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相棒
背中を任せ合う2人
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彪雅視点(翼視点多め)
彪雅「え?2人がかり?」
翼「そう 1人だと敵が多くて戦えない逆に3人だと多いから2人」
彪雅 そんな会話をしたのは約3時間程前……そして今は俺と煌の2人で背中合わせで戦っている
翼「今回の依頼失敗したな……」
彪雅「だから言っただろ」
彪雅 依頼内容がこちらが圧倒的に不利になる悪条件だったから何となく察しがついてたんだが
彪雅「煌右だ」
翼「OK 能力が使えないってのは案外不利だな
防具は使えるけど能力は一切使えない」
彪雅 防具が使えるならまだましだが……
防具は使える代わりに能力は一切使えない上に武器の補給も出来ない
彪雅「!!」
翼「避けろ!!」
不意に彪雅が怪我を負い翼が特殊能力の存在に気が付き翼が彪雅の首を掴み伏せる
伏せた直後仲間を巻き込んで大きな光と共に特殊能力が使われ伏せていなかった者は血肉と化す
彪雅「つ……」
翼「大丈夫か?」
特殊能力がどこで使われたのは分からなかったが彪雅の傷が深いのかどこか安全な場所に行き彪雅の右腕の傷を止血する
翼「大丈夫か?」
彪雅「ああ」
彪雅 地味に傷が深い……血は止まったが傷が痛む……
翼「……傷痛むか?」
彪雅「地味に 腕だから良かったが足だったらやばかったな」
翼「なぁ……彪雅って右が利き腕じゃないか?」
彪雅「両利きだ 右腕も掠めただけだから動くことには動く」
運良く彪雅が両利きで怪我をした右腕も動くという事で敵にわからない様に治療を施し再び戦闘に入る
戦闘をしながら背中合わせで戦う2人はサポートしながらサポートし合う相棒……
彪雅「大方終わったな 煌大丈夫か?」
翼「ああ やっぱり敵が多いし不利な状況下にあると怪我がしやすい
後はここの筆頭を潰せば終わりだ」
彪雅 「筆頭」……つまり「九条 瑛(くじょう あきら)」を殺れば終わりか……
翼の背後を守りながら彪雅は瑛の事を考える……瑛と彪雅はかつて「相棒」でもあった……だが瑛の裏切りによりその関係は解消し彪雅は大切な相棒と瑛に仲間を殺された……彪雅らずっと瑛の消息を探していたそして翼は彪雅が瑛を探している事を知り仲間に依頼してこの依頼を受け持った つまり翼が彪雅と瑛が対面するように仕組んだと言う事
翼「ついたぞ彪雅」
彪雅「ああ……」
翼が情報を元に筆頭である瑛の部屋に到着し翼が扉を蹴り破るとその部屋には1人の男……瑛が立って待っていた……彪雅の事を……
瑛「久し振りだな彪雅」
彪雅「……お前に無残に殺された仲間の無念晴らさせて貰うぞ瑛」
とても怒りの篭る……彪雅の珍しい声……
彪雅「仲間を一体何人殺されたのかなど覚えていなくともその中には俺の大切な……本当に大切なお前自身がいた事などお前は知らないだろう!?
俺にとってお前は大切な人だった 命を懸けて護り唯一笑い合えるのはお前しかいなかったのにどうして裏切った!?何故仲間を殺した!?」
彪雅のその言葉は深い哀しみと絶望が篭る事を翼は分かっていた……だが身の内に巣くった「嫉妬」と言う感情が翼の中で渦巻く
瑛「俺とて仲間に手を出す事に躊躇が無かった訳じゃない!!だけどあの時はそうするしかなかったんだよ!!
……俺の妹が……難病にかかって金も無い状態で妹を救う術が敵の医術しかなかったんだ」
彪雅と瑛は戦っている訳じゃない唯問いてその答えを言っているだけ……
彪雅「……どうして相棒である俺を頼ってくれなかったんだよ……俺が医者の免許を持っている事をお前は知ってただろ……
俺はお前の妹の病を癒す術を持っていた……俺が戦闘に身を投じる前まで医者で難病患者を何回も治してきたと言った筈だ……
なのにお前は俺を頼ってはくれず敵側に鞍替えして俺や仲間を裏切り殺した」
翼「…………」
翼は彪雅が医師免許を持っていることを知らなかった……つまり瑛は翼よりも長い間相棒同士であったという事……
翼 これが「嫉妬」と言う物か……
初めて知る感情が翼は嫉妬だという事を知る
彪雅 分かっていたんだ……瑛は俺の事を頼ってはくれないと……分かっていても頼って欲しかったんだ……
瑛「……俺を殺せ彪雅 仲間を裏切りお前を長年苦しめてきた俺を……」
瑛は最初から彪雅と戦うつもりはなかった……ずっと同じ場所に留まり彪雅に殺される事を待っていたのだ
彪雅「さようなら……かつての俺の相棒……」
そう言って彪雅は瑛の首を小太刀で切り裂き赤い鮮血が彪雅の顔につく
彪雅「煌 帰ろう完了した」
翼「……ああ」
彪雅にそう言われずっと事の成り行きを見ていた翼は彪雅の前を歩き歩いていくだが彪雅は部屋から出る前少し立ち止まりかつての相棒を見る
彪雅 どうか安らかに逝け……瑛
例え裏切られたとしても彪雅は瑛への想いを変わらず抱いて生きてきた……だがたった今彪雅の手でその想いも感情も断ち切られ彪雅は歩きゆく
翼「怪我どうだ彪雅」
彪雅「……ん?ああ平気だ 気がついたら治っていたし痛みもない」
彪雅 やべ……あんまり煌の話を聞いてない……
完全に上の空になっている彪雅を見て翼は嫉妬からか……それともまた別の感情か……家に到着してすぐ玄関で彪雅を襲う
彪雅「ちょっ……煌?」
翼「……抱かせろ彪雅」
彪雅「ここ玄関だぞ!?白蘭も……」
彪雅が言葉を言い切る前に翼が彪雅の唇を奪う
彪雅 荒々しい……
滅多に自分からキスをしない翼のキスが酷く荒々しく呼吸がままならない
彪雅「ん……ふぅ……んん……」
基本的には翼が受け入れる側だが今日ばかりは体勢が逆転していて彪雅が受け入れる側に回っている
翼「…………」
彪雅「ちょっ……」
不意にキスが止まったと思ったら翼が彪雅を抱き抱え翼の部屋のベッドに強制的に下ろされ押し倒される
彪雅「いっ……」
ベッドに押し倒され服を脱がされ帰る際に負った傷に翼が触れ痛みが生じていると分かっている翼は包帯を巻き微かに血が滲んでいる箇所から包帯を外し集中的に弄る
彪雅「いっ……たい……痛い」
翼「…………」
「痛い」と言う彪雅に対し翼は「念の為に」持っていた小瓶を彪雅の怪我の場所に少しかけ余った部分は彪雅に飲ます
彪雅「何……飲ましたんだ……煌……」
彪雅 体が……液体をかけられた場所が熱い……
翼が彪雅に飲ませ傷にかけたのは「媚薬」……
彪雅 煌の様子がおかしい……
元々翼の気性は荒くはないだが今の翼は嫉妬に狂っている
彪雅「煌……煌……」
翼「どうした 彪雅」
服を脱がし彪雅の足と足の間に陣取っている翼に彪雅は開放を求める
彪雅「体……が…熱いんだ……助けて……」
翼「どうして欲しい」
熱に浮かれ媚薬の効果で少し呼吸するだけで戦慄が走る彪雅は翼の首に腕を回し引き寄せる
彪雅「ふ……入れ……て……煌の……熱い……やつ」
翼が飲ませた媚薬と相性の良かった彪雅は翼に抱かれる時には決して言わない事を口にする
翼「気絶すんなよ」
そう言って微笑を零す翼は彪雅の望みどおりに入れるが慣らし無しで入れたからか血が出る
彪雅「いっ……つぁ……ああ!!」
翼 熱……媚薬を使ったからとは言え熱すぎる
彪雅「ふぁ……あっ……ああ」
理性の欠片も残っていない彪雅がされるがままに翼を求め貪る
彪雅「ん……ああ!!……ふぁ……」
翼「彪雅……俺を求めろ……お前の中……俺で一杯にしてやるから……」
自分で何を口走っているのかが分かっていない翼と熱に浮かされる彪雅……
彪雅「ん……んん!」
翼「彪雅……」
何度も向きや息継ぎで角度を変えながら翼は彪雅の名前を呼ぶ
彪雅「んんん!!」
翼「くっ……」
キスと翼の激しい挿入に上乗せされる媚薬のの効果で彪雅が先に達し達した事による締め付けで翼も達し暫し荒い呼吸が室内に響く
翼「足りない……」
彪雅「……お前……どうした……」
媚薬の効果が射精で薄まったのか彪雅が掠れた声で聞くが返事はない代わりに再び翼の挿入が始まる
彪雅「うあ……あっ……あああ!!」
翼「彪雅……」
その日翼が彪雅を解放する事はなかった 翌朝になって彪雅は解放され翼のいないベッドの上で昨日の翼の様子がおかしかった理由を探るが答えはすぐに出てきた
彪雅「嫉妬……とか言うやつか……」
彪雅 瑛の知っている事を翼は知らなかったからその嫉妬や複雑な感情が入り交じって昨日の荒々しいやり方……あれはあれで翼なりの俺の「引き止め」……
媚薬を使われ無理矢理抱かれた事を追求しようとはしていない彪雅は取り敢えず置いてあった綺麗にされている服を着て下に行くが翼の姿はない
白蘭『彪雅殿 昨晩は何かあったのか?今朝の翼の様子が酷くおかしくて上の空のまま出ていってしまったんだが……』
彪雅「…………」
どう返答をした方がいいのかがわからない彪雅は沈黙してしまい白蘭も聞いてはならない事だったと悟る
大地『「昨晩彪雅殿の声が下に響いていた」と颯斗が言っていたのだが……』
彪雅「そこは気を使ってくれよ……」
大地の言葉で顔の赤くなる彪雅を見て白蘭も大地も一体昨日何があったのかを悟りなんとも言えない
白蘭『……昨日の依頼の後何があったんですか』
彪雅「依頼の事は言ってやるがそれ以外は頼むから聞くな……色々あったんだよ」
大地『彪雅殿 イヤホンが点滅している』
彪雅 イヤホン?……珍しいな煌がイヤホンを置いていって……ないな うん俺のだ
彪雅「…………」
基本的に彪雅は自分から通信を入れない限り耳につけた音で全員気がつく為何も言わない
駿岐『彪雅か?』
彪雅「駿岐?どうしたんだ?」
駿岐『どうしたもなにも翼様がほぼ放心状態のままで霧夜の運営しているバーで昼間っから飲んでるんだ
様子がおかしい 何か知らないか?』
彪雅 こいつもか……どいつもこいつも同じこと聞きやがって……
因みに「霧夜」は翠琴筆頭の組織の名前
半ば苛立ちながらも駿岐に対応する
彪雅「依頼の事は話してやるけどそれ以外は頼むから聞くな」
駿岐『あー……お前腰大丈夫? 後早めに翼様の元に行ってくれ……バーの酒がなくなる』
彪雅「分かった」
駿岐に言われ霧夜の営業するバーに行く
彪雅「翼 飲みすぎだ」
翼「……彪雅……」
彪雅 本当に放心状態だったのか……
彪雅の声で漸く我を取り戻したのか翼が振り返る
彪雅「……昨日の件気にしてんの?」
翼「そりゃあな……」
彪雅 煌って気にするタイプなんだ……
今更ながらに翼が失態や自分のした行動を気にするタイプなのだと知る
彪雅「……瑛が知っててお前が知らない事があったりして嫉妬したんだろ?だから昨日ああなった
……違うか?」
翼「ご名答 医者免許持ってるなんて知らなかったしあの「瑛」とか言う奴の気持ちも少しはわかったんだ」
彪雅「主にどこが?」
翼「「妹の難病」ってところがな……大切な誰かの為に仲間を裏切るってのは少しわかるんだ……俺も昔「仲間と友人どちらか片方を取れ」って言われて悩んだことがあったからさ……
あいつは妹を取ったって事だろ?俺ももしあの時片方を取っていたらどちら片方を捨てなければならなかった」
彪雅 成程……片方を捨てなければならない状況に立てばわかる境遇か……俺にはまだわからないな
彪雅「別にお前を咎めるつもりは無いよ あれはあれでお前なりの引き止め方なんだろ?
まぁ……少々やり方が荒かったが珍しいお前を見れたから別に良い
……何で泣きそうになってるんだ」
翼「ごめん……」
彪雅の優しさで危うく泣きそうになった翼は顔を拭い彪雅に食べ物を譲る
翼「朝食ってないだろ?」
彪雅「悪いな」
彪雅は翼から貰った食べ物を食べ翼の分の酒代を払ってから家に戻る
彪雅「これから色々教えてやるよ……体にな」
小さく呟きながら彪雅の怪しい妖艶(ようえん)を見たのは出迎えで来ていた大地と白蘭だけだろう
彪雅「え?2人がかり?」
翼「そう 1人だと敵が多くて戦えない逆に3人だと多いから2人」
彪雅 そんな会話をしたのは約3時間程前……そして今は俺と煌の2人で背中合わせで戦っている
翼「今回の依頼失敗したな……」
彪雅「だから言っただろ」
彪雅 依頼内容がこちらが圧倒的に不利になる悪条件だったから何となく察しがついてたんだが
彪雅「煌右だ」
翼「OK 能力が使えないってのは案外不利だな
防具は使えるけど能力は一切使えない」
彪雅 防具が使えるならまだましだが……
防具は使える代わりに能力は一切使えない上に武器の補給も出来ない
彪雅「!!」
翼「避けろ!!」
不意に彪雅が怪我を負い翼が特殊能力の存在に気が付き翼が彪雅の首を掴み伏せる
伏せた直後仲間を巻き込んで大きな光と共に特殊能力が使われ伏せていなかった者は血肉と化す
彪雅「つ……」
翼「大丈夫か?」
特殊能力がどこで使われたのは分からなかったが彪雅の傷が深いのかどこか安全な場所に行き彪雅の右腕の傷を止血する
翼「大丈夫か?」
彪雅「ああ」
彪雅 地味に傷が深い……血は止まったが傷が痛む……
翼「……傷痛むか?」
彪雅「地味に 腕だから良かったが足だったらやばかったな」
翼「なぁ……彪雅って右が利き腕じゃないか?」
彪雅「両利きだ 右腕も掠めただけだから動くことには動く」
運良く彪雅が両利きで怪我をした右腕も動くという事で敵にわからない様に治療を施し再び戦闘に入る
戦闘をしながら背中合わせで戦う2人はサポートしながらサポートし合う相棒……
彪雅「大方終わったな 煌大丈夫か?」
翼「ああ やっぱり敵が多いし不利な状況下にあると怪我がしやすい
後はここの筆頭を潰せば終わりだ」
彪雅 「筆頭」……つまり「九条 瑛(くじょう あきら)」を殺れば終わりか……
翼の背後を守りながら彪雅は瑛の事を考える……瑛と彪雅はかつて「相棒」でもあった……だが瑛の裏切りによりその関係は解消し彪雅は大切な相棒と瑛に仲間を殺された……彪雅らずっと瑛の消息を探していたそして翼は彪雅が瑛を探している事を知り仲間に依頼してこの依頼を受け持った つまり翼が彪雅と瑛が対面するように仕組んだと言う事
翼「ついたぞ彪雅」
彪雅「ああ……」
翼が情報を元に筆頭である瑛の部屋に到着し翼が扉を蹴り破るとその部屋には1人の男……瑛が立って待っていた……彪雅の事を……
瑛「久し振りだな彪雅」
彪雅「……お前に無残に殺された仲間の無念晴らさせて貰うぞ瑛」
とても怒りの篭る……彪雅の珍しい声……
彪雅「仲間を一体何人殺されたのかなど覚えていなくともその中には俺の大切な……本当に大切なお前自身がいた事などお前は知らないだろう!?
俺にとってお前は大切な人だった 命を懸けて護り唯一笑い合えるのはお前しかいなかったのにどうして裏切った!?何故仲間を殺した!?」
彪雅のその言葉は深い哀しみと絶望が篭る事を翼は分かっていた……だが身の内に巣くった「嫉妬」と言う感情が翼の中で渦巻く
瑛「俺とて仲間に手を出す事に躊躇が無かった訳じゃない!!だけどあの時はそうするしかなかったんだよ!!
……俺の妹が……難病にかかって金も無い状態で妹を救う術が敵の医術しかなかったんだ」
彪雅と瑛は戦っている訳じゃない唯問いてその答えを言っているだけ……
彪雅「……どうして相棒である俺を頼ってくれなかったんだよ……俺が医者の免許を持っている事をお前は知ってただろ……
俺はお前の妹の病を癒す術を持っていた……俺が戦闘に身を投じる前まで医者で難病患者を何回も治してきたと言った筈だ……
なのにお前は俺を頼ってはくれず敵側に鞍替えして俺や仲間を裏切り殺した」
翼「…………」
翼は彪雅が医師免許を持っていることを知らなかった……つまり瑛は翼よりも長い間相棒同士であったという事……
翼 これが「嫉妬」と言う物か……
初めて知る感情が翼は嫉妬だという事を知る
彪雅 分かっていたんだ……瑛は俺の事を頼ってはくれないと……分かっていても頼って欲しかったんだ……
瑛「……俺を殺せ彪雅 仲間を裏切りお前を長年苦しめてきた俺を……」
瑛は最初から彪雅と戦うつもりはなかった……ずっと同じ場所に留まり彪雅に殺される事を待っていたのだ
彪雅「さようなら……かつての俺の相棒……」
そう言って彪雅は瑛の首を小太刀で切り裂き赤い鮮血が彪雅の顔につく
彪雅「煌 帰ろう完了した」
翼「……ああ」
彪雅にそう言われずっと事の成り行きを見ていた翼は彪雅の前を歩き歩いていくだが彪雅は部屋から出る前少し立ち止まりかつての相棒を見る
彪雅 どうか安らかに逝け……瑛
例え裏切られたとしても彪雅は瑛への想いを変わらず抱いて生きてきた……だがたった今彪雅の手でその想いも感情も断ち切られ彪雅は歩きゆく
翼「怪我どうだ彪雅」
彪雅「……ん?ああ平気だ 気がついたら治っていたし痛みもない」
彪雅 やべ……あんまり煌の話を聞いてない……
完全に上の空になっている彪雅を見て翼は嫉妬からか……それともまた別の感情か……家に到着してすぐ玄関で彪雅を襲う
彪雅「ちょっ……煌?」
翼「……抱かせろ彪雅」
彪雅「ここ玄関だぞ!?白蘭も……」
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彪雅 荒々しい……
滅多に自分からキスをしない翼のキスが酷く荒々しく呼吸がままならない
彪雅「ん……ふぅ……んん……」
基本的には翼が受け入れる側だが今日ばかりは体勢が逆転していて彪雅が受け入れる側に回っている
翼「…………」
彪雅「ちょっ……」
不意にキスが止まったと思ったら翼が彪雅を抱き抱え翼の部屋のベッドに強制的に下ろされ押し倒される
彪雅「いっ……」
ベッドに押し倒され服を脱がされ帰る際に負った傷に翼が触れ痛みが生じていると分かっている翼は包帯を巻き微かに血が滲んでいる箇所から包帯を外し集中的に弄る
彪雅「いっ……たい……痛い」
翼「…………」
「痛い」と言う彪雅に対し翼は「念の為に」持っていた小瓶を彪雅の怪我の場所に少しかけ余った部分は彪雅に飲ます
彪雅「何……飲ましたんだ……煌……」
彪雅 体が……液体をかけられた場所が熱い……
翼が彪雅に飲ませ傷にかけたのは「媚薬」……
彪雅 煌の様子がおかしい……
元々翼の気性は荒くはないだが今の翼は嫉妬に狂っている
彪雅「煌……煌……」
翼「どうした 彪雅」
服を脱がし彪雅の足と足の間に陣取っている翼に彪雅は開放を求める
彪雅「体……が…熱いんだ……助けて……」
翼「どうして欲しい」
熱に浮かれ媚薬の効果で少し呼吸するだけで戦慄が走る彪雅は翼の首に腕を回し引き寄せる
彪雅「ふ……入れ……て……煌の……熱い……やつ」
翼が飲ませた媚薬と相性の良かった彪雅は翼に抱かれる時には決して言わない事を口にする
翼「気絶すんなよ」
そう言って微笑を零す翼は彪雅の望みどおりに入れるが慣らし無しで入れたからか血が出る
彪雅「いっ……つぁ……ああ!!」
翼 熱……媚薬を使ったからとは言え熱すぎる
彪雅「ふぁ……あっ……ああ」
理性の欠片も残っていない彪雅がされるがままに翼を求め貪る
彪雅「ん……ああ!!……ふぁ……」
翼「彪雅……俺を求めろ……お前の中……俺で一杯にしてやるから……」
自分で何を口走っているのかが分かっていない翼と熱に浮かされる彪雅……
彪雅「ん……んん!」
翼「彪雅……」
何度も向きや息継ぎで角度を変えながら翼は彪雅の名前を呼ぶ
彪雅「んんん!!」
翼「くっ……」
キスと翼の激しい挿入に上乗せされる媚薬のの効果で彪雅が先に達し達した事による締め付けで翼も達し暫し荒い呼吸が室内に響く
翼「足りない……」
彪雅「……お前……どうした……」
媚薬の効果が射精で薄まったのか彪雅が掠れた声で聞くが返事はない代わりに再び翼の挿入が始まる
彪雅「うあ……あっ……あああ!!」
翼「彪雅……」
その日翼が彪雅を解放する事はなかった 翌朝になって彪雅は解放され翼のいないベッドの上で昨日の翼の様子がおかしかった理由を探るが答えはすぐに出てきた
彪雅「嫉妬……とか言うやつか……」
彪雅 瑛の知っている事を翼は知らなかったからその嫉妬や複雑な感情が入り交じって昨日の荒々しいやり方……あれはあれで翼なりの俺の「引き止め」……
媚薬を使われ無理矢理抱かれた事を追求しようとはしていない彪雅は取り敢えず置いてあった綺麗にされている服を着て下に行くが翼の姿はない
白蘭『彪雅殿 昨晩は何かあったのか?今朝の翼の様子が酷くおかしくて上の空のまま出ていってしまったんだが……』
彪雅「…………」
どう返答をした方がいいのかがわからない彪雅は沈黙してしまい白蘭も聞いてはならない事だったと悟る
大地『「昨晩彪雅殿の声が下に響いていた」と颯斗が言っていたのだが……』
彪雅「そこは気を使ってくれよ……」
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白蘭『……昨日の依頼の後何があったんですか』
彪雅「依頼の事は言ってやるがそれ以外は頼むから聞くな……色々あったんだよ」
大地『彪雅殿 イヤホンが点滅している』
彪雅 イヤホン?……珍しいな煌がイヤホンを置いていって……ないな うん俺のだ
彪雅「…………」
基本的に彪雅は自分から通信を入れない限り耳につけた音で全員気がつく為何も言わない
駿岐『彪雅か?』
彪雅「駿岐?どうしたんだ?」
駿岐『どうしたもなにも翼様がほぼ放心状態のままで霧夜の運営しているバーで昼間っから飲んでるんだ
様子がおかしい 何か知らないか?』
彪雅 こいつもか……どいつもこいつも同じこと聞きやがって……
因みに「霧夜」は翠琴筆頭の組織の名前
半ば苛立ちながらも駿岐に対応する
彪雅「依頼の事は話してやるけどそれ以外は頼むから聞くな」
駿岐『あー……お前腰大丈夫? 後早めに翼様の元に行ってくれ……バーの酒がなくなる』
彪雅「分かった」
駿岐に言われ霧夜の営業するバーに行く
彪雅「翼 飲みすぎだ」
翼「……彪雅……」
彪雅 本当に放心状態だったのか……
彪雅の声で漸く我を取り戻したのか翼が振り返る
彪雅「……昨日の件気にしてんの?」
翼「そりゃあな……」
彪雅 煌って気にするタイプなんだ……
今更ながらに翼が失態や自分のした行動を気にするタイプなのだと知る
彪雅「……瑛が知っててお前が知らない事があったりして嫉妬したんだろ?だから昨日ああなった
……違うか?」
翼「ご名答 医者免許持ってるなんて知らなかったしあの「瑛」とか言う奴の気持ちも少しはわかったんだ」
彪雅「主にどこが?」
翼「「妹の難病」ってところがな……大切な誰かの為に仲間を裏切るってのは少しわかるんだ……俺も昔「仲間と友人どちらか片方を取れ」って言われて悩んだことがあったからさ……
あいつは妹を取ったって事だろ?俺ももしあの時片方を取っていたらどちら片方を捨てなければならなかった」
彪雅 成程……片方を捨てなければならない状況に立てばわかる境遇か……俺にはまだわからないな
彪雅「別にお前を咎めるつもりは無いよ あれはあれでお前なりの引き止め方なんだろ?
まぁ……少々やり方が荒かったが珍しいお前を見れたから別に良い
……何で泣きそうになってるんだ」
翼「ごめん……」
彪雅の優しさで危うく泣きそうになった翼は顔を拭い彪雅に食べ物を譲る
翼「朝食ってないだろ?」
彪雅「悪いな」
彪雅は翼から貰った食べ物を食べ翼の分の酒代を払ってから家に戻る
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