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第2章:新たな漂流先――森の離宮
第28話:学びの証と公爵の影
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「――帝国の高等学校に通いたい、ですと?」
「そうなんです、セヴラン先生。王国の貴族学園は、退学せざるを得なかったから。帝国でも学園に通いながら、もっとこの国について学びたいんです。知りたいんです、私に――できることを」
「それは……ですが、学園ともなると。殿下の許可が下りますかな」
「殿下からは『好きに過ごせ』と言われています」
「なるほど――でしたら、いいでしょう」
セヴラン先生はそう言って、柔らかく瞳を細めた。
「帝国の学校では、どんなことが学べますか?」
「貴族学園には、三つのコースがございます。文官、騎士、淑女と」
「文官では何を?」
「政治・経済・法律・領地経営などを」
「淑女では?」
「良妻賢母を目指した人脈形成や社交術などを」
「じゃあ文官コースにします。それで、編入できそうな学校をいくつか挙げてください。1月の試験に向けて勉強を見ていただきたいんです」
「エレナ様の実力ですと、どこにでも編入できますよ。いくつか見繕っておきましょう」
「あの、共学でお願いしますね!」
「おや、それはまたどうして――」
「将来に備えてに決まってるじゃないですか! 学園で良いご縁があるかもしれないし。再婚には、殿下も協力してくれることになってますから」
「ふむ……」
セヴラン先生は窓の外に視線を移して思案を巡らせたのち、「わかりました」と微笑んで了承してくれた。
それが、どこか惜しむように見えたのは――気のせいだと思うことにした。
そういうわけで、新しい目標ができた私は、徐々に元気を取り戻していった。
数日後、一通の封書が届いた。
封蝋には、帝国皇室の紋章が用いられている。
恐るおそる開けると、ただ一行、流麗な文字でこう書かれていた。
『学びの証は、確かに届いている。息災であれ』
それを見た瞬間、息が止まりそうになった。
肺を患っていた祖母へ、毎月届いていた薬に添えられた短い手紙。
その筆跡と、同じだった。
「どなたかが、善意で送ってくださっているのよ」
祖母はそう言って笑うだけで、差出人を明かしてはくれなかった。
「……陛下、だったの?」
封筒には、さらに紙片が入っていた。
そっと取り出して目を通すなり、パッと胸に抱えて辺りを窺った。
よかった、誰にも見られていない。
「……厳重に保管しておかないと」
誰かの目に触れる前に。
そう思い、三重鍵のある机の奥にしまい込んだ。
――と、その時。
「おーい! カリの荷物、ここでいいのか?」
廊下からジャンの元気な声が響いた。
カリ?
そういえば、宮廷画家の彼が今日訪ねてくる予定だったわね。
「ちょっとジャン? そんなあだ名で呼ぶのは失礼よ! いくらいつもカリカリ描いてるからって……ねぇ?」
思わず口を挟むと、ジャックが小声でささやく。
「エレナ様。カリは、彼の本名です」
「えっ!?」
そこへ、当の本人がひょっこり顔を出した。
「失礼いたします。『今日からこちらに住み込みで』と、殿下より仰せつかっております」
「えっ、一緒に住むの!?」
「はい。妃殿下の暮らしぶりを記録せよ、とのご命令で」
カリが淡々と告げる。
っていうかカリってば、ちゃんと会話できる人だったのね。
「……記録って。それ、監視の間違いじゃない?」
私が眉をひそめると、ジャンがけらけらと笑った。
「まぁまぁ! 絵に残るなら悪いことじゃないっすよ!」
ジャックは青ざめて小声で付け加える。
「殿下の命令とあらば……逆らうわけには……」
ジョンは腕を組み、冷静に言った。
「絵は資産になりますからね。妃様の肖像なら、将来の価値は計り知れません」
「ちょっと! 売る前提で話を進めないで!」
というわけで、最初は広すぎて寂しさを感じていた離宮も、今では少しずつ“我が家”の匂いがしてきた。
そんなある日。
「んー、もうちょっと右かな。そう、そこでいいわ!」
カリが描いた絵画――護衛3人衆と肩を並べて笑う私――が入口に飾られ、みんなで満足気に眺めていたとき。
「――公爵、お待ちください!」
レオポルドが鋭く制止する声とともに、重い靴音が石床を打った。
扉が乱暴に開かれ、冷たい風が吹き込む。
ロレーヌ公爵の影が、陽光を遮って玄関に広がった。
「……下等な絵を」
絵画を一瞥し、鼻で笑う。
衣擦れの音とともに、彼はゆっくりと離宮の内部へ歩みを進める。
私は反射的に声を張った。
「何用です?」
警戒心を隠さず、視線を正面からぶつける。
私の前にはレオポルドが立ち、背後でジャンたちの手が剣の鞘を抜いた気配を感じる。
けれど――公爵の冷たい瞳は、ただ私だけを射抜いていた。
「……ジャン、ジャック、ジョン。あなたたちは下がりなさい」
「エレナ様!」
「命令よ。いいから。……言うことを聞いてちょうだい」
ロレーヌ公爵――帝国の財務大臣。
彼は極度な選民思想の持ち主だ。
平民であるジャンたちに、万が一のことが降りかかるような事態だけは避けたい。
剣が鞘に納まる音と遠ざかる3人の気配を感じ、安堵した瞬間。
公爵は薄く笑みを浮かべ、一歩また一歩と私に近づいた。
まるでレオポルドなど視界に入らないかのように彼の前を通り過ぎると、私の耳元でぴたりと歩を止めた。
「いやはや。いくらお気に召さなかったとはいえ、こんな寂れた離宮に追いやるとは。殿下も酷なお方だ」
「……何が言いたいの」
視線だけを動かして彼に問う。
「初夜の偽装……幼子の浅知恵で帝国を支えられるとでも? 契りを結んでいない女など、正式な妃とは認められませんぞ」
胸の奥に冷たい刃が突き刺さるも、それを悟らせまいと唇の端を持ち上げた。
レオポルドの手が剣へ触れるのを瞳で制止ながら、微笑を浮かべて言葉を返す。
「まぁ……殿下のお心を契りの数で量ろうとなさるとは。閣下のご発想こそ、いささか幼稚ではございませんこと? それに――財務大臣のお仕事が、帳簿より寝室の噂を勘定することなのだとしたら……帝国の未来はさぞ安泰でございましょうね」
公爵の瞳にドロリとした暗い憎悪の影が差す。
本性を現したわね。
「……妃殿下。口が過ぎますぞ」
低い声が、明るかったはずの空間に重たく沈んでいく。
「そうなんです、セヴラン先生。王国の貴族学園は、退学せざるを得なかったから。帝国でも学園に通いながら、もっとこの国について学びたいんです。知りたいんです、私に――できることを」
「それは……ですが、学園ともなると。殿下の許可が下りますかな」
「殿下からは『好きに過ごせ』と言われています」
「なるほど――でしたら、いいでしょう」
セヴラン先生はそう言って、柔らかく瞳を細めた。
「帝国の学校では、どんなことが学べますか?」
「貴族学園には、三つのコースがございます。文官、騎士、淑女と」
「文官では何を?」
「政治・経済・法律・領地経営などを」
「淑女では?」
「良妻賢母を目指した人脈形成や社交術などを」
「じゃあ文官コースにします。それで、編入できそうな学校をいくつか挙げてください。1月の試験に向けて勉強を見ていただきたいんです」
「エレナ様の実力ですと、どこにでも編入できますよ。いくつか見繕っておきましょう」
「あの、共学でお願いしますね!」
「おや、それはまたどうして――」
「将来に備えてに決まってるじゃないですか! 学園で良いご縁があるかもしれないし。再婚には、殿下も協力してくれることになってますから」
「ふむ……」
セヴラン先生は窓の外に視線を移して思案を巡らせたのち、「わかりました」と微笑んで了承してくれた。
それが、どこか惜しむように見えたのは――気のせいだと思うことにした。
そういうわけで、新しい目標ができた私は、徐々に元気を取り戻していった。
数日後、一通の封書が届いた。
封蝋には、帝国皇室の紋章が用いられている。
恐るおそる開けると、ただ一行、流麗な文字でこう書かれていた。
『学びの証は、確かに届いている。息災であれ』
それを見た瞬間、息が止まりそうになった。
肺を患っていた祖母へ、毎月届いていた薬に添えられた短い手紙。
その筆跡と、同じだった。
「どなたかが、善意で送ってくださっているのよ」
祖母はそう言って笑うだけで、差出人を明かしてはくれなかった。
「……陛下、だったの?」
封筒には、さらに紙片が入っていた。
そっと取り出して目を通すなり、パッと胸に抱えて辺りを窺った。
よかった、誰にも見られていない。
「……厳重に保管しておかないと」
誰かの目に触れる前に。
そう思い、三重鍵のある机の奥にしまい込んだ。
――と、その時。
「おーい! カリの荷物、ここでいいのか?」
廊下からジャンの元気な声が響いた。
カリ?
そういえば、宮廷画家の彼が今日訪ねてくる予定だったわね。
「ちょっとジャン? そんなあだ名で呼ぶのは失礼よ! いくらいつもカリカリ描いてるからって……ねぇ?」
思わず口を挟むと、ジャックが小声でささやく。
「エレナ様。カリは、彼の本名です」
「えっ!?」
そこへ、当の本人がひょっこり顔を出した。
「失礼いたします。『今日からこちらに住み込みで』と、殿下より仰せつかっております」
「えっ、一緒に住むの!?」
「はい。妃殿下の暮らしぶりを記録せよ、とのご命令で」
カリが淡々と告げる。
っていうかカリってば、ちゃんと会話できる人だったのね。
「……記録って。それ、監視の間違いじゃない?」
私が眉をひそめると、ジャンがけらけらと笑った。
「まぁまぁ! 絵に残るなら悪いことじゃないっすよ!」
ジャックは青ざめて小声で付け加える。
「殿下の命令とあらば……逆らうわけには……」
ジョンは腕を組み、冷静に言った。
「絵は資産になりますからね。妃様の肖像なら、将来の価値は計り知れません」
「ちょっと! 売る前提で話を進めないで!」
というわけで、最初は広すぎて寂しさを感じていた離宮も、今では少しずつ“我が家”の匂いがしてきた。
そんなある日。
「んー、もうちょっと右かな。そう、そこでいいわ!」
カリが描いた絵画――護衛3人衆と肩を並べて笑う私――が入口に飾られ、みんなで満足気に眺めていたとき。
「――公爵、お待ちください!」
レオポルドが鋭く制止する声とともに、重い靴音が石床を打った。
扉が乱暴に開かれ、冷たい風が吹き込む。
ロレーヌ公爵の影が、陽光を遮って玄関に広がった。
「……下等な絵を」
絵画を一瞥し、鼻で笑う。
衣擦れの音とともに、彼はゆっくりと離宮の内部へ歩みを進める。
私は反射的に声を張った。
「何用です?」
警戒心を隠さず、視線を正面からぶつける。
私の前にはレオポルドが立ち、背後でジャンたちの手が剣の鞘を抜いた気配を感じる。
けれど――公爵の冷たい瞳は、ただ私だけを射抜いていた。
「……ジャン、ジャック、ジョン。あなたたちは下がりなさい」
「エレナ様!」
「命令よ。いいから。……言うことを聞いてちょうだい」
ロレーヌ公爵――帝国の財務大臣。
彼は極度な選民思想の持ち主だ。
平民であるジャンたちに、万が一のことが降りかかるような事態だけは避けたい。
剣が鞘に納まる音と遠ざかる3人の気配を感じ、安堵した瞬間。
公爵は薄く笑みを浮かべ、一歩また一歩と私に近づいた。
まるでレオポルドなど視界に入らないかのように彼の前を通り過ぎると、私の耳元でぴたりと歩を止めた。
「いやはや。いくらお気に召さなかったとはいえ、こんな寂れた離宮に追いやるとは。殿下も酷なお方だ」
「……何が言いたいの」
視線だけを動かして彼に問う。
「初夜の偽装……幼子の浅知恵で帝国を支えられるとでも? 契りを結んでいない女など、正式な妃とは認められませんぞ」
胸の奥に冷たい刃が突き刺さるも、それを悟らせまいと唇の端を持ち上げた。
レオポルドの手が剣へ触れるのを瞳で制止ながら、微笑を浮かべて言葉を返す。
「まぁ……殿下のお心を契りの数で量ろうとなさるとは。閣下のご発想こそ、いささか幼稚ではございませんこと? それに――財務大臣のお仕事が、帳簿より寝室の噂を勘定することなのだとしたら……帝国の未来はさぞ安泰でございましょうね」
公爵の瞳にドロリとした暗い憎悪の影が差す。
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