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第一章 乙女ゲームに転生した転性者は純潔を守るためバッドエンドを目指す
43.結婚式イベント2
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最後に、達筆過ぎて読めない書類にサインする。ブレイデン君をホワイト家に迎え入れるのに必要だという書類だ。参列した皆にもサインしてもらい式典は終了した。
式典の招待客は、口々に「おめでとうございます」と言って帰っていく。
国王
「見事な式であった」
アンジェリカ
「本日はお忙しい中、ワタクシどもの式にお越し下さいまして、この様な華々しい栄誉を有難うございます」
国王
「今後の活躍も期待しているよ!」
ブレイデン
「有り難きお言葉、大変光栄でございます」
リチャード王子
「ふん! 貧乏伯爵令嬢には平民の成り上がり野郎がお似合いだな!」
リチャード王子は杯の交換で相当飲んだのか、赤い顔でふらふらしている。
アンジェリカ
「はい! ブレイデン君とは良いコンビなのです!」
リチャード王子は顔を押さえて泣き始めた。
国王
「すまないね。だいぶ酔っているようだ」
アンジェリカ
「いいえ~、お気になさらず!」
国王夫妻はリチャード王子を連れて馬車へと乗り込み帰っていった。
ブルー侯爵
「君達が、こんな素晴らしい案でホワイト領を立て直すとは思わなかったよ。アンジェリカ嬢が、こんなに美しく、聡明であることにも、正直驚いた。もっと早く、アンジェリカ嬢の素晴らしさに気が付いていたら、今頃は私の娘になっていたのだろうか?」
ブレイデン
「お褒めの言葉有難うございます。ですが、それはあり得ません」
ブレイデンは笑顔のままキッパリと答えた。
おいおい、そんなにハッキリ否定するなんて俺に対して失礼じゃないか? 確かに宰相様の娘になるような洗練されたレディじゃないし、俺自身想像もつかないけどさぁ~。仮にも俺は伯爵令嬢なんだし、もうちょっと、言い方があるだろ?
アンジェリカ
「宰相様流のお世辞ですよね? もう、ブレイデン君は冗談が通じないんだから! 困っちゃいますよねぇ~?」
ブレイデン
「申し訳ありません」
ブルー侯爵
「いやはや、仲睦まじくて羨ましい事だ」
ミカエル
「この度は、晴れやかなる縁組、誠におめでとうございます」
アンジェリカ
「有難うございます!」
ミカエル
「以前、アンジェリカ嬢は、あ、もう、お嬢様ではないのですよね...アンジェリカ様とお呼びしなくては」
アンジェリカ
「確かに、ワタクシは一人前のレディですけど気になさらなくて大丈夫です」
ミカエル
「有難うございます。アンジェリカ様は、以前、私の事をペンギンに、父の事を白鳥に例えて下さいましたが、ブレイデン殿を、鳥に例えるとどんな鳥になるでしょうか?」
アンジェリカ
「えぇ!? ブレイデン君ですか? うぅ~ん...」
ミカエルだけでなく、宰相様やブレイデンまでが興味津々とばかりに、アンジェリカの顔を覗き込んだ。
アンジェリカ
「インコかな?」
ブレイデン
「インコ?」
ブルー侯爵
「ブレイデン殿が!? ワシやタカではなく?」
ミカエル
「一体どうして!?」
ブルー侯爵
「賢い鳥だからか?」
アンジェリカ
「いえ、まぁ、頭も良いですけど、なんていいますか...距離感おかしいどころか、距離感ゼロ的な? 気が付いたら肩に乗ってます的な感じです」
ブルー侯爵
「ブレイデン殿が!?」
アンジェリカ
「そうそう、そうなんです。な?」
ブレイデン
「そうですか?」
ブレイデン君はニコニコ笑顔で小首を傾げている。
アンジェリカ
「昨日もソファーで隣に座ってたじゃん?」
ブレイデン
「そういえば、そうだった気がします」
ブレイデンはそう言って、俺の肩に腕を置いてのしかかってきた。
アンジェリカ
「ほら、ね?」
アンジェリカがミカエルに言うと、ミカエルは視線を逸らした。
ミカエル
「よく...分かりました。大変身近な鳥だという事ですね...」
アンジェリカ
「はい。そうですね」
ミカエル
「これ以上、お邪魔してはいけませんね...失礼いたします。さようなら...どうか、お元気で」
ミカエルの声は揺れていた。そして、自身の目を手で押さえて去っていった。
ブルー侯爵
「それでは私もこれで!」
ブルー侯爵もミカエルを追って慌ただしく帰って行った。
アンジェリカ
「さようなら! お元気で~!」
何だか、今日は酔っ払いが多いな?
アンジェリカが、そう思っていたら、今度は騎士長の息子、ジョージが赤い顔で現れた。
お金を貸してくれた騎士長、レッド侯爵家の方々も招待していたのだ。
ジョージは突然、剣を抜き、ブレイデンに突き付けた。
ジョージ
「ブレイデン・ブラック! 俺と勝負しろ!」
げぇ! あの人、めっちゃ酔ってない!? 危な!
ブレイデン
「ジョージ殿と争う理由がありません。どうか、剣をお納め下さい」
お? 流石、ブレイデン君! 大人な対応だ!
ジョージ
「理由ならばある! 俺は...」
ジョージはチラッとアンジェリカに視線を移した。
ん!? 俺に関係があること!?
ジョージ
「...守れる強い男でないと許さない!」
許さないって何を? プロジェクトのリーダーの事か? でも、何で剣!? 頭が良くて人望があれば良くない!?
ま、でも、酔っ払いの戯れ言など、ブレイデン君は相手にしないだろう。
ブレイデン
「なるほど、そういう事でしたら相手になりましょう!」
アンジェリカ
「は!? お前、ちょっと何言ってんの?」
ブレイデン
「ホワイトを守る騎士として、私以上に適任者がいない事を証明してみせましょう」
ブレイデンも剣を抜く。
あ、なるほど、ホワイト領がこれから王国にとって大事な拠点になるから、国を守る騎士として、ブレイデン君が適任者であるか試したいと、そういう事か!
いやいや、でも、普通、そういう試験的な事はシラフの時にしない? 2人共酔っ払ってるけど、大丈夫か?
だ、誰か! 2人を止めて!
_________________________________________
作者:狸田真より
本日は、ホワイト家とブラック家の結婚式にご参列、誠に有難う御座いました。
結婚証明書にサインして下さる方は【感想欄】へ
式典の招待客は、口々に「おめでとうございます」と言って帰っていく。
国王
「見事な式であった」
アンジェリカ
「本日はお忙しい中、ワタクシどもの式にお越し下さいまして、この様な華々しい栄誉を有難うございます」
国王
「今後の活躍も期待しているよ!」
ブレイデン
「有り難きお言葉、大変光栄でございます」
リチャード王子
「ふん! 貧乏伯爵令嬢には平民の成り上がり野郎がお似合いだな!」
リチャード王子は杯の交換で相当飲んだのか、赤い顔でふらふらしている。
アンジェリカ
「はい! ブレイデン君とは良いコンビなのです!」
リチャード王子は顔を押さえて泣き始めた。
国王
「すまないね。だいぶ酔っているようだ」
アンジェリカ
「いいえ~、お気になさらず!」
国王夫妻はリチャード王子を連れて馬車へと乗り込み帰っていった。
ブルー侯爵
「君達が、こんな素晴らしい案でホワイト領を立て直すとは思わなかったよ。アンジェリカ嬢が、こんなに美しく、聡明であることにも、正直驚いた。もっと早く、アンジェリカ嬢の素晴らしさに気が付いていたら、今頃は私の娘になっていたのだろうか?」
ブレイデン
「お褒めの言葉有難うございます。ですが、それはあり得ません」
ブレイデンは笑顔のままキッパリと答えた。
おいおい、そんなにハッキリ否定するなんて俺に対して失礼じゃないか? 確かに宰相様の娘になるような洗練されたレディじゃないし、俺自身想像もつかないけどさぁ~。仮にも俺は伯爵令嬢なんだし、もうちょっと、言い方があるだろ?
アンジェリカ
「宰相様流のお世辞ですよね? もう、ブレイデン君は冗談が通じないんだから! 困っちゃいますよねぇ~?」
ブレイデン
「申し訳ありません」
ブルー侯爵
「いやはや、仲睦まじくて羨ましい事だ」
ミカエル
「この度は、晴れやかなる縁組、誠におめでとうございます」
アンジェリカ
「有難うございます!」
ミカエル
「以前、アンジェリカ嬢は、あ、もう、お嬢様ではないのですよね...アンジェリカ様とお呼びしなくては」
アンジェリカ
「確かに、ワタクシは一人前のレディですけど気になさらなくて大丈夫です」
ミカエル
「有難うございます。アンジェリカ様は、以前、私の事をペンギンに、父の事を白鳥に例えて下さいましたが、ブレイデン殿を、鳥に例えるとどんな鳥になるでしょうか?」
アンジェリカ
「えぇ!? ブレイデン君ですか? うぅ~ん...」
ミカエルだけでなく、宰相様やブレイデンまでが興味津々とばかりに、アンジェリカの顔を覗き込んだ。
アンジェリカ
「インコかな?」
ブレイデン
「インコ?」
ブルー侯爵
「ブレイデン殿が!? ワシやタカではなく?」
ミカエル
「一体どうして!?」
ブルー侯爵
「賢い鳥だからか?」
アンジェリカ
「いえ、まぁ、頭も良いですけど、なんていいますか...距離感おかしいどころか、距離感ゼロ的な? 気が付いたら肩に乗ってます的な感じです」
ブルー侯爵
「ブレイデン殿が!?」
アンジェリカ
「そうそう、そうなんです。な?」
ブレイデン
「そうですか?」
ブレイデン君はニコニコ笑顔で小首を傾げている。
アンジェリカ
「昨日もソファーで隣に座ってたじゃん?」
ブレイデン
「そういえば、そうだった気がします」
ブレイデンはそう言って、俺の肩に腕を置いてのしかかってきた。
アンジェリカ
「ほら、ね?」
アンジェリカがミカエルに言うと、ミカエルは視線を逸らした。
ミカエル
「よく...分かりました。大変身近な鳥だという事ですね...」
アンジェリカ
「はい。そうですね」
ミカエル
「これ以上、お邪魔してはいけませんね...失礼いたします。さようなら...どうか、お元気で」
ミカエルの声は揺れていた。そして、自身の目を手で押さえて去っていった。
ブルー侯爵
「それでは私もこれで!」
ブルー侯爵もミカエルを追って慌ただしく帰って行った。
アンジェリカ
「さようなら! お元気で~!」
何だか、今日は酔っ払いが多いな?
アンジェリカが、そう思っていたら、今度は騎士長の息子、ジョージが赤い顔で現れた。
お金を貸してくれた騎士長、レッド侯爵家の方々も招待していたのだ。
ジョージは突然、剣を抜き、ブレイデンに突き付けた。
ジョージ
「ブレイデン・ブラック! 俺と勝負しろ!」
げぇ! あの人、めっちゃ酔ってない!? 危な!
ブレイデン
「ジョージ殿と争う理由がありません。どうか、剣をお納め下さい」
お? 流石、ブレイデン君! 大人な対応だ!
ジョージ
「理由ならばある! 俺は...」
ジョージはチラッとアンジェリカに視線を移した。
ん!? 俺に関係があること!?
ジョージ
「...守れる強い男でないと許さない!」
許さないって何を? プロジェクトのリーダーの事か? でも、何で剣!? 頭が良くて人望があれば良くない!?
ま、でも、酔っ払いの戯れ言など、ブレイデン君は相手にしないだろう。
ブレイデン
「なるほど、そういう事でしたら相手になりましょう!」
アンジェリカ
「は!? お前、ちょっと何言ってんの?」
ブレイデン
「ホワイトを守る騎士として、私以上に適任者がいない事を証明してみせましょう」
ブレイデンも剣を抜く。
あ、なるほど、ホワイト領がこれから王国にとって大事な拠点になるから、国を守る騎士として、ブレイデン君が適任者であるか試したいと、そういう事か!
いやいや、でも、普通、そういう試験的な事はシラフの時にしない? 2人共酔っ払ってるけど、大丈夫か?
だ、誰か! 2人を止めて!
_________________________________________
作者:狸田真より
本日は、ホワイト家とブラック家の結婚式にご参列、誠に有難う御座いました。
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