18 / 72
第1章:漂流の始まり――宮廷という伏魔殿
第18話:妃と俗世間と銀縁老眼鏡
しおりを挟む
例の“スープ事件”が明るみに出た翌日。
女官長を含め、私付きの女官は見事に総入れ替えとなった。
猛獣たちがいなくなり、清々したのも束の間。
「明日から、護衛騎士が24時間体制でヘレナを警護することになる」
「……え?」
殿下のその一言に、私はフォークを刺そうとしたベーコンを勢いよく弾き飛ばした。
お皿の外へ、ポーンと。
床に転がったベーコンを、いつの間にか現れた銀縁眼鏡が顔を近づけてまじまじと見てから拾い上げた。
……どうして毎回、こんなにお肉が硬いの!?
「警護? 監視の間違いじゃなくて?」
「皇太子妃は常時警護されて然るべき身分なのだが、手違いで――」
と語る殿下の発言も気になるけれど、目下の問題は目の前のお肉だ。
「手違い。……便利な! 言葉! ですわねっ!」
……あー、ダメ。ナイフの刃が欠けそう。
私がお腹を壊したから万全を期しているのだろうけど、これなんて、もはや炭化寸前!
護衛については、前の女官長の策略でわざと配置されていなかったに違いない。
「別にいいのに。人件費の節約になるし」
「慣例だからな」
朝食が終わると、先ほどの銀縁眼鏡が3人の若者を紹介してくれた。
「本日より妃様の警護を担当いたします、ジャン、ジャック、ジョンの3名です」
ジャン。ジャック。ジョン。……なんて、覚えやすいの!
「エレナよ。今日からよろしくね!」
握手しようと手を差し出した私を、銀縁眼鏡が探るような視線で射抜いてくる。
……いったい、なんなの。
血痕をスケッチする公証人。
寝グセの一本まで描く宮廷画家。
そして、今度はこの銀縁眼鏡!
警護なんて言いながら、元敵国から来た花嫁が何かやらかさないように見張りたいだけでしょう?
”礼節”を国家理念に掲げておきながら、やってることは“のぞき見”じゃない。
そう不貞腐れていたけれど――
私の放つ田舎娘の空気がそうさせたのか、3人とはすぐに打ち解けた。
しかもこの3人、みんな平民出身の騎士で、貴族社会の裏話から市井の流行語まで、なんでも知ってる。
皇太子妃教育じゃ絶対に教えてくれないようなことを、彼らは惜しみなく教えてくれるのだ。
殿下には内緒だけれど、私は敬意を込めて彼らのことを「俗世間の師」と呼び、慕っている。
昨日なんて、陽気なジャンが右手を伸ばしながら、こんなことを教えてくれた。
「今、庶民の間で“帝国の女はね――”って言い出すのが流行ってるんですよ!」
「えっ、なにそれ!?」
「で、豪快に林檎をシャリっとかじるんです。“健全な肉体は健康な歯に宿る”ってやつで、花嫁選びの合言葉になってるんですよ!」
「そ、それって私の真似!?」
真面目なジャックが眉をひそめ、声を潜める。
「――エレナ様、宮廷の中に間者が……どこのどいつだ」
頭の回転の速いジョンが、間髪入れず計算を始める。
「……そうか。では出演料をいただかねばな。エレナ様、500マルクルほどでいかがでしょう?」
指を折りながら真顔で続ける。
「あぁそうだ、田舎の幼馴染が林檎農家でしてね。思わぬ林檎フィーバーに嬉しい悲鳴をあげていますよ。……農夫からも“使用料”を取れるかな?」
「ちょっと! どうして商売の話になってるのよ!」
「ははっ、ジョンは商魂たくましいなぁ!」
「いや、ジャン殿にジョン殿、笑いごとでは……!」
ジャックが顔を青くしている。
まあ、いっか。
結婚パレードもなかったし、帝国の経済が潤うのに一役買えたのなら、それでいいわ。
そんなある日、銀縁眼鏡がわざわざ私室まで訪ねてきた。
実は彼、帝国官僚のトップオブザトップの事務次官様らしい。
なんでも、護衛騎士の件について“ご説明”があるのだとか。
「妃様の護衛には、貴族出身の騎士をあてがうのが慣例ですが……妃様に難しいお話はご理解いただけまいと思いまして、あえて平民の騎士を選ばせていただきました」
また出た、“慣例”。
殿下といい、儀礼官といい。――帝国の偉い人って、こればっか。
“あえて”だなんて、わどとらしい。
当てつけの匂いしかしないじゃない。
「まぁ! それは素敵なご配慮ね!」
「……え」
「事務次官様なんて、書類としか話さない方だとばかり思っていたわ。嫌な偏見よね、ごめんなさい」
「はぁ」
「ジャンたちは気さくだし、すごく物知りなのよ? 昨日なんて、ジャックが“皇太子妃付きの毒見役が、長年毒を摂取しすぎて、もはや毒に気づけない体になってる”って教えてくれたの!」」
事務次官の顔が、みるみる青ざめていく。
「いや、それは……」
「それを聞いて、すっごく納得しちゃったのよね。スープ事件のとき、毒見済みだったのにお腹を壊したから。変だなって思ってたの!」
「……そ、そうですか。3人をお気に召していただけたなら、何よりです」
「ええ、とっても! 事務次官って、見る目があるのね! ジャン達を選んでくれてありがとう!」
「……恐縮です」
彼の口元が、引きつった笑みに変わったのを見て、多少気が晴れる。
帝国官僚が肌身離さず持ち歩くという、『帝国官僚規範集』。
そこに新しく“動揺”って項目を書き足してやった気分。
その後、事務次官は眼鏡を指で押し上げながら、何とも言えない顔で退室していった。
彼の背中を目を追いながら、ジャックが心配顔で耳打ちしてきた。
「エレナ様、あれは皮肉だったのでは……」
ジャンが、肩を揺らして笑う。
「そうですよ! まさかの“褒め殺し”で返ってきたせいで、眼鏡が半分ずり落ちてましたって!」
「まっさかぁ! 私が近い将来、ちょっと身分が変わるって分かってて、広い世界を見せてくれようとしてるのよ、きっと!」
「ええぇ!?」
あっ、いっけない! うっかり口がすべっちゃった。
「っていうか、ほら。皇太子妃も、永久就職じゃないから。ね? ね?」
ジャンが、ぽんっと手を打った。
「たしかに! 皇太子殿下が皇帝になれば、エレナ様も皇妃になりますもんねぇ! 今のうちに庶民の暮らしぶりを学んでおくのは理にかなってるってもんです!」
いや、違うんだけど。
でも、離縁前提の身っていのは内緒だし。
――今は笑えてる。けど、2年後は……どうだろう。
ジャックは首を傾げながら、理解に苦しむという顔をしている。
「そういう解釈も、あり得るのでしょうが……」
ジョンに至っては真顔でつぶやいている。
「さすが事務次官殿。先を見据えておられる……投資の一環というわけか。……いつかあの方の元で学びたいものだ」
「そぉーなのよ! あの銀縁の眼鏡はね~、ただの眼鏡じゃないわね。“先見の明”が宿ってるに違いないわ。侮るなかれ、よ。知らんけど!」
最後に「知らんけど」ってつけると、何でもオッケーになるって、ジャンが教えてくれたのよね。
責任回避の常套句。
ちょっと品はないけれど、早速使えるんだもん。
やっぱりよかったわ、護衛がこの3人で!
どや顔をしている私をよそに、ジャンたちの表情がさっきまでと打って変わって堅い。
ん? どうしたの?
いつもなら笑ってくれるのに。
違和感を抱いたその瞬間、空気が凍りついた。
「――あれは老眼鏡だ」
「ひぃっ、殿下!? いつから、ここに!?」
「ヘレナ、来客だ。――それから、事務次官が“眼鏡を買い替えようかな”とぼやいていたぞ」
「えっ……えええええ!?」
女官長を含め、私付きの女官は見事に総入れ替えとなった。
猛獣たちがいなくなり、清々したのも束の間。
「明日から、護衛騎士が24時間体制でヘレナを警護することになる」
「……え?」
殿下のその一言に、私はフォークを刺そうとしたベーコンを勢いよく弾き飛ばした。
お皿の外へ、ポーンと。
床に転がったベーコンを、いつの間にか現れた銀縁眼鏡が顔を近づけてまじまじと見てから拾い上げた。
……どうして毎回、こんなにお肉が硬いの!?
「警護? 監視の間違いじゃなくて?」
「皇太子妃は常時警護されて然るべき身分なのだが、手違いで――」
と語る殿下の発言も気になるけれど、目下の問題は目の前のお肉だ。
「手違い。……便利な! 言葉! ですわねっ!」
……あー、ダメ。ナイフの刃が欠けそう。
私がお腹を壊したから万全を期しているのだろうけど、これなんて、もはや炭化寸前!
護衛については、前の女官長の策略でわざと配置されていなかったに違いない。
「別にいいのに。人件費の節約になるし」
「慣例だからな」
朝食が終わると、先ほどの銀縁眼鏡が3人の若者を紹介してくれた。
「本日より妃様の警護を担当いたします、ジャン、ジャック、ジョンの3名です」
ジャン。ジャック。ジョン。……なんて、覚えやすいの!
「エレナよ。今日からよろしくね!」
握手しようと手を差し出した私を、銀縁眼鏡が探るような視線で射抜いてくる。
……いったい、なんなの。
血痕をスケッチする公証人。
寝グセの一本まで描く宮廷画家。
そして、今度はこの銀縁眼鏡!
警護なんて言いながら、元敵国から来た花嫁が何かやらかさないように見張りたいだけでしょう?
”礼節”を国家理念に掲げておきながら、やってることは“のぞき見”じゃない。
そう不貞腐れていたけれど――
私の放つ田舎娘の空気がそうさせたのか、3人とはすぐに打ち解けた。
しかもこの3人、みんな平民出身の騎士で、貴族社会の裏話から市井の流行語まで、なんでも知ってる。
皇太子妃教育じゃ絶対に教えてくれないようなことを、彼らは惜しみなく教えてくれるのだ。
殿下には内緒だけれど、私は敬意を込めて彼らのことを「俗世間の師」と呼び、慕っている。
昨日なんて、陽気なジャンが右手を伸ばしながら、こんなことを教えてくれた。
「今、庶民の間で“帝国の女はね――”って言い出すのが流行ってるんですよ!」
「えっ、なにそれ!?」
「で、豪快に林檎をシャリっとかじるんです。“健全な肉体は健康な歯に宿る”ってやつで、花嫁選びの合言葉になってるんですよ!」
「そ、それって私の真似!?」
真面目なジャックが眉をひそめ、声を潜める。
「――エレナ様、宮廷の中に間者が……どこのどいつだ」
頭の回転の速いジョンが、間髪入れず計算を始める。
「……そうか。では出演料をいただかねばな。エレナ様、500マルクルほどでいかがでしょう?」
指を折りながら真顔で続ける。
「あぁそうだ、田舎の幼馴染が林檎農家でしてね。思わぬ林檎フィーバーに嬉しい悲鳴をあげていますよ。……農夫からも“使用料”を取れるかな?」
「ちょっと! どうして商売の話になってるのよ!」
「ははっ、ジョンは商魂たくましいなぁ!」
「いや、ジャン殿にジョン殿、笑いごとでは……!」
ジャックが顔を青くしている。
まあ、いっか。
結婚パレードもなかったし、帝国の経済が潤うのに一役買えたのなら、それでいいわ。
そんなある日、銀縁眼鏡がわざわざ私室まで訪ねてきた。
実は彼、帝国官僚のトップオブザトップの事務次官様らしい。
なんでも、護衛騎士の件について“ご説明”があるのだとか。
「妃様の護衛には、貴族出身の騎士をあてがうのが慣例ですが……妃様に難しいお話はご理解いただけまいと思いまして、あえて平民の騎士を選ばせていただきました」
また出た、“慣例”。
殿下といい、儀礼官といい。――帝国の偉い人って、こればっか。
“あえて”だなんて、わどとらしい。
当てつけの匂いしかしないじゃない。
「まぁ! それは素敵なご配慮ね!」
「……え」
「事務次官様なんて、書類としか話さない方だとばかり思っていたわ。嫌な偏見よね、ごめんなさい」
「はぁ」
「ジャンたちは気さくだし、すごく物知りなのよ? 昨日なんて、ジャックが“皇太子妃付きの毒見役が、長年毒を摂取しすぎて、もはや毒に気づけない体になってる”って教えてくれたの!」」
事務次官の顔が、みるみる青ざめていく。
「いや、それは……」
「それを聞いて、すっごく納得しちゃったのよね。スープ事件のとき、毒見済みだったのにお腹を壊したから。変だなって思ってたの!」
「……そ、そうですか。3人をお気に召していただけたなら、何よりです」
「ええ、とっても! 事務次官って、見る目があるのね! ジャン達を選んでくれてありがとう!」
「……恐縮です」
彼の口元が、引きつった笑みに変わったのを見て、多少気が晴れる。
帝国官僚が肌身離さず持ち歩くという、『帝国官僚規範集』。
そこに新しく“動揺”って項目を書き足してやった気分。
その後、事務次官は眼鏡を指で押し上げながら、何とも言えない顔で退室していった。
彼の背中を目を追いながら、ジャックが心配顔で耳打ちしてきた。
「エレナ様、あれは皮肉だったのでは……」
ジャンが、肩を揺らして笑う。
「そうですよ! まさかの“褒め殺し”で返ってきたせいで、眼鏡が半分ずり落ちてましたって!」
「まっさかぁ! 私が近い将来、ちょっと身分が変わるって分かってて、広い世界を見せてくれようとしてるのよ、きっと!」
「ええぇ!?」
あっ、いっけない! うっかり口がすべっちゃった。
「っていうか、ほら。皇太子妃も、永久就職じゃないから。ね? ね?」
ジャンが、ぽんっと手を打った。
「たしかに! 皇太子殿下が皇帝になれば、エレナ様も皇妃になりますもんねぇ! 今のうちに庶民の暮らしぶりを学んでおくのは理にかなってるってもんです!」
いや、違うんだけど。
でも、離縁前提の身っていのは内緒だし。
――今は笑えてる。けど、2年後は……どうだろう。
ジャックは首を傾げながら、理解に苦しむという顔をしている。
「そういう解釈も、あり得るのでしょうが……」
ジョンに至っては真顔でつぶやいている。
「さすが事務次官殿。先を見据えておられる……投資の一環というわけか。……いつかあの方の元で学びたいものだ」
「そぉーなのよ! あの銀縁の眼鏡はね~、ただの眼鏡じゃないわね。“先見の明”が宿ってるに違いないわ。侮るなかれ、よ。知らんけど!」
最後に「知らんけど」ってつけると、何でもオッケーになるって、ジャンが教えてくれたのよね。
責任回避の常套句。
ちょっと品はないけれど、早速使えるんだもん。
やっぱりよかったわ、護衛がこの3人で!
どや顔をしている私をよそに、ジャンたちの表情がさっきまでと打って変わって堅い。
ん? どうしたの?
いつもなら笑ってくれるのに。
違和感を抱いたその瞬間、空気が凍りついた。
「――あれは老眼鏡だ」
「ひぃっ、殿下!? いつから、ここに!?」
「ヘレナ、来客だ。――それから、事務次官が“眼鏡を買い替えようかな”とぼやいていたぞ」
「えっ……えええええ!?」
45
あなたにおすすめの小説
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
王の影姫は真実を言えない
柴田はつみ
恋愛
社交界で“国王の妾”と陰口を叩かれる謎の公爵夫人リュミエール。彼女は王命により、絶世の美貌を誇る英雄アラン公爵の妻となったが、その結婚は「公爵が哀れ」「妻は汚名の女」と同情と嘲笑の的だった。
けれど真実は――リュミエールは国王シオンの“妾”ではなく、異母妹。王家の血筋を巡る闇と政争から守るため、彼女は真実を口にできない。夫アランにさえ、打ち明ければ彼を巻き込んでしまうから。
一方アランもまた、王命と王宮の思惑の中で彼女を守るため、あえて距離を取り冷たく振る舞う。
私が愛する王子様は、幼馴染を側妃に迎えるそうです
こことっと
恋愛
それは奇跡のような告白でした。
まさか王子様が、社交会から逃げ出した私を探しだし妃に選んでくれたのです。
幸せな結婚生活を迎え3年、私は幸せなのに不安から逃れられずにいました。
「子供が欲しいの」
「ごめんね。 もう少しだけ待って。 今は仕事が凄く楽しいんだ」
それから間もなく……彼は、彼の幼馴染を側妃に迎えると告げたのです。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
公爵令嬢は結婚式当日に死んだ
白雲八鈴
恋愛
今日はとある公爵令嬢の結婚式だ。幸せいっぱいの公爵令嬢の前に婚約者のレイモンドが現れる。
「今日の結婚式は俺と番であるナタリーの結婚式に変更だ!そのドレスをナタリーに渡せ!」
突然のことに公爵令嬢は何を言われたのか理解できなかった。いや、したくなかった。
婚約者のレイモンドは番という運命に出逢ってしまったという。
そして、真っ白な花嫁衣装を脱がされ、そのドレスは番だという女性に着させられる。周りの者達はめでたいと大喜びだ。
その場所に居ることが出来ず公爵令嬢は外に飛び出し……
生まれ変わった令嬢は復讐を誓ったのだった。
婚約者とその番という女性に
『一発ぐらい思いっきり殴ってもいいですわね?』
そして、つがいという者に囚われた者の存在が現れる。
*タグ注意
*不快であれば閉じてください。
私が行方不明の皇女です~生死を彷徨って帰国したら信じていた初恋の従者は婚約していました~
marumi
恋愛
「あら アルヴェイン公爵がドゥーカス令嬢をエスコートされていますわ」
「ご婚約されたと噂を聞きましたが、まさか本当だとは!」
私は五年前までこの国の皇女エリシアだった。
暗殺事件に巻き込まれ、幼なじみで初恋の相手だった従者――アルヴェイン公子と共に命からがら隣国、エルダールへ亡命した。
彼の「必ず迎えに来る」その言葉を信じて、隣国の地で彼を待ち続けた……。
それなのに……。
やっとの思いで帰国した帝国の華やかなパーティー会場で、一際目立っているのは、彼と、社交界の華と言われる令嬢だった――。
※校正にAIを使用していますが、自身で考案したオリジナル小説です。
※イメージが伝わればと思い、表紙画像をAI生成してみました。
婚約破棄の代償
nanahi
恋愛
「あの子を放って置けないんだ。ごめん。婚約はなかったことにしてほしい」
ある日突然、侯爵令嬢エバンジェリンは婚約者アダムスに一方的に婚約破棄される。破局に追い込んだのは婚約者の幼馴染メアリという平民の儚げな娘だった。
エバンジェリンを差し置いてアダムスとメアリはひと時の幸せに酔うが、婚約破棄の代償は想像以上に大きかった。
出来レースだった王太子妃選に落選した公爵令嬢 役立たずと言われ家を飛び出しました でもあれ? 意外に外の世界は快適です
流空サキ
恋愛
王太子妃に選ばれるのは公爵令嬢であるエステルのはずだった。結果のわかっている出来レースの王太子妃選。けれど結果はまさかの敗北。
父からは勘当され、エステルは家を飛び出した。頼ったのは屋敷を出入りする商人のクレト・ロエラだった。
無一文のエステルはクレトの勧めるままに彼の邸で暮らし始める。それまでほとんど外に出たことのなかったエステルが初めて目にする外の世界。クレトのもとで仕事をしながら過ごすうち、恩人だった彼のことが次第に気になりはじめて……。
純真な公爵令嬢と、ある秘密を持つ商人との恋愛譚。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる