人形の家

あーたん

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第四章

凌也と咲

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凌也「違うんだ。違うんだよ…。」

涼香「え、どうしたの…?」

凌也「咲は、俺の事好きなんじゃないよ!!」

涼香「どういうこと??」

凌也「ごめん!今まで言わなくて…!勘違いさせて…!!」

「咲、誰かにストーカーされてたんだよ!!
そして俺と咲が抱き合った日……咲はレイプされたんだ……」


涼香「えっ」

凌也は話始めた。

✄----------------------------‐------✄‬

【凌也と咲のLINE】

咲「涼香と付き合い始めたんだね!おめでとう!」

凌也「ありがとう!!涼香ちょっと嫉妬深いとこあるから、あんまり絡めなくなるかもな!」

咲「そりゃそうだよ!大丈夫!」

凌也「でも、なんかあったら言えよ??」

咲「ありがとう」

凌也「ん?なんかあんまり元気ない?」

咲「そんなことないよ?」

凌也「ちょっ、今通話平気?」

咲「え?涼香大丈夫なの?」

凌也「一緒にいないから平気!」

咲「わかった、今大丈夫だよ。」


【咲と凌也の通話】

凌也「おう!久しぶりー!」
咲「久しぶり!」
凌也「やっぱ、元気ねぇじゃん」
咲「いや、あんまり心配かけたくなかったんだけどね!」
凌也「どうしたー?」
咲「あのね…誰かにストーカーされてるっぽくて…」
凌也「誰によ?」
咲「わかんない。でも大丈夫よ!なんかあったら警察呼ぶから!w」

凌也「ならいいんだけど。なんかあったらすぐ言えよ~?」
咲「わかってるって!w」



しばらくたったある日

【咲  不在着信】

(ん?咲から着信??)

凌也「咲??咲??どしたー??おーい??」

咲「凌也…ごめんね…」

凌也「おい!!泣いてるのか??どこにいんだよ!!」

咲「いつものとこ…」

凌也「わかった!!すぐいく!!」

(咲はいつも嫌なことがあるとあそこの公園だな…)

凌也は急いで向かった。

着くと咲はベンチに座っていた。

凌也「どうした??」

咲は黙り込んでいる。

少し破れてる制服に気づき凌也は言った。

「……ヤられたのか?」

静かに頷く咲。

凌也「誰にだよ!!」
咲「ストーカー…」
凌也「誰かわかったのか?」
「警察には言ったのか??」

咲は黙っていた。

(言えないのか…誰なんだ…警察にも言えないなんて……)


咲「もう汚いね…」
「こんなの知られたらみんなに嫌われるね…」

凌也「そんなことないよ!」

「てか、つけられてないのか?今は」

咲「わかんない…」

凌也は周りを見渡すと、電柱のとこに影が見えた。

(いるな…)

凌也「咲に男がいれば、諦めるんじゃないかそいつ?」

咲「そうかなあ…」

どうしたらいいかなんて分からない凌也はこれしか浮かばなかった。


凌也「俺が彼氏のフリをする今から。」

咲「???だめだよ!!涼香がいるじゃん!!」

凌也「涼香には説明する!!」

咲「だめだよ!!私の…今日のことも…」

影が動いたのに気づいた凌也はとっさに
咲を抱きしめた。

咲「ねぇ、だめだって……涼香に悪いよ…」

凌也は離さなかった。

凌也「ごめん…俺には…これぐらいしか…」

咲「ありがとう…でも、今日の事は誰にも言わないで?涼香には…私から説明する」

そう言って咲は凌也の背中にそっと手を置いた。

影が無くなったのに気づき、2人は離れた。

咲「本当に本当にごめん……涼香にも……こんなに悪いことを……。」

凌也「咲は悪くない。今のは俺が勝手にしたし。」

凌也は咲が泣き止むのをそっと待っていた。

凌也「落ち着いたか?」
咲「うん。ありがとう。」
凌也「送ってくわ。」

凌也は、咲を家まで送った。

✄-------------------‐-----------‐------✄‬


凌也「だから…咲は悪くないんだ…」

涼香「そんなことが…」

凌也「俺が…俺が全部悪いんだよ…」
「冷静に考えれば…あんな事しなくたって…」


渚が言った。

「だから咲さんは自分のことも、凌也のことも、そして、涼香のことも守ろうとして、悪い女を演じたんだね。」


その瞬間、涼香は泣き崩れた。

「咲…咲…ごめんね……」と言いながら。

直美も「気づいてあげてれば……」

といい、泣き崩れた。


渚が言った。

「まぁ1番悪いのは、そのストーカーレイプ犯だよね。」


続けて凌也が言った。

「なぁ!!そうだよ!!誰なんだそいつは!!」


涼香「で…でも……消えた咲は…?」

直美「あと、うちらは嫌がらせなんてしてないよ?メモなんて書いてない…」


するとまた渚のLINEが「ピンポーン」と鳴る。



メモを見せる渚。

「さっき私が言った考えだと、どう考えても直美と涼香がやったようにしか見えないよね?」

「つい先日まで分からなかったんだけどね。」

「これが私に来たメモ。
こっちが、咲さんに来たメモ。
字体が全く一緒なの。」

「これで、同一人物から来たっていうのが
わかったんだけどね。」

「でもコレ見て?」

寄せ書きに指を指す渚。

「この中にこの字体の人はいない。
これでわかったんだよ。」


「ねっ?先生?」

と、1枚の紙を出す渚。

そこには
「塩野渚の卒業までの給食費を全額払うことを誓います。荻野達也」

と書いてあった。


渚「特徴あるよね~この字」


担任「塩野!これはどういうことだ!!
言いがかりは辞めなさい!!」


と、立ち上がった担任。
すると1人の男が入ってきた。

「まぁまぁ落ち着きましょう。」

その男は担任の隣に来て担任を座らせた。



ざわつくクラス。

渚「本当の話をしようか。」

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