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逆転主従(前編)
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「お前は何度ミスすれば気が済むんだ!」
オフィス中に怒鳴り声が響き渡る。
「すみませんでした」
「すみません、じゃない。申し訳ございません、だ。日本語もまともに話せないのか」
「あの……如月部長、もうそのくらいで……。霜月も反省してるみたいですし」
「……はぁ。まあ君がそう言うなら。霜月、ミスは誰にでもある。だが、同じミスを何度もするな。わからないことは聞け」
「はい」
「よし、仕事に戻れ」
20代で部長に昇進した如月は、周りに舐めなられないようにする為か、仕事にとても厳しく、鬼部長と呼ばれていた。
ただ、偉そうに振る舞っているだけではない。誰よりも仕事ができ、クソがつくほど真面目で、頭脳明晰、容姿端麗、なのに人を馬鹿にすることもなく、気取ることもなく、色恋にうつつを抜かすこともない。
誰対しても公正な態度を取るので、鬼部長とは呼ばれているものの、意外に慕われている。
「霜月、大丈夫か?」
「ああ、うん。大丈夫。怒られる事したのは俺だしね」
人懐っこい笑顔で笑いながら仕事に戻る。
毎日毎日怒鳴られてよくめげないよなー、と感心されるが、それには理由がある。
誰にも気づかれてはいけない、秘密の理由、が。
「霜月、今日も残業か?」
「あ、はい。今日中って言われた書類まだ終わらなくて。それに……ほら、俺が終わるまで部長が見張ってるから」
「おー、こわ」
「俺が終わらないと部長も帰れないしね。急いで頑張るよー」
「おう。頑張れよー。じゃあ、お先なー」
「はい。お疲れ様でした」
社員が一人、二人、と減っていき。
オフィスには部長と霜月の二人だけになった。
窓の外はすっかり真っ暗で、きっと他の部署の人間もとっくに帰社しているだろう。
霜月はおもむろに立ち上がると、外の様子を確かめ、誰もいないのを確認すると、オフィスのドアに内側から鍵をかけた。
これで誰も入ってこれなくなる。
「さぁて……」
嬉しそうな弾んだ声に、先程まで威厳たっぷりに座っていた部長が怯えたような顔になる。
「今日も随分怒鳴り散らしてくれたよね? 如月は何様のつもりなのかな? それとも……そんなにお仕置きされたかったの?」
楽しそうに笑いながら部長に近づくと、そっと耳元で囁いた。それだけで下半身が熱を帯びていくのを満足気に眺める。
「ご主人様を立たせておいて椅子に座ったままなんて、いい度胸してるよね。謝罪の仕方も忘れちゃったの?」
慌てて椅子から降りた如月は、床に這いつくばるように身を低くした。
「奴隷の分際でご主人様にご不快な思いをさせてしまって申し訳ございませんでした。ご主人様のお気が晴れるまでお仕置きして下さい」
「ふふ。よく言えました。じゃあ、とりあえず、服脱いで」
満足そうに微笑むと、這いつくばった身体を踏みつけ、先程まで如月が座っていた椅子に腰をかける。
程よく筋肉がついた均整の取れた身体を見るのは愉しい。
「ご奉仕」
はい、と返事をした如月は、跪いて睦月のズボンに手をかけた。器用に脱がし、出てきたものを口に咥える。舌を這わせ美味しそうに舐める姿を見ながら、小さく舌打ちした睦月は、如月の頭を鷲掴みにし、引き寄せた。喉の奥を突かれ、咽る。
「下手くそ」
引き寄せたかと思うと、乱暴に引き剥がす。
「悪い子にはお仕置きしないとね」
そう言うと、ポケットからコックリングを取り出し、器用に嵌めていく。小さなローターを菊紋に埋め込み、後ろ手に手首を縛る。
「10分耐えれたら、ご褒美あげる」
睦月はそう言うと、ローターのスイッチを最強にした。
「ぁあああっ...…!!」
「ふふふ。あんまり大きな声出すと、誰か来ちゃうよ?」
床に転がり必死に耐える如月は昼間の鬼部長の影の欠片もなかった。
オフィス中に怒鳴り声が響き渡る。
「すみませんでした」
「すみません、じゃない。申し訳ございません、だ。日本語もまともに話せないのか」
「あの……如月部長、もうそのくらいで……。霜月も反省してるみたいですし」
「……はぁ。まあ君がそう言うなら。霜月、ミスは誰にでもある。だが、同じミスを何度もするな。わからないことは聞け」
「はい」
「よし、仕事に戻れ」
20代で部長に昇進した如月は、周りに舐めなられないようにする為か、仕事にとても厳しく、鬼部長と呼ばれていた。
ただ、偉そうに振る舞っているだけではない。誰よりも仕事ができ、クソがつくほど真面目で、頭脳明晰、容姿端麗、なのに人を馬鹿にすることもなく、気取ることもなく、色恋にうつつを抜かすこともない。
誰対しても公正な態度を取るので、鬼部長とは呼ばれているものの、意外に慕われている。
「霜月、大丈夫か?」
「ああ、うん。大丈夫。怒られる事したのは俺だしね」
人懐っこい笑顔で笑いながら仕事に戻る。
毎日毎日怒鳴られてよくめげないよなー、と感心されるが、それには理由がある。
誰にも気づかれてはいけない、秘密の理由、が。
「霜月、今日も残業か?」
「あ、はい。今日中って言われた書類まだ終わらなくて。それに……ほら、俺が終わるまで部長が見張ってるから」
「おー、こわ」
「俺が終わらないと部長も帰れないしね。急いで頑張るよー」
「おう。頑張れよー。じゃあ、お先なー」
「はい。お疲れ様でした」
社員が一人、二人、と減っていき。
オフィスには部長と霜月の二人だけになった。
窓の外はすっかり真っ暗で、きっと他の部署の人間もとっくに帰社しているだろう。
霜月はおもむろに立ち上がると、外の様子を確かめ、誰もいないのを確認すると、オフィスのドアに内側から鍵をかけた。
これで誰も入ってこれなくなる。
「さぁて……」
嬉しそうな弾んだ声に、先程まで威厳たっぷりに座っていた部長が怯えたような顔になる。
「今日も随分怒鳴り散らしてくれたよね? 如月は何様のつもりなのかな? それとも……そんなにお仕置きされたかったの?」
楽しそうに笑いながら部長に近づくと、そっと耳元で囁いた。それだけで下半身が熱を帯びていくのを満足気に眺める。
「ご主人様を立たせておいて椅子に座ったままなんて、いい度胸してるよね。謝罪の仕方も忘れちゃったの?」
慌てて椅子から降りた如月は、床に這いつくばるように身を低くした。
「奴隷の分際でご主人様にご不快な思いをさせてしまって申し訳ございませんでした。ご主人様のお気が晴れるまでお仕置きして下さい」
「ふふ。よく言えました。じゃあ、とりあえず、服脱いで」
満足そうに微笑むと、這いつくばった身体を踏みつけ、先程まで如月が座っていた椅子に腰をかける。
程よく筋肉がついた均整の取れた身体を見るのは愉しい。
「ご奉仕」
はい、と返事をした如月は、跪いて睦月のズボンに手をかけた。器用に脱がし、出てきたものを口に咥える。舌を這わせ美味しそうに舐める姿を見ながら、小さく舌打ちした睦月は、如月の頭を鷲掴みにし、引き寄せた。喉の奥を突かれ、咽る。
「下手くそ」
引き寄せたかと思うと、乱暴に引き剥がす。
「悪い子にはお仕置きしないとね」
そう言うと、ポケットからコックリングを取り出し、器用に嵌めていく。小さなローターを菊紋に埋め込み、後ろ手に手首を縛る。
「10分耐えれたら、ご褒美あげる」
睦月はそう言うと、ローターのスイッチを最強にした。
「ぁあああっ...…!!」
「ふふふ。あんまり大きな声出すと、誰か来ちゃうよ?」
床に転がり必死に耐える如月は昼間の鬼部長の影の欠片もなかった。
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