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第1章
第24話 白金
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国立図書館から王宮の寮まで、レイの足では歩いて15分ほどの距離がある。今日もレイはその道のりを一人で歩いて帰っていた。
ランタンもなく、月明かりだけが頼りになる暗い道だが、ほぼ一本道なので迷いはしない。勤務が終わってから漸く入ってきた数か月前の新刊小説を読み漁ってしまったのは間違いだった。せめて借りて、部屋で読むことを思いつくべきだった。
まあでも、お陰で気分は良い。いい物語を読めた。レイは足取り軽く一人きりの道を歩く。
以前暗い道を歩くのは危険だとクレス女史に呆れられたけれど自分は男だし、今はエディの魔法が掛かった腕輪だってある。
つまりは油断しきった状態で帰路についていた。
「寒……」
最近少し肌寒くなってきた。制服の上からコートを羽織った腕を摩り、早く暖かい寮に帰ろうと歩調を早める。
そんなレイを、突然衝撃が襲った。
背中に何かがぶつかり、勢いよく前につんのめる。レイはそのまま地面に転び、倒れ伏してしまった。
一体何が。猫か何かか? それにしたって背中にぶつかるなんてこと野良猫はしやしないだろう。だったら人か、そう思うもいつもこの時間帯、付近に人影はないはずだ。
背中にぶつかってきたものの正体を見るため混乱しながらも身体を起こすと、背後に何やら人の気配が立つ。
殺気を向けられているのは、幾ら戦闘能力が皆無なレイにも肌で理解ができた。
「動くな」
低い男の声が頭上から降ってきた。レイは本能的に危険を察知し、振り返ることなく硬直する。
一体、誰だ。聞いたことのある声に、レイは必死に脳内の記憶を漁る。だがこの少ししわがれた声が誰かを思い出すことができない。
「……誰だ」
「お前の所為で職を追われた男だ」
軍部で汚職に手を染めていたことが知られるようになった誰か。レイは遂に誰かが報復に来たのかとごくりと唾を飲み込んだ。
レイが命令通り身体を動かさない状態でいることを見た男は、笑いながらレイの肩に何やら硬いものをぶつける。
と、途端に男は吹き飛ぶ。レイもまた背中に喰らったような衝撃を受け、支えた肩と腕が拉ぐような痛みに小さく悲鳴を漏らし崩れ落ちた。
「ぐ……っ」
「お前、何の魔法を使った……!」
エディの魔法であって、レイは何も使っていない。ただ、腕輪が守ってくれているだけだ。
レイは反射的にエディの腕輪に触れ、ぎゅうと手首を握りしめた。
怖い。こいつが何をするつもりなのかわからない。自分が、殺されてしまうんじゃないか。
この腕輪はどのくらい自分を守ってくれるのだろう。背後にいる男はレイの恐怖を煽るように大声で叫ぶ。
「この一ヶ月、お前が回避魔法なぞ使うから対策に時間をかけてしまったというのに! ここに来てもなお足掻くつもりか!」
回避魔法なんて知らない。エディがかけた結界魔法の種類をレイはまだ正確に把握できていない。
先程の衝撃で足が竦んでしまい立つこともできず、片腕は痛みで痺れて動かせない。それでもレイは、暗闇の中正体もわからない怒り狂う人間から逃げようと右腕のみを使い身体を引き摺りながら逃げた。
「お前さえいなければ、国王に仕える者という誉れを手にしたままだったのに!」
レイは何もしていない。寧ろ、レイを使い捨ての道具のようにしていたのはお前らだ。
流石に今のこの状況でそんなこと口が裂けても言えない。言ったら最後、本当に殺されてしまう。
必死に逃げようとしていると、今度は脇腹へと男の足が入り込む。
触れたら強制的に弾かれる魔法がかかっていると知っても尚、何故。レイは男の足から磁石のように反発してしまうことで勢いよく壁へと叩きつけられた。
頭を強く打ってしまった。痛みに一瞬意識が飛びかけるが、もう何もできない。
逃げようにも身体を動かせない。うすぼんやりと見える視界には月明かりが反射するエディの瞳の色をした青い宝石が見えた。
「良い装飾品だな、軍部の汚れを一掃した褒美にでももらったか?」
「……ちがう」
舌が縺れる。
早く、誰かに診てもらわないと。自分が当事者で、気を失いそうな程の痛みはまだ続いているのにレイはどこか他人ごとに俯瞰して考えてしまう。
頭を強く打って話せなくなるのは危険だと、確か軍部の書庫にあった本に書いてあったはずだ。この時間だと、町医者はもう診察を終えてしまっているだろうから、誰に診てもらえばいいんだ。
「それとも、閣下に尻でも振って買わせたか? 気に入られていただろう、お前」
あのゴリラ相手にそんなこと、死んだってしたくない。
嗚呼、死ぬ。そういえば、このまま捨て置かれたら数時間後に人は死ぬかもしれないらしい。
レイは霞む視界の先で、男が立ち上がり腕輪に指を伸ばすのを見た。
駄目だ、触るのは駄目。
これはエディが自分にくれた、大事なもの。
「……嗚呼、それとも聖騎士様とやらに軍部を崩壊させた見返りとして渡されたか?」
違う。
エディはただ自分を好きだと言って、渡してくれただけで。
愛の誓いの腕輪なんていう大昔の慣わしを、お互い知ってくれていたからこそ。
思考がままならない。寒くて、眠い。
男の指が腕輪に触れ、衝撃で弾け飛ぶと同時に腕輪も勢い余ってレイの腕から外れてしまう。
駄目だ、それはエディの。
レイが口を開こうとした瞬間、何かの魔法が作動した。聖魔法の白い光が、一瞬真っ暗なはずの通りを照らす。
「……つけてくれてたんだ」
ひと月半聞くことも、手紙を見ることもなかった親友の声がする。
レイが痛む頭を微かに動かし見上げると、エディはレイが危機的状況に瀕していることをすぐに悟ったようだ。
そして、男に視線を向けることなくレイのもとに近付き、跪いて頬を撫でる。
「どうして少し目を離すとこんなに弱っちゃうのかな、俺の親友は」
「……ぁ」
驚きに声が出ない。
以前、クレス女史が言っていたことを思い出す。腕輪を外すとあちらに飛ばされるかもしれないと。
あれは冗談で言っていたのだろうし、自分もそんなことは有り得ないと思っていた。それなのにそんな魔法がかけられているのは事実であり、実態は逆だった。
レイの腕輪が外れた瞬間、エディが自分の元へと現れた。こんな、死にかけた状態のレイの元へ。
エディはふと自分が贈ったはずの腕輪が地面に落ちているのを見、そして衝撃で倒れエディが突然現れたことに驚き固まっている男を見た。
事情はわからずとも、レイが倒れ怪我をしていることは明白。原因は不明だが襲われたことは理解したのだろう。エディはレイに手を翳し、治癒の魔法をかけた。
頭の痛みが和らぎ、手の痺れも痛みも消えていく。レイの顔が穏やかに変わるのを見て、エディはふわりと微笑み立ち上がると男へと向き直った。
月明かりの下、きらきらと白金色の髪が風に靡く。聖騎士の汚れひとつない真っ白い制服の背を見て、レイはぎゅうと心臓を鷲掴みにされた感覚に陥った。
駄目だ、このぎゅうは危ない。頭や肩の痛みより、心臓の激しい拍動しかもう感じられない。
だって、そんな。
「レイ、大丈夫。俺が全部何とかするから」
物語の、王子様みたいな。
ランタンもなく、月明かりだけが頼りになる暗い道だが、ほぼ一本道なので迷いはしない。勤務が終わってから漸く入ってきた数か月前の新刊小説を読み漁ってしまったのは間違いだった。せめて借りて、部屋で読むことを思いつくべきだった。
まあでも、お陰で気分は良い。いい物語を読めた。レイは足取り軽く一人きりの道を歩く。
以前暗い道を歩くのは危険だとクレス女史に呆れられたけれど自分は男だし、今はエディの魔法が掛かった腕輪だってある。
つまりは油断しきった状態で帰路についていた。
「寒……」
最近少し肌寒くなってきた。制服の上からコートを羽織った腕を摩り、早く暖かい寮に帰ろうと歩調を早める。
そんなレイを、突然衝撃が襲った。
背中に何かがぶつかり、勢いよく前につんのめる。レイはそのまま地面に転び、倒れ伏してしまった。
一体何が。猫か何かか? それにしたって背中にぶつかるなんてこと野良猫はしやしないだろう。だったら人か、そう思うもいつもこの時間帯、付近に人影はないはずだ。
背中にぶつかってきたものの正体を見るため混乱しながらも身体を起こすと、背後に何やら人の気配が立つ。
殺気を向けられているのは、幾ら戦闘能力が皆無なレイにも肌で理解ができた。
「動くな」
低い男の声が頭上から降ってきた。レイは本能的に危険を察知し、振り返ることなく硬直する。
一体、誰だ。聞いたことのある声に、レイは必死に脳内の記憶を漁る。だがこの少ししわがれた声が誰かを思い出すことができない。
「……誰だ」
「お前の所為で職を追われた男だ」
軍部で汚職に手を染めていたことが知られるようになった誰か。レイは遂に誰かが報復に来たのかとごくりと唾を飲み込んだ。
レイが命令通り身体を動かさない状態でいることを見た男は、笑いながらレイの肩に何やら硬いものをぶつける。
と、途端に男は吹き飛ぶ。レイもまた背中に喰らったような衝撃を受け、支えた肩と腕が拉ぐような痛みに小さく悲鳴を漏らし崩れ落ちた。
「ぐ……っ」
「お前、何の魔法を使った……!」
エディの魔法であって、レイは何も使っていない。ただ、腕輪が守ってくれているだけだ。
レイは反射的にエディの腕輪に触れ、ぎゅうと手首を握りしめた。
怖い。こいつが何をするつもりなのかわからない。自分が、殺されてしまうんじゃないか。
この腕輪はどのくらい自分を守ってくれるのだろう。背後にいる男はレイの恐怖を煽るように大声で叫ぶ。
「この一ヶ月、お前が回避魔法なぞ使うから対策に時間をかけてしまったというのに! ここに来てもなお足掻くつもりか!」
回避魔法なんて知らない。エディがかけた結界魔法の種類をレイはまだ正確に把握できていない。
先程の衝撃で足が竦んでしまい立つこともできず、片腕は痛みで痺れて動かせない。それでもレイは、暗闇の中正体もわからない怒り狂う人間から逃げようと右腕のみを使い身体を引き摺りながら逃げた。
「お前さえいなければ、国王に仕える者という誉れを手にしたままだったのに!」
レイは何もしていない。寧ろ、レイを使い捨ての道具のようにしていたのはお前らだ。
流石に今のこの状況でそんなこと口が裂けても言えない。言ったら最後、本当に殺されてしまう。
必死に逃げようとしていると、今度は脇腹へと男の足が入り込む。
触れたら強制的に弾かれる魔法がかかっていると知っても尚、何故。レイは男の足から磁石のように反発してしまうことで勢いよく壁へと叩きつけられた。
頭を強く打ってしまった。痛みに一瞬意識が飛びかけるが、もう何もできない。
逃げようにも身体を動かせない。うすぼんやりと見える視界には月明かりが反射するエディの瞳の色をした青い宝石が見えた。
「良い装飾品だな、軍部の汚れを一掃した褒美にでももらったか?」
「……ちがう」
舌が縺れる。
早く、誰かに診てもらわないと。自分が当事者で、気を失いそうな程の痛みはまだ続いているのにレイはどこか他人ごとに俯瞰して考えてしまう。
頭を強く打って話せなくなるのは危険だと、確か軍部の書庫にあった本に書いてあったはずだ。この時間だと、町医者はもう診察を終えてしまっているだろうから、誰に診てもらえばいいんだ。
「それとも、閣下に尻でも振って買わせたか? 気に入られていただろう、お前」
あのゴリラ相手にそんなこと、死んだってしたくない。
嗚呼、死ぬ。そういえば、このまま捨て置かれたら数時間後に人は死ぬかもしれないらしい。
レイは霞む視界の先で、男が立ち上がり腕輪に指を伸ばすのを見た。
駄目だ、触るのは駄目。
これはエディが自分にくれた、大事なもの。
「……嗚呼、それとも聖騎士様とやらに軍部を崩壊させた見返りとして渡されたか?」
違う。
エディはただ自分を好きだと言って、渡してくれただけで。
愛の誓いの腕輪なんていう大昔の慣わしを、お互い知ってくれていたからこそ。
思考がままならない。寒くて、眠い。
男の指が腕輪に触れ、衝撃で弾け飛ぶと同時に腕輪も勢い余ってレイの腕から外れてしまう。
駄目だ、それはエディの。
レイが口を開こうとした瞬間、何かの魔法が作動した。聖魔法の白い光が、一瞬真っ暗なはずの通りを照らす。
「……つけてくれてたんだ」
ひと月半聞くことも、手紙を見ることもなかった親友の声がする。
レイが痛む頭を微かに動かし見上げると、エディはレイが危機的状況に瀕していることをすぐに悟ったようだ。
そして、男に視線を向けることなくレイのもとに近付き、跪いて頬を撫でる。
「どうして少し目を離すとこんなに弱っちゃうのかな、俺の親友は」
「……ぁ」
驚きに声が出ない。
以前、クレス女史が言っていたことを思い出す。腕輪を外すとあちらに飛ばされるかもしれないと。
あれは冗談で言っていたのだろうし、自分もそんなことは有り得ないと思っていた。それなのにそんな魔法がかけられているのは事実であり、実態は逆だった。
レイの腕輪が外れた瞬間、エディが自分の元へと現れた。こんな、死にかけた状態のレイの元へ。
エディはふと自分が贈ったはずの腕輪が地面に落ちているのを見、そして衝撃で倒れエディが突然現れたことに驚き固まっている男を見た。
事情はわからずとも、レイが倒れ怪我をしていることは明白。原因は不明だが襲われたことは理解したのだろう。エディはレイに手を翳し、治癒の魔法をかけた。
頭の痛みが和らぎ、手の痺れも痛みも消えていく。レイの顔が穏やかに変わるのを見て、エディはふわりと微笑み立ち上がると男へと向き直った。
月明かりの下、きらきらと白金色の髪が風に靡く。聖騎士の汚れひとつない真っ白い制服の背を見て、レイはぎゅうと心臓を鷲掴みにされた感覚に陥った。
駄目だ、このぎゅうは危ない。頭や肩の痛みより、心臓の激しい拍動しかもう感じられない。
だって、そんな。
「レイ、大丈夫。俺が全部何とかするから」
物語の、王子様みたいな。
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