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エピローグ
第四十五話 最終話 エピローグ
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俺はジブリルを大使館に連れて行く。クラウディアは大魔王に気圧されたのか、終始無言だ。
ジブリルには悪いが、矢を無理やり抜いて、治療を施す。俺の魔力があれば完治まで数分とかからない。ただ、大魔王の眠りだけは解除できない。母がどのくらい強く魔法を使ったのかわからないが、起きるまで待つしかないだろうな。
「クラウディア、ジブリルの服を着替えさせてくれるか? 俺は女の服の着方がわからない」
「うん、そのぐらいならいいよ」
「ああ、くそっ。あいつら、俺の獲物にしておくんだった」
「そういう怖い話は、しなくてもいいんじゃない?」
「お前はもし、母親の仇を他の誰かに取られたとして我慢できるのか?」
「我慢はできないけど、納得はできると思う」
「……納得かぁ、それなら俺もできそうだ」
ジブリルが起きるまでまつ。できれば四時までに起きてほしい。焼き鳥屋には気兼ねなしに行きたいのだ。一時間ほどしてシヲウルが戻ってきたが、前ほど気にならない。
「普段から疲れていたんだろう。お前の相手をしてたからな」と言われたが、妙に納得できた。自然に起きるまで寝かせてろと言われたのでそのまま待つ。
シヲウルはオリギナ皇帝にクリミナ王国の件を報告してそのまま自分の居城に帰ったらしい。
ジブリルが起きた後、レトスが迎えに来たと言うので、ジブリルとクラウディアを連れて焼き鳥屋に向かう。レトスはゼロミスとかいう人間を連れていたが、誰だっけ? こいつ? 話を聞けば爆弾を見逃した人らしいが、クリミナ王国の件を説明して見逃してやった。
これから焼き鳥を食べる。美味しい物を沢山食べるのだ。それに比べたらこいつのことなんてどうでもいいというのが本音だ。焼き鳥のための時間を割くことすらもったいない。
俺はレトスをせかして焼き鳥屋への道を歩く。よだれがもう止まらない。
焼き鳥屋ではメニューを片端から注文し、半分も食べきれないうちに満足して眠ってしまった。
ジブリルには悪いが、矢を無理やり抜いて、治療を施す。俺の魔力があれば完治まで数分とかからない。ただ、大魔王の眠りだけは解除できない。母がどのくらい強く魔法を使ったのかわからないが、起きるまで待つしかないだろうな。
「クラウディア、ジブリルの服を着替えさせてくれるか? 俺は女の服の着方がわからない」
「うん、そのぐらいならいいよ」
「ああ、くそっ。あいつら、俺の獲物にしておくんだった」
「そういう怖い話は、しなくてもいいんじゃない?」
「お前はもし、母親の仇を他の誰かに取られたとして我慢できるのか?」
「我慢はできないけど、納得はできると思う」
「……納得かぁ、それなら俺もできそうだ」
ジブリルが起きるまでまつ。できれば四時までに起きてほしい。焼き鳥屋には気兼ねなしに行きたいのだ。一時間ほどしてシヲウルが戻ってきたが、前ほど気にならない。
「普段から疲れていたんだろう。お前の相手をしてたからな」と言われたが、妙に納得できた。自然に起きるまで寝かせてろと言われたのでそのまま待つ。
シヲウルはオリギナ皇帝にクリミナ王国の件を報告してそのまま自分の居城に帰ったらしい。
ジブリルが起きた後、レトスが迎えに来たと言うので、ジブリルとクラウディアを連れて焼き鳥屋に向かう。レトスはゼロミスとかいう人間を連れていたが、誰だっけ? こいつ? 話を聞けば爆弾を見逃した人らしいが、クリミナ王国の件を説明して見逃してやった。
これから焼き鳥を食べる。美味しい物を沢山食べるのだ。それに比べたらこいつのことなんてどうでもいいというのが本音だ。焼き鳥のための時間を割くことすらもったいない。
俺はレトスをせかして焼き鳥屋への道を歩く。よだれがもう止まらない。
焼き鳥屋ではメニューを片端から注文し、半分も食べきれないうちに満足して眠ってしまった。
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