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第7章 弟子と神器回収
決闘申込
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「………う……こ、ここは…」
しばらくして香織が目を覚ます。まず視界に入ったのは穂花の顔だった。
穂花は香織の頭を膝に乗せて休ませていた。
「起きましたか?体調はどうですか?」
「私は…!!!」
どうやら完全に覚醒したらしく自身がどんな事をしたのか思い出したようで、穂花の膝から頭を起こし辺りを見渡す。そのまま立ち上がろうとするが体に上手く力が入らない。
「無理するな最上。お前は今魔力欠乏症なんだからな」
治癒解体の覚醒者である大橋宗治が声を掛ける。
魔力欠乏症とは、その名の通り魔力がゼロになった状態の事だ。魔力も体を動かすのに必要なエネルギーだ。それが無ければいくら体力があったとしても動くことは出来ない。
「これを飲め。魔力促進剤だ」
宗治が香織に薬を手渡す。魔力促進剤を飲めば魔力の回復時間が早くなるのでこれで香織はもう大丈夫だろう。
「起きたな」
そこへ咲良がやってきて声を掛けるが、やはりその顔に感情はない。
「なぜあなたがここに?それに…それは私のですよ」
香織は咲良の手に握られている日輪に視線を移す。
「白峯を止めてくれたのは咲良くんなんです」
穂花が状況を理解できていない香織に説明する。
「そうでしたか…迷惑をお掛けしたようですね」
「そんなことはどうでもいい」
お礼を言ったつもりだが、咲良から帰ってきたのは冷たい言葉だった。
「お前は何をしたのか分かっているのか」
「もちろん分かっています」
「咲良くん!香織さんはワザとじゃないんだよ!許してあげて!」
穂花が香織を庇うように咲良の前に出る。
「どけ」
しかし咲良は意に介さず冷たく言い放つ。
「いや!なにするつもりなの!?」
「今はそっとしておくべきだ」
穂花だけでなく宗治も間に割り込み香織を守らんとする。
「香織さんは悪くない!いきなり刀が暴れだして香織さんは必死に抑えようとしてた!悪いのはその刀だよ!」
穂花は必死に香織に代わって弁明をするが、その言葉には咲良にとって聞き捨てならないものだった。
「こいつの所為だと?笑わせるな」
「穂花!それは責任転換だ!」
これ以上話をすると咲良はさらに怒る。それを避けるために陸が何とか抑えようとするがもう遅かった。
「最上香織…お前は罪を働いた。その事実は変わらない」
「白峯を抑えてくれたことは感謝します。しかしそこまで言われる筋合いはありません。もちろんハナト村の皆さんにはしっかりと謝礼と援助をさせて頂きますが今回の事は仕方がないと割り切るしかありません」
「言い訳はそれだけか?」
「言い訳?事実ですよ。それよりも白峯を返してもらいます。それと、あなたは白峯を抑える方法を知っているようですのでそれもよろしくお願いしますね」
香織はまだ日輪を手放す気は無いようだ。咲良から操作方法を聞き出せば問題ないと思っているのだろう。
「こいつは白峯なんて名前じゃない。そもそもお前の所有物でもない」
「何を言っているのです?」
「お前は主人として相応しくない。お前が持てばまた暴走するだけだ」
「ですからその抑え方を教えなさい」
「断る。こいつも望んでいない」
「武器に意思があるような言い方はやめなさい」
「なんとでもいえ。結果は変わらない」
「ふざけないでください。その刀はあなたには………」
そこから香織は声を発する事が出来なかった。首元に冷たい刃の感触があったからだ。
咲良は日輪を抜き、香織の首元に刃を当てていた。
「ちょっ!咲良!」
「やめて!」
秀樹と穂花が突然の出来事に叫び声をあげる。
「お前の戯言は聞き飽きた。死にたくなかったらもう喋るな」
これには流石の香織もコクっと頷くしかなかった。首元に添えられた日輪の刃から、咲良が本気であると本能が感じ取ったからだ。
「お前らも異論は認めない。これは決定事項だ」
咲良の迫力に他の者も頷くしかなかった。
「咲良…大丈夫なのか?」
陸が日輪に視線を移しながら咲良に問いかける。
咲良は日輪を香織から刃を外すと鞘に仕舞いながら答える。
「ギリギリって所だな。もう少しで取り返しのつかない事になっていた」
「間に合ってよかったな」
「良くないさ。修復が必要なほど傷付いてしまった」
日輪は見た目では分からないが思っている以上に損傷しているらしい。
「咲良さん…あなた白峯を修復できるのですね」
性懲りもなく香織が話しかけてくる。
「白峯と呼ぶな。それに俺はお前を許していない」
「なら本当の名前は何です?」
「お前が知る資格はない。それとお前は神器について調べていたらしいな」
「穂花さんから聞きましたよ。あなたは神器に詳しいらしいと…教えてもらえますね?」
「良いだろう。神器とは魔武器など比べ物にならないほどの力を秘めた武器だ。真名を知って初めて扱う資格を得れる。もし間違った使い方をすれば今回のように暴走し破壊の限りを尽くす。わかったか?お前がどれほどバカな事をしたかを」
敢えて教える事で事の重大さを香織に理解させる。
「ではその真名を知れば自由自在に操れると?」
「まさか、それだけな訳がないだろう。真名を知っているものから教えてもらったところで意味はない」
「ならどうすれば?」
「暴走させたばかりの奴に教えるとでも?…はっきり言おう。俺に殺されなかっただけありがたいと思え」
「冗談がキツイですね」
「分かっているだろう。それが冗談ではないと」
「………かと言って素直に受け入れることはできません。その刀は私の物ですから」
ここまで言っても香織は日輪を諦めきれないらしい。
「咲良さん。私はあなたに決闘を申し込みます。勝てば刀は返してもらいます」
「受けるメリットが見当たら………いや、良いだろう。ただしお前が負ければ回数制限、期限もなく俺に従うこと。できなければ死をもって償え」
咲良は敢えて決闘を受ける事にした。その条件は香織にとってとても厳しいものであるがそれを受けるかどうかは香織次第だ。ただ決闘を申し込んだ側の香織がこれを断れば弱者のレッテルを貼られる事になる。
「それは貴方の奴隷になれということですか?」
「お前みたいな奴隷こっちからお断りだ。だが神器を手にするならそれだけの覚悟を持て」
香織は少し悩んだあと結論を出した。
「分かりました。それで良いでしょう」
「香織さん!」
穂花が悲痛な表情で止めようとするがもう決まった事だ。
「心配しないでください。勝てば良いだけですから」
香織は先ほど咲良に気圧された。だがそれは咲良が人を殺したことがあるから出せる殺気なのであって、正面から戦えばまず負けることは無いと考えていた。
「決闘の際、白峯は使わせてもらいますよ」
「だめだ。ん?…………そうか…それがお前の望みか」
咲良は急に目を閉じると日輪に目を向ける。
「どうかしましたか?」
「決闘でこいつを使うのを許可してやる」
「なぜ急に?」
「それをこいつが望んでる」
「またあなたは可笑しな事を言いますね。武器に意思があるような言い方は止めなさいと言ったはずですが」
「あるさ…俺は鍛冶師だからな。意思を感じ取れる」
「そんなことはあり得ません」
香織は自分の理解できない事は認めない主義なのだろうか…咲良の話を一切認めようとしない。
「あり得ない?なぜ言い切れる?ここは異世界だぞ。地球とは違うんだ」
「私たちは地球人ですよ」
「はぁ…もういい。で?どうするつもりだ?」
「もちろん使いますよ」
「但し貸すのは決闘当日だけだ。そうだな…決闘は一週間後という事にしよう」
「分かりました。それで良いでしょう」
「精々負けないように鍛錬するんだな」
まるで格好付けて結局負けてしまう脇役のようなセリフだなと、自分で言っておきながらそう思ったが陸たちにハナト村の後始末を任せてその場を後にする。
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穂花は香織の頭を膝に乗せて休ませていた。
「起きましたか?体調はどうですか?」
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「無理するな最上。お前は今魔力欠乏症なんだからな」
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「これを飲め。魔力促進剤だ」
宗治が香織に薬を手渡す。魔力促進剤を飲めば魔力の回復時間が早くなるのでこれで香織はもう大丈夫だろう。
「起きたな」
そこへ咲良がやってきて声を掛けるが、やはりその顔に感情はない。
「なぜあなたがここに?それに…それは私のですよ」
香織は咲良の手に握られている日輪に視線を移す。
「白峯を止めてくれたのは咲良くんなんです」
穂花が状況を理解できていない香織に説明する。
「そうでしたか…迷惑をお掛けしたようですね」
「そんなことはどうでもいい」
お礼を言ったつもりだが、咲良から帰ってきたのは冷たい言葉だった。
「お前は何をしたのか分かっているのか」
「もちろん分かっています」
「咲良くん!香織さんはワザとじゃないんだよ!許してあげて!」
穂花が香織を庇うように咲良の前に出る。
「どけ」
しかし咲良は意に介さず冷たく言い放つ。
「いや!なにするつもりなの!?」
「今はそっとしておくべきだ」
穂花だけでなく宗治も間に割り込み香織を守らんとする。
「香織さんは悪くない!いきなり刀が暴れだして香織さんは必死に抑えようとしてた!悪いのはその刀だよ!」
穂花は必死に香織に代わって弁明をするが、その言葉には咲良にとって聞き捨てならないものだった。
「こいつの所為だと?笑わせるな」
「穂花!それは責任転換だ!」
これ以上話をすると咲良はさらに怒る。それを避けるために陸が何とか抑えようとするがもう遅かった。
「最上香織…お前は罪を働いた。その事実は変わらない」
「白峯を抑えてくれたことは感謝します。しかしそこまで言われる筋合いはありません。もちろんハナト村の皆さんにはしっかりと謝礼と援助をさせて頂きますが今回の事は仕方がないと割り切るしかありません」
「言い訳はそれだけか?」
「言い訳?事実ですよ。それよりも白峯を返してもらいます。それと、あなたは白峯を抑える方法を知っているようですのでそれもよろしくお願いしますね」
香織はまだ日輪を手放す気は無いようだ。咲良から操作方法を聞き出せば問題ないと思っているのだろう。
「こいつは白峯なんて名前じゃない。そもそもお前の所有物でもない」
「何を言っているのです?」
「お前は主人として相応しくない。お前が持てばまた暴走するだけだ」
「ですからその抑え方を教えなさい」
「断る。こいつも望んでいない」
「武器に意思があるような言い方はやめなさい」
「なんとでもいえ。結果は変わらない」
「ふざけないでください。その刀はあなたには………」
そこから香織は声を発する事が出来なかった。首元に冷たい刃の感触があったからだ。
咲良は日輪を抜き、香織の首元に刃を当てていた。
「ちょっ!咲良!」
「やめて!」
秀樹と穂花が突然の出来事に叫び声をあげる。
「お前の戯言は聞き飽きた。死にたくなかったらもう喋るな」
これには流石の香織もコクっと頷くしかなかった。首元に添えられた日輪の刃から、咲良が本気であると本能が感じ取ったからだ。
「お前らも異論は認めない。これは決定事項だ」
咲良の迫力に他の者も頷くしかなかった。
「咲良…大丈夫なのか?」
陸が日輪に視線を移しながら咲良に問いかける。
咲良は日輪を香織から刃を外すと鞘に仕舞いながら答える。
「ギリギリって所だな。もう少しで取り返しのつかない事になっていた」
「間に合ってよかったな」
「良くないさ。修復が必要なほど傷付いてしまった」
日輪は見た目では分からないが思っている以上に損傷しているらしい。
「咲良さん…あなた白峯を修復できるのですね」
性懲りもなく香織が話しかけてくる。
「白峯と呼ぶな。それに俺はお前を許していない」
「なら本当の名前は何です?」
「お前が知る資格はない。それとお前は神器について調べていたらしいな」
「穂花さんから聞きましたよ。あなたは神器に詳しいらしいと…教えてもらえますね?」
「良いだろう。神器とは魔武器など比べ物にならないほどの力を秘めた武器だ。真名を知って初めて扱う資格を得れる。もし間違った使い方をすれば今回のように暴走し破壊の限りを尽くす。わかったか?お前がどれほどバカな事をしたかを」
敢えて教える事で事の重大さを香織に理解させる。
「ではその真名を知れば自由自在に操れると?」
「まさか、それだけな訳がないだろう。真名を知っているものから教えてもらったところで意味はない」
「ならどうすれば?」
「暴走させたばかりの奴に教えるとでも?…はっきり言おう。俺に殺されなかっただけありがたいと思え」
「冗談がキツイですね」
「分かっているだろう。それが冗談ではないと」
「………かと言って素直に受け入れることはできません。その刀は私の物ですから」
ここまで言っても香織は日輪を諦めきれないらしい。
「咲良さん。私はあなたに決闘を申し込みます。勝てば刀は返してもらいます」
「受けるメリットが見当たら………いや、良いだろう。ただしお前が負ければ回数制限、期限もなく俺に従うこと。できなければ死をもって償え」
咲良は敢えて決闘を受ける事にした。その条件は香織にとってとても厳しいものであるがそれを受けるかどうかは香織次第だ。ただ決闘を申し込んだ側の香織がこれを断れば弱者のレッテルを貼られる事になる。
「それは貴方の奴隷になれということですか?」
「お前みたいな奴隷こっちからお断りだ。だが神器を手にするならそれだけの覚悟を持て」
香織は少し悩んだあと結論を出した。
「分かりました。それで良いでしょう」
「香織さん!」
穂花が悲痛な表情で止めようとするがもう決まった事だ。
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「だめだ。ん?…………そうか…それがお前の望みか」
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「どうかしましたか?」
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「なぜ急に?」
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「またあなたは可笑しな事を言いますね。武器に意思があるような言い方は止めなさいと言ったはずですが」
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「そんなことはあり得ません」
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「私たちは地球人ですよ」
「はぁ…もういい。で?どうするつもりだ?」
「もちろん使いますよ」
「但し貸すのは決闘当日だけだ。そうだな…決闘は一週間後という事にしよう」
「分かりました。それで良いでしょう」
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