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3. 新しい家族
しおりを挟む〈 渚視点 〉
俺は1週間前に、4人目と5人目になる双子の赤ちゃんを出産した。4人目は女の子(初めての女児!)、5人目は男の子だった。
お産は毎回大変だけれど、今回は本気で大変だった…。出産自体は帝王切開だったし、痛みもなくあっという間(通常分娩のお母さんからしたら)だったと思うけれど、翌日からが辛かった! いや、ホント、何度でも言うけれど、本気で!
これは個人差があるらしいんだけれど、痛いなんてもんじゃない! なんで!? 3回目だから産後の大変さや辛さは理解出来てる…と心構えをして出産に臨んだのに、なんなの!? 痛み止め使ってるのに、この痛み! ベッドの上で横になったまま、少し身動ぎするだけでも縫った腹部から全身に伝わる激痛。寝れないし、起き上がる事も出来ない。情けないけれど、生理的に流れる涙はどうにもならなくて、ずっと泣いてたよ。
その翌日には俺、頑張った! 激痛は少しだけ和らいだくらいだったけれど、動かないと回復が遅くなって、ただでさえ入院期間は通常分娩より長いのに、退院が遅くなってしまうから。幸いにも、今回は俺が入院する1週間前から大和が休みを取ってくれていたから、毎日朝早くに病院に来てくれて、ずっと傍にいてくれたから頑張れた。
前回もだったけれど、産後の里帰りは一ヶ瀬家。俺が入院してからは、大和と子供達は一ヶ瀬家でお世話になっているからね。
退院前に名前も決まった。名付けは大和ね。今回も丸投げしちゃった。テヘ☆
長女・陽咲、α。
四男・柚來、α。
良い名前だよね。やっぱり大和はセンスがいい。柚來なんて、さり気なく芽來と同じ漢字使ってるし。
それと、2人ともαだった。
でも、双子は一卵性では当然として、二卵性でも第二性が同じなのが一般的だと先生に言われた。違う事のほうが珍しいらしい。特に、αとΩの双子は。
ともあれ、無事双子と一緒に退院して一ヶ瀬邸に帰った俺。芽來が生まれた時の紡の赤ちゃん返りが凄かったから、今回は芽來の赤ちゃん返りを心配してたんだけれど…。
うん。やっぱり芽來は芽來だった。もう4歳だから…というより、4歳にして達観してるっていうか…。なんだかな~。誰に似たんだろ…って俺が呟けば、みんな口を揃えてこう言う。
大和と雄大お義兄様「「父さんだろ」」
お義母さん「崇史だね」
朝陽と明日香ちゃん「「お義父さん」」
莉子ちゃん「パパだね」
葵斗と彩良「「お祖父ちゃん」」
煌斗「じいちゃん!」
絆と紡「「じいじ!」」
そしてお義父さん「私か…」
やっぱり~?
俺もそう思う。でも、それはそれで可愛いから問題ないよね!
うちの子達は三人三様、性格が違うから、陽咲と柚來がどんな子に育つか、今から楽しみ!
それから、陽咲と柚來の1ヶ月健診、俺の産後1ヶ月の健診が無事済むまでの1ヶ月。今回は産前から休みを取ってくれて出産後そのまま育休を取ってくれた大和も一緒に、しっかりお世話になった1ヶ月。
7人家族になった俺達家族は、今日、自宅に帰るー。
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