【完結!】『山陰クライシス!202X年、出雲国独立~2024リライト版~』 【こども食堂応援企画参加作品】

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「暗殺未遂事件と四国合流」

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「暗殺未遂事件と四国合流」

 「取るに足らない弱小県の島根の反乱」と軽く事を捉えていた政府であったが、山口県が島根についたことで、わずか一ケ月の間に状況は大きく変わった。今の総理が距離をおく、前々総理が「山陰連邦容認」の私見を述べたのだった。
 いまだに高い人気を誇る前々総理の一言で人口流出による地方税収入の減少や独自財源不足で、独自の県運営を諦めていた県が動き始めたのだった。
 官邸では、毎日のように総理は機嫌が悪く、党三役や大臣たちに当たり散らしていた。業を煮やした官房長官が、内閣調査室の室長を呼び出した。誰もいないふたりだけの密室で、「島根県知事とその右腕の総務課長を××××することはできるか?」と小声で聞いた。その返事を聞き、官房長官は、「にやり」と笑った。
 危機感を持った官房長官は、総理に忖度し、国の特務機関である日本のCIAと呼ばれる「内閣調査室」のエージェントに命じ、連邦の中心人物である島根県知事と総務課長の岩本の暗殺を試みたのだった。
 しかし、その目論見は、出雲大社宮司の指揮の元、組織的に活動する秘密組織「KMI800(神八百万)グループ」の精鋭により、阻止された。KMI800のメンバーは多くの軍神によって組織されていた。出雲大社からはヤチホコ、鹿島神宮からはタケミカヅチ、香取神宮からはフツヌシ、諏訪大社からはタケミナカタ、それにスサノオ、クマシマデ、ヤマトタケル等の神話に名を遺す軍神たちにかかれば、いかに精鋭部隊のエージェントと言えど赤子の手をひねるようなものであった。もちろんそのメンバーの中に岩本徹三、加藤健夫、南郷茂章、関行男の姿があったのは言うまでもない。
 
 事を重大にとらえた島根県は、日本国による暗殺未遂の事実を公表した。すでに「出雲国」として独立申請を行っていた島根県に対する愚行は、国連から「これ以上の行為が発覚すれば、日本国を国連の中でテロ国家扱いとする」とされ、窮してしまう。
 四国は、このことをきっかけに、人口減少率日本国内最大値のマイナス4.7%である高知県の元土佐藩士の末裔たちが旗を振り「本家よさこい」復活へ、76万人の県民を奮起させた。
 愛媛は、出雲国に参入すれば、新三大温泉の「玉造温泉」、「別府温泉」に続く位置に「道後温泉」がつくことを県民が期待した。
 運営に関していろいろと問題はあったが「阿波踊り」を誇る徳島は、実質「NO,1祭」の称号を得て、海外からの観光客のアウトバウンドへの期待から県民の支持を得た。
 香川県は、日本では、自称「うどん県」しか名乗れなかったのが、連邦制になれば、大手を振って「うどん県」どころか「うどん国」が名乗れ、出雲国が国連で承認されれば、「讃岐うどん」をユネスコ無形文化遺産に世界遺産に申請することもできると県民が一致団結した。そうして、四国の四県は、四国をないがしろにしてきた日本国中央政府より連邦につくことを選択した。


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