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刀であっても……
感情を持ちし刀
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鳳凰視点
ファーストレディ「鳳凰 貴方は刀……なんですよね?」
鳳凰「そう 刀の刃に鳳凰が彫られているからその名をつけられた……元々は既に死んだ人間の魂が刀に宿って俺が生まれた」
颯斗「鳳凰 ちょっと」
ファーストレディ「颯斗 精鋭部隊との合同訓練は終わったんですか?」
鳳凰 颯斗が捕食者の城に来てから早5日……残るは4日……
鳳凰「どうした?」
颯斗「……手入れをしたかっただけだ 刃こぼれしてる」
鳳凰「…………」
鳳凰 つまり死ぬ時は俺を使って死ぬって事か
~3時間後~
鳳凰「やけに時間をかけてやってたな」
颯斗「察していると思うが俺はお前を使う それ迄は綺麗な状態でいたい」
鳳凰「了解した」
颯斗は己の死の間際に鳳凰を使う為に残り4日は使わない
捕食者「颯斗様 先程の刀使いはお見事でした」
颯斗「切羽詰まっていると上がるらしい ファーストレディは何処にいる?」
捕食者「今は会議中かと思いますがあと2分したら終わるかと」
颯斗「わかった 有難う」
鳳凰「どこか行くのか?」
せかせかと颯斗が暖かそうな服を用意していたので鳳凰が聞く
颯斗「鳳凰と一緒に行きたい所があるんだ」
そう言って準備を終えらせた颯斗は会議の終わったファーストレディに何かを言う
ファーストレディ「きちんと明後日には帰ってくるんですね?」
颯斗「勿論 遅くて夜ですが……帰ってきます」
ファーストレディ「……分かりました 必ずしも道中にはお気を付けて」
颯斗「はい 鳳凰 ヘルメット持って早く行くぞ」
鳳凰「お おう」
話についていけていない鳳凰は急いでヘルメットを持って、颯斗の持っていたリュックを背負ってバイクに乗る
~4時間後~
颯斗「最初はここ」
鳳凰「大学病院?」
颯斗が最初に来たのは結構有名な大学病院で手慣れているのか、ササッと受付を済ませて歩いていくので鳳凰も面会カードを首に下げて後を追う
颯斗「睦斗(ほくと) 入るぞ」
鳳凰 病院内でも金がかかる部屋に颯斗の知り合いがいるのか?
睦斗「颯斗 来てくれたのか?」
鳳凰 うわ……颯斗と瓜二つ……
颯斗「今日の為にわざわざ外泊届けを出させたんだから今日は出るぞ」
睦斗「あー成程 準備するから病院の外で待っててくれるか?」
颯斗「分かった」
鳳凰「……颯斗 彼……」
病院から出て颯斗に声をかける鳳凰に対して颯斗は……
颯斗「俺の双子の兄貴だ 俺が居る時はシャンとしているんだが……俺が居ないと基本的にボーッとしている……俺が軍人になろうと思ったのは睦斗が軍人を目指していて……それが出来なくなったから俺がその夢を叶えた……睦斗のあれは原因不明で……理由さえも未だに分かっていない」
鳳凰「だから瓜二つだったのか……良いなぁ……兄弟って」
颯斗「鳳凰には居ないのか?」
鳳凰「極限に近いモノは居るが……兄弟って訳ではないな 俺と対の存在で必ずしも主がいるんだけど……ここ数世紀顔を合わせるどころか何処にいるのかさえ知らない」
颯斗「刀である事は事実か……所謂「消息不明」?」
颯斗の言葉に鳳凰は「そんな感じだ」と返答
睦斗「颯斗出来たぞ そっちの人はお前がよく話してる「鳳凰」だろ?初めまして」
鳳凰「初めまして……颯斗 俺の事をえっと……睦斗さん?に話してたのか?」
睦斗「タメで構わない 双子だからさ」
颯斗「だそうだ 鳳凰は刀になって睦斗はヘルメット被ってくれ」
と言われ鳳凰は元の刀の姿になり睦斗は颯斗のヘルメットを被る
鳳凰 今度はどこに向かっているんだ?少し肌寒くなってきたが……
颯斗「1回インターチェンジで降りよう」
鳳凰 あっ ここ高速道路か……通りで他の車とかもスピードが早いと……
~インターチェンジ~
鳳凰「一体どこに向かってるんだ?」
颯斗「着いてからのお楽しみ 取り敢えず寒いから服着ろ」
そう言って颯斗はサイズぴったりの服を鳳凰(人形(ひとがた))と睦斗に服を渡す
鳳凰「あったけぇ」
颯斗「刀と言えど人の形になると寒いからな」
睦斗「流石颯斗 分かってるな」
颯斗「伊達に何年も主をやってないからな」
鳳凰 ……気を使わせてしまったか……
颯斗「取り敢えず 行くか」
再び刀に戻った鳳凰を背中に背負って国道をバイクで疾走
颯斗「鳳凰 お前は本心を隠すことが多いがお前の思っていることは俺にもわかる、お前は「刀」であり俺の「大切な人」である事を忘れるな」
鳳凰「お前には全てお見通しか……」
睦斗「そりゃそうだろ……」
鳳凰 刀の状態なのに睦斗には俺の声が聞こえるのか?
颯斗「睦斗も俺と同じで普通なら聞こえない声が聞こえるんだ と言っても俺も睦斗も動物と鳳凰だけだけどな」
鳳凰「凄いな」
睦斗「だろ?(*`∀´*)」
鳳凰「年齢的には俺の方が上だからな……お前ら2人は28に見えない」
と鳳凰が言うと2人同時に「何で!!!???」とのツッコミ
颯斗「飛ばした分早めについたな」
鳳凰「富士?」
颯斗「そう 鳳凰と俺、睦斗の3人で富士の日の出を見たかったんだ」
そう言って颯斗は人の形になった鳳凰と睦斗を連れてスタスタと富士を登っていく
~5時間後~
颯斗「少し早めについたからきっと綺麗な日の出が拝める」
睦斗「やけに早歩きだったのはこの為か……雲もあまりないから綺麗に見えるな」
鳳凰「……琥珀」
2人「ん?」
不意に鳳凰が「琥珀」と零し2人が反応
鳳凰「俺の兄弟にも近い存在の刀……琥珀色の刃をしていて「琥珀」という名前をつけられた……富士の日の出の色が琥珀色だから……」
鳳凰 人生の最後ぐらい……会いたかったな……琥珀と……
2人「…………」
悲しげに話した鳳凰に対し2人は何も言えず無言
~20分後~
颯斗「日の出だ」
20分後 漸く夜が明け日の出を拝む
鳳凰「…………」
日の出を拝んでいる最中……右にの刀に手を乗せた鳳凰は静かに……とても静かに美し過ぎる程に涙を流していた……その涙は何に大しての涙なのか……
鳳凰「…………」
睦斗「歓喜余ったか」
鳳凰「勝手に流れてきたんだ もうすぐ止まる」
颯斗「本音を言えよ この時ぐらい」
鳳凰の涙……それはたった今起きた事を意味している……
鳳凰「……本当はもう1度だけでいい……琥珀と会いたかったんだ……だけどあいつはもう……この世界にいない……この涙は琥珀が死んだのを意味している」
颯斗「……普通兄弟が死ぬ時に泣かねぇやつは居ねぇよ 泣きたいなら泣け」
鳳凰「…………」
何故か説得力のある颯斗の言葉に鳳凰は涙が止まらなくなった……琥珀が死んだという事はその主も死に父である人が死んだという事……
~数十分後~
鳳凰「……落ち着いた 有難う」
颯斗「いえいえ じゃ次行くぞ~」
睦斗「お前所持金いくら?」
颯斗「5000万」
と言う颯斗の言葉に2人は「はっ!!!???」と言う
颯斗「ほら早く行くぞ~」
睦斗、鳳凰 所持金おかしいだろ……
等と思いながらも2人はその日颯斗のお金で遊びまくり睦斗は病院に戻る時間
睦斗「………颯斗」
颯斗「ん?」
睦斗「来世でまた会おう」
颯斗「……うん また兄弟である事を祈るよ」
病院に着き颯斗と睦斗は約束を契った……「来世でまた会おう」と……
鳳凰「…………」
鳳凰 今度は一体どこに連れてこられたかと思えば……
颯斗「すいません 男2人なんですけど大丈夫ですか」
店員「構いませんよ」
颯斗「じゃあ男2人宿泊で」
店員「畏まりました 部屋の鍵をどうぞ」
颯斗が店員から部屋の鍵を受け取り鳳凰の手を握って部屋へ
鳳凰「うわっ ちょっ……颯斗!?」
部屋に到着して靴を脱いでから鳳凰は颯斗にベッドに押し倒され、颯斗は常に下に来ている黒のタートルネックになるまで服を脱ぎ捨てた
颯斗「いつも俺が捕食者に犯されているのを見ておっ勃てた癖に抵抗するなよ」
鳳凰「!?おま……知って……!?」
颯斗「当たり前だ だからここに来てお前に抱かれようと思った」
鳳凰「そっち!!!???」
颯斗 逆だと思ってたのかよ……
颯斗「明日までは俺もお前もフリーなんだ 最後にこの身体に感じる熱はお前がいい」
鳳凰「……俺の抑え効かなくなったら一体どうするんだ?」
颯斗「生憎腰が痛くなる事は無い身体なんでね?お前が満足するまで……俺を好きなだけ貪ってくれよ 鳳凰」
その時初めて鳳凰は知った……いつも犯されている時何を考えていたのか……誰を想っていたのかを……颯斗はそう……鳳凰のことをずっと考えていたのだ……いつ……どんな時でも……
~30分後~
颯斗「ふぁ……んん……鳳凰……」
鳳凰「どうした 颯斗……」
颯斗「顔……うぁ……顔見せろ」
鳳凰「ん」
鳳凰 これが最後になる事など颯斗も分かっている……だからこうして俺を求めた……
身体を密着させ双方を貪りながら双方を想う……今迄誰も踏み入れなかった領域に2人は踏み入れたのだ……
何度も何度も体位ややり方を変え鳳凰は颯斗を颯斗は鳳凰を貪り喰らう
~次の日~
颯斗「お前の鳳凰の入れ墨……綺麗だな」
夜が明けても続けられた行為は最後の時を刻む
鳳凰「颯斗も充分綺麗だ」
そう言いながら鳳凰は息の乱れている颯斗にキスをした……そして颯斗は柄に合わず汗ばむ鳳凰の首に片腕を回し優しく抱きしめる……
それが人生最後の「幸福」と言う事を噛み締めながら……
颯斗死亡まで後1日……
ファーストレディ「鳳凰 貴方は刀……なんですよね?」
鳳凰「そう 刀の刃に鳳凰が彫られているからその名をつけられた……元々は既に死んだ人間の魂が刀に宿って俺が生まれた」
颯斗「鳳凰 ちょっと」
ファーストレディ「颯斗 精鋭部隊との合同訓練は終わったんですか?」
鳳凰 颯斗が捕食者の城に来てから早5日……残るは4日……
鳳凰「どうした?」
颯斗「……手入れをしたかっただけだ 刃こぼれしてる」
鳳凰「…………」
鳳凰 つまり死ぬ時は俺を使って死ぬって事か
~3時間後~
鳳凰「やけに時間をかけてやってたな」
颯斗「察していると思うが俺はお前を使う それ迄は綺麗な状態でいたい」
鳳凰「了解した」
颯斗は己の死の間際に鳳凰を使う為に残り4日は使わない
捕食者「颯斗様 先程の刀使いはお見事でした」
颯斗「切羽詰まっていると上がるらしい ファーストレディは何処にいる?」
捕食者「今は会議中かと思いますがあと2分したら終わるかと」
颯斗「わかった 有難う」
鳳凰「どこか行くのか?」
せかせかと颯斗が暖かそうな服を用意していたので鳳凰が聞く
颯斗「鳳凰と一緒に行きたい所があるんだ」
そう言って準備を終えらせた颯斗は会議の終わったファーストレディに何かを言う
ファーストレディ「きちんと明後日には帰ってくるんですね?」
颯斗「勿論 遅くて夜ですが……帰ってきます」
ファーストレディ「……分かりました 必ずしも道中にはお気を付けて」
颯斗「はい 鳳凰 ヘルメット持って早く行くぞ」
鳳凰「お おう」
話についていけていない鳳凰は急いでヘルメットを持って、颯斗の持っていたリュックを背負ってバイクに乗る
~4時間後~
颯斗「最初はここ」
鳳凰「大学病院?」
颯斗が最初に来たのは結構有名な大学病院で手慣れているのか、ササッと受付を済ませて歩いていくので鳳凰も面会カードを首に下げて後を追う
颯斗「睦斗(ほくと) 入るぞ」
鳳凰 病院内でも金がかかる部屋に颯斗の知り合いがいるのか?
睦斗「颯斗 来てくれたのか?」
鳳凰 うわ……颯斗と瓜二つ……
颯斗「今日の為にわざわざ外泊届けを出させたんだから今日は出るぞ」
睦斗「あー成程 準備するから病院の外で待っててくれるか?」
颯斗「分かった」
鳳凰「……颯斗 彼……」
病院から出て颯斗に声をかける鳳凰に対して颯斗は……
颯斗「俺の双子の兄貴だ 俺が居る時はシャンとしているんだが……俺が居ないと基本的にボーッとしている……俺が軍人になろうと思ったのは睦斗が軍人を目指していて……それが出来なくなったから俺がその夢を叶えた……睦斗のあれは原因不明で……理由さえも未だに分かっていない」
鳳凰「だから瓜二つだったのか……良いなぁ……兄弟って」
颯斗「鳳凰には居ないのか?」
鳳凰「極限に近いモノは居るが……兄弟って訳ではないな 俺と対の存在で必ずしも主がいるんだけど……ここ数世紀顔を合わせるどころか何処にいるのかさえ知らない」
颯斗「刀である事は事実か……所謂「消息不明」?」
颯斗の言葉に鳳凰は「そんな感じだ」と返答
睦斗「颯斗出来たぞ そっちの人はお前がよく話してる「鳳凰」だろ?初めまして」
鳳凰「初めまして……颯斗 俺の事をえっと……睦斗さん?に話してたのか?」
睦斗「タメで構わない 双子だからさ」
颯斗「だそうだ 鳳凰は刀になって睦斗はヘルメット被ってくれ」
と言われ鳳凰は元の刀の姿になり睦斗は颯斗のヘルメットを被る
鳳凰 今度はどこに向かっているんだ?少し肌寒くなってきたが……
颯斗「1回インターチェンジで降りよう」
鳳凰 あっ ここ高速道路か……通りで他の車とかもスピードが早いと……
~インターチェンジ~
鳳凰「一体どこに向かってるんだ?」
颯斗「着いてからのお楽しみ 取り敢えず寒いから服着ろ」
そう言って颯斗はサイズぴったりの服を鳳凰(人形(ひとがた))と睦斗に服を渡す
鳳凰「あったけぇ」
颯斗「刀と言えど人の形になると寒いからな」
睦斗「流石颯斗 分かってるな」
颯斗「伊達に何年も主をやってないからな」
鳳凰 ……気を使わせてしまったか……
颯斗「取り敢えず 行くか」
再び刀に戻った鳳凰を背中に背負って国道をバイクで疾走
颯斗「鳳凰 お前は本心を隠すことが多いがお前の思っていることは俺にもわかる、お前は「刀」であり俺の「大切な人」である事を忘れるな」
鳳凰「お前には全てお見通しか……」
睦斗「そりゃそうだろ……」
鳳凰 刀の状態なのに睦斗には俺の声が聞こえるのか?
颯斗「睦斗も俺と同じで普通なら聞こえない声が聞こえるんだ と言っても俺も睦斗も動物と鳳凰だけだけどな」
鳳凰「凄いな」
睦斗「だろ?(*`∀´*)」
鳳凰「年齢的には俺の方が上だからな……お前ら2人は28に見えない」
と鳳凰が言うと2人同時に「何で!!!???」とのツッコミ
颯斗「飛ばした分早めについたな」
鳳凰「富士?」
颯斗「そう 鳳凰と俺、睦斗の3人で富士の日の出を見たかったんだ」
そう言って颯斗は人の形になった鳳凰と睦斗を連れてスタスタと富士を登っていく
~5時間後~
颯斗「少し早めについたからきっと綺麗な日の出が拝める」
睦斗「やけに早歩きだったのはこの為か……雲もあまりないから綺麗に見えるな」
鳳凰「……琥珀」
2人「ん?」
不意に鳳凰が「琥珀」と零し2人が反応
鳳凰「俺の兄弟にも近い存在の刀……琥珀色の刃をしていて「琥珀」という名前をつけられた……富士の日の出の色が琥珀色だから……」
鳳凰 人生の最後ぐらい……会いたかったな……琥珀と……
2人「…………」
悲しげに話した鳳凰に対し2人は何も言えず無言
~20分後~
颯斗「日の出だ」
20分後 漸く夜が明け日の出を拝む
鳳凰「…………」
日の出を拝んでいる最中……右にの刀に手を乗せた鳳凰は静かに……とても静かに美し過ぎる程に涙を流していた……その涙は何に大しての涙なのか……
鳳凰「…………」
睦斗「歓喜余ったか」
鳳凰「勝手に流れてきたんだ もうすぐ止まる」
颯斗「本音を言えよ この時ぐらい」
鳳凰の涙……それはたった今起きた事を意味している……
鳳凰「……本当はもう1度だけでいい……琥珀と会いたかったんだ……だけどあいつはもう……この世界にいない……この涙は琥珀が死んだのを意味している」
颯斗「……普通兄弟が死ぬ時に泣かねぇやつは居ねぇよ 泣きたいなら泣け」
鳳凰「…………」
何故か説得力のある颯斗の言葉に鳳凰は涙が止まらなくなった……琥珀が死んだという事はその主も死に父である人が死んだという事……
~数十分後~
鳳凰「……落ち着いた 有難う」
颯斗「いえいえ じゃ次行くぞ~」
睦斗「お前所持金いくら?」
颯斗「5000万」
と言う颯斗の言葉に2人は「はっ!!!???」と言う
颯斗「ほら早く行くぞ~」
睦斗、鳳凰 所持金おかしいだろ……
等と思いながらも2人はその日颯斗のお金で遊びまくり睦斗は病院に戻る時間
睦斗「………颯斗」
颯斗「ん?」
睦斗「来世でまた会おう」
颯斗「……うん また兄弟である事を祈るよ」
病院に着き颯斗と睦斗は約束を契った……「来世でまた会おう」と……
鳳凰「…………」
鳳凰 今度は一体どこに連れてこられたかと思えば……
颯斗「すいません 男2人なんですけど大丈夫ですか」
店員「構いませんよ」
颯斗「じゃあ男2人宿泊で」
店員「畏まりました 部屋の鍵をどうぞ」
颯斗が店員から部屋の鍵を受け取り鳳凰の手を握って部屋へ
鳳凰「うわっ ちょっ……颯斗!?」
部屋に到着して靴を脱いでから鳳凰は颯斗にベッドに押し倒され、颯斗は常に下に来ている黒のタートルネックになるまで服を脱ぎ捨てた
颯斗「いつも俺が捕食者に犯されているのを見ておっ勃てた癖に抵抗するなよ」
鳳凰「!?おま……知って……!?」
颯斗「当たり前だ だからここに来てお前に抱かれようと思った」
鳳凰「そっち!!!???」
颯斗 逆だと思ってたのかよ……
颯斗「明日までは俺もお前もフリーなんだ 最後にこの身体に感じる熱はお前がいい」
鳳凰「……俺の抑え効かなくなったら一体どうするんだ?」
颯斗「生憎腰が痛くなる事は無い身体なんでね?お前が満足するまで……俺を好きなだけ貪ってくれよ 鳳凰」
その時初めて鳳凰は知った……いつも犯されている時何を考えていたのか……誰を想っていたのかを……颯斗はそう……鳳凰のことをずっと考えていたのだ……いつ……どんな時でも……
~30分後~
颯斗「ふぁ……んん……鳳凰……」
鳳凰「どうした 颯斗……」
颯斗「顔……うぁ……顔見せろ」
鳳凰「ん」
鳳凰 これが最後になる事など颯斗も分かっている……だからこうして俺を求めた……
身体を密着させ双方を貪りながら双方を想う……今迄誰も踏み入れなかった領域に2人は踏み入れたのだ……
何度も何度も体位ややり方を変え鳳凰は颯斗を颯斗は鳳凰を貪り喰らう
~次の日~
颯斗「お前の鳳凰の入れ墨……綺麗だな」
夜が明けても続けられた行為は最後の時を刻む
鳳凰「颯斗も充分綺麗だ」
そう言いながら鳳凰は息の乱れている颯斗にキスをした……そして颯斗は柄に合わず汗ばむ鳳凰の首に片腕を回し優しく抱きしめる……
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颯斗死亡まで後1日……
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