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第二章 最悪の下宿生活

お前の身体が教えてくれる *

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「俺の跡をつけておいた。光栄だろ。それに、感度も良さそうだな。百人斬りってのは本当なのか」
「知、らな・・・・・・」
「答えなくてもいい。お前の躯が教えてくれる」

 鷹城の手が滑り、パジャマの上から胸をなぞる。長い指が薄い生地越しに突起をかすめると、熱い吐息が漏れた。

「・・・・・・っ、はぁ・・・・・・触る、な・・・・・・」
「だったらこんな格好で来るんじゃねえよ」
「せ、先生が風呂に入って来いって言ったんでしょ・・・・・・!」
「まあな。でも思った以上に湯上がりが色っぽくて、ちょっと驚いた。正直昼間は期待してなかったけど、かなりそそる」

 鷹城が真琴の首元に鼻を近づけた。

「石けんの匂いがする。俺はこの匂いが好きだ。汚したくなる」
「や、やめっ・・・・・・」

 鷹城がパジャマの裾から手を入れ、素肌を撫でた。真琴はびくりと身体を震わす。

「だめ、・・・・・・っ・・・・・・」
「柔らかくてしっとりしてる。手触りは抜群にいいな。・・・・・・どれ、こっちはどうだ」


 くに、と親指の腹が乳首に触れた途端、甘い痺れが背筋を駆け上がった。今まで経験したことのない淫らな刺激に真琴は目を見開いた。

「――っ! やだ、やだっ・・・・・・!」

 足をばたばたさせ躯を捩り、今まで一番激しく抗う。

「暴れるなよ。痛くするぞ」

 両手首を掴む力が更に強くなり、真琴は「ひっ」と声を上げた。犯されるのも恐ろしいが、暴力を振るわれるのはもっと怖い。

「痛(いた)っ、いたい・・・・・・」
「じゃあ大人しくしな。そうすれば優しくしてやる」
「・・・・・・っ、はい・・・・・・」

 目に涙が滲んだ。

「いい子だ」

 鷹城の手が緩んだのでほっとする。
 そして愛撫の続きが始まった。鷹城は小さな胸の突起をそっとこねまわしたり、押しつぶしたり、乳輪ごと揉んだりした。

「んっ・・・・・・ん・・・・・・」

 刺激が加えられる度に躯が反応し、甘美な痺れが腰の奥から湧き上がった。真琴は喘ぎが漏れてしまわないように必死で唇を噛む。

「強情だな。早く堕ちた方が楽だぞ」

 と片手だけで器用にパジャマと肌着をたくし上げた。
 秋の冷えた夜気に肌が晒されて真琴は身をすくませる。
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