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第6章 新天地と冒険者
片鱗発揮
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「はぁ…めんどくせぇ」
今咲良はギルドマスター室前にいる。
「では後はギルドマスターに任せていますので私はこれで」
ここまで連れて来たサイモンが立ち去っていく。
咲良の予想通りなら確実に面倒なことになる。
ギルドマスターからすれば恐らく咲良は危険人物候補だ。
下手に正体を隠すより、さらけ出す方が楽かも知れないなど色々考えたが…
「どうとでもなれ」
諦めて扉をノックする。
「お入りください」
中に入ると妖艶な雰囲気を纏った女性が待っており、傷みなど一切ない輝く銀の長髪と尖った耳が目を惹く。
「初めまして咲良さん…〈明けの明星〉ギルドマスターのマリアです。見ての通りエルフです」
「初めまして。エルフでしたか」
(初めて見たな…以前読んだ本に載っていた絵そのものだ。そういえばアスガルドで人間以外の種族に会ったのも初めてだな)
エルフ
精霊に近い存在で寿命は人族よりも長く何百年と生きる個体もいる。火、水、土、風のいずれかの属性を宿し、生まれた頃からその属性の魔法を使えるため覚醒はない。魔力量は人族を遥かに超える。
「俺になんの用です?」
「まずは先日の件ですが、ありがとうございました」
「たまたま居合わせただけですよ」
「それでもです。こちらの不手際ですし、あなたがいなければ死者が出ていたでしょう。こちらがその報酬です」
硬貨が入っている皮袋を咲良に手渡す。
中を見ると金板6枚が入っていた。日本円にすると600万円の値がある。
「…多すぎませんか?」
「いえ…あのオークの群れを倒した事と村人を無傷で守った事、後は冒険者の失態を含めるとそれが妥当です…」
「そうですか」
「それで、あなたの功績を組合本部に掛け合ったところ…あなたを特例ですがB級に昇格させる事となりました」
「良いのですか?」
「あなたはB級程度の実力を持っていると判断されましたし、お詫びも兼ねています」
これで少しは刺激のある依頼を受けれると心の中で喜んだ。B級になればまだ遭遇したことのない魔物に出会えるからだ。
「そこでひとつ提案なのですが…」
「なんですか?」
「私のギルド〈明けの明星〉に所属する気はありませんか?…あなたほどの実力者は大歓迎ですよ」
「魅力的ではありますが遠慮させてもらいます。俺は王都に居座るつもりはないので」
「様々な特典もあるんですよ?」
ギルドに所属すると、報酬の上乗せ、契約金と違約金の減額、等様々な援助が受けられる。ギルド側は援助によって冒険者の功績を上げることで、ギルドの名が売れるという仕組みだ。
「それでもです」
「報酬だって増えますよ?」
「もういいですか?」
咲良はギルドに所属する気は一切ない。
各地を旅するという理由もあるが、このマリアというギルドマスターは咲良を手元に置きたいと考えているはずだ。そうすれば監視もしやすい。
「そうですか…ですが気が変わればいつでも言ってくださいね」
「気が変わる事はないと思いますが」
「ふふっ…ところで話は変わるのですが…」
マリアの纏う雰囲気が変わる。
「あなたは何者ですか?」
「やはりそっちが本命ですか…」
予想通りの展開に咲良は小さく溜息をつく。
「答えなさい」
「答える義務はない…」
口調を元に戻す事で拒否の意を示す。
「その答えが許されるとでも?」
「お前がどうしようが知ったことか…」
「今あなたは自分がどんな立場にいるのかわかっていない様ですね。E級にして200体のオークの討伐、鍛治師流桜として作る武具は超高性能、王都に来る前の情報も一切ない。あなたは謎が多すぎる」
どうやら咲良の素性は粗方調べ上げたようだ。確かに怪しさ満点だ。しかし、得た情報だけでも異世界人の可能性有りと思えそうだが…
「だからどうした?」
「ですから質問に答えなさい」
「無理だな…それに自分が何者なのかなんて…答えることのできる奴の方が少ないだろ」
「……それでもお聞きします…答えるまでここからは出しません」
動きを止めるためかマリアから濃密な殺気が咲良に襲いかかる。仮に咲良の実力がB級程度なら息をする事すら難しい殺気だ。
咲良が動かないでいるとマリアは殺気で動けないと思っているのだろう。
「この殺気から逃れたければ答えなさい。どこから来て何をするつもりなのか。素性に謎の多い者をギルドマスターとして野放しには出来ません。あなたも異端者認定はされたくないでしょう」
(やっぱ予想通りだったか……怪しまれるのはわかってはいたが……この強硬手段に出るとは予想外だ)
「喋る事が出来ませんか?でしたらもう少しだけ抑えて差し上げましょうか?」
「結構だ…」
「!!!」
マリアは咲良が平然と喋った事でそんなバカなと言うような表情をしている。まだ殺気を弱めていないのに話せるとは思わなかった様だ。
「あんた程度の殺気など、いくら浴びた所でなんともない」
「そんなまさか……」
「驚きか?…」
「……ありえない」
「ならもっと驚かせてやろうか」
咲良はマリアが放った殺気よりも何倍も濃密な殺気を放った。殺気の強さは今までの経験や精神のステータスに依存する。クロノスとの修行で経験値は高めであり、何より精神のステータスはSSSだ。マリアの精神はAなので、咲良の殺気に耐えれるはずもない。
「ぁ…ぁ……ぁ…」
マリアは悲鳴すらあげられない。
「これが本物の殺気だ…喋れるぐらいまで抑えてやろうか?」
咲良は冗談だとでも言う顔で殺気を消した。
「ハッ…ハッ…ハッ…」
息が出来ていなかったのか呼吸を荒げている。
「落ち着け」
「だ…誰の…せい…だと…思ってるん…ですか」
「悪かったよ…あんたのやり方にイラっとしてな」
「う…うえ…には…ハァハァ…うえが…いる…もんです…ね…」
「そう言う事だ。まぁ心配するな、俺は只の異世界人だからな…」
謝罪の意味も込めて異世界人であることを明かす。
「異世界人…でしたか…」
「それが分かっただけで充分だろ」
マリアは少し落ち着いたようだ。
「あぁ…もういいか?」
「最後に…ふたつだけ…聞かせてください」
咲良の尋常ではない殺気を浴びたにも関わらず中々図太い性格をしているようだ。
「ふたつもか…欲張りだな…」
「あなたは敵ですか?…それとも味方ですか?」
「味方…と考えてもらって構わない」
「それは…良かったです」
「最後の質問だな」
「えぇ…これは…単純に私の…興味本位ですが…先ほどの殺気は全力ですか?」
マリアは先ほどの殺気が全力であって欲しいと願うが…
「……まさか…」
「やはりそうでしたか…敵に回さないよう…注意しなければ…なりませんね」
「人を腫れ物扱いするな」
「腫れ物だなんて…そんな言葉じゃあなたは収まりそうに…ありませんね」
「なら俺からも一つ」
咲良には気になることがある。
「何故こんな手段に出た?俺の素性を知るだけなら他にも手段はあったはずだ」
「一目で貴方が相当な実力者であると分かったので、これが一番手っ取り早いかと……早計でしたが…」
「なるほど。じゃあもう行く。言い忘れていたが今日あった事は他言無用だ。後々めんどくさいからな」
「言うわけありませんよ…」
「ならいい…じゃあな。あんたとはまた会いそうな気がする」
咲良はそう言い残して部屋を後にする。
「はぁ……予想以上の化け物ですね。彼は絶対に怒らせてはいけませんが…味方と考えれば…これほど頼もしい者は他にいないですね………さらに興味を持ってしまった自分が嫌いになりそうです…」
マリアは咲良を謎の多い危険人物から不思議な青年へと印象を変えたのであった。
今咲良はギルドマスター室前にいる。
「では後はギルドマスターに任せていますので私はこれで」
ここまで連れて来たサイモンが立ち去っていく。
咲良の予想通りなら確実に面倒なことになる。
ギルドマスターからすれば恐らく咲良は危険人物候補だ。
下手に正体を隠すより、さらけ出す方が楽かも知れないなど色々考えたが…
「どうとでもなれ」
諦めて扉をノックする。
「お入りください」
中に入ると妖艶な雰囲気を纏った女性が待っており、傷みなど一切ない輝く銀の長髪と尖った耳が目を惹く。
「初めまして咲良さん…〈明けの明星〉ギルドマスターのマリアです。見ての通りエルフです」
「初めまして。エルフでしたか」
(初めて見たな…以前読んだ本に載っていた絵そのものだ。そういえばアスガルドで人間以外の種族に会ったのも初めてだな)
エルフ
精霊に近い存在で寿命は人族よりも長く何百年と生きる個体もいる。火、水、土、風のいずれかの属性を宿し、生まれた頃からその属性の魔法を使えるため覚醒はない。魔力量は人族を遥かに超える。
「俺になんの用です?」
「まずは先日の件ですが、ありがとうございました」
「たまたま居合わせただけですよ」
「それでもです。こちらの不手際ですし、あなたがいなければ死者が出ていたでしょう。こちらがその報酬です」
硬貨が入っている皮袋を咲良に手渡す。
中を見ると金板6枚が入っていた。日本円にすると600万円の値がある。
「…多すぎませんか?」
「いえ…あのオークの群れを倒した事と村人を無傷で守った事、後は冒険者の失態を含めるとそれが妥当です…」
「そうですか」
「それで、あなたの功績を組合本部に掛け合ったところ…あなたを特例ですがB級に昇格させる事となりました」
「良いのですか?」
「あなたはB級程度の実力を持っていると判断されましたし、お詫びも兼ねています」
これで少しは刺激のある依頼を受けれると心の中で喜んだ。B級になればまだ遭遇したことのない魔物に出会えるからだ。
「そこでひとつ提案なのですが…」
「なんですか?」
「私のギルド〈明けの明星〉に所属する気はありませんか?…あなたほどの実力者は大歓迎ですよ」
「魅力的ではありますが遠慮させてもらいます。俺は王都に居座るつもりはないので」
「様々な特典もあるんですよ?」
ギルドに所属すると、報酬の上乗せ、契約金と違約金の減額、等様々な援助が受けられる。ギルド側は援助によって冒険者の功績を上げることで、ギルドの名が売れるという仕組みだ。
「それでもです」
「報酬だって増えますよ?」
「もういいですか?」
咲良はギルドに所属する気は一切ない。
各地を旅するという理由もあるが、このマリアというギルドマスターは咲良を手元に置きたいと考えているはずだ。そうすれば監視もしやすい。
「そうですか…ですが気が変わればいつでも言ってくださいね」
「気が変わる事はないと思いますが」
「ふふっ…ところで話は変わるのですが…」
マリアの纏う雰囲気が変わる。
「あなたは何者ですか?」
「やはりそっちが本命ですか…」
予想通りの展開に咲良は小さく溜息をつく。
「答えなさい」
「答える義務はない…」
口調を元に戻す事で拒否の意を示す。
「その答えが許されるとでも?」
「お前がどうしようが知ったことか…」
「今あなたは自分がどんな立場にいるのかわかっていない様ですね。E級にして200体のオークの討伐、鍛治師流桜として作る武具は超高性能、王都に来る前の情報も一切ない。あなたは謎が多すぎる」
どうやら咲良の素性は粗方調べ上げたようだ。確かに怪しさ満点だ。しかし、得た情報だけでも異世界人の可能性有りと思えそうだが…
「だからどうした?」
「ですから質問に答えなさい」
「無理だな…それに自分が何者なのかなんて…答えることのできる奴の方が少ないだろ」
「……それでもお聞きします…答えるまでここからは出しません」
動きを止めるためかマリアから濃密な殺気が咲良に襲いかかる。仮に咲良の実力がB級程度なら息をする事すら難しい殺気だ。
咲良が動かないでいるとマリアは殺気で動けないと思っているのだろう。
「この殺気から逃れたければ答えなさい。どこから来て何をするつもりなのか。素性に謎の多い者をギルドマスターとして野放しには出来ません。あなたも異端者認定はされたくないでしょう」
(やっぱ予想通りだったか……怪しまれるのはわかってはいたが……この強硬手段に出るとは予想外だ)
「喋る事が出来ませんか?でしたらもう少しだけ抑えて差し上げましょうか?」
「結構だ…」
「!!!」
マリアは咲良が平然と喋った事でそんなバカなと言うような表情をしている。まだ殺気を弱めていないのに話せるとは思わなかった様だ。
「あんた程度の殺気など、いくら浴びた所でなんともない」
「そんなまさか……」
「驚きか?…」
「……ありえない」
「ならもっと驚かせてやろうか」
咲良はマリアが放った殺気よりも何倍も濃密な殺気を放った。殺気の強さは今までの経験や精神のステータスに依存する。クロノスとの修行で経験値は高めであり、何より精神のステータスはSSSだ。マリアの精神はAなので、咲良の殺気に耐えれるはずもない。
「ぁ…ぁ……ぁ…」
マリアは悲鳴すらあげられない。
「これが本物の殺気だ…喋れるぐらいまで抑えてやろうか?」
咲良は冗談だとでも言う顔で殺気を消した。
「ハッ…ハッ…ハッ…」
息が出来ていなかったのか呼吸を荒げている。
「落ち着け」
「だ…誰の…せい…だと…思ってるん…ですか」
「悪かったよ…あんたのやり方にイラっとしてな」
「う…うえ…には…ハァハァ…うえが…いる…もんです…ね…」
「そう言う事だ。まぁ心配するな、俺は只の異世界人だからな…」
謝罪の意味も込めて異世界人であることを明かす。
「異世界人…でしたか…」
「それが分かっただけで充分だろ」
マリアは少し落ち着いたようだ。
「あぁ…もういいか?」
「最後に…ふたつだけ…聞かせてください」
咲良の尋常ではない殺気を浴びたにも関わらず中々図太い性格をしているようだ。
「ふたつもか…欲張りだな…」
「あなたは敵ですか?…それとも味方ですか?」
「味方…と考えてもらって構わない」
「それは…良かったです」
「最後の質問だな」
「えぇ…これは…単純に私の…興味本位ですが…先ほどの殺気は全力ですか?」
マリアは先ほどの殺気が全力であって欲しいと願うが…
「……まさか…」
「やはりそうでしたか…敵に回さないよう…注意しなければ…なりませんね」
「人を腫れ物扱いするな」
「腫れ物だなんて…そんな言葉じゃあなたは収まりそうに…ありませんね」
「なら俺からも一つ」
咲良には気になることがある。
「何故こんな手段に出た?俺の素性を知るだけなら他にも手段はあったはずだ」
「一目で貴方が相当な実力者であると分かったので、これが一番手っ取り早いかと……早計でしたが…」
「なるほど。じゃあもう行く。言い忘れていたが今日あった事は他言無用だ。後々めんどくさいからな」
「言うわけありませんよ…」
「ならいい…じゃあな。あんたとはまた会いそうな気がする」
咲良はそう言い残して部屋を後にする。
「はぁ……予想以上の化け物ですね。彼は絶対に怒らせてはいけませんが…味方と考えれば…これほど頼もしい者は他にいないですね………さらに興味を持ってしまった自分が嫌いになりそうです…」
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