうっ!」
テレビショッピングじゃない! と突っ込むと、隣の葛原はなにがそんなに面白いのか、再び天井へと笑い声を響かせる。それを半眼で見つめていた瞳の頬も、いつしかふわりと柔らかな感情が滲んでいた。
こぽこぽと鍋の沸騰する音が木霊する中で、つけたままになっていたテレビ画面が、パ、とその映像を切り替え、真面目な顔をした壮年のアナウンサーが朝の挨拶と共に時刻を紡ぐ。
「あ、葛原くんっ! もう七時……先、シャワー浴びてきてっ」
「え、あー、……いいの?」
「いやだって、そのまま会社行くのとか嫌じゃない?」
季節的にもそこまで汗をかいてはいないだろうが、頭からコーヒーをぶっかけられた状態だ。男性は女性ほどその辺り神経質になるわけでもないと聞くが、いつも清潔にしてそうな葛原は少なくともそういう人種ではないだろう。
「ぶはっ、そらまぁ嫌だね」
笑いながらも「先にいーの?」と訊ねてくる葛原へと、唇の端を持ち上げ返事をする。昨夜――というよりも、数時間前といった表現の方が正しいが――着替えをしたので風呂場の位置はわかっているのか、そのまま「悪ぃね」と背中を向けた彼へと「タオルとか出してあるから」と声をかけると、ひらひらと手を振られた。
野菜が泳ぐ沸騰した鍋が、こぽこぽと音を立てる。
ふわ、と一瞬強く香ったマリンが遠ざかり、出汁のにおいが色濃く漂う。
そして、引き戸がパタリ、と閉じられ、完全に彼の姿が脱衣所に消えたのを見計らって、瞳は頬に浮かべていた笑みをハラリハラリと剥がした。
自他ともに共通認識であるらしい、彼の他者との距離の詰め方。
元よりスキンシップが多いチャラい男だということも知っていたし、それに他意があるわけでないというのは昨夜の話からも明確だ。
けれど。
(――――っっっくりしたぁぁあああ……っ!!)
流石にあれほどの至近距離で、背後から突然声をかけられると心臓がよくない弾み方をしてしまう。
(わかってる。わかってるのよ)
彼に、他意などないことは。
昔から男女問わず、友人が多かったと言っていた。
あの距離に、他意などないのだ。
(でも……でもっ!!)
瞳はシンクに指をかけながら、はーっと長いため息を零した。耳にかけていた癖のない髪が、だらりと化粧を落とした顔へと垂れてくる。
頬が熱い。
他意などないとわかっているが、それでもその後の会話も瞳にとってはヨロシクない。
(あんなのまるで……)
同棲しているカップル、もしくは新婚さんのようではないか。
(いや、違うのかもしれないけどっ! 私が本当の恋愛を知らないからそう思うだけかもしれないけどっ!!)
こぽこぽこぽ。
鍋の中で、野菜が泳ぐ。
ピピー、と炊飯が終わった合図を炊飯器が響かせる。
午前七時十分。
テレビでは世間を賑わせる事件について新たにわかったことなどを、アナウンサーが読み上げている。
普通の、朝。
ありふれた、冬に向かおうとする季節の朝だ。
けれど――。
引き戸一枚隔てた向こうで、水がタイルを叩く音がする。
こぽこぽこぽ。
未だ味噌の入れられていない鍋の中で、沸騰するその様が、自身の脳内状況に似ているな、と火照る頬へと手のひらを添えながら瞳はひとりごちた。
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