神の盤上〜異世界漫遊〜

バン

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第3章 黒竜と歴史

世界情勢

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クロノスにこの世界と異世界人について教えてもらった。昔と変わっていなければだそうだが…

この世界の名は〈アスガルド〉
5つの大陸からなり、
中央のアズール大陸
北のスカーヌ大陸
西のガロン大陸
東のルルシット大陸
南のドメニク大陸
と呼ばれている。


この世界に住む魔物については人間が定めた基準でG~SSS、準災害級、災害級、神級までの階級が決められており、各階級に下位、中位、上位とさらに細かく分けられている。
この森にはC級から災害級までがウヨウヨしている。
ちなみにクロノスは神級上位扱いになるそうだ。


人間もギルドと呼ばれる冒険者組合に属する冒険者がおり、冒険者はG~SSS級、特級まで階級がある。


未だ亮太が全く理解出来ていない魔法についてだがステータスプレートには技能として表示され、火を操れるもの、水を操れるものなどの自然系や身体能力をあげる強化系があり、どれを使えるかは覚醒するまでわからないそうだ。

覚醒方法は人それぞれなので不明で、基本的に1人1つの魔法しか使えない。つまり覚醒していなければ魔法は使えない為、アスガルドの住人全員が使えるわけではない。
また、違う人間が同じ魔法を持っている事はあるが、水を操る魔法と水を生み出す魔法など違いはある。

唯一訓練次第で誰もが使えるようになる魔法が念話と魔力操作である。
魔力操作は後ほど説明しよう。



他にも魔法陣と呼ばれる魔法がある。
これは魔法と言うよりは技術に近い。
魔力を込めた特別な粉や糸を使って様々な形を作ると、その形によって色々な効果が生まれる。

亮太が持っている漆黒の外套にも内側にほんの薄っすらと魔法陣らしきものが描かれている。
形によって効果が違うので知識もかなり必要だが、未だ未知の部分も多い。
形の数だけ効果があると言うことだろう。


異世界人については、不定期でよくアスガルドに現れているらしいが、詳細は不明。
また異世界人が地球に帰れたという文献は残っていないため、恐らく帰れたものはいない。

現れる場所は毎回ランダムで、この「強者の墓場」に異世界人が現れたのはクロノス曰く初めてのようだ。
仮に今までにもこの「強者の墓場」に飛ばされた異世界人がいたとしてもまず生き残ることすら出来ないだろう。
亮太は運や素の実力が高かったため、なんとか生き抜くことが出来たのだ。

戦闘に関しては優れた魔法、身体能力をしているが、アスガルドの住人を大幅に凌駕するほどのものではない。
亮太は例外だとクロノスは言っていたが…


異世界人とアスガルドの住人の見分け方はステータスプレートで偽装ができるか否かだけらしい。クロノスはニオイで分かっていたが、まぁクロノスが特別なのだろう。

先ほども言ったように異世界人がアスガルドに現れる理解は不明だが、各大陸に数カ所、霧に包まれた謎の場所があり、中はどうなっているからクロノスも知らないらしい。なんでもその霧は異世界人以外を拒むようで、アスガルドの住人が入ってもすぐ外に出てしまうようだ。
異世界人は入れるが出てきたものはいないので霧の中の詳細は不明。可能性として地球に戻れたか、中で何かが起こり命を落としたかが考えられる。



クロノスの話を聞き亮太のこれからの行動は決まった。
まずは同じ異世界人を探す。
このアスガルドの世界で見つけることは難しいが不可能ではないだろう。それにあの光に包まれた時、同じ教室にいた委員のメンバーもアスガルドに来ている可能性がある。つまり陸や秀樹らもいるかもしれない。

そして、実力を付けつつ、異世界人しか入れない霧を目指し、出来るならその謎を解くことだ。
ただ亮太にはあまり地球に帰りたいと思う気持ちはない。どちらかといえば亮太はアスガルドで生きるべき人間なのかもしれない。

それに…アスガルドは刺激で満ち溢れている。


どちらにしろ先は長そうだと思う亮太であった。
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