Angel or Reaper 〜正義と悪〜

くらげ

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第22話

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敵が現れて数分、Aグループは今まさに本格的な戦闘に入ろうとしていた。
フェイの放つ殺気はBグループにも届いていた。

ハルマ「っ!!!なんだ....これは」
ジャック(フェイの殺気か....)

Aグループの5人はその凄まじいほどの殺気で一瞬硬直した。

フェイ「さぁ、やりましょうか....今度は卑怯な手は無しですよ」
ジョーカー「へっ、こんな時に卑怯もクソもあるかよ」

フェイは懐に隠し持っていた短剣を手に取り、構えた。

ジョーカー「一気にかかるぞ!」
ケイタ「おう!」
ジョーカー「炎銃フレイムショット!」

炎の弾は見事な剣さばきで受け流す。
それによりできた周りの砂埃に隠れてケイタとアイズが飛び出す。

ケイタ「雷拳の語り合いナックルサンダー!!」
アイズ「爆破する掌ボマーハンド!!」

雷を帯びた拳と爆破をなんとか避けた。

フェイ「流石のスピードですね!」

避けながらもケイタとアイズに向けて剣を振る。
ケイタは雷の反射で避け、アイズも間一髪の身のこなしで地面に手を着きながら避けることが出来た。

フェイ「くっ....ちょこまかと....」
アイズ「時限爆弾タイムアップ

その瞬間、フェイの足元が爆発を起こした。

フェイ「ぐぁっ!!」
フェイ(いつの間に....さっき地面手を着いた時か...!!小癪な真似を....)

その間に、またシロナが後ろを取った。

シロナ(今ならやれる!)

だが、ナイフを持った手は有り得ない方向から掴まれる。

ジョーカー「止められた....!!」
ケイタ(マジかよ....完全に死角だったのに)
フェイ「良い連携でしたが...残念....私には全てお見通しですよ」
シロナ「そんな...!!後ろに....目が....!!腕も....増えてる....」

まさに異形だった。
目が増え、腕も増えた。

フェイ「私の能力は増殖....腕や目を増やすことなんて容易いことです。さぁ、まずは1人目」
シロナ「っ!!」
ステラ「シロナ!離れろ!」

今度はステラの弾丸がフェイの腕を撃ち抜く。
なんとか、シロナはフェイの手から離れることが出来た。

フェイ「無駄です」

そして、また懐から拳銃を出した。

フェイ「常識外れの拳銃マシンガンピストル

拳銃から放たれる弾数は数え切れない。
もはや拳銃と言えるのは形だけだった。

ステラ「百発百中アブソリュートガトリング

ステラも負けじと弾丸を全て撃ち落とす。
シロナもフェイから距離をとることが出来た。

ケイタ「大丈夫か?シロナ」
シロナ「は、はい....」
アイズ「こんなの....常識じゃ考えられない」
フェイ「腕が2本、目は2つ、それが常識?笑わせないでください。人間の長く続く歴史の中で常識なんてものは何度も塗り替えられてきた.....ましてや私たちは能力者、どんな常識からも逸脱した存在ですよ....今更宛にできる常識なんてありませんよ」

一方Bグループ。

アンデ「毒喰らいヴェノム
ジャック「毒か」

なんなく避けた。

ジャック「こいつはくらう訳にはいかねぇな」
ヒナ「とりゃぁぁぁ!!」

雄叫びを上げるヒナ。
その腕の筋肉が膨れ上がっていた。

ヒナ「怪異力ビッグパワー!!」

そして力のままに、拳をぶつけた。

ジャック「ぐおっ!!!なんつー怪力だよ」
エダ「飛び氷柱アイスニードル!」
ミコ「焔の弓レッドアロー!」

鋭い氷柱と炎の弓矢がジャック目掛けて飛んでいく。
攻撃が次から次へとジャックを襲う。
だが....

ジャック「くそ....どかどかと」

間違いなくダメージはある。
だが、それでも....

アンデ(俺たちは能力出ずっぱり....こいつは能力を1度も使っていない、確かにダメージは与えている....なのに)
ハルマ(倒せない...!!)

ジャックとフェイに共通していること、それは耐久力だった。
いや、本来能力者の耐久力はこれほどのものなのだ。普通の人間とは比べ物にならない。
だが、戦闘経験がゼロである新人10人はそこまで成長できていない。

ジャック「さて、そろそろ反撃といくか」
ミコ「させない!群れる弓インクリースアロウ!!」

1本の矢が、倍に、そしてまたその倍にと、次々と増えていく。
その数、約100本。

ジャック「ふん!」

だが、一瞬で100本の矢がバラバラに砕け散った。

ミコ「そ....そんな....」

ジャックがやったのは、ただ思いっきり手を払っただけ。

ジャック「俺の能力は増幅、ただの空気の揺れも能力で威力を増幅させることが出来る、例えば....」

今度はその場で、回し蹴りをした。

ジャック「見えざる強敵エアーインパクト

その威力は間近で思いっきり巨大な足で蹴り飛ばされるような。
それほどの威力だった。
その場にいた5人全員が吹き飛ばされた。

ハルマ「くっ.....はぁ....はぁ....」
エダ「ごほっごほっ!!....」
アンデ「く....くそ....!!」
ハルマ(な....なんて威力....間一髪で薄いシールドを張ることができたから....なんとか威力は減らせたけど....それでもここまで......)
ジャック「中々頑丈な奴らだな」
ミコ(レベルが....違う....)

10人全員が思った。
格が違う。
この格の違いをどう埋めるか。
その前に、埋められるのか。
だが、その差を埋めない限り勝算はゼロ。

果たして、全員がこれを乗り越えられるのか。

To be continued
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