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実家に帰ります!3
馬車に僕の荷物を運びこんだ。さぁ、あとは僕が馬車に乗りこめばいいのだが、何故かシフォンに邪魔されています。左腕に身体をピッタリとくっ付けて、腕に両腕を絡めて放そうとしない。正直言って一歩も動けない。力で勝てないがシフォンの圧もあって余計に。
「シフォン、今度来るときは土産話でももって来るよ。楽しみにしていて」
「何処か、旅行でも行くのか?」
「いや、姉様と兄様の婚約潰しの話です」
「本当に、シスコン&ブラコンだな。もっと、婚約者にもその手腕を発揮してほしい」
「いやだなー、そんな事をしなくても僕はシフォンのものだよ」
うん、嘘です。人がいるから、演技していますよ。そうじゃないと、こんな言葉出せやしない。うん、今日も姉様と兄様の幸せを願って、アルフォンは頑張ります!
「本当か、今度会う時に楽しみにしているな!」
「はい、分かりました。シフォン、腕を離してください。実家で敵と戦う準備をしたいのです。コテンパンにのしてやります! なんてたって、僕の大事な宝石に手を出そうとしているのですから!」
「俺も宝石かな?」
「もちろん、シフォンもだよ」
まぁ、シフォンの場合は国の宝石、宝ですからね! 大事にして貰ってください、俺以外にですが!
「離れたくないが、また会えるのを楽しみにしているよ」
「あぁ、理解があって嬉しいよ」
「お姉様とお兄様によろしくね」
「分かったよ。ありがとう、シフォン」
僕は苦笑して、シフォンに感謝した。すぐに左腕は解放された。
僕といた方が防波堤があるのでパーティとか簡単に乗り切れるのだろうが、僕がいないと僕が居ないのをいい事にシフォンの婚約者の座を奪おうと頑張るだろう人間があらわれる。だが、僕にはまだシフォンに婚約者でいてほしい。兄様と姉様の婚約者達を審査して、合格するものが決まるまで、なんとかもたさないと!
僕は自分の財布などが入ったバッグを受け取って、馬車に乗ろうとした。
だが、それを右腕で引かれて乗れなかった。
「アル、待っているから」
「え?」
僕の唇に柔らかな感触があった。そして、美形のドアップの顔。その顔が遠のいていく。
「俺の事ずっと考えてね!」
僕は唇に手をあてて、顔全体も耳も首も赤くして「馬鹿野郎っ!」と叫び、シフォンにキスされたと気づいて、急いで馬車に乗って扉を閉めた。窓からは、爽やかな笑顔のシフォンが手を振っていた。
あそこまでやる必要があったのか? だが、これで好きな婚約者との離れ離れの充電か何かだと考えてくれるのか?
だが、キスはしなくてもいいじゃないか!
あぁ、なんだかシフォンとの婚約、契約しない方がよかったかもと、今更ながら肩をガクリと落とした。
馬車はガタガタと動き出した。
見えなくなるまで、シフォンは手を振っていた。僕も手を振って、見えなくなってやめた。
馬車が実家に向かっている間に、父上から貰った姉様と兄様の婚約者のリストの入ったカバンから相手の資料を見る事にした。
「シフォン、今度来るときは土産話でももって来るよ。楽しみにしていて」
「何処か、旅行でも行くのか?」
「いや、姉様と兄様の婚約潰しの話です」
「本当に、シスコン&ブラコンだな。もっと、婚約者にもその手腕を発揮してほしい」
「いやだなー、そんな事をしなくても僕はシフォンのものだよ」
うん、嘘です。人がいるから、演技していますよ。そうじゃないと、こんな言葉出せやしない。うん、今日も姉様と兄様の幸せを願って、アルフォンは頑張ります!
「本当か、今度会う時に楽しみにしているな!」
「はい、分かりました。シフォン、腕を離してください。実家で敵と戦う準備をしたいのです。コテンパンにのしてやります! なんてたって、僕の大事な宝石に手を出そうとしているのですから!」
「俺も宝石かな?」
「もちろん、シフォンもだよ」
まぁ、シフォンの場合は国の宝石、宝ですからね! 大事にして貰ってください、俺以外にですが!
「離れたくないが、また会えるのを楽しみにしているよ」
「あぁ、理解があって嬉しいよ」
「お姉様とお兄様によろしくね」
「分かったよ。ありがとう、シフォン」
僕は苦笑して、シフォンに感謝した。すぐに左腕は解放された。
僕といた方が防波堤があるのでパーティとか簡単に乗り切れるのだろうが、僕がいないと僕が居ないのをいい事にシフォンの婚約者の座を奪おうと頑張るだろう人間があらわれる。だが、僕にはまだシフォンに婚約者でいてほしい。兄様と姉様の婚約者達を審査して、合格するものが決まるまで、なんとかもたさないと!
僕は自分の財布などが入ったバッグを受け取って、馬車に乗ろうとした。
だが、それを右腕で引かれて乗れなかった。
「アル、待っているから」
「え?」
僕の唇に柔らかな感触があった。そして、美形のドアップの顔。その顔が遠のいていく。
「俺の事ずっと考えてね!」
僕は唇に手をあてて、顔全体も耳も首も赤くして「馬鹿野郎っ!」と叫び、シフォンにキスされたと気づいて、急いで馬車に乗って扉を閉めた。窓からは、爽やかな笑顔のシフォンが手を振っていた。
あそこまでやる必要があったのか? だが、これで好きな婚約者との離れ離れの充電か何かだと考えてくれるのか?
だが、キスはしなくてもいいじゃないか!
あぁ、なんだかシフォンとの婚約、契約しない方がよかったかもと、今更ながら肩をガクリと落とした。
馬車はガタガタと動き出した。
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