6 / 14
1章 村編
第5話 世界について村長に聞いてみた
しおりを挟む
私たちが森の聖地に入ったことはバレることはなかった。
今回、カルルとの出会いにより魔法を見せてもらうことはできた。もちろん簡単なものであるが、使える魔法が増えたと考えると十分だ。
それと、あのモンスターがその後どうなったかも分からないまま。
カルルとの出会いもバレず、私は再び平穏な生活へと戻る。そう、まるで何事もなかったかのように、私は戻ることができたのだ。
それに違和感を覚えたが、私がその答えに気づけるわけがない。
私は無邪気な子供のように再び人間の人生へと戻る。
そうやって。
そうして。
私がこの村に来て一年が経ち、七歳となった、そんなころ。
「騎士団の人が来たの?」
お母さんがそんなことを教えてくれた。
村以外の人で言うとカルルを除き、たまに来る商人か、税金関係の国のお偉いさんぐらいしか見たことがなかったのだが、今日はそのどちらでもない新しい人が来た。
騎士団。
来るのは初めてではないそうだ。
「どうして来たの?」
「どうも、近々戦争をするらしいの。だから兵を集めているみたい」
「兵? 徴兵?」
こんな村だと国同士のいざこざなど知るはずもない。
そうなんだ。
戦争をするのか。
長い年月生きているけども、何時までたっても人間は戦争を止めない。人間同士が戦争をするのは別に良いのだけれども。戦争が始まると死者の数が増えて、私の仕事が増えることだけは嫌だったな。
でも今は村の知り合いが死ぬ可能性があるということになる。
昨年一人、お爺ちゃんが亡くなったけども、別れは悲しいものだ。
それも戦争となれば分からないが何よりも嫌だ。死ぬと断言されたら、それはそれで踏ん切りがつくかもしれない。でも生きる可能性があるし死ぬ可能性もある戦争での別れはより一層強いものがある。あくまで私にとってはね。
まあ、ぶっちゃけると蘇らせたらいいのだけれどさ。
そんなことしたら私の人生どうなるか分からないし。そもそも力が制限された状態で完璧な姿で蘇らせることもできるかも分からない。
でも私は蘇らせる力がある。
確かだけども。
「もちろん、あなたは大丈夫よ。女子供、それと老人は除外されるわ。でも若い男性はほとんど行かなくちゃいけないみたい」
「そうなんだ」
「それと、税金も増えるのかしら。他にもいろいろと問題が増えそう」
お母さんが今後の心配からか深いため息をつく。
村から若い男性がいなくなれば、どうなるのだろう。
必要な食料数が減るとは言え、狩りに出かける男性がいなくなれば、困るはずだ。それに力仕事も。いろいろと問題が発生しそう。
戦争なんかしなければ良いのに。
「少しの間だけ、この村も寂しくなるわ」
「大丈夫。お母さんがいてくれるなら」
「ありがとう。あなたは本当に強いわね」
こんな出来事を得て、私はこの世界の情勢について気になりだした。
そして、再び強く思う。
学校建てろよ、と。
もしかしたら。魔法学校みたいのはあれど、子供に勉強を教える学校というのはないのかもしれないけどさ。
「あなたは賢いわ。だからきっと、今回の戦争による死に耐えられる」
「お母さん?」
ふいにお母さんが私を抱きしめた。
まったく別のことを考えていたため、一瞬反応が遅れてしまった。
お母さんはどうも涙もろい。
過去に何かあったのだろうか?
「皆が無事に戻ってくることを祈りましょう」
「うん」
私はそう頷くことしかできなかった。
村から100人近くの男性が戦争に旅立ってから気づけば一週間が経とうとした日。
どれだけ学校建てろと心の中で抗議したところで改善はされない。
だから私なりに学べば良い。
「世界情勢?」
「うん。おじいちゃん、教えてくれない?」
そう思った私は村で最高齢である村長に聞くことにした。
村長の家の扉をノックして、教えてほしいことがある、なんて聞くと快く村長は私を中に入れてくれた。
村長は数少ない髪の毛を大切にする、優しい顔の人だ。老人の中には怖い人もいるし、中には怖い発言をする人もいるけども、村長は誰よりもまとめることが得意なため村長という任についている。実際私も適任だと思う。
村長はあごひげを触りながら、そうじゃのうと呟き。
「モンスターを知っているかえ?」
「モンスター?」
「そうじゃ。例えば、ドラゴンとか。他にはオーガ、オーク、エルフやドワーフ、天使、悪魔。はては人間もそうじゃな」
「…………?」
エルフやドワーフまでは何となく分かる。でも天使、悪魔、そして人間もモンスター?
つまり今の私はモンスター?
あのミミズみたいな人食いモンスターと同義?
何それ、なんかいやだ。
「モンスターの意味は二通りある。一つは化け物じみた容姿をした生物じゃ。これに人間は含まれない。人間の価値観によるからな。じゃが、もう一つの意味に人間は含まれる」
「そのもう一つって?」
「知能があるか否かじゃ」
「知能?」
とか馬鹿な事思っていたけども、どうもこの世界におけるモンスターの定義は私の知る知識と異なるらしい。
「でもそれがどう関係するの?」
「もともとこの世界のほとんどは天使と悪魔で二分されている。その中でわしたち人間は天使の加護のもとここに人間の国を幾つか作ることができた。それは他の種も同様じゃ。エルフとドワーフも同様に天使の加護に、ドラゴン、オーガ、オークは悪魔の傘下に」
「今回の戦争は天使と悪魔の戦争ということ?」
「まあ、天使や悪魔が戦場に現れることはまずないから、人間が戦うのは悪魔の傘下のどれかじゃろうな。そのどれと戦うかまでは知らん」
なるほど。
少しずつ理解してくる。
なんだろう、私の想像していた世界と全然違った。
それに、一つ気になる。その天使が一体何であるかだ。もしもそれが本当に神に仕えるものならば、そんなことできるはずもない。
そしてそれは悪魔も同様のはず。魔王がそんなことするはずがない。
少なくとも私が女神だったころ、天使と悪魔が人間界を支配することは許されていなかった。すべての種にはあった住処があるというもの。
仮にもここが私の管轄内であるならば、その天使と悪魔はおそらく本当の意味での天使でも悪魔でもないことになる。
そして、仮にもここが私の支配する世界じゃないなら。
そうなると、非常に。もう叫びたくなるほど、非常にまずい問題が出て来る。
まあ、叫ばないけども。
「ちなみにだけども、おじいちゃん。人間同士の戦争は許されているの?」
「いや、そんなこと許されるはずがない。人間どころかエルフやドワーフとも友好な関係を気づかなくちゃいかん」
「そうなんだ」
うーむ。
考える度、分からなくなってくる。
そんな悩む姿を見て、必死に考えているのだと思ったのか村長が聞いてくる。
「難しかったか?」
「全然」
それに私は首を横に振り否定する。
「あと、ありがとう。おじいちゃん。いい勉強になった」
「そうか。そうか。それにしても、本当にセレネは優秀じゃな。他の子どもたちも見習ってほしいわい」
「そんなことないよ。じゃあ、私帰るね」
そう言って私は村長の家を後にした。
この世界のことが分かって来た。
ならば少しずつ行動に移り始めなくてはいけない。
そう思って私は自室、天井を見ながら考え込む。
私は平凡な人生を送りたいなんて口に出しているが、本心でそう思っているわけじゃないし、もっと言えばこの村を何時か出なくてはいけないとも考えている。
だって、天使になるために必要な聖人ポイントはめちゃくちゃかかるから。世界救うぐらいまでして貯めこまなくちゃ。
は!
嫌なことに気づいた。
女神こと私がいないのだから、聖人ポイントは与えられない。つまりはどれだけ良い行いをしたとしても貯まらない。
うわあああ!
どうしよう。私の作戦、壊滅した。
どうしてそんなことも気づかなかったの。これだから転生の女神はポンコツなんだって言われるんだよ。まあ私自身無能は自負しているけどさ。
これは由々しき問題だ。
早急に解決策を考えないと。
「それに」
聖人ポイントどうこうじゃなくて、仮にもこの世界が私の支配する世界じゃなかった時。
最悪の事態の時も考えておかなくちゃ。
今回、カルルとの出会いにより魔法を見せてもらうことはできた。もちろん簡単なものであるが、使える魔法が増えたと考えると十分だ。
それと、あのモンスターがその後どうなったかも分からないまま。
カルルとの出会いもバレず、私は再び平穏な生活へと戻る。そう、まるで何事もなかったかのように、私は戻ることができたのだ。
それに違和感を覚えたが、私がその答えに気づけるわけがない。
私は無邪気な子供のように再び人間の人生へと戻る。
そうやって。
そうして。
私がこの村に来て一年が経ち、七歳となった、そんなころ。
「騎士団の人が来たの?」
お母さんがそんなことを教えてくれた。
村以外の人で言うとカルルを除き、たまに来る商人か、税金関係の国のお偉いさんぐらいしか見たことがなかったのだが、今日はそのどちらでもない新しい人が来た。
騎士団。
来るのは初めてではないそうだ。
「どうして来たの?」
「どうも、近々戦争をするらしいの。だから兵を集めているみたい」
「兵? 徴兵?」
こんな村だと国同士のいざこざなど知るはずもない。
そうなんだ。
戦争をするのか。
長い年月生きているけども、何時までたっても人間は戦争を止めない。人間同士が戦争をするのは別に良いのだけれども。戦争が始まると死者の数が増えて、私の仕事が増えることだけは嫌だったな。
でも今は村の知り合いが死ぬ可能性があるということになる。
昨年一人、お爺ちゃんが亡くなったけども、別れは悲しいものだ。
それも戦争となれば分からないが何よりも嫌だ。死ぬと断言されたら、それはそれで踏ん切りがつくかもしれない。でも生きる可能性があるし死ぬ可能性もある戦争での別れはより一層強いものがある。あくまで私にとってはね。
まあ、ぶっちゃけると蘇らせたらいいのだけれどさ。
そんなことしたら私の人生どうなるか分からないし。そもそも力が制限された状態で完璧な姿で蘇らせることもできるかも分からない。
でも私は蘇らせる力がある。
確かだけども。
「もちろん、あなたは大丈夫よ。女子供、それと老人は除外されるわ。でも若い男性はほとんど行かなくちゃいけないみたい」
「そうなんだ」
「それと、税金も増えるのかしら。他にもいろいろと問題が増えそう」
お母さんが今後の心配からか深いため息をつく。
村から若い男性がいなくなれば、どうなるのだろう。
必要な食料数が減るとは言え、狩りに出かける男性がいなくなれば、困るはずだ。それに力仕事も。いろいろと問題が発生しそう。
戦争なんかしなければ良いのに。
「少しの間だけ、この村も寂しくなるわ」
「大丈夫。お母さんがいてくれるなら」
「ありがとう。あなたは本当に強いわね」
こんな出来事を得て、私はこの世界の情勢について気になりだした。
そして、再び強く思う。
学校建てろよ、と。
もしかしたら。魔法学校みたいのはあれど、子供に勉強を教える学校というのはないのかもしれないけどさ。
「あなたは賢いわ。だからきっと、今回の戦争による死に耐えられる」
「お母さん?」
ふいにお母さんが私を抱きしめた。
まったく別のことを考えていたため、一瞬反応が遅れてしまった。
お母さんはどうも涙もろい。
過去に何かあったのだろうか?
「皆が無事に戻ってくることを祈りましょう」
「うん」
私はそう頷くことしかできなかった。
村から100人近くの男性が戦争に旅立ってから気づけば一週間が経とうとした日。
どれだけ学校建てろと心の中で抗議したところで改善はされない。
だから私なりに学べば良い。
「世界情勢?」
「うん。おじいちゃん、教えてくれない?」
そう思った私は村で最高齢である村長に聞くことにした。
村長の家の扉をノックして、教えてほしいことがある、なんて聞くと快く村長は私を中に入れてくれた。
村長は数少ない髪の毛を大切にする、優しい顔の人だ。老人の中には怖い人もいるし、中には怖い発言をする人もいるけども、村長は誰よりもまとめることが得意なため村長という任についている。実際私も適任だと思う。
村長はあごひげを触りながら、そうじゃのうと呟き。
「モンスターを知っているかえ?」
「モンスター?」
「そうじゃ。例えば、ドラゴンとか。他にはオーガ、オーク、エルフやドワーフ、天使、悪魔。はては人間もそうじゃな」
「…………?」
エルフやドワーフまでは何となく分かる。でも天使、悪魔、そして人間もモンスター?
つまり今の私はモンスター?
あのミミズみたいな人食いモンスターと同義?
何それ、なんかいやだ。
「モンスターの意味は二通りある。一つは化け物じみた容姿をした生物じゃ。これに人間は含まれない。人間の価値観によるからな。じゃが、もう一つの意味に人間は含まれる」
「そのもう一つって?」
「知能があるか否かじゃ」
「知能?」
とか馬鹿な事思っていたけども、どうもこの世界におけるモンスターの定義は私の知る知識と異なるらしい。
「でもそれがどう関係するの?」
「もともとこの世界のほとんどは天使と悪魔で二分されている。その中でわしたち人間は天使の加護のもとここに人間の国を幾つか作ることができた。それは他の種も同様じゃ。エルフとドワーフも同様に天使の加護に、ドラゴン、オーガ、オークは悪魔の傘下に」
「今回の戦争は天使と悪魔の戦争ということ?」
「まあ、天使や悪魔が戦場に現れることはまずないから、人間が戦うのは悪魔の傘下のどれかじゃろうな。そのどれと戦うかまでは知らん」
なるほど。
少しずつ理解してくる。
なんだろう、私の想像していた世界と全然違った。
それに、一つ気になる。その天使が一体何であるかだ。もしもそれが本当に神に仕えるものならば、そんなことできるはずもない。
そしてそれは悪魔も同様のはず。魔王がそんなことするはずがない。
少なくとも私が女神だったころ、天使と悪魔が人間界を支配することは許されていなかった。すべての種にはあった住処があるというもの。
仮にもここが私の管轄内であるならば、その天使と悪魔はおそらく本当の意味での天使でも悪魔でもないことになる。
そして、仮にもここが私の支配する世界じゃないなら。
そうなると、非常に。もう叫びたくなるほど、非常にまずい問題が出て来る。
まあ、叫ばないけども。
「ちなみにだけども、おじいちゃん。人間同士の戦争は許されているの?」
「いや、そんなこと許されるはずがない。人間どころかエルフやドワーフとも友好な関係を気づかなくちゃいかん」
「そうなんだ」
うーむ。
考える度、分からなくなってくる。
そんな悩む姿を見て、必死に考えているのだと思ったのか村長が聞いてくる。
「難しかったか?」
「全然」
それに私は首を横に振り否定する。
「あと、ありがとう。おじいちゃん。いい勉強になった」
「そうか。そうか。それにしても、本当にセレネは優秀じゃな。他の子どもたちも見習ってほしいわい」
「そんなことないよ。じゃあ、私帰るね」
そう言って私は村長の家を後にした。
この世界のことが分かって来た。
ならば少しずつ行動に移り始めなくてはいけない。
そう思って私は自室、天井を見ながら考え込む。
私は平凡な人生を送りたいなんて口に出しているが、本心でそう思っているわけじゃないし、もっと言えばこの村を何時か出なくてはいけないとも考えている。
だって、天使になるために必要な聖人ポイントはめちゃくちゃかかるから。世界救うぐらいまでして貯めこまなくちゃ。
は!
嫌なことに気づいた。
女神こと私がいないのだから、聖人ポイントは与えられない。つまりはどれだけ良い行いをしたとしても貯まらない。
うわあああ!
どうしよう。私の作戦、壊滅した。
どうしてそんなことも気づかなかったの。これだから転生の女神はポンコツなんだって言われるんだよ。まあ私自身無能は自負しているけどさ。
これは由々しき問題だ。
早急に解決策を考えないと。
「それに」
聖人ポイントどうこうじゃなくて、仮にもこの世界が私の支配する世界じゃなかった時。
最悪の事態の時も考えておかなくちゃ。
0
あなたにおすすめの小説
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
狼になっちゃった!
家具屋ふふみに
ファンタジー
登山中に足を滑らせて滑落した私。気が付けば何処かの洞窟に倒れていた。……しかも狼の姿となって。うん、なんで?
色々と試していたらなんか魔法みたいな力も使えたし、此処ってもしや異世界!?
……なら、なんで私の目の前を通る人間の手にはスマホがあるんでしょう?
これはなんやかんやあって狼になってしまった私が、気まぐれに人間を助けたりして勝手にワッショイされるお話である。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
転生したらスキル転生って・・・!?
ノトア
ファンタジー
世界に危機が訪れて転生することに・・・。
〜あれ?ここは何処?〜
転生した場所は森の中・・・右も左も分からない状態ですが、天然?な女神にサポートされながらも何とか生きて行きます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初めて書くので、誤字脱字や違和感はご了承ください。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる