rosey-rosey

沙華やや子

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rosey-rosey ♡第9話 2度目のレイプに決意♡

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 HAMAMIの近くにちょうど、小さいけれど患者が後を絶たないクリニックがある。評判が良いのかも知れない。
 事は急展開でドンドンと進んで行った。

 朝がきた。今日は水面の出勤日だ。梨々はクリニックへ電話を入れさっそく初診にかかることとなった。水面が車で連れて行ってくれる。

「大丈夫? つかまって、梨々」梨々の蟹股歩きは少しだけましになっているが、まだ前のようには歩けない。

 予約時刻は10時。水面の出勤時刻は今日は9時。梨々は早めにクリニックへ行き待つことにした。
 8時半に病院に到着した。
「ゆっくり行こうね」
「はい」水面とゆっくり歩き院内へ入って行った。クリニックの受付がちょうど始まる時刻だった。

「梨々、通院が終わったらオレ、店長に言って店抜けるから」
「お店大丈夫なの?」
「お店より梨々の無事のほうが大事さ」
 そのあと水面は梨々をHAMMIに連れて行き、梨々は水面が仕事を上がる15時までHAMAMIに居る、ということにした。クリニックからHAMAMIまでは歩いて10分だ。

 院内はとても混んでいる。部屋は2つありドクターは2名いるようだが。待合は満席だ。
 およそ1時間半経った。ようやく予約時刻の10時だ。しかし梨々の名前が呼ばれない。受付へ転ばないようにゆっくりと歩いて行った。
「あのぉ……」
「あ、はい。初診の神無月さんですね」
「はい。もしかして、わたし、もう呼ばれましたかね?」
「いえいえ、申し訳有りません。今日はいつも以上に混んでてね、1時間遅れです」
(え! どうしよう、凄くのどが渇いた)

 梨々は2軒先のコンビニエンスストアーへドリンクを買いに行こうと決めた。商店街の中だし、万が一の事があれば叫ぶわ。意を決した梨々。

「すみません、飲み物を買ってきます」
「あ、はい。分かりました、お気を付けてね」
「はい」

 梨々はコンビニを出て、すぐに砂漠のように乾いたのどをスポーツ飲料で潤した。ペットボトルのふたを閉めバッグにしまう丁度その瞬間、後ろから耳元に男が囁きヒヤッとした。

「おい、大人しくしろ。声を上げたら殺すぞ」背中の下のほうに硬い何かの物体を突きつけられている。
「普通に振る舞え」男の声がそう指示する。

(この間の男の一人だわきっと。殺されたくない!)梨々は従った。
 そうして男の指示通り歩き、見覚えのある車に乗り込んだ。
 そう、前に誘拐された車と同じ乗用車だ。

「車に乗っても黙ってろよ、ねぇちゃん」
 顔を見ると例のガタイのいい男だ! 死ぬ訳にはいかない。自分には守るべき竜郁がいる。愛する水面がいる。梨々は脅えながら、不安と悔しさを噛み殺し彼らに従い黙っている。

 前といっしょだ。運転席には少し若い男。助手席にもガタイのいい男と同じ年頃の男。

「喘ぐのは好きにやって良いぜ」
 後部座席で男は「イッヒッヒ」と汚らわしい笑いを上げ太ももをさすり始めた。
 そしてお尻の下に無理に手を入れた。
「おぉ! やわらかいケツ、やっぱこの女ヤリ甲斐があるなーギャハハ! へっへっへ」
 その男は自分のモノを露出に梨々に見せつけた。
「ほら! ねぇちゃん、目ェ背けないで! 見るんだよ! オレのッ、凄いだろー。これがまた欲しいんだろ? わかってるぜ……へっへっへ」

 男のモノは反り上がっている。吐きそうだ、梨々は。
 男はグイッと梨々の全身を倒した。
「痛い!」
「おや? 言うこときけねぇねぇちゃんだな。喘ぎ声以外はしゃべるなと言ったろ。お仕置きだ!」

 男は梨々の首を掴み、自分の股に押し付けさせた。
「咥えろよ!」
 梨々は泣きながらこのケダモノのモノをしゃぶった。
(体中が、痛い!)激痛に耐えている。この男、切れ味の良さそうな刃物を梨々に突き付けているのだ。

「良いな~、アニキ! 俺もそのねぇちゃんとしっぽり濡れたいぜ」
 運転席の男が言う。
「おい、次は俺が先だぜ!? アツシ、お前は一番後だ。ねぇちゃん、俺たちにまた回されたくてウズウズしてたんだろ?」

 酷い! 醜く残酷なことをする男達だ。でも命を握られ抵抗出来ない。

 そこで梨々の携帯が鳴った。クリニックからだ。
「もしもし、神無月さん? 大丈夫ですか? 今どちら? 診察の順番ですよ」
 リーダー格の男が素早く「適当にごまかせ」と小声で梨々に言う……。
「あの、あたし具合が悪くなっちゃって帰宅しました。すみません。予約は再度取り直します」
「そうですか。お大事にね」受付の女性は電話を切った。

 前と同じ畑の中の殺風景な場所にある二階建ての建物へ連れて行かれた。すでに昼下がりだ。

「ねぇちゃん、降りるぜ!」心身がボロボロの梨々は足を引きずり、車を降りた。
「辛そうだなねぇちゃん、俺たちが介抱してやるぜ? えっへっへ」
 助手席にいた男とリーダーが両サイドにぴったりくっついてきた。
 歩きながら梨々は胸を揉みしだかれた。
 時々耳元に興奮した臭い息を吹きかけられ、ベチャベチャと首筋を舐められた。(気持ち悪い! 嫌ッ!!)
 前と違い今日は1階に布団が敷かれている。

 男がワサワサッ! と三人一気に、布団に横たわされた梨々に貪りついて来た。
 男達は嬉しそうに嫌がる梨々の服を脱がせ、裸をスマホカメラで撮っている。
「今晩からのおかずだぜ!」
「おい! ネェちゃん、また警察に言ったら、この写真世界中に拡散するぜ?  そうされたいか?」
 眉間にしわを寄せ首を横に振る梨々。涙が止まらない。

「さぁ、じゃあ俺からだ!」
 リーダー格の男が梨々をレイプし始めた。
(嫌だ! 体は激痛、怒りと恐怖で一杯なのに、アソコから体液が出てしまう、感じてしまう)
 梨々は甚だしい罪悪感に襲われている。
「アァン! アン! アッアッ! アッアア、ア! ア! アア……」よがり声まで漏れ出てしまう。

「うぉおお! 最高だぜ!」リーダー格の男はすぐに果てたがまた硬くなり、梨々を離さない。

 その間中、他の男2人は犯される梨々を見ながら自慰をしたり、よがり声を上げる梨々の口に硬くなった男のモノを突っ込んだりした。

(水面……助けて! お願い! どうか助けに来て!)梨々の祈りが届かない。
 梨々は男達に代わる代わる回されレイプされた。悲しみと体の痛みで気が遠くなりそうだ。

 梨々の携帯は先程、男の手により電源を切られている。

「クックック! いい女を抱けて金がもらえるなんて、最高だよな! アッハハハ!」
(また真希さんだわ……)ボンヤリとしながら梨々はそう思った。

 夕方になるまで4時間以上に渡りレイプは続いた。

「いいか、ねぇちゃん、誰かに言ったら同じ目に遭うぜ? 今日がその通りになっただろ? ま、またされたきゃいつでも来てやるぜ。へっへっへ。カンじたんだろ? ん?」
 屈辱と惨めさと、恐怖、虚しさが梨々を襲う。

 梨々は前よりも家から離れた人通りの殆どない所に降ろされた。まるで空き缶でもポイ捨てするかのように、降ろされた。

 携帯を慌てて出し電源を入れると、水面から何十回も着信履歴があった。水面にその場で急いで電話する梨々。時刻は18時を回っている。

「梨々! 梨々? 大丈夫かっ!」
 梨々は痛いし、とにかく帰りたい。家まで歩いて15分の場所に居ることを水面に伝えた。電話を切ったあと、梨々はその場にうずくまり呆然としていた。

 5分するかしないかで車が目の前に停まった。水面だ。
 水面は車を飛び降り、駆け寄る。
「梨々! 梨々!」

 明らかに体が傷ついていることが見て取れる。自慢の美しい髪の毛も乱れている。そっと包み込むように梨々を抱き上げる水面。
 梨々は口をきかない。くうをぼんやりと見るような瞳。

「梨々? 梨々……? オレだよ? わかる? 水面だよ?」
 ……コクリと梨々は頷き、水面に寄り添った。頬を涙がツーッと伝った。

「お家に帰ろうね。梨々。夜風で風邪をひいちゃいけない。お話、ちゃんと聴くからね!」
 水面は今にも泣き出しそうだがこらえている。

 帰宅したふたり。ゆっくり、ゆっくりと水面に支えられつつ梨々はリビングのソファまで辿り着いた。

 そして、梨々は話した……。

「水面……あたし、また奴らに犯されました!」

「……なんてことだっ! 梨々! オレがふがいないばっかりに! おまえをこんな目に遭わせてしまって……! すまない、すまない!」
 水面がこんなに泣いたところを梨々は初めて見た。この間の事件野時よりも激しく嗚咽している。
 辛い。胸が、苦しいっ! 梨々は過酷な痛みゆえ、何かが鈍磨して行く中で代わりに水面がこんなにも泣いてくれている、と思った。

「水面……おそらく警察は当てにならないわ」
「ああ、そうだ。サラ金で弁護士費用を借りるかな……」
「そんな! 利息で大変な事になるわ! サラ金だなんて」
「梨々、梨々……」水面がこれまでになく項垂れている。

 梨々は悲しむ水面を見て思った。(負けてたまるか!)
「水面、あたし、怖いけれど怒りのほうが今勝ってるわ! あたし、負けない」

 梨々は泣いている水面の髪の毛を撫でた。いつも彼がそうしてくれるように、今は自分が。

 梨々はその夜、水面には告げずある決心をした。
 ……それは、出版社に告発を仕向けるよう、洗いざらい事件の全てを出版会社に話す、という企みだ。
 こんなことはしたことがない。自分でもどうなるか全く想像もつかない。でも黙っていては真希たちの思うつぼだ。これ以上屈辱的な目に遭わされるなんてまっぴらごめんだ。

 朝がきた……。身体中の痛みの辛さは相変わらずだ。

「いってらっしゃい水面。愛してるよ」
 くちづけを交わすふたり。
「行ってくるよ、梨々。戸締まりをしっかりしてね、待っていてね」
「はい」

 しかし梨々は一人でタクシーに乗り出掛けた。警察が紹介したところではなく、いちばん最初に言った産婦人科へ受診に行ったのだ。
 そうして、再度レイプされたことを正直に話し加害者の体液の採取を願い出た。病院は承諾した。

 帰宅した梨々はパソコンで調べ『出版社このみ』へ……緊張しつつ電話を掛けた。

「はい、出版社このみです」
「あ……あの、信じて戴きたいです! わたしはレイプを受け、警察へ行ったのに、警察は、どうやら大会社の社長から丸め込まれたらしく、まともに捜査をしてくれません!」
「ちょ、ちょっと待って下さいませ。担当者に代わります」

「はい、もしもし。私は記者の松永まつながと言いますが……すみません、申しますよ? レイプ、の被害者の方ですか?」
「はい」
「先ほど電話に出た者から引き継ぎましたが……警察がどこからかお金をもらっているとお考えなのですか?」
「大手シューズ会社マルネオです!」
「え!?」記者の松永という男は、ネタになるっ! と思ったのかまさか! と感じたのかどうだか知らないが、かなり大きな声を出した。
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