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第6章 新天地と冒険者
村人防衛
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次の日の朝…
(!!!)
何かの気配を感じた咲良は目を覚ました。
(まだ遠いが…何かくるな…)
急いで支度をし、外に出る。村の景色は昨日となんら変わりない。
村人は皆すでに起きており、畑仕事などをしているのが目に入る。
この光景を見て誰がこの村に何かが近付いていると分かるだろうか…
(村の連中はまだ気付いていない……近づいているのは魔物で間違いないが…数が尋常じゃない。不味いな)
咲良が感じ取った気配は魔物である。
距離はまだ遠いが確実にこの村に向かっている。
急いでまだ寝ていた村長を起こしに戻る。
村長なのに村の人より起きるのが遅いということは今重要なことではない。
咲良も外に出ると気配をより正確に探るため集中する。
向こうから村長が集まれ!と声をかけているのが聞こえて来る。
(約200体はいるな…それに何匹か強力な気配もある…恐らく群のボスだろう……ん?)
気配を探ると魔物以外の気配も感じられた。
それも魔物の大群から少し離れた後ろに…
(これは…人だな。気配からして恐らく冒険者……この状況から考えると……冒険者が群れを取り逃がして追いかけてるってところだな。まったく…追い掛けるなら村の位置をしっかり把握しろっての)
悪態をつくが今更どうしようもないことはわかっているためすぐに切り替える。
耳を澄ませばドドドドドッと魔物の群れの足音が聞こえる。
村の中心には村人がすでに全員集まっている。
なんとか間に合ったようだ。
咲良は地面に村人が全員入る大きさの円を書いていく。
「なんじゃこれは?」
「全員この円の中に入り、決して出ないでください」
「どういうことじゃ?」
「皆さんを守ります」
「わかった…全員この円の中に入るのじゃ!」
村長が大声で叫ぶと、ぞろぞろと不安そうな表情を浮かべながら村人が円の中に入っていく。
村人全員が円に入るのを確認すると魔力を線に沿ってドーム状に展開させる。
所謂バリアみたいなものだ。
「これは!…魔力か!」
村長には魔力を感知できる様だ。
「ほぉ…分かりましたか」
「わしも若い頃は冒険者をしとったからの」
「なるほど。魔力で覆っているのでその円の中は安全です」
「魔力にこんな使い方があるとは…お主いったい…」
何者なんじゃといいかけた村長だが、その言葉を発する事はなかった。
村長の視界にすでに村に入ろうとしている魔物の群れが写ったからだ。
「お主…無理はするでない…まだ若い…無理だと思ったら迷わず逃げるのじゃ」
「お気遣いなく」
そう村長に言い残すと咲良は村に侵入した魔物に向かって駆け出す。
ようやく魔物の全貌が見えた。
魔物はオーク。ゴブリンの倍の大きさがあり、その強さはゴブリンとは比にならない。ゴブリンの階級はG級の中でも下位に位置するがオークはE級の中位だ。1つ階級が変わるだけで強さは桁違いだ。
それも200体はいる。その中で数体は強い気配を感じるがそれよりも一番後ろにいる一体が一番気配が強い。
(あいつがボスだな)
まず咲良は先頭のオークに突っ込み村正でまとめて切り裂く。
(塵も積もれば山となるってか…数が多いのもなかなか面倒だな…)
今咲良は抑制の首飾りによって全てのステータスをBにまで落としている。元々のステータスでは一瞬で終わってしまい、技術や経験を積めない。
咲良は凄まじい速度で移動しながらオークを切り裂き、村人のところには一切近付けない。
「すごい!」
村人の誰かが呟いた。
(キリがねぇな…)
オークを切っても切っても森の奥から次々と出てくる。
咲良は跳躍して後ろに下がりオークから距離を取ると…
「弐ノ型 飛翔!」
飛ぶ斬撃がオークの群れに襲い掛かり、一気に4体のオークが真っ二つになった。
(チッ!…オークの死体が邪魔でなかなか前に進めない。…なら!)
「参ノ型 嵐戒!」
回転した魔力が竜巻のようになってオークにぶつかり、地面に転がっている死体ごと森の方へと吹き飛ばす。
(これで少しは楽になったな)
すると一体の鎧を着たオークが咲良に襲いかかる。
(こいつは…)
鎧を着たオークはオークジェネラル、D級だ。
数体の気配が強い魔物の正体はコイツだ。
オークジェネラルの体格は普通のオークとほぼ変わらないが様々な武器を持っており、力と速さはオークより上であり、普通のオークと思って舐めれば痛い目を見る。
そのオークジェネラルが、持っていた大きな鉈で咲良に殴りかかるが、難なく避けて村正に魔力を付与し斬れ味をあげて鎧ごと切り裂く。
普通の冒険者からするとオークジェネラルは中々の強敵だが、咲良にとっては武器を持ったただのオークとさほど変わらない。詰まる所、敵ではない。
(オークよりもこいつらを優先的に狙ったほうがいいな…)
改めて気配を探り他のオークジェネラルを探す。
(いた…後ろに引っ込んでやがる…舐めるなよ…攻撃が飛んでこないと思ったら大間違いだ)
咲良は遠くのオークジェネラルに村正の切っ先を向けて後ろに引く。
「肆ノ型 鬼哭!」
そしてフェンシングの様に前へと村正を突き出すと、まるで刀身が伸びていき、後ろにいたオークジェネラルを前にいた数体のオークごと貫いた。
暁流肆ノ型 鬼哭
魔力と氣を細く長く鋭く圧縮し、刀身として伸ばす技。魔力と氣の量によって長さが変わる。
鬼哭を連続で使用し、奥に潜んでいたオークジェネラルを全て貫いて殺す。
今のステータスでは魔力と氣は余り多様出来ず鬼哭の距離が短くなるので、普段よりもかなり細くする事で距離を稼いだ。
(オークジェネラルがいなくなって統率が乱れると思ったが、まだボスがいるから乱れないな…)
咲良は一番奥で微動だにせず佇んでいる一番大きなオークを見る。そのオークはオークキングと呼ばれC級の個体だ。
咲良は周りのオークを切り裂きならがオークキングに向かって走る。
オークキングを守る様に他のオークが前に集まってくるが…
「邪魔だ!…飛翔!」
集まったオークを飛翔で片っ端から切り捨てると同時に咲良はオークではなく空に向かって村正を振るった。
オークが一掃されたことによって、ようやくオークキングが前に出て来たためその全貌が見えた。
オークの倍はある身体に分厚い鎧を纏い、巨大な剣を持っている。
「ようやくお出ましか…」
グラララァー
オークキングが奇声をあげて咲良に向かって突っ込んでくる。そのスピードはオークジェネラルの比ではない。
だが咲良は村正を構える事はなく、それどころか鞘に収めてしまった。
「…お前の出番はすでに終わってる」
ドドドドドドドッ
その瞬間、空から無数の斬撃が落ちて来て、オークキングをバラバラに切り裂いた。
「暁流 星墜。お前への攻撃はすでにしてたんだよ…ってもう死んでるか」
暁流 星墜
弐ノ型 飛翔を空中に飛ばし、好きなタイミングで流星の様に落ちて相手を斬る時間差技。
先ほど空に向かって村正を振るったのは飛翔を放っていたのだ。
「後は…雑魚処理だな」
その後すぐにオークの群れは咲良によって全滅させられた。
統率の取れなくなったオークを全滅させるのは簡単だった。
(!!!)
何かの気配を感じた咲良は目を覚ました。
(まだ遠いが…何かくるな…)
急いで支度をし、外に出る。村の景色は昨日となんら変わりない。
村人は皆すでに起きており、畑仕事などをしているのが目に入る。
この光景を見て誰がこの村に何かが近付いていると分かるだろうか…
(村の連中はまだ気付いていない……近づいているのは魔物で間違いないが…数が尋常じゃない。不味いな)
咲良が感じ取った気配は魔物である。
距離はまだ遠いが確実にこの村に向かっている。
急いでまだ寝ていた村長を起こしに戻る。
村長なのに村の人より起きるのが遅いということは今重要なことではない。
咲良も外に出ると気配をより正確に探るため集中する。
向こうから村長が集まれ!と声をかけているのが聞こえて来る。
(約200体はいるな…それに何匹か強力な気配もある…恐らく群のボスだろう……ん?)
気配を探ると魔物以外の気配も感じられた。
それも魔物の大群から少し離れた後ろに…
(これは…人だな。気配からして恐らく冒険者……この状況から考えると……冒険者が群れを取り逃がして追いかけてるってところだな。まったく…追い掛けるなら村の位置をしっかり把握しろっての)
悪態をつくが今更どうしようもないことはわかっているためすぐに切り替える。
耳を澄ませばドドドドドッと魔物の群れの足音が聞こえる。
村の中心には村人がすでに全員集まっている。
なんとか間に合ったようだ。
咲良は地面に村人が全員入る大きさの円を書いていく。
「なんじゃこれは?」
「全員この円の中に入り、決して出ないでください」
「どういうことじゃ?」
「皆さんを守ります」
「わかった…全員この円の中に入るのじゃ!」
村長が大声で叫ぶと、ぞろぞろと不安そうな表情を浮かべながら村人が円の中に入っていく。
村人全員が円に入るのを確認すると魔力を線に沿ってドーム状に展開させる。
所謂バリアみたいなものだ。
「これは!…魔力か!」
村長には魔力を感知できる様だ。
「ほぉ…分かりましたか」
「わしも若い頃は冒険者をしとったからの」
「なるほど。魔力で覆っているのでその円の中は安全です」
「魔力にこんな使い方があるとは…お主いったい…」
何者なんじゃといいかけた村長だが、その言葉を発する事はなかった。
村長の視界にすでに村に入ろうとしている魔物の群れが写ったからだ。
「お主…無理はするでない…まだ若い…無理だと思ったら迷わず逃げるのじゃ」
「お気遣いなく」
そう村長に言い残すと咲良は村に侵入した魔物に向かって駆け出す。
ようやく魔物の全貌が見えた。
魔物はオーク。ゴブリンの倍の大きさがあり、その強さはゴブリンとは比にならない。ゴブリンの階級はG級の中でも下位に位置するがオークはE級の中位だ。1つ階級が変わるだけで強さは桁違いだ。
それも200体はいる。その中で数体は強い気配を感じるがそれよりも一番後ろにいる一体が一番気配が強い。
(あいつがボスだな)
まず咲良は先頭のオークに突っ込み村正でまとめて切り裂く。
(塵も積もれば山となるってか…数が多いのもなかなか面倒だな…)
今咲良は抑制の首飾りによって全てのステータスをBにまで落としている。元々のステータスでは一瞬で終わってしまい、技術や経験を積めない。
咲良は凄まじい速度で移動しながらオークを切り裂き、村人のところには一切近付けない。
「すごい!」
村人の誰かが呟いた。
(キリがねぇな…)
オークを切っても切っても森の奥から次々と出てくる。
咲良は跳躍して後ろに下がりオークから距離を取ると…
「弐ノ型 飛翔!」
飛ぶ斬撃がオークの群れに襲い掛かり、一気に4体のオークが真っ二つになった。
(チッ!…オークの死体が邪魔でなかなか前に進めない。…なら!)
「参ノ型 嵐戒!」
回転した魔力が竜巻のようになってオークにぶつかり、地面に転がっている死体ごと森の方へと吹き飛ばす。
(これで少しは楽になったな)
すると一体の鎧を着たオークが咲良に襲いかかる。
(こいつは…)
鎧を着たオークはオークジェネラル、D級だ。
数体の気配が強い魔物の正体はコイツだ。
オークジェネラルの体格は普通のオークとほぼ変わらないが様々な武器を持っており、力と速さはオークより上であり、普通のオークと思って舐めれば痛い目を見る。
そのオークジェネラルが、持っていた大きな鉈で咲良に殴りかかるが、難なく避けて村正に魔力を付与し斬れ味をあげて鎧ごと切り裂く。
普通の冒険者からするとオークジェネラルは中々の強敵だが、咲良にとっては武器を持ったただのオークとさほど変わらない。詰まる所、敵ではない。
(オークよりもこいつらを優先的に狙ったほうがいいな…)
改めて気配を探り他のオークジェネラルを探す。
(いた…後ろに引っ込んでやがる…舐めるなよ…攻撃が飛んでこないと思ったら大間違いだ)
咲良は遠くのオークジェネラルに村正の切っ先を向けて後ろに引く。
「肆ノ型 鬼哭!」
そしてフェンシングの様に前へと村正を突き出すと、まるで刀身が伸びていき、後ろにいたオークジェネラルを前にいた数体のオークごと貫いた。
暁流肆ノ型 鬼哭
魔力と氣を細く長く鋭く圧縮し、刀身として伸ばす技。魔力と氣の量によって長さが変わる。
鬼哭を連続で使用し、奥に潜んでいたオークジェネラルを全て貫いて殺す。
今のステータスでは魔力と氣は余り多様出来ず鬼哭の距離が短くなるので、普段よりもかなり細くする事で距離を稼いだ。
(オークジェネラルがいなくなって統率が乱れると思ったが、まだボスがいるから乱れないな…)
咲良は一番奥で微動だにせず佇んでいる一番大きなオークを見る。そのオークはオークキングと呼ばれC級の個体だ。
咲良は周りのオークを切り裂きならがオークキングに向かって走る。
オークキングを守る様に他のオークが前に集まってくるが…
「邪魔だ!…飛翔!」
集まったオークを飛翔で片っ端から切り捨てると同時に咲良はオークではなく空に向かって村正を振るった。
オークが一掃されたことによって、ようやくオークキングが前に出て来たためその全貌が見えた。
オークの倍はある身体に分厚い鎧を纏い、巨大な剣を持っている。
「ようやくお出ましか…」
グラララァー
オークキングが奇声をあげて咲良に向かって突っ込んでくる。そのスピードはオークジェネラルの比ではない。
だが咲良は村正を構える事はなく、それどころか鞘に収めてしまった。
「…お前の出番はすでに終わってる」
ドドドドドドドッ
その瞬間、空から無数の斬撃が落ちて来て、オークキングをバラバラに切り裂いた。
「暁流 星墜。お前への攻撃はすでにしてたんだよ…ってもう死んでるか」
暁流 星墜
弐ノ型 飛翔を空中に飛ばし、好きなタイミングで流星の様に落ちて相手を斬る時間差技。
先ほど空に向かって村正を振るったのは飛翔を放っていたのだ。
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