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2章 急げ! 自分の気持ちに気付くんだ!
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【火曜日】
昨日一緒に広樹と帰った僕は、心の中がもやもやしていて、スッキリしなかった。
どうして僕は、広樹に何かをされるたびに顔が赤くなるんだろう。どうして、心臓の鼓動が高まるのか……
……まさか僕は…………
亜伊「すみません、少しお時間をよろしいですか?話がしたくて」
朝、登校してきて教室に入ると亜伊だけがいた。そして僕の姿を見て、そう言ってきた。
僕は結構早く学校に着いていた。
領子「あ……うん…」
亜伊「この教室内に誰もいないからこの場で話しますわ。あなた……広樹さんの事が好きなんですか?」
領子「え……何で……?」
広樹の姿が頭に浮かぶ。
亜伊「そうなんですね…やっぱり……」
亜伊は目を細める。
領子「友達としては好き……だけど…」
亜伊「嘘はつかないでください。ならどうして今、あなたの顔は赤いのです?」
亜伊に言われて気づく。
背中に汗が伝う。教室に暖房は入っていなく、さっきまで寒かったのに。何でこんなに汗が出てきたんだ……
領子「そ、そんなことないって……」
亜伊が近付いてくる。
左手には何かが握られていた。
ん……?何だ、あれは。
亜伊「邪魔物は私の手で消しますわ。広樹さんの事が好きなのは私だけで十分ですから……」
亜伊は左手に持っていたものを僕の顔の前でちらつかせた。
それはカッターだった。
亜伊「転校してきて早々、クラスメイトに殺されるなんて気の毒ですわね……」
哀れむように、亜伊は言った。
って僕、殺されるの!?
亜伊がカッターを僕の喉に軽く当てる。
領子「ひぃ……」
亜伊「私、見てしまったの。昨日、あなたと広樹さんが一緒に帰るところを、ね」
ガラガラガラ
その時、教室の扉が開いた。
そこには、広樹がいた。
広樹「おっはよー!領子ちゃーん♪」
そう言って嬉しそうに教室に入ってきたが、この状況を見ると表情が変わった。
広樹「亜伊ちゃん……そんなもの持って何やってんだよ」
亜伊「……すみません、保健室に行ってきますわ」
亜伊は広樹に今の状況を見られて、気まずくなったのか保健室に行ってしまった。
本当に殺されるかと思った……
その場に座り込む。
広樹は悲しそうな表情をしていた。
昼休み、僕は広樹を見ていた。
朝の明るいテンションはどうしたのか、ずっと机に伏せている。
今日も教室には誰もいなかった。
話しかけてみようかなと思ったがやっぱりやめた。だが、あちらから話しかけてきた。
広樹「さっきは……ごめん。亜伊ちゃんが……」
領子「……そんなこと気にしてないよ。亜伊ちゃんの目の前で私が広樹君と仲良くしてなければ……良かったんだからさ」
朝の亜伊の行動で、本当に広樹の事が好きなんだなと思った。
一方、亜伊はまだ保健室から帰ってきていない。
広樹「……本当にごめん」
僕は別に、気にしてないのになぁ。
でも、死ななかっただけ良かった。
まだ顔も上げずに、落ち込んでいる広樹。
広樹が落ち込んでいると僕の方まで、悲しくなってきた。
ガラガラガラ
教室の扉が開く。
亜伊かと思ったが、教室に入ってきたのは高住京奈(たかずみ・きょうな)だった。
とにかく元気でうるさいやつ。
京奈「やっほ~★って、2人しかいないのかい!」
京奈はがっくりして教室を出ていった。
広樹「なんだ、京奈ちゃんか……」
やっと顔を上げた広樹。
領子「私、本当に気にしてないから……逆に広樹君がそうやって落ち込んでると……悲しい」
広樹「……分かった。じゃあいつも通りのテンションに戻るよ」
広樹がいつも通りの表情に戻る。
領子「やっぱり、広樹君はいつも通りの方がカッコいいね」
広樹「ありがと!領子ちゃん♪」
本当にいつも通りに戻った……
広樹のかわりように、僕は驚いた。
でも広樹の笑顔、輝いてるなぁ。
僕の中で何かが変わりつつあった。
今日(火曜日)の日直は僕だった。
放課後、僕は書き慣れている学級日誌を黙々と書き続けていた。
もちろん隣には、広樹がいる。
一緒に帰りたいのか、待っていると言っていた。僕的にはあまり、広樹と一緒にいたくない。
いつ、バレるか分からないから。
広樹「ねぇねぇ、領子ちゃんまだ~?待ちくたびれたよぉー」
領子「ん、待って……もう終わるから」
こいつは本当に自分が気に入った女子に執着するタイプなんだな。めんどくさい。
領子「はい、終わったよ。帰ろ」
教卓の上に学級日誌を投げ捨てて、広樹を呼んだ。
広樹「帰ろ~」
こうして、今日も一緒に広樹と帰った。
ん、でも……なんか近くない?
歩いてる途中、手が何回も当たるし。離れても近寄ってくるし。
領子「ねぇ、広樹君。亜伊ちゃんと別れるの?」
広樹「……え、何で?」
領子「いや、特に理由はないけど」
まさか広樹は亜伊が好きなのか?だから別れないのか?
広樹「まぁ……別れようとは思ってる、よ」
言いにくそうに広樹は言った。
領子「そっ、か」
なら、私と付き合おうと言いたくなった。でも付き合ったとしても、あと1週間しかない。
っというか、なぜ言いたくなったのだろう。
広樹「俺、領子ちゃんと付き合いたいな!」
そう言って手を握ってきた広樹。
いきなりの事に混乱する自分。
って僕は何をこんなに混乱してるんだよーーーー!
最近おかしいぞ……最初は広樹と聞くと悪い印象しか抱かなかったのに、最近は受け入れられるようになっている。
もしかして、僕は広樹のことが……?
領子「…………」
結局、広樹の言葉に何も返すことができず、バス停の前で別れた。
巻いてるマフラーが暑苦しくて、邪魔に思えるほど自分の体温が上がっていた。
………もしかしなくても僕は広樹のことがすきなんだ。
キャラ紹介
高住京奈(たかずみ・きょうな) 元気いっぱいな女子!ズボンが緩すぎて、みんなの前でズボンがおりてしまったことがあるほどのどじっこ。自信作のケーキをみんなに配ることがある。美味しいらしい。
昨日一緒に広樹と帰った僕は、心の中がもやもやしていて、スッキリしなかった。
どうして僕は、広樹に何かをされるたびに顔が赤くなるんだろう。どうして、心臓の鼓動が高まるのか……
……まさか僕は…………
亜伊「すみません、少しお時間をよろしいですか?話がしたくて」
朝、登校してきて教室に入ると亜伊だけがいた。そして僕の姿を見て、そう言ってきた。
僕は結構早く学校に着いていた。
領子「あ……うん…」
亜伊「この教室内に誰もいないからこの場で話しますわ。あなた……広樹さんの事が好きなんですか?」
領子「え……何で……?」
広樹の姿が頭に浮かぶ。
亜伊「そうなんですね…やっぱり……」
亜伊は目を細める。
領子「友達としては好き……だけど…」
亜伊「嘘はつかないでください。ならどうして今、あなたの顔は赤いのです?」
亜伊に言われて気づく。
背中に汗が伝う。教室に暖房は入っていなく、さっきまで寒かったのに。何でこんなに汗が出てきたんだ……
領子「そ、そんなことないって……」
亜伊が近付いてくる。
左手には何かが握られていた。
ん……?何だ、あれは。
亜伊「邪魔物は私の手で消しますわ。広樹さんの事が好きなのは私だけで十分ですから……」
亜伊は左手に持っていたものを僕の顔の前でちらつかせた。
それはカッターだった。
亜伊「転校してきて早々、クラスメイトに殺されるなんて気の毒ですわね……」
哀れむように、亜伊は言った。
って僕、殺されるの!?
亜伊がカッターを僕の喉に軽く当てる。
領子「ひぃ……」
亜伊「私、見てしまったの。昨日、あなたと広樹さんが一緒に帰るところを、ね」
ガラガラガラ
その時、教室の扉が開いた。
そこには、広樹がいた。
広樹「おっはよー!領子ちゃーん♪」
そう言って嬉しそうに教室に入ってきたが、この状況を見ると表情が変わった。
広樹「亜伊ちゃん……そんなもの持って何やってんだよ」
亜伊「……すみません、保健室に行ってきますわ」
亜伊は広樹に今の状況を見られて、気まずくなったのか保健室に行ってしまった。
本当に殺されるかと思った……
その場に座り込む。
広樹は悲しそうな表情をしていた。
昼休み、僕は広樹を見ていた。
朝の明るいテンションはどうしたのか、ずっと机に伏せている。
今日も教室には誰もいなかった。
話しかけてみようかなと思ったがやっぱりやめた。だが、あちらから話しかけてきた。
広樹「さっきは……ごめん。亜伊ちゃんが……」
領子「……そんなこと気にしてないよ。亜伊ちゃんの目の前で私が広樹君と仲良くしてなければ……良かったんだからさ」
朝の亜伊の行動で、本当に広樹の事が好きなんだなと思った。
一方、亜伊はまだ保健室から帰ってきていない。
広樹「……本当にごめん」
僕は別に、気にしてないのになぁ。
でも、死ななかっただけ良かった。
まだ顔も上げずに、落ち込んでいる広樹。
広樹が落ち込んでいると僕の方まで、悲しくなってきた。
ガラガラガラ
教室の扉が開く。
亜伊かと思ったが、教室に入ってきたのは高住京奈(たかずみ・きょうな)だった。
とにかく元気でうるさいやつ。
京奈「やっほ~★って、2人しかいないのかい!」
京奈はがっくりして教室を出ていった。
広樹「なんだ、京奈ちゃんか……」
やっと顔を上げた広樹。
領子「私、本当に気にしてないから……逆に広樹君がそうやって落ち込んでると……悲しい」
広樹「……分かった。じゃあいつも通りのテンションに戻るよ」
広樹がいつも通りの表情に戻る。
領子「やっぱり、広樹君はいつも通りの方がカッコいいね」
広樹「ありがと!領子ちゃん♪」
本当にいつも通りに戻った……
広樹のかわりように、僕は驚いた。
でも広樹の笑顔、輝いてるなぁ。
僕の中で何かが変わりつつあった。
今日(火曜日)の日直は僕だった。
放課後、僕は書き慣れている学級日誌を黙々と書き続けていた。
もちろん隣には、広樹がいる。
一緒に帰りたいのか、待っていると言っていた。僕的にはあまり、広樹と一緒にいたくない。
いつ、バレるか分からないから。
広樹「ねぇねぇ、領子ちゃんまだ~?待ちくたびれたよぉー」
領子「ん、待って……もう終わるから」
こいつは本当に自分が気に入った女子に執着するタイプなんだな。めんどくさい。
領子「はい、終わったよ。帰ろ」
教卓の上に学級日誌を投げ捨てて、広樹を呼んだ。
広樹「帰ろ~」
こうして、今日も一緒に広樹と帰った。
ん、でも……なんか近くない?
歩いてる途中、手が何回も当たるし。離れても近寄ってくるし。
領子「ねぇ、広樹君。亜伊ちゃんと別れるの?」
広樹「……え、何で?」
領子「いや、特に理由はないけど」
まさか広樹は亜伊が好きなのか?だから別れないのか?
広樹「まぁ……別れようとは思ってる、よ」
言いにくそうに広樹は言った。
領子「そっ、か」
なら、私と付き合おうと言いたくなった。でも付き合ったとしても、あと1週間しかない。
っというか、なぜ言いたくなったのだろう。
広樹「俺、領子ちゃんと付き合いたいな!」
そう言って手を握ってきた広樹。
いきなりの事に混乱する自分。
って僕は何をこんなに混乱してるんだよーーーー!
最近おかしいぞ……最初は広樹と聞くと悪い印象しか抱かなかったのに、最近は受け入れられるようになっている。
もしかして、僕は広樹のことが……?
領子「…………」
結局、広樹の言葉に何も返すことができず、バス停の前で別れた。
巻いてるマフラーが暑苦しくて、邪魔に思えるほど自分の体温が上がっていた。
………もしかしなくても僕は広樹のことがすきなんだ。
キャラ紹介
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