M嬢のM嬢によるM嬢のためのS執事の育て方

采女

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お尻の我慢実験

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 しばらくお茶を飲みながら休憩して、金曜日の夜十時半になったところで、次の実験を始めることにした。
「じゃあ、次は尻か性器ですね。どちらがいいですか?」
「じゃあ……お尻、で……」
「わかりました。次はお尻の実験ですね。お尻の最初の実験は、これを使います」
「それ、は……?」
「これは、エネマポンプです。今日はシリンダーではなくて、このポンプを使って、もう少したくさん入れてみましょう」

 風呂場まで誘導し、四つん這いにさせる。
 まずは、ローションでしっかりほぐす。
「そろそろ、始めましょう」
 きれいに洗った洗面器に、ぬるま湯を張り、エネマポンプの一方をアナルに、一方を洗面器へと入れた。
「入れますよ」
 ポンプをきゅ、きゅ、と握れば、洗面器のお湯がアナルに送り込まれていった。
「力を抜いてくださいね。今日は入るだけ入れますから」
 本当は、そんなに入れる予定はない。そもそも、お湯を入れてもいいのは直腸だけで、小腸にまで入ってしまうと大変なのだそうだ。入れすぎないように、洗面器には五百ミリリットルしかお湯を用意していなかった。
 お湯を入れた後は、アナルプラグでしっかり栓をする。これがないと、耐えられずに意図しない場所で排泄してしまう可能性が高い。

「では、今日は三十分耐えてくださいね」
 そういって、彼女を部屋に戻した。
 前回は最初に出したいと言い出すまでが二十分で、その後さらに耐えたので、三十分という提示には特に異を唱えることもなく納得してくれた。
 が、その五分後には、彼女はお腹を押さえて悶ていた。
 理由は簡単だ。アナルプラグを入れる前に、こっそりイチジク浣腸を追加したからだ。
 ただのお湯とは違って、イチジク浣腸は浣腸用のれっきとした医薬品だ。通常、三分から十分待って排便することになっている。もうかなり排便したいはずだった。
「おや、まだ五分ですよ?」
 知らぬ顔で指摘すると、彼女は「う、そ……」と苦しそうにつぶやく。
「がんばってくださいね」

 そこからさらに五分が経過して、時刻は午後十一時になった。
「ああ、もう十一時ですね。乳首の方はいかがですか?」
 お腹を押さえて必死に便意と戦っている彼女に、乳首の様子を尋ねる。そんな方に意識が向いているわけはなかった。
「ん、そっち、は、まだ、平気、です……」
「そうですか。では、一時間頑張ったので、ご褒美をあげましょう」
 そう言って、洗濯ばさみにS字フックをひっかけ、そこに五円玉を一枚ずつひっかけた。
「五円玉、気持ち良さそうにしていましたからね。がんばった分だけご褒美をあげますから、楽しみにしていてくださいね」
 言いたいことはあっても、お腹がそれどころではないのだろう。喘ぎながら、必死で耐えていた。

「はい、これで二十分ですよ。あと十分、がんばってくださいね」
 もうとっくに限界だろうに、彼女は必死に耐えていた。「あと何分」と目標があることも大きいのだろう。まあ、彼女は自分の中に浣腸薬が入っているとは思ってもみないので、知らないから耐えられるとも言えるが。

 それから十分、彼女は必死に耐えきり、トイレへと向かった。
 アナルプラグを抜くと、僕がトイレを出る前にゴボゴボと大量の便が出た。汚いのは嫌だという申し合わせなので、そこは見なかったふりをしてトイレを後にした。

 さらに十分経って、彼女はようやくトイレから出てきた。
 時刻は十一時半だ。

「三十分、よく耐えましたね。では、ご褒美です」
 五円玉を、胸のS字フックに一枚ずつ追加する。
 お腹の心配がなくなったせいか、「んっ、」とかわいい反応が返ってきた。
 しかし、三十分はよほど大変だったのだろう。全身汗だくで、かなり疲れていた。
「まだ実験は残っていますが……今日はここまでにして、お風呂に入りましょうね」
 風呂場の椅子に座らせて、湯船に湯をはりながら彼女の身体にシャワーをかける。彼女はされるがままだ。
 胸の洗濯ばさみと五円玉はそのままぶら下げているので、乳首にシャワーをかけると、「んっ」と小さく反応した。
「ここはまだ、外しませんよ? 実験中ですからね」
 しかし、身体を洗い始めると、石鹸で洗濯ばさみがどうしてもずれてしまう。
「仕方ありませんね。では、洗っている間は自分でしっかり握っていてください。洗濯ばさみの代わりですから、しっかり、ぎゅっと……そう。絶対に外したり緩めたりしちゃダメですからね?」
 自分で自分の乳首を摘んでいるというのは、彼女の羞恥心をかなり刺激しているようだった。僕がゆっくり時間をかけて彼女を洗っていると、時折「んっ、あっ、」と小さな声が聞こえる。
「自分で乳首を触って、自分で感じているんですか?」
 そう声を掛けると、その声にも喘ぎ声が返される。
「そうですね、五円玉二枚分もありますし、もう少し引っ張りましょうか」
 無言で言われたとおりに乳首を引っ張り、また喘ぐ。目はとろんとしていて、妖艶な色っぽさがあった。思わずドキリとする。その色香への衝撃はもちろんだが、別人のような表情を見せる今の姫を創り出しているのが自分なのだと思うと、背筋を這い上がるような高揚感を感じた。
 と、彼女の視線を感じた。自分の股間を見遣ると、珍しく固く勃っている一物があった。痛いくらいだ。
 彼女が、僕のものに手を伸ばす。手のひらでそっと握り、その感触を確かめるようにゆっくりと動かした。緩やかな刺激が僕の思考を痺れさせる。
 それから、彼女は立ち上がって自分の秘部へとその肉棒をあてた。尻もちをついたような格好で座っている僕の上にまたがって、少しずつ身体を沈めてくる。根元までしっかり繋がると彼女は味わうように腰をくねらせた。
(気持ちいい……)
 イクようなピストン運動ではなく、彼女の中でゆっくり舐められているような感覚だ。落ち着くのに、不思議と、もう少し、もう少し、という気持ちが湧いてきて、僕の腰も動き始める。はじめはゆっくりと、中の壁を舐めるように。少しずつ、奥を押すように。もっと深く繋がりたくて、左脚を彼女の右脚の上に上げ、身体を互い違いになるよう移動する。彼女の身体を床へと倒し、彼女の左脚を高く持ち上げた。ぼんやりと、(たしか『松葉くずし』っていうんだよな、この体位)と思ったが、そんな思考はすぐに流れていく。次第に腰は前後に揺れ、パンパンと肉を打ち付ける音が響いた。
 やがて、頭が真っ白になり、僕はひどく荒れた呼吸を繰り返していた。
 気づくと、目の前には同じように息の荒い彼女がいて、彼女と僕の結合部からは、白い液が垂れていた。
(え……?)
 うまく頭が整理できない。ずるり、と彼女の中から出ると、白い液はさらにとろりとこぼれてくる。
 彼女はまだ少し妖艶な顔のまま微笑んで、
「全然早くないじゃないですか」
と言った。
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